スターキーズの新たなアイコンとしてシェビーバンが誕生

1988 CHEVROLET CHEVY VAN G20

1988 CHEVROLET CHEVY VAN G20 OWNER:たーくん

Wonderful VAN Life -素晴らしきバン生活-

アメ車乗りが集う関西のバーガーショップ STARKEY`Sの2ndシーズン始動!

C-1500のワークトラックスタイルがアイコンだった天保山の名所STARKEY`Sの店主が店舗形態を変更、さらには愛車も様変わり!セカンドシーズンは、今まで以上にフリーダムに、そしてピースフルに!VAN LIFEの盛り上げ番長として再始動!!

廃車寸前のクルマを蘇らせる、壮大なプロジェクトを敢行!

関西のアメ車乗りの間で話題のハンバーガーショップ「スターキーズ」。残念ながら2020年1月に諸事情で閉店となったものの、わずか数カ月の休止期間を経て、堺漁港のとれとれ市のテナントで日曜日の昼間のみ営業するという異例のスタンスで復活。毎週末、駐車場にはアメ車が溢れる店として人気を博している。ボリューム感溢れるハンバーガーの美味しさはもちろん、店主たーくんの人柄に魅了されて通い詰めるファンも多い。

ハンバーガーショップの早期復活劇を見ても分かるとおり、彼の場合どんな状況に陥っても笑顔を絶やすことなくしれっと這い上がり、再び表舞台に舞い戻るタイプ。もちろんそこには人間ドラマがあってブルーリバーにお世話になったり、BBQツーリングを共同主催するナオキモータービルドとタッグを組んだりと、とにかく良い意味で〝人たらし〟なキャラクターがどんな逆境にも打ち勝つ常套手段だ。そんな彼とリンクするかの如く奇跡の復活劇を繰り広げるのが紹介する88年型シェビーバン。

1988 CHEVROLET CHEVY VAN G20

完全な不動車をリフトで無理やり積載車に載せてオークション会場から持ち帰ったものの、ナオキモータービルドでは「あかんやつやろ…」と呆れ顔で言われる始末。ドナーカーとしてストックしていたハイルーフのバンデューラを屋根切ってロールーフにした方が早いと言われながらも、そのバンデューラのエンジンを降ろし、移植して再生するという手間暇かかる作業を開始。話だけを聞くと、まるで米国の人気番組「ガスモンキー」のプロジェクトの様ではあるが、その作業はあまりに地味で壮絶。ナオキモータービルド、ブルーリバーのそれぞれが仕事を終えてから深夜にその作業にかかる日々、エンジンルームからビルダーのフジモンがぬるっと飛び出したり、エンジンを降ろしてからもっと簡単に降ろせる方法があったことが判明したり、実に生々しい再生プロジェクトとなった。

その甲斐あって2020年の夏、スターキーズの新たなアイコンとしてシェビーバンが誕生。面倒なことをわざわざやるからこそ得るものがある。一緒に作業してくれたことで深まる絆、そして廃車寸前のシェビーバンを再生すべく注いだ情熱は、どんな逆境にも立ち向かう勇敢な姿勢と絶妙にリンクする。愛車はオーナーを映し出す鏡、シェビーバンは間違いなく新生スターキーズのアイコンそのものだ。

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天保山の店舗の時に仲良くなった大正区のサインペインティング、ピンストライプショップのBIG SIGNに入れてもらったドアのSTARKEY’Sロゴと赤いルーフをアクセントに過剰なカスタムを避けつつも個性引き立つ仕立てが際立つシェビーバン。良く見るとボディサイドにリフトで積み上げる際にヒットした凹みや傷も見受けられるが、それも勲章。トリプルAのバッジが何だか誇らしい!

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エアコンクリーニングを出張で行なうLOVE JUNCTIONのゆうき氏が所有していたバンデューラをドナーカーに、そのエンジンを移植して再始動を果たしたSTARKEY’S号。ホイールはクレーガーでリアのみディープリムスタイル。フロントのみエアサスをインストールするも、スタイリング向上とは別の意味を持たらす辺りが粋!

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インテリアはセカンドシートレスのフローリングスタイル。サイドテーブルを兼ねたウーファーは高音質重低音で、フロント二脚は贅沢にRECAROをインストール。回転対座でまるでリビングの様で使い勝手も上々。ムーディーなルームランプは車中泊でも大活躍。エアサスタンクはリアゲートサイドにレイアウトしており、SUPや浮き輪を膨らませる際にも活躍。

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お好み焼き・鉄板焼の「寄り家」の目印は黒いラムバン!

マットブラックがワイルド過ぎるラムバン。本気の愛犬家の頼れるトランスポーター

フルサイズワンを乗せるなら、フルサイズバンしか有り得ない


THANKS:とれとれ市
HP:http://www.toretoreichi.com


★PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載

新たな空力理論に挑んだ一台【1968 MACKEE Mk-10】

1968 MACKEE Mk-10

AMERICAN RACECAR FILE
1968 MACKEE Mk-10

ウェッジシェイプは先進

1965年にプリマスワークスとしてデビューするチャンスに恵まれながら、諸般の事情でSCCAUSRRCへの参戦がお蔵入りとなったマッキーにとって、1966年から1967年に掛けては実績を作る場でもあった。そして1968年、マッキーの有力なエントラントだったとあるチームが、極めて先進的だったボディをまとったレースカーをCANーAMに投入してきたのだった。

小さなコンストラクター意地の意欲的マシン

1965年に革新的なビッグブロックエンジン搭載のグループ7(量産台数規定なしのレーシングスポーツカー)レースカーであるマッキー・マーク5(MkーV)を完成させた、ボブ・マッキー率いるイリノイ州パラタインのマッキー・エンジニアリングは、マーク5のオーダー主だったペティ・エンタープライズとクライスラーの戦略変更によってマーク5の運用がマイナーな舞台とならざるを得なかった。この問題を踏まえ、翌1966年シーズンには新たなグループ7レースカーであるマッキー・マーク6(MkーVI)をSCCA USRRC(ユナイテッドステーツ・ロードレース・チャンピオンシップ)、及びこの年からスタートすることとなったSCCACAN-AM(カナディアン・アメリカン・チャレンジ)用にリリースすることとなった。

マッキー・マーク6は、マーク5で完成させたクロームモリブデン鋼管を使ったマルチチューブラースペースフレームを採用したミドシップレースカーであり、マッキーとしては作り慣れた手堅い設計だったのが特徴である。その一方で使用エンジンがプリマスの426ヘミが指定されていたマークVに対して、想定された多くのユーザーのリクエストに応えることができる様、マーク6では1966年当時のアメリカにおいて、レースエンジンとして多用されていたシボレースモールブロックV型8気筒、もしくはビュイック/オールズモビルのオールアルミV型8気筒の搭載、そしてヒューランドトランスミッションの使用を想定した設計となっていた。すなわち、何よりも汎用性を重視していたということである。

このことは使用していたパーツの多くがシボレー・コルベットやシェベルのものを流用することで運用コストを抑えることを目指していたことにも良く現れていた。特にハブキャリアやブレーキ周りは量産車に対して車重が半分以下のレースカーに使う場合、性能的に十分な余裕を確保できたことも量産部品をできるだけ活用した理由である。ちなみに1966年当時、SCCA CANーAMの参加車は技術的に先行していたシャパラルを除くと、翌年に革新的なニューマシンを投入することとなるマクラーレンも未だマルチチューブラースペースフレームであり、ジーニーその他のマイナーなコンストラクターの作を見渡しても、マッキーのデザインは十分に戦闘力があるものと判断されたことは言うまでもない。

こうしてマッキー・マーク6はとりあえず2台が生産され、まずはUSRRCでの参戦が開始されることとなる。ボディ周りはマーク5に対してより曲面を多く取り入れたデザインが採用されたが、これは数年前にアメリカに輸入されていたロータス30/40を思わせるものだった。このボディのマテリアルはアルミ合金であり、FRPを採用しなかったのはマッキー自体がアルミ合金の取り扱いに慣れていたことが理由である。

記憶に残る強烈な個性と共に6戦を戦ったマイナーモデル

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マッキー・マーク6は1966年と1967年の2シーズンに渡って、プライベートエントラントの手でUSRRCとCANーAMを戦った。1967年に追加で生産された数台はさらなる軽量化が要求されたことからボディ素材は極めて薄いFRPとなったが、ボディの外観デザインに大きな変化は無かった。さらにメカニズム的にもマーク6と大差無かったものの、新たにマーク7の名称が与えられた。

前置きが長くなってしまった。今回紹介するのは1968年シーズンにSCCA CANーAMを戦ったマッキー・マーク10である。ただしマッキーの完全な新型というわけではなく、マーク7の2号車をベースにボディ周りを一新、新時代を見据えたウェッジシェイプボディをマウントしていたという一種の空力モディファイドモデルだった。

このレースカーをプロデュースしたのは、1967年からUSRRCとCANーAMにおいてドライバーのチャーリー・ヘイズと共にマッキー・マーク7を運用していたカリフォルニアのラルフ・セイヤー・レーシングである。このチームはCANーAMがスタートする以前から、SCCAモディファイド及びスポーツレーシングカテゴリーを戦っていた西海岸を代表する名門でもあった。その当時は共に代表を務めていたジーン・クロウと、ラルフ・セイヤーの姓を略したCroーSalと呼ばれており、初期のレースカーはマクラーレン・エルヴァM1Aやビル・トーマスがシェルビー・コブラに対抗するために製作したチータなどが使われていた。ここは同じく西海岸を代表するレースエンジンビルダーだったトラコ・エンジニアリングとの関係も深く、トラコチューンのオールズモビル215をレースエンジンに採用した初期のチームでもあった。

一方、CANーAMがスタートする以前のUSRRCでは、既述した通り純アメリカンメイドの有力なレースカーはテキサスのジム・ホール率いるシャパラルのみという状況であり、エンジンこそアメリカンメイドだったもののシャシーはイギリス製というマクラーレン・エルヴァやローラの存在感が極めて大きくなりつつあったことは否めなかった。すなわち純アメリカンを重視するレーシングチームにとって、シャシーコンストラクターの体制強化は必須だったのである。

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そんな状況の中、名門レーシングチームだったCroーSalにとって、マッキーの存在は純アメリカンメイドという意味でも、USRRCやCANーAMにおいて、同じく純アメリカンだったシャパラルはもとより、マクラーレンやローラに対抗する上での有力な武器であるとの判断が採用の理由だったのかもしれない。ともかくセイヤーのマッキーは、1967年シーズンにはコンスタントに中段に食い込む走りを見せ、隙あらば上位をうかがえるポジションの常連でもあったのである。

マッキー・マーク10は1968年8月のミドオハイオUSRRC最終戦でデビューした。ドライバーはチャーリー・ヘイズである。エンジンはこの年にオールズモビルが投入した新型の350ciをベースに排気量を389に拡大したものが用意された。このエンジンをビルドアップしたのは、エンジンチューナーとしてラルフ・セイヤー・レーシングから独立していたCroーSalであり、全くの新型エンジンなのにも拘わらず長年の経験を元に、シボレー・スモールブロック・ベースのレースエンジンのスペックに近い500hpオーバーの最高出力を安定して発揮することができた。その他のメカニカルコンポーネンツはマッキー・マーク7のリファインに止められており、チューブラー・スペースフレーム自体は強化されボディの更新に伴ってカウルマウント部周辺などに手は加えられていたものの、サスペンションアーム類やスタビライザーなどは互換性が確保されていた。

1968年度SCCA CANーAM開幕戦だった9月1日のロードアメリカ(この年までシーズン前半はUSRRC、後半がCANーAMというスケジュールでありエントラントは一部で共通だったがどちらかしか参加しないチームも多かった)でCANーAMデビューを飾った。そして総合7位でレースを終えた。上位はワークスマクラーレン2台、ペンスキー、シェルビー、シャパラル、モッチェンバッヒャーという上位の常連であり、満足できる結果だったと言って良いだろう。

第2戦のブリッジハンプトンは欠場。第3戦エドモントンはワークスマクラーレン2台、ペンスキー、オートダイナミクス、カール・ハースに続いてここでも7位に入った。既に熟成していたレースカーがベースだったとはいえ、安定した成績を記録できたのは見事だったと言って良いだろう。第4戦のラグナセカは、セイヤー・レーシングにとって地元とも言えるラグナセカだったが、プラクティス中にフューエルインジェクションのトラブルを起こし決勝は出走できず。同じく西海岸での一戦だった続くリバーサイドでは決勝の序盤戦で燃料関係トラブル(ベーパーロックだったと言われている)を起こしリタイアを余儀なくされた。

1968年度のSCCA CANーAMの最終戦だったラスベガス、ここでもマッキー・マーク10はクオリファイ中のエンジンブローで決勝スタートは適わず、シーズンを終えることとなった。シーズン序盤こそ一桁入賞を記録するなど信頼性の高さを見せたものの、後半は、ほぼトラブルに悩まされたシーズンだった。

なおセイヤー・レーシングのマッキー・マーク10が最後にCANーAMの場に姿を見せたのは、翌1969年の開幕戦だったモスポートである。エンジンをツインターボに強化したマーク10はジョー・レオナードの手に託されエントリーしたものの、プラクティス中にエンジンを壊し、そこから先に進むことはできなかった。短い間にキラリと輝いたレースカーだった。

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これはマーク10の前身であり構造的なベースとなったマーク7である。シャシーはほぼ共通だったが丸みを帯びたボディカウルが特徴な一台だった。

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エンジンは、1968年型から投入されたオールズモビルの新型350をベースに排気量を389に拡大したいわゆるストローカーであり、CAN-AMの中ではほとんど見ることができなかったオールズモビルエンジンだった。ビルドアップ/チューニングはCro-Sal。最後の仕様はツインターボ化されており、その点でも先進技術に意欲的だったチームである。Cro-Salは同年には455ベースのツインターボも完成させている。

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コクピット内部にはマルチチューブラースペースフレームであることがよくわかるディテールが垣間見える。ボディ素材は前年までのFRPから再び薄板のアルミ合金へと戻っていた。上の写真でシートの上に見えるX字型の物体はリアカウルを開けた時に支えて置くためのステーであり便宜上ここに置かれてるだけである。

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リアカウルの後端には、シンプルな形状のアルミ製スポイラーがセットされている。ウェッジシェイプのボディとの組み合わせが興味深い。

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ポール・ニューマンのネーミングはこのクルマの前身であるボディ換装前のマーク7 時代、ニューマン主演のレース映画にニューマンと共に登場したことが理由である。

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マーク7までのフロントの内部はもっとシンプルな形状だったが、マーク10ではスペースフレームをカバーするラジエターダクトやアンダーカウルがセットされていた。


Machine specs

Engine
オールズモビル 350cu:in V型8気筒OHV 改389cu:in
CroーSal チューン ルーカスメカニカルフューエルインジェクション
ドライサンプ 最高出力500hp
Transmission
ヒューランドLG300 4 速マニュアル ドグクラッチ
Brake
4輪ベンチレーテッドディスク ACデルコ4ポッドキャリパー
Suspension
フロント
アッパー/ロワーアーム パラレルウィッシュボーン+ラジアスロッド
コイルオーバーショック スタビライザー
リア
アッパー/ロワーアームパラレルウィッシュボーン+ラジアスロッド
コイルオーバーショック スタビライザー
Chassis
クロームモリブデン鋼管マルチチューブラースペースフレーム
Body
アルミ合金スキン
Car weight
不明

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TEXT&PHOTO ●Akinori Yabuki
http://profile.ameba.jp/akiyabuki

アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

JLラングラーが魅力的になるオリジナルパーツをラインアップするワーコーポレーション

2019 JEEP JL WRANGLER SPORT

2019 JEEP JL WRANGLER SPORT

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

ノーマルとはまるで別のクルマ!ワイドボディで逞しさを強調する

JLラングラーが北米で発売されるや否や、日本仕様の登場に先んじて輸入・販売を開始したワーコーポレーション。車両の販売だけにとどまらず、JLラングラーが魅力的になるオリジナルパーツを、続々とリリース中だ。

さりげないが圧倒的な存在感を演出する!

JLラングラーを買って、自分好みのカスタムしてみたい。でも、オフロードを走る訳ではないし、あまり派手すぎるのも…。そんな人にお勧めしたいのが、車両の販売だけでなくオリジナルパーツも数多くラインアップするワーコーポレーションの製品群だ。

その中でも独創的なアイテムと言えるのが、ノーマルのオーバーフェンダーとボディの間にスペーサー的なパーツを組み込んで創り上げた、ワイドボディエディション。ノーマルは少々クルマが細長い印象を感じるが、片側で約5cmワイドとなったことで、非常に力強く見える様になる。さらにデモカーは、ノーマルよりもフェンダー位置をアップさせたルビコンハイフェンダーも装着。ノーマルと見比べると、同じクルマとは思えない程の変貌ぶりで、さながらアメリカンフットボールのプロテクターを装着したかの様にも見える。

2019 JEEP JL WRANGLER SPORT

ベース車両はUSモデルのスポーツで、ヘッドライトなどの灯火類は全てLEDにアップグレード。サスペンションはラフカントリーのキットで2.5インチリフトアップし、フェンダーとのクリアランスが拡大したことで35インチのMTタイヤヘドサイズアップを実現。ちなみにエンジンは2.0ℓのターボだが、USにしか設定されないマイルドハイブリッドのeトルクモデルなので、タイヤの外径がアップしても非常にトルクフルな走りを味わえる。

余談だが、ここまでのカスタムを施しても国内仕様のサハラとほぼ同じプライスとのこと。さあ、キミならどっちを選ぶ?

ワイドボディエディションならノーマルよりもひと回り大きくアグレッシブ

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ボディとフェンダーの間にスペーサー的なパーツを装着し、ワイドボディ化を実施。価格は148,000円で、白/黒/マットブラックの塗装済みも設定(20,000円UP)。またルビコンハイフェンダー(100,000円)なら、ノーマルより車高を高く見せることが可能。ヘッドライト(80,000円)やフォグランプ(18,000円)はLEDに変更。またフェンダー先端にはLEDシーケンシャルウインカー(22,500円)も備わる。

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フロントバンパーは、3ピーススチールバンパー(120,000 円)に変更。ボルトを外すだけで、ロング/ショートの変更が手軽に行える。コーナーセンサー付きも設定しており、本格的にオフロードを走る時はショートにすれば、バンパーがヒットしにくくなる。フロントバンパーの下には、スチールアンダーガード(25,000円)も追加、オフロードを走る可能性がある人は、装着すべし。

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ラフカントリーのサスペンションキットで、2.5インチリフトアップを実施。リフトアップすればノーマルフェンダーでも35インチは装着可能だが、より高く見せるためルビコンハイフェンダーに変更。ジオランダーM/T G003(35×12.5R17)に、ビードロックスタイルのFUEL OFFROAD・COBARUTO(9.0J×17、+1)を組み合わせる。ブラック一色の中で、真紅のディスク面が際立つ。

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リヤコンビランプ(35,000円)もLEDに変更。ノーマルのハロゲンだと、正直言ってJLらしさが乏しい。SPORTを購入した人も、これは装着しておきたいアイテムだ。

CROSS製ステンレス304マフラー

CROSS製ステンレス304マフラー(120,000円)を装着。4本出し形状となっており、国内仕様のリヤバンパーでも取り付けが可能となっているのがポイント。リヤ周りをスポーティに演出してくれる。

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JL用背面ハードタイヤカバーも発売中。各ボディ色をラインナップ。ちなみにJEEPのステッカーは付属しない。価格は6万5000円となる。

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ワーコーポレーションでは、ラフカントリー製のLEDライトも各種取り扱い中。またスチールバンパーのオプションとして、グリルガード(2万5000円)も発売中だ。

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独特な形状を採用する、電動格納式のEステップ。オフロードでヒット防ぐ形状でありながら、サイドステップとして非常に使いやすく、かなり低い位置まで下がってくれる。左右セットで15万円。


アンリミテッドだから似合うカイザー顔ジープ【クワドロペット】

老舗のタイガーオートならではの気配りでジープライフを後押しする

JLラングラーの走行性能を損なわない総合的なスタイルアップ【エルフォード】

日米を融合させたジープスタイルを提案【トップランカー】


Special Thanks:WHA CORPORATION
URL:https://wha.co.jp
TEL:052-523-3003


Photo ★浅井岳男
Text ★空野稜
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

アメマガ編集部のデモカーとして仲間入りを果たしたアストロ。 以後お見知りおきを!

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REFRESH PROJECT!! CHEVROLET TAHOE

思わぬ展開で新たなステージが始まる

今回は取材のため、一路大阪へ。現地でカメラマンと合流するので行きは新幹線で移動。緊急事態宣言発令中は県外への移動を自粛していたこともあって新幹線の車内はガラガラ。逆に乗っていていいんだろうかと心配になるぐらいだったけれど、今回は緊急事態宣言が解除された後だけにどんな感じだろうと周りをキョロキョロ。やはり満席とはならないまでもそれなりに乗車する人は多かった。しかし、自由席の3人席を1人で座って2時間強の時間を密を避けながら快適に移動することができた。

大阪に到着してカメラマンの石井くんと合流すると、そのままショップへGO!彼とは普段、電話で業務連絡のやり取りをしているけれど、直接会うのは2019年の9月に開催したアメマガミーティング以来、さらには10年来の付き合いということもあって、移動中の車内は他愛もない話で盛り上がっていると、気付けばショップはもう目の前。訪れたのは大阪府堺市の「ナオキモータービルド」。誌面では同ショップが手掛けたビンテージモデルや、こちらではエアコンメンテを取り上げていたりするのだが、これらはすべてカメラマン任せで直接伺ったことがなかったこともあり、挨拶もかねて訪問した次第だ。

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もちろん代表の宮田さんとも初対面だけに早速名刺交換。その後はショップ内を見学させてもらいながら会話をしていると、外に止めてあったアストロに目が留まる。そこからはお互いがこれまでにアストロとどの様に接してきたかなど、どんどんと話が盛り上がるなか、このアストロが下取りしたばかりの販売車両であることを知らされると、私スズキ、何を思ったか買ってしまいました!

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スズキ)初めまして!編集部のスズキです!いつも取材にご協力いただいているのに、なかなか伺えなくてすいませ~ん。
宮田さん)こちらこそ初めましてナオキモータービルドの宮田です!今回は遥々大阪までお越しいただいてありがとうございます!

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スズキ)こんなところにアストロがあるじゃないですか!これは修理待ち?
宮田さん)いやいや、最近下取りで入ってきたばかりなんですよ。実は僕、アストロがめっちゃ好きなんで、これまでに何台も乗り継いできてて、それに在庫も欠かしたことがないんですよね~。

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スズキ)なるほど、そ~なんですね。(ちなみに、これっていくらなんだろう? 足に使ってた軽自動車を手放して駐車場も空いてることだし、置けるなぁ♪)
宮田さん)もしかしてアストロ興味あります?スズキさんなら格安でお譲りしますよ♪ちなみに車検通したばかりだし、書類も全部そろってるんで乗って帰ってもらっても大丈夫です。

2005年モデルを最後に生産終了したアストロ。日本におけるアメ車ブーム、そしてミニバンブームの立役者。我々もアストロにはどれだけ世話になったことか。ちなみにここ最近はアストロの中古車相場が高騰しているそうで、にわかに第2派?いや第3派?が訪れているのかも。しかしナオキモータービルドでは、そういった事情は関係なく常にアストロを在庫しているそう。その理由は代表の宮田さんがアストロ好きだから。聞けば、これまでに乗り継いだアストロは数知れず。そしてこのアストロも下取ったばかり。ちなみに…と伺ってみたところ、「スズキさんであれば格安でお出ししますよ!」とのこと。これを聞いて思わず衝動買いしてしまった。あれ、今日は取材をしに来たハズなのになぁ。まぁ、いっか(笑)。

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というわけで商談成立

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スズキ)それじゃ、帰ります!今後もよろしくお願いしますね~♪
宮田さん)ほんまに乗って帰ってもーたやん…。しかも日帰り…。タフやなぁ。やっぱり編集部の人って変わってるかも(笑)

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目にするなりわずか数十分で購入を決めたアストロ。中古車を購入する場合、普通であればまずは内外装の状態をチェックするところから始まり、エンジンをかけて調子を確認し、そして試乗して走行具合を確かめたりするものだが、宮田さんからこのアストロに関する話をじっくり聞いたので、お決まりの確認作業は一切カットして大阪を後にしたのである(笑)。ちなみにこの後天候が悪化してドシャ降りとなり、高速道路は視界不良…。それでも県外移動の自粛中ということもあって行き交うクルマは少なく、5時間かけて無事に自宅へと乗って帰ることができた。

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というわけで、編集部のデモカーとして仲間入りを果たしたアストロ。以後お見知りおきを!今後の展開に乞うご期待!!

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THANKS:Naoki Motor Build
TEL:072-236-7300
HP:https://naoki-mb.co.jp/

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PHOTO:石井秋良
TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

グランドチェロキーSRT8の能力を遺憾なく発揮できる、最高のアイテム

2014 JEEP GRAND CHEROKEE SRT8

2014 JEEP GRAND CHEROKEE SRT8

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

世界初の車高調を加え走りもフラッグシップの高みへ

チャレンジャーやマスタングのカスタムで知名度の高い埼玉のオールインポートだが、グランドチェロキーSRT8カスタムも代表的な存在として人気は上昇中。カスタムブランド「クラスリート」を展開し、グランドチェロキー用の2WAYフルタップ車高調キットを2020年4月にリリース。SRT8の能力を遺憾なく発揮できる、最高のアイテムになるのは間違いない。

軽量・高剛性ホイールROHANAに注目

SUV市場が賑わう中、欧州ブランドの名だたる輸入車モデルと比較検討されているのが、ジープのフラッグシップであるグランドチェロキーだ。なかでも6.4ℓHEMIエンジンを搭載するSRT8は、高いパフォーマンス性を誇りながらも車両価格が低くいとあって、オールインポートではグランドチェロキー・SRT8のカスタムを積極的に展開する。

その流れをさらに促進すべく、同ショップのカスタムブランドである「クラスリート」から、世界初となる2wayフルタップ車高調キットをリリース。サブタンクを追加したことにより、シリンダーの全てを使ったストローク量を確保し、メインシリンダーとサブタンクのオイル調整によって、圧縮時・伸長時の減衰力調整ができ、フルタップ式により、ストローク量を損なうことなく車高調整が可能となる。

2014 JEEP GRAND CHEROKEE SRT8

ホイールは、ロータリーフォージド製造により軽量で高剛性・高耐久性を誇るとして、同ショップが激推しするROHANA・RFX11の22× 10.5J(ブラッシュドチタニウム)。ボディには、アメリカ・ニューヨークにあるSARONAデザインの、フロントリップスポイラー・サイドスカート・リアディフューザー・リアスポイラーエクステンション・テールゲートスポイラーを装着する。走りを極めるSRT8に、ハードな走行でも性能を発揮する車高調、軽量高剛性ホイール、そしてエレガントなボディキットを纏うことで、グランドチェロキーは絶対的な存在感をみせてくれる。

SARONAデザイン製SARONAデザイン製

SARONAデザイン製SARONAデザイン製

絶対数が少ないグランドチェロキー用のボディキットだが、今回身に纏うのが、アメリカなニューヨーク州にあるSARONAデザイン製。フロントリップスポイラー・サイドスカート・リアディフューザー(SRTロゴヒッチカバー付)・リアスポイラーエクステンション・テールゲートスポイラー。
■5点セット¥598,000(税込)

ROHANAホイール

ロータリーフォージドと呼ばれる製造方法により、高剛性・高耐久性でありながら軽量が特徴のROHANAホイール。装着タイプはRFX-11・ブラッシュドチタニウムの22×10.5J。

「クラスリート」グランドチェロキー用の2WAYフルタップ車高調キット

「クラスリート」

「クラスリート」

「クラスリート」

オールインポートが展開するカスタムブランド「クラスリート」から、チャレンジャー・チャージャー用に続きグランドチェロキー用の2WAYフルタップ車高調キットがリリースされた。サブタンクが追加されていることにより、圧縮・伸長時の独立24段調減衰調整が可能。強化アッパーブッシュ、アルミ削り出しアップマウント、44mm大径ピストン、SAE規格の高耐久スチール製スプリングなどを採用し、ハードな走行でも運動性能を安定させ、耐久性も高強度を誇る。
■適応:2011y-2020y
■ ¥ 398,000(税込)


アンリミテッドだから似合うカイザー顔ジープ【クワドロペット】

老舗のタイガーオートならではの気配りでジープライフを後押しする

JLラングラーの走行性能を損なわない総合的なスタイルアップ【エルフォード】

日米を融合させたジープスタイルを提案【トップランカー】


Special Thanks:ALLIMPORT
URL:https://www.allimport.jp
TEL:048-959-9419


Photo ★古閑章郎
Text ★相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

本場の味とA5和牛が抜群のコンビ。アメ車乗りなら行くべきレストラン。

Midtown BBQ Nagoya【ミッドタウンBBQ名古屋】

Midtown BBQ Nagoya【ミッドタウンBBQ名古屋】

American Life アメ車のグルメ -アメ車と一緒に“満腹”グルメライフ-

アメ車乗りなら、日本にいても本格的なハンバーガーやステーキ、BBQを食したいと思うだろう。名古屋にあるミッドタウンBBQなら、そんな本場の味を楽しめる!

カジュアルな雰囲気だが大切な人との食事にも最適!

ミッドタウンBBQのオーナーシェフは、実はカナダ人のロブ・シャノンさん。バンクーバー生まれだが、曾祖父はテキサス・アーカンソー出身で、移住先のカナダで2エーカーの農場を営んでいた。ロブさんが日本に来たのは10年前で、カナダにいる日本人の友人や日本で働いたことのある2人のおじから話を聞き、興味を抱いたそうだ。

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ミッドタウンBBQの名古屋店をオープンしたのは4年前で、2020年6月2日に新店舗に移転した。

従来のお店と目と鼻の先だが、新店舗は堀川に面した、まさにリバーサイドというロケーション。3フロア&オープンエアが楽しめるパティオもあり、総床面積は100坪。通常の食事はもちろん、ウエディングパーティーなどにも対応可能だ。

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ちなみに素材にはコダワリ、あえて和牛のA5を使用。アメリカにはノースカロライナやテキサスなど様々なスタイルがあるが、それらの良いところをセレクトしているそうで、アメリカから来た友人たちも「テキサスよりも美味しい!」と太鼓判を押してくれるそうだ。ちなみに名古屋は遠いな〜と思う人に朗報!

実は横浜にも店舗があるので、そちらにも足を運んでみよう!

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落ち着いた雰囲気の店内だが、ハンバーガーやステーキをカジュアルに楽しめる。堀川に面したパティオで、オープンエアを感じながら食事も可能。ランチタイムから営業を開始し、昼休みはなくそのままディナータイムまで絶賛営業中。ウイスキーやワインなども取り揃えており、カナダの地ビールが楽しめるのもミッドタウンBBQの魅力と言える。

■ BBQ ベーコンチーズバーガー

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メインのハンバーガーに、サイドメニューとドリンクがセットになった、ランチタイムメニュー。自家製ベーコンを使用するが控えめな味わいで、ビーフの旨味が楽しめる。マヨネーズとの相性も抜群で、日本にいることをしばし忘れさせてくれるほどだ。

■オレオチーズケーキ

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オレオの甘さとチーズケーキなので、甘党な人でないと無理?かと思いきや、意外なほどあっさりした味わい。添えられた生クリームがチェイサー的な役目となり食べやすい。

オーナーのロブさんの愛車は最終型のC7 M7!

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アメリカンスポーツの最高峰ということと、コルベットはFRでしょ。それにクラッチがなければスポーツカーじゃない!と語るロブさん。おじいさんの1人は16歳からマスタングに乗り、もう1人は3種類のカマロを所有する熱狂的なマッスルカー家系。敢えて最終型のC7・M7を祖国カナダで購入し、わざわざ日本に輸入した。


SHOPDATA
Midtown BBQ – 名古屋店
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅5 丁目24-3
TEL:052-898-5080
営業時間:日~木/11:30 ~22:00  金・土/11:30 ~24:00
定休日:なし

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Midtown BBQ – 横浜店
所在地:神奈川県横浜市中区尾上町1-8
TEL:045-298-6584
営業時間:火~金/11:30 ~14:00 17:00 ~22:00
土・日/11:30 ~22:00


アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

カスタムユーザー専用!それがNITTOタイヤ

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NITTO MUD GRAPPLER × FORD RANGER LARIAT / NITTO INVO × EDGE CUSTOMS CHALLENGER R-LINE

THE BOTTOMS

TOYO TIREの1ブランドで、ハイパフォーマンスモデルから本格的なオフロードモデルまで、豊富なラインナップを展開するNITTO。とくにカスタムを楽しむコアなユーザーに的を絞った潔さが最大の魅力と言える。

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アグレッシブなトレッドパターンや、かなり攻めたタイヤサイズなど、「ノーマル車両お断り!」と言えるほど、大胆な戦略を展開するNITTO。実はTOYOの1ブランドで、メインマーケットは日本よりも北米が中心となる。国産車に乗っているユーザーなら「ふ〜ん」で話は終わるが、北米マーケットがメインと言うことは、アメ車のためのタイヤ!と言っても決して過言ではない。そのラインナップを見てみると、非常に個性的な物ばかりで、路面に残された跡を見れば銘柄がわかるほど。タイヤは消耗品ではなく、カスタムパーツの1つと考えているオーナーのためのブランドだ。

NITTO INVO × EDGE CUSTOMS CHALLENGER R-LINE

NITTO MUD GRAPPLER × FORD RANGER LARIAT

さて、毎年開催される東京オートサロンだが、2021年は無観客という形でTOYO TIREブースの情報を配信中。撮影当日にはNITTOブースも完全に再現され、例年と同様LUXZの渾身のデモカーが展示された。前ページでも紹介しているが、ノーマルを凌駕するワイドな姿にアレンジしたチャレンジャーRラインにはNITTO INVOを、そしてラフカントリーのキットでリフトアップし、アグレッシブさを強調したレンジャーには、日本で正規販売されていないがすでに多くのユーザーが愛用するマッドグラップラーを装着。NITTOが目指す、「コアなユーザーのためのタイヤ」という世界観を見事に具現化しており、タイヤだけでもなく、ボディパーツだけでもない、バランスの良いカスタムを提案していた。

EDGE CUSTOMS CHALLENGER R-LINE

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チャレンジャーRラインのキットを装着し、ノーマルよりも遥かにワイドにアレンジ。タイヤはNITTO INVOで、フロントは285で、リアは何と345!ノーマルではとても装着できないが、こんな途方もないサイズをラインナップするところに、NITTOの遊び心が感じられるだろう。

FORD RANGER LARIAT

FORD RANGER LARIAT

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前後バンパーはFab Forceに変更してLEDを組み込み、ワイルドさを強調。NITTOの中でもっともオフロードに特化したマッドグラップラーは、ノーマルでは装着できない35インチをチョイス。大径タイヤに20インチリムを組み合わせるのが、今のアメリカンスタンダードだ。


THANKS :(株)トーヨータイヤジャパン ニットータイヤ販売部
HP:http://www.nittotire.co.jp

PRODUCE by ラグジ
TEL:058-259-3922
URL:https://luxz.jp


PHOTO ★浅井岳男
TEXT ★空野稜
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

久しぶりのミーティングに羽を伸ばすアメ車乗りたち【与島ミーティング】

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2020.06.28 与島ミーティング

緊急事態宣言解除、県外移動自粛解除を受けてこれまでのうっぷんを晴らすべくアメ車乗りが与島PAに集結

2020年6月28日に瀬戸中央自動車道・与島パーキングで開催された「与島ミーティング」。このミーティングはアメ車だけに限らず、日本車も欧州車も、そしてバイクも参加できるオールジャンルミーティングで、発起人であるマスタング乗りの桑名さんがSNSで呼びかけをし実施されたものである。

全国的にコロナによって自粛を余儀なくされていたものの、2020年5月25日に政府が緊急事態宣言を解除し、2020年6月19日には県外移動の自粛も解除されたことで、ようやく不自由な生活から抜け出せるとあって、このミーティングを聞きつけたアメ車乗りたちが南は九州、東は東海から駆け付けて大いに盛り上がった次第。ちなみに開催日前日までは梅雨時期だけに雨を心配していたものの、当日の開催時間からは天気も回復して絶好のミーティング日和。参加者たちも久しぶりの集まりに羽を伸ばしていた様子。まだまだ感染のリスクはあるものの、今後は予防に取り組みつつ楽しむ機会が増えていくことだろう。

PLACE:与島PA


PHOTO:高原義卓
TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

レネゲードに一目惚れしたオトコとラングラーに憧れていたオトコの物語

JL WRANGLER UNLIMITED WILLYS、JEEP RENEGADE TRAILHAWK

JL WRANGLER UNLIMITED WILLYS
RENEGADE TRAILHAWK

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

レネゲードに一目惚れしたオトコとラングラーに憧れていたオトコの物語

同じ国産SUVを所有していた二人がオフ会を通じて出会ったことで交流が始まり、その後、クロサワさんはサイトで見たレネゲードの画像に衝撃を受けて乗り換えを決意。その影響をモロに受けたミヤギさんが追随してレネゲードを購入したのだが、2020年に入ってさらにラングラーへとステップアップ。そんなジープのある生活を満喫する二人に密着した。


ジープの中でも高いオフロード性能を持つトレイルホーク

誕生日のサプライズプレゼントでレネゲードを買って貰いました


気づけばジープに惚れてどっぷりとジープ生活を謳歌

二人が出会ったのは約10年前に開催されたオフ会。その当時はまだ二人ともジープ愛好家ではなく、日産エクストレイルが愛車で、みんカラのグループに所属。しかし、所属していたものの直接やりとりをしたことはなく、オフ会も何回目かでようやく会話をしたそうだ。いざ話をしてみると意外な事実が判明。お互い住んでいる場所が目と鼻の先だったのだ。

これほど近い距離にいながら、しかも同じグループに参加していながら知らなかったなんて…。それからは意気投合し、暇さえあれば愛車で集まり、これがとにかく楽しかったと。共通の趣味を満喫していたところで、クロサワさんがエクストレイルからの乗り換えを考え出す。「所有してだいぶ経つし、走行距離もかなり延びてきたし…」と。

とはいえコレといった乗り換え候補はないまま時は過ぎ、すると発表されたばかりのレネゲードの画像をサイトで見て一目惚れ。

そんな折に偶然とも言うべきかジープディーラーからDMが届き、そこには「ご来場者に記念品を差し上げます」という、よくあるコメントが記載されており、とりあえずコレを貰うだけ行ってみようかと、地元のディーラーへ。営業マンの対応が良かったこともあって試に下取り額がいくらになるのかだけ調べてもらうと、それが思いのほか高かったことも手伝って一気に話は購入へと舵を切ったのだった。

乗り換えることはもちろんミヤギさんにも報告済み。納車した時にはお披露目会も行なったとか。ジープのある生活を満喫するクロサワさんを見て、元々ジープに興味を抱いてミヤギさんの心も…。「しかし初めての外車だし、何かと不安…」という思いから一歩踏み出せずにいたけれど、これを絶好の機会ととらえてクロサワさんと同じディーラーへ赴くと、気付けば契約書にサインをしている始末。これには同行していたクロサワさんもビックリ。

JEEP RENEGADE TRAILHAWK

契約したのは同じくレネゲードで、その当時販売されていた限定モデルのデザートホーク。ちなみにカラーはアンヴィル。これで再び二人揃って同じクルマを所有する仲となり、さらにはミヤギさんの趣味であるキャンプに連れて行ってもらうなど絆は深まるばかり。

そんなレネゲードライフを謳歌する二人に突如変化が起きたのは2020年に入ってから。〝いつかはラングラー・ルビコン!〟を夢見ていたとはいえ、まさかこんなにも早くラングラーを購入するなんて思いもしていなかったと言うミヤギさん。

JL WRANGLER UNLIMITED WILLYS

何しろ、レネゲードの車検を通すつもりでディーラーに行ったはずが、そこに限定モデルであるウイリス仕様のラングラーが展示してあり、目にするや否や一瞬にして心奪われてしまったのだ。さすがにルビコンは高すぎて無理と諦めていたというのに。見れば見るほど気持ちは高ぶり、奥さんのラングラー好きも手伝って、レネゲードの時と同じ様に気付けば契約書にサインをしていたのは言うに及ばず。「とにかくウイリスに惹かれました」。

思いもよらぬ形でレネゲード×2からレネゲード&ラングラーへと変化したものの、二人のジープライフは益々深まっていくことは間違いない。

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CJ-3Aをオマージュした300台限定の“WILLYS”バージョン。ポイントはブラックグリルにWILLYSボンネットデカール、4 WHEEL DRIVEリアゲートデカール、ブラックJeepバッジ&TRAIL RATEDバッジなどの加飾がエクステリアに施されているが、早くもフロントバンパーはモパーのスチールタイプに交換するとともに、グリルガードとスキッドプレート、それにフードプロテクターを装着している。
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納車早々サスペンションを換装。モパーのキットで2インチのリフトアップを実施。キットにはFOXの2.5インチモノチューブショックアブソーバーが含まれ、チラリと覗くロゴが逞しさを漂わす。このハイト化に合わせてタイヤもBF グッドリッチATT/A KO2(LT285/70R17) に履き替えてサイズアップ。

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リアゲートは横開きのスイングタイプという特権を生かして、室内側にフロントランナーのドロップダウンテーブルを設置。ドライブの休憩やキャンプでは重宝する便利アイテム。

RENEGADE TRAILHAWK

JEEP RENEGADE TRAILHAWK

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フロントフェイスはバグガードを装着するとともに、7スロットグリルの1箇所を赤でペイントしてアレンジ。同じレネゲード乗りや四駆乗りたちとキャンプに行く時にはスーリーのルーフバスケットが大活躍。さらにオリジナルのサインプレートやレネゲードオーナーズクラブのデカール、フューエルカバーなどをあしらってエクステリアにアクセントを施す。

トーヨー・オープンカントリーR/T(235/70R16)&MG・ライカン(16×7.0J)

これまで装着していたノーマルのタイヤ&ホイールから、トーヨー・オープンカントリーR/T(235/70R16)&MG・ライカン(16×7.0J)へと新調したばかり。サスペンションは元々ジャオスのコイルスペーサーで1インチアップ済みだったけれど、ボトムスを新調してよりハイト化したのは嬉しい誤算。

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商談当初はブラックのディカラーで進めていたのだが、担当営業から「同金額でホワイトカラー&マイスカイ付きが出ました!」と聞かされて、迷うことなくマイスカイ付きを選択!

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OWNER:MIYAGI
OWNER:KUROSAWA


個性を主張した 大人カスタム ジープラングラーアンリミテッド
純粋に見た目だけでラングラーアンリミテッド・ルビコンをセレクト。しかもサハラエディション!

★ Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

自粛期間中の「おうち時間」を利用してリフレッシュ!GMCジミー

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EVERYDAY with GMC JIMMY
仕事にプライベートに毎日フル稼働するGMC・ジミー!

関西を中心に2008年から12年間、数々のアメ車オーナーやショップ取材をこなすカメライター石井の足として活躍するGMC・ジミー。2006年に購入した時は6万マイルだったメーターもいまや15万マイル。遠方取材も頻繁にこなすだけに定期的なメンテナンスは欠かせない。

いつもはオーナーさんの愛車を撮影させてもらう側にも関わらず、出しゃばって登場してすみません。関西を中心にアメ車マガジンの記事を担当させてもらっているカメライターの石井です。コロナウィルスの影響でゴールデンウィーク前後は予定していたイベント取材やミーティングが軒並みキャンセル。「STAY HOME!」と国から言われたら素直に従う。割と真面目なオトコです(笑)。

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しかし、ただ家に居ても原稿をこなす以外やることがない。さすがに毎日パソコンと睨めっこしているだけじゃつまらない。「何か家に居る間にできることはないかな?」と思いつきでポチってしまったのが東レぺフという接着シール付きの断熱材で、剥き出しのハードシェルから直で伝わる猛暑時の暑さ対策になるのでは?と試しに施工してみた次第。

さらにはオーディオOFFでも「ピュルリラッピュルリラ♪」と情緒溢れるビートを勝手に刻む風切り音の原因となっていた劣化気味のウェザーストリップも新調。そのほかにも、緊急事態宣言解除とともにエアコンステーションの取材で訪れたナオキモータービルドでは、便乗して自分のクルマも施工。おまけに風量が物足りなかった原因を解決。

夏に適したオイルに交換までしてもらい、これから訪れる猛暑対策も万全になったことで6月の取材も気分よく敢行!西は鹿児島、東は名古屋港まで駆け抜けた次第。寒いのは着込んで対策できても、さすがに暑いからって裸で運転するわけにもいかないので、この機会にリフレッシュできて結果オーライでした。

EVERYDAY with GMC JIMMY #01
A/Cサービスステーション取材ついでにジミーも診断!

風量調整が効かなくなった原因はまさかのバキュームホース

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約3年前にヴィンテージエアーを導入した際には“冷蔵庫の中か!”というほどよく冷えていたのに、2019年から冷風が弱々しくなっていたので診てもらうと、エアコン自体は若干のガス漏れはあるものの正常に作動していると診断。「ひょっとして…」とエンジンルームをごそごそして抜いて見せたホースが腐りきっていた。冷えた空気を送り込む際、このひび割れ部分から外気と混ざることが弱々しい冷気の原因だった。

偶然バイクのキャブから燃料タンクへと繋ぐゴムホースを助手席下にストックしていたので、「コレでイケるんちゃう?」と手渡すと「バッチリですわ!」とすんなりホース交換に成功。交換後にファンの風量をLOWからMAXに切り替えると、3年前に味わった冷たい風の勢いを取り戻した。ちなみに微量ではあるが診断機では解明できなかった漏れがあるとのことだったので、漏れた場合個所を特定する蛍光剤とコンプレッサーオイルを配合するガス漏れ防止剤を入れてもらい経過観察することに。

EVERYDAY with GMC JIMMY #02
頻繁に走る古いクルマは3,000km毎のオイル交換が理想!

夏用オイルと冬用オイル!ちゃんと使い分けて交換してる!?

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恥ずかしながらオイル交換は毎年車検時の年末とその間の年2回のみだったジミー。交換時の真っ黒なオイルを見るのが秘かに楽しみだったりしたのだが、それを告げると「酷使し過ぎ!」と指摘を受けた。古いモデルで走行距離が多い場合は3,000km毎が理想。せっかくなので交換を依頼すると、うちではこの時期20W50のドロッとした粘度の高い鉱物オイルを使用していますとのこと。ちなみに冬は滑らかな10W40の半合成オイルを推奨してるらしい。皆さんも夏と冬とで使い分けてマメに交換する、愛車を労われるみたいなのでぜひ!

EVERYDAY with GMC JIMMY #03
内張りのない剥き出しの天井に断熱材をDIY施工

ほんとに効果あるの?と疑心暗鬼で貼ったら予想を上回る効果!

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ひび割れ貼ってない所温度

高機能樹脂性断熱、防音材としてたまたまネットで見つけた東レぺフシート。粘着力が高く、クルマの屋根に貼ってもはがれにくいとレビューを見つけて思わずポチッっと購入した代物だが、思った以上の効果に驚いた。購入したのは5mm厚だが10mm厚も存在しており、カラーは白と黒の二色。シェルの内側が白貴重なので今回は白の5mm厚を購入して早速施工。曇りの状態でも40℃を計測していたが、猛暑の日は余裕で50℃を超えているのではと感じる程で、手で触れて火傷しそうなレベルを経験したこともある。しかしシートを張った部分と貼っていない部分とでは明らかに体感できるレベルで熱の伝達をシャットアウトしており、1万円台で変えるアイテムとしては費用対効果抜群だった。

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作業は屋根に直接型紙を貼り付けてペンでなぞるといったアナログな採寸から始まり、採寸した型紙を東レペフシートに重ねてハサミとカッターでダイレクトに切断。割とサクサク切れる一方で粘着力の高さゆえ、一度貼ると貼り直しが難しいだけに決めた位置で迷うことなく一気に貼ってしまうことをお勧めしたい。また、5m単位で購入したものの、まだ約3m余っているので、フロント側の天井張り替えの際は下地として東レぺフを導入してみようと思う。

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貼ってる所温度

施工後に貼った箇所と貼っていない箇所を計測すると-4℃の差。6月末の猛暑日に手を当てて確認してみると、鍋を直に触った時と、鍋つかみ越しに鍋を掴んだ時くらいの差を感じた。5mmでこれなら10mmだともっと体感できるのかもしれない。

EVERYDAY with GMC JIMMY #04
劣化したウェザーストリップをDIYで交換

ウェザーストリップ交換で気密性を上げるとA/Cの効きに好影響!

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元々付いていたウェザーストリップは購入当初から劣化気味で、弟が以前乗っていたタホを廃車にした際には、それをはぎ取って移植したものの、既に寿命を迎えてしまっていたようだ。隙間風は体感できるレベルで入り込み、高速を走らせるとハンズフリー通話もままならないレベルまで風切り音が上がる始末。A/Cの効きにも影響しているみたいで外の空気をシャットアウトすれば室内の冷却効果も向上するらしい。

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弟のタホから移植した物なので形状は異なるが、所々ひび割れが発生して弾力性を失ってしまっていたウェザーストリップ。酷い個所では穴が開いている部分もあった。ドアを閉めた際のクッション性は古いクルマだしこんなものか…と半ばあきらめモードだったけれど、変えたらパスッと閉まり気密性がアップした印象。

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ドアウェザーストリップを交換する際はピラーや足もとのプレートなどを取り外さないと施工不可能。その際古いクルマだと力任せに外してパキッと留め具を折ってしまったりすることもあるので慎重な作業をお勧めしたい。ちなみに破けてボロボロになってしまったバイザーも近々何らかの対策が必要。張り替える際はシェルの天井も合わせて行なうつもりなので、最近は専ら似合う生地を模索中。誰かお勧めの生地があれば教えてください(笑)。


一筋縄ではいかないリフトアップ計画が一歩前進!GMC・ジミー!


Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載