本国トレンドを極めるルビコンステージ迫真の一台

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON Produced by RUBICON STAGE

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON Produced by RUBICON STAGE

Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

ここ数年、ラングラーカスタムの大本命は40インチ履き。しかしストップ& ゴーの多い日本の道路事情においてはシビアな足のセッティングが必要不可欠。もちろんソレに相応しいカスタムも然り。そのお手本となる一台がコレだ!

40インチ履きでも快適な乗り心地を生み出す

自社オフロードパークを所有し、TRYXなどの本格的な競技から、ビギナーでも楽しめる四駆の運動会の開催など、カジュアルな催しからディープな走行会までを手掛ける京都のグランドキャニオン。その中でもUSチャプターに特化した最先端カスタム部門として運営するルビコンステージが、ルビコンをベースに渾身の一台を製作。

4.5インチのコイルスプリングベースリフトキットを筆頭に、アルパインIRコントロールアームキット、8アームアジャスタブル、フロントトラックバー、リアラテラルロッドブラケット、さらにはダイヤル調整で好みの乗り味を自在に設定可能なファルコンシリーズの3.3ファーストアジャストピギーバックショックキットを採用。アルミニウム製のスティンガーやウィンチをコンプリートするグラディエイターJTフロントバンパーにDCDカスタムのフェンダーライナーを組み合わせ、その存在感を引き立たせる絶妙にシェイプされたデザインのフレアフェンダーでコーディネイト。

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON Produced by RUBICON STAGE

40インチのサイズ感からどうしてもタイヤ&ホイールが注目されがちなカスタムシーンではあるが、実はそれを履かせてもストリートからオフロードまで、一切スポイルさせない足を作る方こそもっともセンスを問われ、そうした一つ一つの課題を見事に克服している点こそ特筆物である。

ちなみにフロントウィンドーのKCグラビティー50、Pro6LEDライトバーはルーフ上ではなく、ピラー部分の絶妙な位置にレイアウトしており、4.5インチアップ、40インチ履きで2.1mの立体駐車場への出入りも紙一重ではあるが可能としている。US最先端のリアルだけじゃなく、こうした痒いところに手が届く配慮もルビコンステージの魅力と言えるだろう。

DSC_6401

DSC_6413

DSC_6428

DSC_6443

DSC_6458

フロントフェイス周りをオフロードマシンの如くワイルドに仕立てるゲンライト製のバンパーをセット。7スリットとリンクする7つのLEDライトバーと、ボンネットエンド左右のLEDフォグにKCフォグカバーのアクセントも粋。サイド電動ステップは定番のAMPを避け、強靭なフォルムでそれっぽくないロックスライド製を採用。40インチの背面タイヤ装着で行き場を失ったナンバーブラケットは移動キットで対応する。

DSC_6417DSC_6436

サテンブラックリムにビードリング付のXD229マチューテクロール17インチにマキシスM8060(40×13.5R17)を合わせるボトムス。ここ最近のトレンドはアウターよりもインナーフェンダーを魅せ場にしており、DCDカスタムズのフェンダーライナーチラリズムが絶妙にそそる!

DSC_6455

DSC_6422

減衰力調整式といった定番のショックとは一線を画す次世代ショックアブソーバーファルコン。予め取り付け時にストリートorオフロードをセレクトして、装着後はダイヤル調整で3段階の乗り心地を設定。さらに8段階の微調整を可能としており、ユーザーの意図する足捌きを自由自在にコントロール可能!


ジープブランドの大黒柱「ラングラー」がモデルチェンジ。新型ラングラーデビュー!!

見た目以上に最強なスペシャルモデル Jeepラングラー・ルビコン【ルビコン・オフロード試乗!】

街中でも映えるリアルロックカスタム!【ラングラーアンリミテッドルビコン】


THANKS:RUBICON STAGE
TEL:075-748-1119
HP:http://rubicon-stage.com


PHOTO&TEXT★石井秋良
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

ビッグゲームではじめるモーターワークススタイル【Big Game MOTOR WORKS WEAR】

Big Game MOTOR WORKS WEAR

Big Game MOTOR WORKS WEAR

AMEMAG TOPICS

アメ車ライフを楽しむ術は、クルマに乗ることやカスタムすることだけじゃない。ファッションもその内の一つで、何を着るかで気分は全然違う。とはいえ、ガッチリとキメた恰好よりも多少崩した感じで、ラフにサラリと着られるウェアがアメ車乗りには合っている。そんなアイテムを「ビッグゲーム」で見つけよう。

アメ車好きもバイク好きもサラリと着こなせるウェア

群馬県前橋市に店舗を構える「ビッグゲーム」は、モーターワークス系デザインのファッションアイテムを専門とするアパレルショップ。元々アパレル業界で働いていた代表の狩野氏が独立して2000年にオープン。

取り扱っているのは、狩野氏が自らデザインしているオリジナルブランドと、伝説のロックバンド・COOLSのデビュー時以来のボーカル村山一海氏のブランド〝COOL BROS〟。オリジナルブランドは西海岸のドラッグレースウェイをモチーフに、アメ車好きやバイカー向けにデザインされており、柄は1932年型B型フォード(デュース)やスカル&フラッグ、クラシカルなフォードのバナー、ハーレーなどがピンストライプで描かれ、もう一方のCOOL BROSは、COOLSのロゴとスカル柄をメインとし、両ブランドともモーターシーン好きを虜にするデザイン。サラリと着こなせてカッコイイ、そんなカジュアルファッションでドライブしてみるのはいかがだろうか?

DSC_1450

DSC_1458

さらにビッグゲームでは、アパレル以外にアメ車を始めとする四輪車とハーレーなどの二輪車も取り扱っており、狩野氏が好きなマッスルカーやピックアップトラック、バンを販売してきたという。現在、車両販売に関しては完全オーダー制で対応しているとのこと。

店舗を訪れる際は、随時クローズになる場合があるため、事前に電話にて確認を。また、今はコロナ禍でイベントが中止となっているが、全国各地で開催されるイベントにも出店しているので、要チェック!


JACKET
内側にハイクォリティーなボア付で温かいコーチジャケット。

DSC_1463-1

DSC_1464-1

COLOR:ブラック SIZE:S / M / L / XL PRICE:¥9,800(税込み)


COVERALLS
とにかくタフな素材で、細めのヒッコリー柄がグッドなツナギ。

DSC_1460-1

COLOR:ブラックヒッコリー/ブルーヒッコリー SIZE:M / L / LL / 3L /4L PRICE:¥9,800(税込み)


HOODIE
10.0オンスの絶妙な厚さの生地で、CBMCのメインデザインのスカル柄フルジップパーカー。

DSC_1469-1

COLOR:ブラック SIZE:S / M / L / XL / XXL PRICE:¥8,190(税込み)


LONG-SLEEVE SHIRT
30’s~50’sのFORDのバナーをイメージして仕上げた、通年着回しができるロンT。

DSC_1467-1

COLOR:ブラックヒッコリー/ブルーヒッコリー SIZE:S / M / L / XL PRICE:¥5,040(税込み)


SHOP INFORMATION:Big Game MOTOR WORKS WEAR
住所:群馬県前橋市日吉町4-44-15
TEL:027-234-0307
HP:http://biggamejapan.jp
営業時間:10:00 ~20:00
定休日:不定休

Big Game MOTOR WORKS WEAR

DSC_1480


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

アウトドアやキャンプにも格好良さを追求する、覇王ホイールの新たな遊び方改革!

HAOU WHEELS HUMMER H2 with FUNFORT TINYUNIT TT-03

HAOU WHEELS HUMMER H2 with FUNFORT TINYUNIT TT-03

House of American SUVs -アメリカンSUVに魅せられて-

ここ数年アウトドアやキャンプブームなのは周知の事実。純粋に自然を楽しむのはもちろん、昨今ではSNS映えする写真を撮影してアップするのも楽しみ方の一つ。しかし“ 映え” ばかりを求める時代は終わった。これからは現地へ向かう道中もアウトドアライフの一つとして、家を出てから帰るまで、終始“ カッコつけてナンボ!” な時代だ!

トレーラーを含めたトータルコーディネートでクールに!

アメリカンホイールの最先端トレンドをいち早く日本へ持ち帰り、数多くのアメリカンSUVのホイールスカスタムを手掛ける鹿児島県の覇王ホイールから新提案!コンセプトはずばり〝6輪まとめてまるごとコーデ〟なアメリカンSUV&トラックの「遊び方改革」だ。

ホイールカスタムの匠とあってアメリカンSUVにおけるボトムスの魅せ方には数々の実績を持つ覇王ホイールが、ファンフォート・タイニーユニットをベースにトータルコーデでアウトドアライフをクールに演出すべく製作したのが紹介する6輪プロデュース。

HAOU WHEELS HUMMER H2 with FUNFORT TINYUNIT TT-03

これまでもトレーラースタイルを度々取材してきたが、引っ張る側はカスタムしているのに、トレーラーの足もとはスチールホイールに極細の味気ないボトムスといった組み合わせが大半だった。しかし、タイヤ&ホイールの販売は4本セットが主流。SUVに関しては背面タイヤを含めて5本を購入する場合もあるが、覇王ホイールでは今後トレーラー用のタイヤ&ホイールを含めた6本販売にも着手していくとのこと。

そのお手本となるのが覇王ホイール畠中氏のH2。新たに新調した鍛造ホイール「HIGH FORGED」は特注カラーの26インチで、デザインからリムの深さまでフルオーダー。14JのディープリムにNITTOタイヤの新作40×15.5R26を組み合わせ、超ワイドフォルムに拍車をかける。一方トレーラーはアメリカントラックスの20インチ。10Jのリムに対して37×12.5R20でタイヤ銘柄を同じトレイルグラップラーで合わせた。

H2が怒涛の40インチ履きとなるため、さすがにトレーラーに同サイズは厳しいものの、デザインを寄せて同色コーディネートすることで一体感を増す。一般的には35インチや37インチ履きが主流となるので、その辺りのサイズなら車両側とトレーラーを同一ホイール&タイヤでコーディネートすることも十分可能なだけに、6本セット販売は実に〝理に適った〟展開と言える。

また、けん引するギアなど細部にまでこだわる点も特筆物で、同社看板アイテムの一つであるアジャスタブルヒッチマウント「ブルヒッチ」もホイール同色のアルマイト塗装仕立てとすることで、さらに一体感が増す。

HAOU WHEELS HUMMER H2 with FUNFORT TINYUNIT TT-03

引っ張って走る姿を想像して愛車と同じ様にトレーラーカスタムを手がけ、それを連結させる部分まで徹底的にこだわることで、アメリカンSUVとトレーラーのあるアウトドアライフをクールに演出する。どれだけ便利でもダサいのは勘弁。せっかくトレーラーを購入してもチグハグしていては残念。家族と共に、仲間と共にお気に入りの愛車でアウトドアライフを楽しむなら、ドライバーはその道中から気合を入れて然るべき。

同行する人たちを含めてみんなでワクワクした旅になる様、最高の演出を手助けしてくれる6輪カスタムは、アメ車でアウトドアもマンネリ化して少々物足りなさを感じ始めた貪欲なオーナーたちにとってまさに「遊び方改革」であり、トレーラー丸ごとカスタムを施すトータル的な格好良さの追求は、今後益々アウトドアシーンを盛り上げていくことになるだろう。

機能美溢れる万能ワイルドなテントトレーラー!

FUNFORT TINYUNIT TT-03

DSC_4161

DSC_4175

トレーラー上部にはオーバーランダーテントが完備されており、わずか一分足らずでテント設営が完了。高床式は風通しも良く、飛ばない虫や蛇、トカゲなど、小さな子供や女性の天敵の心配も無用。また、人の目線より上なのでプライバシーを守れるところも嬉しい。

DSC_4167

トレーラー先端には左右にステンレスタンクを完備しており、センター部分に大容量の収納ボックスを設けている。連結時に必要なギアの収納のほか、頻繁に使用する工具などが収納可能。タイヤ付の足を付ければ大人一人でも余裕で動かせる総重量580kg(ノーマル時)の軽さも魅力。

DSC_4177

現車はH2同色のステルスグレーに塗装して、37×12.5R20のフルサイズSUV級サイズのタイヤを収めるためにワンオフフェンダーを製作。純正でコイルサスペンションを採用しており、バンプ時の干渉をかわすのはこのサイズが限界ではあるが、リフトアップすれば40インチ履きも!?DSC_4186

DSC_4346DSC_4184

長さ3.11m、幅1.69m、高さ1.48m(※純正時の寸法)でけん引免許不要のテントトレーラーTT-03は88万円(税別)で販売されており、キャンピングトレーラーとしては非常にリーズナブルかつ利便性に優れたアイテム。ガソリンタンクの様なキャップは給水タンク用となり、デイキャンプや一泊過ごすには十分の水の確保が可能。

HAOU WHEELS HUMMER H2

HAOU WHEELS HUMMER H2

DSC_4070

DSC_4078

HIGH FORGED26インチはRED MILLEDの14J

アメリカントラックス24×14Jから履き替えたHIGH FORGED26インチはRED MILLEDの14Jで、タイヤサイズも40×14.5から40×15.5でひと回り太いサイズをセレクト。NITTOを含め各タイヤメーカーもこの手のタイヤサイズを充実させていくなかで、デザインからリム幅までフルオーダーできるオーダーメイド鍛造ホイールの存在は非常にありがたい。

BULL HITCH
「ブルヒッチ」アジャスト可能ヒッチマウント ¥81,000(税別)

DSC_1966DSC_4152DSC_1978

けん引能力12,000lb(約5,400kg)のアルミ鍛造(T6061)削り出しで、7インチドロップによる高さ調整が可能な万能アイテム「ブルヒッチ」。今回の様にトレーラー側のタイヤ外径を大きくしたり、引っ張る側をリフトアップした際の位置関係のズレも、コレさえあれば何ら不安なく大胆にアレンジが可能となる。カスタムトレーラーライフに必須のアイテムだ。車両に装着されているのはアルマイト塗装の特注品。このH2の様にホイールと同色のオーダーも可能だ。

BULL HITCH 「ブルヒッチ」

SPEC ★牽引能力:12,000lb(約5,400kg) ★ヒッチ荷重:2,000lb(約907kg) ★シャフト径:1インチ(約25mm) ★材質:アルミ鍛造 ★重量:11kg ★カラー:アルマイトブラック・アルマイトシルバー

Special Thanks:くにの松原キャンプ場


鹿児島の覇王ホイールズから、令和元年におけるアメリカ最旬トレンドを伝授!

タンドラ TRD PROで遊びも走りも豪快に! アウトドアで映える4×4Trucks

【ハマーH2】往年の定番カスタムメニューに最新アイテムでアップデート!


撮影協力:HAOU WHEELS
TEL:0995-73-8684
HP:http://www.haouwheels.com


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

ジェットシティの野望ともう一つの物語

ジェットシティ、肥後なつみ

JET CITY DEMO CAR PROJECT SEMA SHOW 2021
広島からラスベガスへ

SEMAショー出展に向けて作業は最終段階に入っているジェットシティのマスタング。実はこのミッションの中で、大きな夢を叶えようとする女性がいる。それが、長年ジェットシティのイメージガールとして活躍するモデルの肥後なつみさんだ。車両製作と共に始まった、もう一つの夢の物語。

ジェットガールとしてSEMAに行く!

世界最大のアフターパーツの祭典であり、カスタムショーの如く無数のカスタムカーが並ぶアメリカのSEMAショー。このビッグイベントに、ユニバーサルエアーとのコラボレーションにより、日本で完全製作した車両を持ち込んで世界進出を果たそうとしているのが広島のジェットシティだ。残念ながら今年の開催は中止となり野望は来年に持ち越されたが、完成に向けたカスタムの進行を不定期連載してきた。

現在の状況は、外装はクリア塗装を残すのみとなり、大掛かりな作業は内装張り替え、オーディオインストール、エアサストランクルーム配管、エンジンルームのパイプ類をステンレス&アルミ製に差し替えるといったメニュー。ド派手なウイングや圧巻のマフラー取り回しなど、前回掲載時より大幅な進化をみせているが、完成後に詳細をお伝えするため今回は多くは触れない。

DSC00062

では今回の主役は何か。それは、マスタングと共にSEMAショーと言う最高の舞台に立つ事が決まった、モデルの肥後なつみさんだ。これまで多くのカーイベントで、メーカーやショップのキャンペーンガールとして、時にはイベントのイメージガールとして活躍してきた彼女だが、数年前からジェットシティのイメージガールに指名され、もはや、なつみさん=ジェットシティと言えるほどの存在。そして彼女の夢もまた、世界最大のカーイベントであるSEMAショーの舞台に立つこと。だがその夢は、それが自身最後の舞台にすることも決めていた。

ジェットとユニバにも恩返しがしたい

ジェットシティが肥後なつみさんをジェットガール(キャンペーンガール)として指名したのは、数年前のカーショーまで遡る。ショップの顔となるイメージガールを探していたジェット代表の萩原氏は、それこそカメラ小僧のように各ブースのキャンペーンガールを撮影し話しかけたという。「変なオッサンが色々話してくると思ったでしょうね(笑)。でも可愛いだけじゃなく、見に来たお客さんを楽しませてくれるコミュニケーションが大事だと思いますから。沢山のモデルさんに話しかけましたけど、なっちゃんはそれがズバ抜けてましたね。それに業界に顔が広いというのも大きなポイントでした」。お客さんを引き込むだけではなく、ジェットの知名度を上げ新たな展開をするためには、他ショップやメーカーとの接点にもなってくれる、なつみさんの存在は大きな魅力だった。

DSC00210

一方なつみさんは、ジェットシティの存在は知っていたものの、萩原氏と深く会話したことはなかった。それが突然、ショップのイメージガールの指名。「メッチャ驚きましたけど、嬉しかったです。凄いクルマを作っているショップからのお誘いだったので。有り難いことに幾つかのショップからそうしたお話しはありましたが、私が一番重要視しているのは、フィーリングが合うかどうか。お互いがギコチナイままだと良いお仕事もできないと思っているので。それが萩原さんとは凄く自然体で話すことができたので、快く引き受けました」。萩原氏の見込みは間違いではなく、これまで多くのイベントでなつみさんは奮闘し、他ショップやメーカーとも引き合わせてくれた。まさにジェットシティの顔になったのである。

大好きなアメ車業界をメインに活躍するなつみさんだが、そのキッカケとなったのがユニバーサルエアー代表・下田氏(故人)との出会いだった。まだまだ顔を知られておらず、アメ車業界のことも知らなかった彼女に、丁寧に指導してくれ多くの関係者を紹介してくれた。「本当に下田さんには感謝しかないです。下田さんがいなければ、私はもうこの仕事をやっていなかったかも」。そうした経緯があるからこそ、なつみさんにとってユニバーサルエアーは特別な存在。そのユニバーサルエアーと、自身が専属のキャンペーンガールを務めるジェットシティがコラボして、SEMAショーに車両を出展するという話を聞いたときには最高に嬉しく、感慨深いものがあったようだ。

なつみさんがアメ車業界に踏み込み様々な知識を得ていく中で、世界最大規模のカーイベントとし知ったのがSEMAショーだった。ケーブルTVでその模様を見たときには、想像を遥かに超える規模と綺羅びやかさに圧倒され鳥肌が立ったほど。「いつか私もこの舞台に立ちたい」。最大にして「最後の夢」として心に誓った。それが、もしかしたら叶うかもしれない…。「でも、私から連れて行ってなんて流石に言えませんでした(笑)」。だが、そのなつみさんの夢を、以前、他愛もない日常会話で聞いたことをしっかり覚えていたのが萩原氏だ。ユニバーサルエアーからSEMAショー出展車両の製作を提案された際、納期など厳しい問題もあったが受託。だがそこで、たった一つだけ条件を飲んで欲しいと伝えている。それが「SEMAショーでは、肥後なつみを車両の前に立たせて欲しい」と。もちろん、ユニバーサルエアーとしても様々な事情で即諾することは難しい。だが萩原氏は、これまでのなつみさんの功績に対して「俺達が夢を叶えてあげる責任がある」と、決して折れることはなかった。最終的にはユニバーサルエアーも、なつみさんと故・下田氏との付き合いの深さと仕事ぶりを認め、何より萩原氏の熱意に快諾したのだった。

こうして2020年6月、ジェットシティの世界進出マスタングのカスタム作業が始まり、なつみさんの最後の舞台となる道筋が示された。残念ながら一年延期となってしまったが、夢が閉ざされたワケではない。夢の達成を後押ししてくれた、ジェットシティとユニバーサルエアーに恩返しするSEMAショーは、今年11月に開催予定だ。

DSC00205

俺も良いこと言うじゃろ?あれ?もしかして惚れたな~。
そんなに無理して演技しなくても~笑

DSC00197

ジェットシティが作るカスタム車両にも魅力があるが「萩原さんを含めたスタッフ全員の人柄が一番の魅力。こんなアットホームなショップ見たことないです」と、なつみさん。


マスタングと共に、最後の夢の舞台へ

Model・JETGIRL Natsumi Higo

_DSC7886_DSC8980DSC00085

ジェットシティ専属のキャンペーンガールであるジェットガールとして、多くのイベントや雑誌に登場。過去にアメマガの表紙を2度飾っている。なつみさんの顔を見れば、ジェットシティを思い浮かべる読者も多いはずだ。

DSC00092

アパレルショップ店員時代にファッションモデルの仕事をやったことをキッカケに、人に見られる仕事に興味を持った肥後なつみさん。クルマが好きで見に行ったカーショーでキャンペーンガールの存在を知り、自身もキャンペーンガールの道に進む。


僕たちには彼女の夢を叶える責任がある

DSC00221

代表:萩原克弘 氏


特注エアサスを組み込み 広島カープの本拠地で完全着地

男子を魅了するレースクイーンの肥後なつみちゃん。アメ車に乗る女性はカッコいい、私もいつかはアメ車女子!

生で見たチャレンジャーに釘付け、カスタム街道を突き進む!

ノーマルからわずか1年足らずで仕立て上げたスラムドチャージャー


JET CITY
所在地:広島県安芸郡海田町国信2-6-43
TEL:082-820-0377
HP:www.carshop-jetcity.com

カスタムばかりに目に行きがちだが、販売車両は海外からの直接仕入れが基本で、パーツも業販を行なうほど本国とのルートも強い。日本にはない車両、パーツの輸入をして欲しいと思ったらジェットシティに相談してみよう! 最近では、広島から世界進出を目指すジェットシティに注目し、地元広島の広島ホームテレビの「ぽるぽるTV」で紹介された。広島ホームテレビでは見逃し配信も行なっているので、チェックしてみよう!


Photo:高原義卓、相馬一丈
Text:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載

激レアモデルであるサリーン・S281スーパーチャージド・マニュアル

2006 SALEEN S281 S/C

2006 SALEEN S281 S/C

愛されし我らのマスタング Let’s Go with MUSTANG

クルマを操る楽しさに最新機能なんて必要ない

最新のチャレンジャーに乗り、なんの不満もないアメ車ライフを送っていた升谷さん。が、知人のヘルキャット・マニュアル仕様の変速音を聞くたびに、沸き立つ興奮と悔しさ。俺もマニュアルに乗りたい…。そんな折、カーボックスで激レアモデルと出会うことで、青春時代の熱い思いが復活する。

マニュアルを乗り回した青春時代を思い出す

マニュアル信者は今も昔も少なくない。「走りを楽しむ」が基本コンセプトのカーボックスには、そうしたオーナーが多く集まる。06年型サリーン・S281スーパーチャージドを手にした升谷さんもまた、「走りを楽しむこと、クルマを操る楽しさ」を理由に購入した一人だ。

2006 SALEEN S281 S/C

とはいえ、以前まで乗っていた愛車は新型チャレンジャーR/T。一般的な目線で見れば十分走りを楽しむことは可能だが、そこはやはりカーボックス。700馬力のヘルキャットを爆音変速で操る猛者などがゴロゴロ居るとなれば、感化されてもおかしくない。しかも件のヘルキャットの猛者は、升谷さんがアメ車を乗るキッカケとなった親戚となれば、尚更だ。ツーリングに一緒に出掛ける度に思う「羨ましさと悔しさ」は積もり積もっていった。

そこで出会ったのが、カーボックスに入った465馬力を誇るサリーン・S281スーパーチャージド。NAチャレンジャーとは一味違うエンジン音を奏で、しかもマニュアル仕様。コレを見たら興奮しないわけがない。だが年式的に、自分の最新モデルと比べ物にならないシンプルな内装に不満を覚えたのも事実。「でも、青春時代に、ボロいマニュアル車を乗り回してたときが一番楽しかった。そう思うと、クルマを操る楽しさは、最新機能なんて必要ないって思えたんです」。

購入後はドライブが楽しみで、意味もなく変速したり、青春時代のように車内でニヤニヤが止まらない升谷さんである。

_DSC2399_DSC2331

アメ車マニュアルの爆音変速に心奪われていた升谷さんの前に、カーボックスでも滅多に見ない激レアモデルであるサリーン・S281スーパーチャージド・マニュアル(4.6ℓV8/5MT/465馬力)が現れる。「出会いは運命ですよ。人がクルマを選ぶんじゃないんです、クルマが人を選ぶんですよ。そろそろマニュアルではないですか?」と、カーボックスから悪魔のささやきを受け、購入へと進んでいく。純正スタイルを崩さないように計算されたワンオフマフラー、本国から取り寄せたデカールをセット。

_DSC2345_DSC2355

新型チャレンジャーを所有していただけあって、06年型のインテリアには当初は不満があったものの、クルマを操る上で最新機能なんて必要ないと判断。5MTは強化クラッチ、ショートストロークマニュアルミッションに強化している。

_DSC2334

走りを楽しむためには足をキメることが必須として、カーボックスが激推しするBCレーシングコイルオーバーをセットし、ホイールはHRE WEELS FF11、タイヤはNITTO NT555G2を組み合わせる。

_DSC2374

OWNER:升谷さん


キチンと調教されたように見えつつ、アクセルという鞭で野性が目覚める 2015y フォード マスタング

ひと目惚れしたエレノアは、走ることが楽しいと思えた初めてのクルマ

一度は諦めかけたエレノアの夢を、新しい家族の誕生で実現させる

アメ車が気になりだし、カーボックスで見たマスタング・エレノアに一目惚れして即決


Thanks:CARBOX【カーボックス】
TEL:082-815-8448
HP:http://www.bs-carbox.jp/


写真/高原義卓
文/相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!

2007 GMC YUKON XL

GARAGELIFE × 2007 GMC YUKON XL

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 02

幼い頃からアメリカに憧れ、渡米して体験したカルチャーをガレージで再現!

BMW純正ブラウンカラーにシエラフェイスへとコンバートしたユーコンを手に入れたことをキッカケに、自宅一階をフルリノベーション!最初は向かって左側の一角だけをアメリカンにと始めたガレージライフ計画に、父と母も賛同して家族で一緒に取り組んだ集大成が、紹介するKOUKIさんのアメリカンガレージだ。

理解ある親と共に本格DIYで作るガレージライフの理想系!

玄関からリビングまですべてが上階にレイアウトされ、一般的な一軒家とは異なる家に住むKOUKIさん。一階はかつて父親が営む電気屋さんの資材や工具、そして仕事用のクルマを駐車するスペースだった。しかし2018年の冬にKOUKIさんが現在の愛車GMC・ユーコンを購入したことを機に、一角を自分の好きな様にさせてもらえないかと父親へ懇願。ちょうど別の場所に倉庫を借りてプライベートと仕事を切り離そうと考えていた父は快諾しアメリカンガレージ計画が前進した。

DSC_2170

最初に手を加えた部分は、ガレージ左側のプロジェクターを設置した一角だ。大好きな洋画や海外ドラマ、そしてヒップホップのMVや音楽鑑賞に浸れる空間としてDIYで製作。その際、建築関係にも詳しい父が図面を作ってくれるとともに様々な提案とアドバイスをくれたことでDIYレベルを大きく上回るアメリカンな空間に。バーカウンターや照明の位置、そこに飾るバナーやネオンサインなど、雑貨関係もとにかくこだわってリアルなアメリカを再現した。しかしここだけが妙に浮いてしまってガレージ全体の統一感がなくなってしまったことを機に、今度は母親も巻き込んで大規模なアメリカンガレージ計画へと発展。物で溢れかえった空間を嫌う母はとにかくスッキリとシンプルにまとめるのが好みで、向かって右側のビートルを駐車するスペース周辺は母のセンスに任せつつも家族で意見を出し合って作っていったとのこと。ちなみに人工芝ゾーンの奥にはキッチンまで完備しており、ガレージ奥にはトイレを設置。まるで第二のリビングさながらの快適な作りとなっている点も特筆物。

DSC_2203

毎年GWやお盆などの連休になると開催される地元仲間との恒例行事「宮地家BBQ」では、KOUKIさんのみならず両親も揃って仲間と共にここでBBQを楽しみ、時にはプールをガレージ前に設置してプールパーティーを開催することもあるという。本国さながらの楽しみ方を自然とこなすのは、語学留学で渡米して体験してきた現地の生のライフスタイルが大きく影響している。それは文化の違いのみならずカーカルチャーにも通じており、帰国後はその筋の仕事がしたいと岐阜県から愛知県まで1時間以上通勤にかかるのに「この店で働きたい!」とグレイスキャブに就職。快く迎え入れてくれた代表の戸田氏から業界のイロハを教わり、就職後わずか数カ月で現在の愛車ユーコンを購入。エアサスの追加やマフラーの換装、そしてキッカーオーディオの音響カスタムなど、この愛車を通じて自らの腕を上げるべく、職場と自宅ガレージを併用して勉強に励んでいる。家族や職場に恵まれた次世代のアメ車シーンを担う若きホープのアメリカンガレージライフは、今後益々盛り上がりを見せていくことだろう。

DSC_2215

DSC_2233

DSC_2221

DSC_2214

DSC_2223

DSC_2210

KOUKIさんお気に入りの場所がガレージライフを始めるキッカケとなった一角。後ろの棚には本国物の工具が無造作にレイアウトされており、デザインが気に入ってアンティーク家具ショップから購入したテーブルや、グレイスキャブスタッフの特権としてお客さんから安く譲ってもらったローチャリ、手違いで一本余ったホイールが絶妙なアクセントとして雰囲気を高める。ちなみにこの場所でTikTok(@kouki_96z)の撮影を行なっており、アメ車と音楽、ファッションやカルチャーを映像化したコンテンツは若者を中心に人気でフォロワー数も順調に上昇中!

DSC_2178

DSC_2185

両親が愛用するビートルゾーンは至ってシンプル。ガレージの奥ではなくて前にレイアウトするのは、母親が気軽に買い物に出掛けられる様にとの配慮。あれこれ過剰な装飾を控えたシンプルなアメリカンガレージは、母親のアドバイスを加味してのもの。好きな雰囲気、価値観やセンスが似るのも親子ならでは!

DSC_2173

DSC_2192DSC_2241

ガレージ奥には整備用のツールや工具を間接照明付きでセンス良くレイアウト。安易に色を塗ったり壁紙でポップなアメリカンに仕立てることなく、素の状態で魅せるセンスは、留学時に現地で見たアメリカの景色からなるもの。キッチンからの導線には人工芝を敷き、緑のアクセントを取り入れてガレージ内を彩る。懐かしいゲーム機はネットで見つけたもので、親世代が幼少期にハマったインベーダーゲームなどがいつでも楽しめる。Wii世代の彼らにはアナログ感が新鮮でハマるらしい。

2007 GMC YUKON XL

2007 GMC YUKON XL

DSC_2261

DSC_2268

DSC_2287

DSC_2296

DSC_2306

DSC_2292

フロントフェンダーから前がシエラ、後ろがユーコンというマニアックなフェイスコンバート仕様が彼の愛車。BMW純正ブラウンに28インチ履きを含め、ある程度前オーナーが仕上げた車両を2018年の年末に購入。これをキッカケに自宅一階のアメリカンガレージライフが始まった。カスタムは前オーナーのスタイルを崩さない様に配慮しつつ、エアサスでスラムドしてマフラーを新たにワンオフで製作。見せて楽しむカスタムオーディオではなく、音響そのものを向上すべくKICKERのウーファー&スピーカーを導入するなど、所有してから順調に手を加え、2020年末のクロスファイブファイナルにも出展を果たした。

DSC_2328

@Kouki_96


エアコン付きのこだわりのガレージで、V8にこだわりカマロとF100をエンジョイ!

本気の整備までこなせる、プライベートファクトリー

ビンテージアメリカン3台体制!巨大ガレージでエンジョイするホビーライフ


THANKS:Gracecab
TEL:0568-35-7790
HP:http://gracecab.jp


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

ジープオーナーにお勧めしたいのが、エルフォードの製品群だ。

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara Produced by ELFORD

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara Produced by ELFORD

Jeep 荒野の覇者 Go Anywhere,Do Anything

ファイバーが創り出す流麗な姿がユーザーを魅了

ジープにはやっぱり金属製のパーツ!と考える人はいるかもしれないが、それではクルマが重くなって走りが鈍くなる。軽さは1つの性能でもあるし、それを重視したいジープオーナーにお勧めしたいのが、ここで紹介するエルフォードの製品群だ。

オリジナルを大きく崩さずスポーティ感を更に強調!

今からおよそ四半世紀前、4WDにエアロパーツという今までにないスタイルを世に送り出したエルフォード。当時は異端児のように捉える人も少なくはなかったが、今ではすっかり定着したカスタムと言えよう。それらの製品づくりで培われたFRPの高い技術力を生かし、JLラングラー用の様々なアイテムをリリース中だ。

さすがにラングラーにエアロパーツとはいかないが、オフロードテイストを残しつつ、スポーティな雰囲気を演出。フロントバンパーは複雑な造形を施すことで、アグレッシブさを演出するが、実は軽さを追求してFRPで製作されている。スチールバンパーには憧れるけど、オフロードは走らないし…というユーザーに最適だ。

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara Produced by ELFORD

オリジナルのボンネットも同様にFRPを採用するが、US仕様のスタイルをモチーフとしており、先端部がスマートなところがポイント。左右と中央に設けられたインテークが効率よくエンジンルームの熱を輩出するが、内側にレインプロテクタも備えることで、エンジンに水が入ることはない。

ノーマルフェンダーに追加するオーバーフェンダーやルーフマーカーランプは、オリジナルの雰囲気を崩さず、それでいて流麗さも醸し出すことが可能。スペアタイヤはレスとすることで、シンプルなリアビューの演出はもちろん圧倒的な後方視界の確保と30kg以上の軽量化が図れる。ジープの疾走感はそのままに都会に映えるその姿は、まさしく造形美と呼ぶに相応しい。

_45I5626

_45I5657

_45I5662

_45I5677_45I5684

大胆に設けられたエアアウトレットと、FRP素材の軽さが最大のポイントと言える軽量ボンネット。アグレッシブなスタイルも魅力だが、フロントを軽くすることで回頭性を向上させることが可能。もちろん、ボンネットの裏側には雨水などの侵入を防ぐプロテクションパネルも装着されているので、安心感や信頼性もしっかり確保している。

_45I5597

素材にFRPを採用し、純正樹脂バンパー同等の重量ながら社外製スチールバンパーの無骨さを演出。アンダーパネルを別体(デモカーは未装着)とすることで印象を大きく変えることも可能。

_45I5697

アメリカンSUVの象徴とも言えるルーフトップのマーカーランプをJLラングラーに装着させるキット。ルーフへの穴あけが不要な専用マウントパネルを用意して簡単装着を実現。

_45I5576

スクエア4本出しの、ウルトラパフォーマンスマフラーXに交換。中央部にはアンダーガード風のデザインを採用した、マフラーサイレンサープレートも追加し、精悍なシルエットを演出。

ブラッドストック1ピース

ホイールはブラッドストック1ピースで、オーバーフェンダーの装着を前提としており、インセットは35となる。タイヤはBFグッドリッチのKM3(35×12.5R17)をチョイスする。

_45I5742

極太なスチールパイプを採用したサイドステップ。後席へのアクセスを考慮し、敢えてリアドア部分をドロップさせている。横方向にスライド可能で、好みの位置にセット可能だ。


JLラングラーの走行性能を損なわない総合的なスタイルアップ【エルフォード】

軽量化を伴ったカスタムを 施すエルフォード・JLラングラー

耐久性と軽量化を両立・実現した。次世代ブラッドストック ワンピースSL

JLラングラーをより一層スタイリッシュに!


THANKS:ELFORD
TEL:048-966-3551
HP:https://www.elford.co.jp


PHOTO★浅井岳男
TEXT★空野稜
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

アメ車マガジン2021年9月号 絶賛発売中!

21-9表紙_9折.indd

アメリカ文化を象徴するモデルであるピックアップトラック。

その人気は絶大で本国でも売り上げの上位を占めている。そんなピックアップトラックはミドルサイズからヘビーデューティに至るまでラインナップも豊富。それゆえ使い方はもちろん、楽しみ方も無限大。今回の特集では、そんなピックアップトラックをスタイルごとに分類しながら、それぞれが放つ魅力を詳解していきます。

さらに、いま絶大な人気を誇る“Jeep”や、アメ車を複数台所有してアメ車ライフを謳歌していうオーナー、その他にも最新デモカーや編集部オススメの新旧車両紹介、アメリカンカルチャーをテーマとしたコラムなどを網羅しているので2021年9月号もお見逃しなく!

最新号はこちらから

チャレンジャーを手がけ続けるLUXZの創り上げる作品、その足元にはWORKの情熱が宿る

DODGE Challenger × LUXZ

DODGE Challenger × LUXZ

ジャパンカスタム新たなる挑戦!

日本でチャレンジャーの人気を押し上げた立役者と言えば、誰もがラグジ・島澤氏の名前を挙げるだろう。これまで様々なカスタムモデルを提案して来たが、その足元は常にWORKが支えて来た。新たにスタートするカスタムモデルにも、WORKの輝きが彩りを添える。

日本発のカスタム故に日本製のリムを組む!

日本のみならず、本場アメリカでも渾身のデモカーを展示して来たラグジ。最近は、大胆なアレンジが施されたRラインやMラインを展示することが多い。確かに憧れを抱くものの、自分の愛車とは少し遠い存在のように感じるユーザーも少なくない。ちなみに最近、ラグジを訪れるユーザー層の若返りが発生しており。そういった免許を取得して間もない若いユーザーがカスタムを楽しめるようにと考えられたのが、今回紹介する2台のデモカーだ。

Rラインなどを見慣れた者には非常にシンプルに見えるかもしれないが、ある意味そこが狙いでもある。どちらかと言うとエントリーユーザー向けの内容で、ノーマルボディはポイントを絞り込むことでチャレンジャーそのもののカッコ良さを引き出す。

対するワイドボディは、オーバーフェンダーの装着に加え、リヤデュフューザーやトランクスポイラーを追加することで、レーシーさをより一層強調することに成功。ノーマルフェンダーのままでは洗濯できるリム幅やインセットが限られるが、ワイド化することで、その可能性を格段に広げることが可能となり、自分だけのスタイルが実現できると言う事だ。

同じクルマがベースだが、パーツチョイス次第で全くイメージが異なるのもカスタムの醍醐味だ。シンプル・イズ・ベストを狙うのもアリだし、大胆でアグレッシブなスタイルを実現するのもOK。どんなスタイルにも、豊富なラインアップを誇るWORKなら、ベストなアイテムをセットできる。

単純にインチアップするのでなくより美しく魅せるサイズを選ぶ!

タイヤ&ホイールはカスタムの原点にして核心となるアイテム

2019 DODGE Challenger R/T PLUS wide
3ピースの個性というべきピアスボルトがボリューム感を増したワイドボディと調和する

2019 DODGE Challenger R/T PLUS wide

_N6I71502019 DODGE Challenger R/T PLUS wide

_N6I7323

Mラインのオーバーフェンダーを追加した事で、フロントは275/35R20、リヤは315/35R20 と非常にワイドなFALKEN AZENISを装着。ノーマルボディにセットされた車高調やマフラーに加え、リヤディフューザーやトランクスポイラーも追加。ノーマルのフロントリップと相まって、レーシーなスタイルを作り上げている。ホイールはWORK EMOTION CR3で、フロントは10Jリヤは12J。ワイド化したことでマイナスオフセットのホイールが装着でき、コンケーブデザインが強調されたサイズが選べるのがポイント。ディスクカラーはマットカーボン、リムは特注のブラックアルマイトとなる。

WORK EMOTION CR3P(フロント20×10J/リヤ20×12J)

■装着ホイール:WORK EMOTION CR3P(フロント20×10J/リヤ20×12J)

2018 DODGE Challenger SXT
車高調・マフラー・タイヤ&ホイール、+100万円でこんなにスタイリッシュに!

2018 DODGE Challenger SXT

_N6I7150

_N6I7115

チャレンジャーが欲しいけど、カスタムまで予算が出せない…と嘆く若人に提案したいのがこの仕様。カスタムポイントを絞ることでシンプルさを残しつつも、ノーマル+100万円で、圧倒的にカッコ良く見せる。タイヤはFALKEN AZENISで前後共245/45R20をチョイス。ホイールはWORK EMOTION T7R2Pで、フロント9Jリヤ10Jをセット。マッスルカーらしさを残すためやや厚みを感じさせるサイズを組み合わせており、リヤは意図的に引っ張り感を演出。また、敢えてステップリムを組み合わせることで、クラシカルな雰囲気も醸し出す。ディスクカラーはマットカーボンで、センターキャップは別ブランドを流用する。

WORK EMOTION T7R2P( フロント20×9J、リヤ20×10J)

■装着ホイール:WORK EMOTION T7R2P( フロント20×9J、リヤ20×10J)


【WORK EMOTION T5R 2P】躍動感を感じるスタイルとインセットの自由度を両立

【ワークエモーションCR 3P】カスタムの求道者なら3 ピース以外の選択肢はない!

単なるオーバーフェンダーでなく、ボディパネルで独自の世界を築く

MOPERが後追いするほどの先進性を感じさせるラグジのM-LINE


WORK【ワーク】
https://www.work-wheels.co.jp

LUXZ【ラグジ】

トップページ


Photo: 浅井岳男
Text: 空野稜
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

思い出のマスタングをやっぱりもう一度手にしたい!

2008 FORD MUSTANG GT

2008 FORD MUSTANG GT

愛されし我らのマスタング Let’s Go with MUSTANG

キャデラック・ATSのカスタムで紙面登場経験を持つ谷口さん。だが、彼にはずっと心残りのことがあった。それは、以前所有していたマスタングの存在。事故という悲しい出来事で手放したが、もう一度マスタングに乗りたい!結婚という大きな転機をキッカケに、その夢を叶える。

アメ車乗りならいつかはV8

愛車V6マスタングが大破という大事故に遭うも、奇跡的に本人は無傷で「アメ車の頑丈さ」を認識した谷口さん。それから乗り換えたのが、広島では滅多に見ないというキャデラック・ATSで、カスタムに励んでアメマガにも登場経験を持つ。事故は悲しい思い出だが、心機一転して順風満帆のアメ車ライフをスタートしていたようにみえたのだが…。

2008 FORD MUSTANG GT

「本当に好きなクルマは何か」。結婚を前提にお付き合いする女性と出会い、今後は好きなクルマを自由に買う機会も減ると考えた谷口さんは、そう自問自答。すると必ず頭によぎるのは、あのクルマ。「やっぱりマスタング。V8に乗ってみたい」。自分の気持ちはマスタングにあることは分かりつつも、徐々に進む結婚の話。ワクワクと同時に、何か焦りを感じていた原口さん。しかし、カーボックスに以前所有していたマスタングと瓜二つのホワイトボディで、しかもV8モデルが入庫されたのを見て一気にモヤモヤは吹っ飛んだ。「これに乗るしかない!」。

現在は奥様となる彼女に正直に自分の思いを伝え、彼女も谷口さんの必死な思いに購入を快諾。そうと決まれば行動が早いのが、谷口さんとカーボックス。早速カスタムに着手だ。前車同様にブルーラインを入れ、乗り心地も考慮したアイバッハダウンサスを導入。そしてカーボックスからは、結婚祝いとして当時装着していたものと同じGT500SVT専用ホイールをプレゼント。本当に好きなクルマに乗って、奥様と一緒に今度こそ新しいアメ車ライフがスタートだ。

_DSC2275

念願のV8だけに、マフラーはV8サウンドを響かせたいところだが、残念ながら奥様からNG。そこでカーボックスが提案したのが、出口のみ拡大。バンパーギリギリサイズの100パイで、チタンカラーマフラーテール溶接加工を施した。

2008 FORD MUSTANG GT2008 FORD MUSTANG GT

_DSC2277

以前所有していたマスタングは、3dカーボン製のフルエアロにブルーラインが施され、ホイールはシェルビーGT500SVT専用ホイールを装着。そのスタイルを取り入れるように今回もブルーラインをボディに入れた。奥様が不快にならないように、アイバッハダウンサスを組み込み乗り心地を向上させる。ホイールは、結婚祝いとして前車と同型のシェルビーGT500SVT専用ホイールをカーボックスがプレゼント。

_DSC2293

OWNER:谷口さん


初めての愛車がこのマスタングしっかり乗りこなしてみせます!

ノーマルのマスタングで納車されると思ってたら、旦那様が内緒でカスタム実行!

誰でも乗れるクルマには乗りたくない、目指すは究極のシェルビーGT500

恐らく日本で一番多くのエレノアマスタングが並ぶのは広島のカーボックス


Thanks:CARBOX【カーボックス】
TEL:082-815-8448
HP:http://www.bs-carbox.jp/


写真/高原義卓
文/相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載