バイパー=コレクションズという図式を確立

DODGE VIPER

DODGE VIPER

毒蛇に魅せられて。

対コルベットを掲げて1992年に投入された「ダッジ・バイパー」。そこから紆余曲折を経て第5世代まで綴ってきた系譜も2017年で終焉を迎えた。しかし、アメ車のなかでも超がいくつも付くほどに個性的なバイパー。そんなクルマに、まさに取り憑かれてしまったと言っても過言ではないほど、力を注いでいるショップが「コレクションズ」。本多代表自らバイパーを所有して楽しんできたことで、今や専門店と言えるほどに。

アメリカを代表するスポーツカーと言えば「シボレー・コルベット」。1953年に市販されて以来、その系譜は現行モデルのC8にまで受け継がれ、あと数年で70年が経過する、歴史ある名車だ。スポーツカーの分野においてはコルベットの独壇場という状況が続いたなかで、これに待ったを掛けるべくクライスラーが1992年に世に送り出したのが「ダッジ・バイパー」。毒蛇という名前が与えられるとともに対コルベットを堂々と掲げ、いざ市場に投入されればコルベットを上回るスペックを引っ提げてきた。そんなバイパーの初代モデルの市販が開始されたのは1992年。それから5世代に渡って生産されたが2017年に終焉。しかし、今ではプレミアが付くほどの希少価値。

2016 DODGE VIPER ACR

2016 DODGE VIPER ACR

コルベットでは存在した専門店も、バイパーでそれを謳うショップは聞いたことがない。だが、お邪魔したコレクションズはそう謳ってもおかしくないほど。写真からも分かると思うが、イベント時であればともかく、いちショップにここまでバイパーが並ぶ光景というのもこれまでの経験からしても初めて。なぜコレクションズがここまでバイパーに力を注いでいるかと言うと、その答えは単純明快で、代表である本多氏がバイパーに魅了されてしまったから。扱い出した当初は販売する名目で仕入れたものの、その独特過ぎる風貌、存在感に触発されて自身で乗り出すと、アメ車でレースを行なっていた人たちから声が掛かるようになり、そこからは走らせることでバイパーの魅力を伝え出すとそれが次第に伝わり販売はもちろんのこと、カスタムやメンテナンスの依頼が増えるようになったことで、現在では全国から問い合わせが来るほど〝バイパー=コレクションズ〟という図式が確立。

_45I29691995 DODGE VIPER RT/10

また、これほどのパフォーマンスを有するモデルだけを街中で乗るだけではもったいない、いわゆる宝の持ち腐れってことで、コレクションズでは愛車のパフォーマンスをオーナーに体験してもらうために「AUTO‐X(オートクロス)」を開催している。オートクロスは、モータースポーツ未経験者から熟練者まで、すべてのアメ車好きがもっとアメ車を好きになってもらうための走行会で、広い場所にパイロンでコースを作り、そのコースを2周回ってタイムを競うというもの。これだけ聞くとレースだと思い、何だか敷居が高いように思えるが、タイム計測はあくまで指標で、主旨はクルマの基本である〝走る〝曲がる〝止まる〟を実際に体感しながら愛車の性能を感じ取り、クルマの運転をさらに楽しむことにある。

一般道では愛車の限界を知ることは難しい。もし行なおうものなら免許をはく奪されてしまうだろう。しかし、貸し切った場所であれば、思いっきりアクセル踏んだり、フルブレーキしてみたり、ハンドル思いっきり切ってテールスライドさせることだって可能。そこで愛車の挙動や限界を体感すれば、大事にしている愛車を潰してしまう可能性を下げることにも繋がるだけでなく、日頃のストレスも吹き飛ぶことだろう。ひとまず今はコロナ禍ということで開催を持ち越している状態だが、この状況が落ち着いた頃には開催のアナウンスがなされると思うので、その際は本誌もしくは公式SNSでもお伝えしよう。筆者も愛車のタホで限界を味わってみようかな!

2016 DODGE VIPER ACR

2016 DODGE VIPER ACR

2016 DODGE VIPER ACR

_45I3129

_45I3140

_45I3147

_45I3151

_45I3154

オレンジをベースにブラックのラインを施した2016年型ACRエクストリームパッケージ。645hpを出力する8.4ℓV10エンジンを搭載する同モデルを自社で輸入。エクステリアにはエクストリームエアロパッケージを装着するとともにACR専用サスペンション、ACR専用ブレーキ(F:6、R:4ポットキャリパー&カーボンローター)を装備。走行距離は1.3万km。

2016 DODGE VIPER ACR

2016 DODGE VIPER ACR

_45I3106

_45I3093_45I3078

2016 DODGE VIPER ACR

_45I3065

_45I3070

こちらもオレンジカラーと同じ2016年型ACRエクストリームパッケージだが、ボディカラーはパープル(プラムクレイジー)で、センターにブラックのラインが施されて、怪しさ満点といった雰囲気を漂わしている。ちなみにACRは”American Club Racer”の略で、メーカー直系のチューニングブランド。とにかくこのままレースに出場しても不思議ではない出で立ちがACRの真骨頂。

2000 DODGE VIPER GTS

_45I2969

_45I3016

_45I2980

_45I3002

_45I3005

第2世代となる2000年型のGTS。こちらは正規ディーラーモデルで、走行距離は3.6万km。純正の18インチポリッシュアルミホイールを装着し、マフラーはセンター出しのデュアルタイプがあしらわれている。

1995 DODGE VIPER RT/10

1995 DODGE VIPER RT/10

_45I2936

_45I2926

_45I2941

_45I2944

今となってはなかなか目にすることができない第1世代の1995年型RT/10。このモデルイヤーにして走行距離はわずか2.2万km。各世代を体感してきた本多代表も「自身の愛車として最後は初代で締めくくりたい」と語る。


2台のバイパーで走りを堪能する、ハイパフォーマンスカーブラザーズ!

ストリートにおける最強・最凶の毒蛇 ダッジバイパーGTS


COLLECTIONS “EXOTIC CAR SUPERSTORE” CUSTOM & PERFORMANCE
TEL:042-765-8558
HP:https://www.collections.co.jp


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

“火の鳥”というネーミングが与えられた「ファイヤーバード」

1968 PONTIAC FIREBIRD

1968 PONTIAC FIREBIRD

過激に挑め!! MUSCLE WARS

ポピュラーなカマロに対してファイヤーバードはポンティアックらしさが随所に盛り込まれたマニアックで「硬派」な存在

フランス語で“友達”を意味するカマロに対して、“火の鳥”というネーミングが与えられた「ファイヤーバード」は、カマロと兄弟車ではあるものの、そのキャラクターは大きく異なる。プラットフォームは共通のFボディであることは当然ながら、フロントフェンダー、ドア、後部クオーターパネルなどのボディパネルも共有する。それに対し、くちばしのように尖ったグリルを一周するバンパーや、分割タイプのシャープなテールランプなどは、ポンティアックのマッスルカーを代表するGTOに似たデザインを採用するなど、ポンティアックおよび、ファイヤーバードならではのアイデンティティーがしっかりと盛り込まれている。

中でも最も注目すべきは、フードの下に収まるエンジンだ。設定されたエンジンは、スタンダードの直6から、ハイパフォーマンスな400まで、その全てがポンティアック独自設計となっており、カマロとは一切被らない。それだけに、ポピュラーなカマロに対して、ファイヤーバードはマニアックで硬派なキャラクターを持っており、GM内でも最も前衛的で遊び心のあるポンティアックらしさを感じるのだ。1967年にデビューした時点では、三角窓を持つデザインだったが、この68年型ではカマロ同様に“アストロベンチレーション”の採用によって三角窓が廃止され、フロント両サイドにあるウィンカーが大型化された。さらに、保安基準に伴って装備されたサイドマーカーは、ポンティアックのロゴをかたどったスタイリッシュなデザインとなっており、68年型特有のチャームポイントでもある。歴代ファイヤーバードの中でもファーストジェネレーションは、同年のカマロと比べて圧倒的に現存数が少ないため、アメリカでも希少な存在となっている。

アクセルワークにシンクロした軽快さが魅力

1968 PONTIAC FIREBIRD

1967年にデビューした時点での設定エンジンは、スタンダードの直6、230ci(3.8ℓ)、V8では326ci(3.8ℓ)215hpをはじめ、326ci”H.O.(ハイアウトプット)”285hp、400ci(6.6ℓ)にはスタンダード仕様とGTO同様の325hpの“ ラムエアー” とで、計5種類がラインナップされていた。68年型では直6の230ci が250ci(4.1ℓ)に拡大。326ciも350ci(5.7ℓ)に拡大され、”H.O.” 仕様は320hpを発生。400ciはスタンダードの他”H.O.”仕様として330hpが追加された。ラムエアーは新たにラムエアーIIとして335hpにパワーアップ。そのいずれもポンティアック独自に設計したもので、同等のシボレー製エンジンと比べると、スペックが近いものであっても、ポンティアック製エンジンでは「リッチなトルク」が体感できる。

当初マッスルカーとしてマッシブなポテンシャルを求めていたオーナーは、最強のラムエアーIIこそが理想と考えていたが、350ciながらもコンディションの良いこの個体のポテンシャルに満足している。暴力的なパフォーマンスは得られないが、歴代モデルの中でも特に車重が軽く、エアコンレス、スチール製の重いインテークをアルミ製に変更しているこの個体は、とりわけ軽く、発進時から高速走行までアクセルワークにシンクロした軽快な走りが得られる。また、コンバーチブルというキャラクターに見合ったカジュアルにイージードライブが楽しめる点でも気に入っているとのこと。

1968 PONTIAC FIREBIRD

ポピュラーな兄弟車のカマロに対して、一癖あるポンティアックならではのデザインがなんとも魅力的なファイヤーバード。グリルを縁取り、中央部が尖ったクロームバンパーや、丸形4 灯式のヘッドライトとのコンビネーションは、他のポンティアック車にも共通するアイデンティティーが引き継がれている。ダークブルーメタリックの車体色は純正色の“ フェイサムブルー” に則って数年前にリペイント。ホワイトのラグトップやクロームのモールディングとのコントラストが美しい。フロント側が若干高い車高スタンスは工場出荷時のオリジナルならではのものなのだ。

0S7A9259

0S7A9389

68年型で新たに投入された350ciエンジンは、ポンティアック独自設計によるもので、圧縮比9.2:1、ロチェスター製2 バレルキャブレターによる265hp仕様。ストックをキープする状態から、インテークマニホールドを軽量でフローの良いエーデルブロック社のアルミ製に、キャブレターをホーリー製の4バレルにアレンジ。そのため若干だがオリジナル以上のポテンシャルを発揮しているのがポイント。同等のシェビー製350に比べるとトルクの立ち上がりはマイルドな印象だが、車重やファイナルレシオとのバランスが取れているだけに、どの回転域でも付きの良いレスポンスが得られる。ステアリングもブレーキもタッチが良く、反応がダイレクトに感じらるだけに、ドライブを楽しむうえではむしろポジティブな要素となっている印象。ヘダースを装着していることで、排気音はストック以上に張りのある音色ながら程よい音量で心地良かった。インテリアは、基本的に同年のカマロと似たデザインではあるが、オプションのセンターコンソールの形状がよりシンプルでウッド調の化粧板のパタンーンがより高級なデザインとなっている。シフターは専用のT 型ハンドルで、ウッド調で統一される。ステアリングは69年~72年のポンティアック純正品でデザインや質感がマッチしている。大型の2 つのメーター内は、油圧、電圧、水温、燃料が組み込まれた社外品ながら、ストックのデザインに溶け込んでいる。シート&内張りは、トップ同様の白でコーディネート。

0S7A9421

Fボディを共有するカマロとは兄弟車関係にありながら、設定エンジンは全てポンティアック製。バルブカバー&エアークリーナーが社外品でドレスアップされているが、搭載エンジンは前年の326ciに換わって68年型で初めてラインナップされたポンティアック製350ciのスタンダードのストック。インテークをアルミのエーデルブロック製にアレンジし、本来のロチェスター製2バレルキャブレターはホーリー製4バレルにアップグレード。コアサポートからノーズ先端までの距離がカマロに比べて長いのも特徴。トランスミッションはストックの2スピードATパワーグライド。

アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

アメマガジンミーティングZ 2020の会場に集まってくれた出展ブース

3M7A1391

3M7A1396

BF Goodrich
BFGoodrich 賞の獲得車両は2021年のカタログ掲載という名誉!

1970年に初の50偏平シリーズのラジアルタイヤとして発売したラジアルT/A、4×4車両からSUV、コンパクトSUVなど幅広い車種に対応するオールテレーンT/A KO2 、オフロードでの使用を想定して設計されたMUD-TERRAIN T/A KM2&MUD-TERRAIN T/A KM3など、アメ車に必要不可欠なタイヤブランドであるBF Goodrich 。MUD-TERRAIN T/A KM3(39×13.50R17) を履かせたタイガーオートのJeepグラディエーターを展示した。またBF Goodrich賞を用意し、獲得者には2021年のBF Goodrichカタログに載ることできるのだ!

https://www.bfgoodrichtires.co.jp


KG-BASE
ワイルド・スピード ICE BREAKに登場した本物のアイス・チャージャー

愛知県に位置するKG-BBSE。オリジナルのテイストを残しながら、オーバーホールやカスタムを施した極上の1969年型のプリムス・ロードランナー(価格応談)、1969年型のダッジ・チャージャー(価格応談)を展示。そして2017年に公開された映画『ワイルド・スピード ICE BREAK』に登場した1968年型のダッジ・チャージャーをベースとした劇中車の『アイス・チャージャー』を展示。その迫力のスタイルも驚きだが、フルタイム4WD&4輪コイルオーバーサスへの改造にも驚愕!

劇中車のレプリカではなく、劇中車そのものである『アイス・チャージャー』。KGBASEの店内にも飾られるこれは一応販売も可能とのことだが、その価格は応談とのこと。

383ciエンジン&4MTはオーバーホール済みで、フロントがベンチシートの6人定員となっているプリムス・ロードランナー。ブルメタのダッジ・チャレンジャーは440ciエンジンに5MTを組み合わせた車両で、これもオーバーホール済みとなっている。

トップコンテンツ


LUXZ
マッスルカスタムシーンをリードするLUXZは人気YouTuberとコラボ!

岐阜県のマッスルカー専門店であるLUXZは、オリジナルのEDGE CUSTOMSを施したチャレンジャーを展示。フロントとリアには、丸ごと覆うタイプのオーバーフェンダーを装備し、とくにリアは69年から70年のチャージャーを彷彿させるワイルドでセクシーなデザインが特徴。実はこのクルマ、『ワイルド・スピード ICE BREAK』に提供した車両であり、映画にも登場している稀少なクルマ。またこの日は、人気YouTuber「カネキン」さんのチャレンジャーも展示した!

マッスルカーらしいグラマラスかつ迫力有るデザインのEDGE CUSTOMS。これらのパーツは日本の職人が作っているため、非常に高い品質も特徴だ。

トップページ


QUARTT FAB
ランボの純正カラーをベースにスムージング&マット化を実施!

カスタムペイントやFRP&メタルワークのスペシャリストである、岐阜県クァート・ファブリケーション。展示した1969年型のシボレー・インパラ・コンバーチブルSSは、スムージングを施したボディにランボルギーニ・アヴェンタドールなどの純正カラーであるガンメタを、マットカラーでペイントするという新しいアプローチを披露。従来にはない独特の雰囲気を漂わすペイントは、必見の価値アリ!レッドカラーで統一した内装は、すべて張り替えられている。

ボディワークのみならず、インテリア、足回り、メンテナンスなども得意としているクァート・ファブリケーション。1969型のインパラは、4輪独立のエアサスをインストールしている。

インパラに履かせているのはLEXANI・スパイダーの22インチホイール。クァート・ファブリケーションでは、レクサーニホイールとフォージアートホイールの取り扱いも行なっている。

http://quartt.jp


COLLECTIONS
街乗りからサーキットまで長い期間を楽しめるダッジ・バイパーを披露!

神奈川県の相模原に位置するCOLLECTIONS。日本に存在するバイパーの約半分は、何かしらの形で携わっているという、バイパーカスタム&販売のスペシャリストでもある。amZへ持ち込んだバイパーは合計7台。約3000万円を投入し、T-04のツインターボ化で約1500hpを発生するジェネレーション2のGTS、最終型のエクストリームにメカチューンを施したカスタムモデルなどを展示。サーキットまで対応可能な、バイパーのトータルチューニングも得意としている。

第5世代のACRになると、ボンネットダクト、ダブルカナード、GTウイングなどが標準装備。ノーマルで645hpを発生するV10は、富士のストレートで275km/hを超えるとか!このハイパワーを考慮すると、実はコスパの良いスポーツカーなのだ。

https://www.collections.co.jp


CALWING
キャルウイングらしいセンスと技術を垣間見れる2台のカスタムモデル!

所沢に位置するキャルウイングからは、カリフォルニアマッドスターのパーツで武装したJKラングラーと、ヘルキャットをベースに超ワイド化したチャレンジャーの2台を展示。アメリカとの太いパイプを持つキャルウイングは、ほかでは仕入れにくい稀少なパーツも数多く輸入可能で、かつ自社工場にて高品質なカスタムメイクを行なっている。そんなキャルウイングの高い技術レベルも確認できるこの2台のほか、お洒落なアメリカン雑貨などを持ち込み、多くの人を楽しませていた!

左ハンドルの2014年型JKラングラーは、カリフォルニアマッドスターの無骨な内外装パーツを中心にカスタムされた1台。24インチのホイールに37インチのタイヤを組み合わせている!

ワイドボディキット&ヘルキャットのエンジンが見える強化ガラスカバー付きのボンネット、そしてスポイラー付きのトランク、可変バルブ付きマフラー、エアサスなどを備えたカスタム費用は400万円超!

https://www.calwing.com


JOY BASE
リーズナブルにドリフトを楽しむその答えがマスタングという選択!

アメ車の修理を中心に、販売やカスタムを行なっているのが、さいたま市に位置するJOY-BASE。今回持ち込んだ2台のマスタングはドリフト仕様へとカスタムされた車両で、この2台は実際に走っているクルマ。ハイパワーでリーズナブル、かつFRレイアウトのマスタングは、ドリフトのベース車として最適であり、その楽しさを多くの人に知ってもらいたいというのがJOY-BASE。ちなみに赤いコンバーチブルは走行18万km超えで、どこまでドリフト走行が可能かテスト中とのことだ!

U.Sフラッグデザインのボンネットは自社でのラッピングによるもの。ドリフトを楽しむために必須となる、オリジナルナックルをインストールして、前タイヤの切れ角を増やし操作性をアップしている。

ドリフト用にフルバケや4点シートベルトなどは装備するが、ブレーキパッドなどはノーマルのまま。オリジナルのナックルが入れることが最適だが、ノーマルのAT車でもドリフトを楽しむことはできるそうだ!

http://www.joy-base.co.jp


GARAGE DAIBAN
豊富なアイテムをラインナップするアメ車専門店の神髄をamZでも発揮

江戸川区に本店を置き、千葉にアメ車専門の認証工場を持つガレージダイバン。遊びにくだけでも楽しめるここからは、イエローにブラックの差し色を巧みに使った2015年型のマスタングを持ち込んだ。エアロパーツを付けるだけでなく、カラー変更などを行ないオリジナリティの高いカスタムを行うことも得意としている。また車両販売においては、稀少なモデルの輸入代行ということも行なっており、それで購入したというチャレンジャーのオープンモデルも来場していた!

2015年のマスタングには、Stalkerのエアロをメインに、クォーターとリアのウインドーにはルーバーを装着。足回りはガレージダイバンオリジナルの車高調をインストールし、サーキットも楽しめる仕様へとチューニングされている。またリアにはシーケンシャルタイプとなる、スモークLEDテールランプも付く。

フロントページ


MONAMIMOTORS
稀少なピックアップのタイタンを大胆にカスタムしたコンプリートカー

US・NISSANのピックアップトラックであるタイタンを中心に手掛けるプロショップが川越市のMONAMI MOTORS。今回展示した車両は先代型のカスタムコンプリートと、現行型の2台。先代型はバンパー、グリル、ボンネット、オーバーフェンダー、ルーフ、リアデッキにLINE-X を施工し、プロコンプの6インチアップキット&ホイールを装着し、大径タイヤを含めると8インチアップとなる。新車からユーズドカスタムコンプリートまで幅広く扱っているのがMONAMI MOTORSだ!

2018年型NISSANタイタン。5.8ℓV8に7速のATを積むノーマル車両。室内はベンチシートの6人乗りで、余裕の室内空間を確保している。

2009年モデルのNISSANタイタンの4駆動モデル。室内はベンチシートの6人乗りで、8インチアップと随所にLINE-Xを施したコンプリートモデル。

http://www.monamimotors.com


ELEGANT DESIGN
自社製作による内装カスタムも見物のスーサイドドアのワイドマスタング

埼玉県の行田市で、アメ車のカスタムや販売を中心に行なっているELEGANTDESIGN。ワイドなボディキットが奢られ、極限までローダウンされた2005年型のフォード・マスタングを展示。馬力は未計測ながら、エンジンは片バンクにひとつづつ、巨大なタービンをワンオフ装着。サスペンションはクルーズのエアサスで、最下部にセットした状態で停止している。最大の特長でもドアは、逆開きとなるスーサイドドアで、これに合わせてドアノブや内張りもオリジナルカスタムを実施。

レクサーニ・アルティス22インチホイールの内側には、ブレンボのキャリパー&ディスクローターをインストール。シートセンターにアルミモール、センターパネルにもアルミパネルを設けている。また、自社に業務用ミシンを備えるため、レザー加工やステッチ加工も得意としているのが、エレガントデザインだ。

https://elegant-design.co.jp


Y-TECH
輸入したばかりのランチェロは「アメマガ見た」で値引き可能!!

まるでカリフォルニアという雰囲気の店構えで、70年代までのアメ車を中心に扱っているプロショップがY-TECH。日本に上陸したばかりという1964年型のフォード・ランチェロと、福田代表が普段乗っているという、1967年型のシボレー・カマロの2 台を展示。ランチェロはワトソンズというラジエター屋さんが所有していた車両で、オリジナルの大容量ラジエターにクーラーなどを備えた珍しい個体。オリジナルの雰囲気をキープしている良好なランチェロ。

ソリッドブラックの外装やアイアンバンパーも良好な状態のランチェロ。ホイールはボイドを履く。

327ciのエンジンを搭載している、1967年型シボレー・カマロ。ビンテージトランザムレース車両をモチーフにカスタムで、ミッションは4ATが載る。普段乗りも快適な1台。

https://www.y-tech.cc


KAMIKAZECOLLECTIN
世界に認められたカーケアアイテムは日本発の超高級カーケアギアだった!

最上級のコーティング剤やコンパウンドなどを、KAMIKAZE COLLECTINブランドでワールドワイドに展開しているのがKCインターナショナルだ。海外に約300店舗の販売代理店を持ち、約9割以上の収益が海外というのがKAMIKAZE COLLECTINブランドのカーケアアイテム。同社のコーティングやワックスは、コンクルールに出展するための高い艶感を重視していることが特徴。また優れた耐候性や耐久性はアメリカやノルウェーのユーザーからも高い評価を得ている!

展示したリンカーンに施工したのは、耐久性よりも艶を重視し、コンクールでのテロテロな輝きを得ることに重きを置いた『KAMIKAZE COLLECTIN』の『TH ERGANSE WAX』。日本製のハンドメイドワックスとなり、定価は2万9800円だがamZの特別プライスで販売をした!

https://www.kamikaze-collection.com


KPS
好きな数字や言葉をお洒落なアルミプレートにする

USナンバープレートや看板プリントプレートなど、オリジナルデザインのアルミのエンボスプレート製作と販売を行なう株式会社KPS。愛知県春日井市に位置するここは、USナンバーに自分のナンバープレートと同じ数字や、好きな言葉をプレートにするというサービスを実施していた。これらのプレートはクルマに装着するだけでなく、ガレージなどに複数枚飾ることで、一気にアメリテイストを屋内に取り込むことが可能になるアイテムだ!

KPS Plate


KANCHI HOUSE
稀少なレトロアイテムを数多く展示販売!

レトロデザインや数々の人気キャラクターなど、デザイン自体に大きな魅力を持っているアメリカン雑貨。そんなアイテムを豊富に揃えて出展していたのがKANCHI HOUSE。アメカジ風のパーカーやボーリングシャツなどのアパレル、レトロなサインボードや懐かしいキャラクターグッズなど、ほかではお目にかかれないアイテムが並べられたことで、女性や子供からの人気のブースに。アメリカンカルチャーを楽しめるのも、AMZの魅力!

https://www.kanchi-house.com


STYLE14
アメ車ファンの心を掴むHot Wheels のお宝探し!

今も昔も多くのファンを揃えるHot Wheels。アメ車を中心にあらゆる車種のダイキャストカーやクルマ用雑貨を数多く用意して販売していたのが、STYLE14。どんなミニカーがあるのか、宝探し感覚で楽しむことができるのも今回のイベントならではなで、子供から大人まで、多くのアメ車好きを虜にしていた模様。また、ダイキャストカー以外にも、ステッカーやアメリカン雑貨、クルマ用ケミカルなど、レアなアイテムを取り揃えていた。


BIG GAME
モーターシーンでブレイク中のブランドで人気に!

アメ車&バイク好きなオーナーが、お洒落なアパレル用品を中心に取り揃えて販売していたのがBIG GAME。Tシャツやツナギ、キャップに雑貨など、モーターシーンでブレイクしている各ブランドや、ショップオリジナル商品を中心にしたアイテムは、アメ車とマッチするファッションセンス。フルスロットル、Power Rod 66、COOL BROSといった、アメ車好きこそが気に入るブランドをメイン、数多くのアパレル商品を販売し人気を得ていた。

http://biggamejapan.jp



PHOTO:浅井岳男・Tomo’s PHOTO・清野央・編集部
TEXT:空野稜・石上智章・マーク清原・編集部
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

巡り巡って覚醒させる運命を感じた憧れのエルカミーノSS396

1969 CHEVROLET EL CAMINO SS396

1969 CHEVROLET EL CAMINO SS396

過激に挑め!! MUSCLE WARS

18歳の免許取りたての宮田氏が地元で何度か目にしたエルカミーノ。そのエルカミーノが巡り巡ってナオキモータービルドのもとへ。数十年間眠り続けた不動車を正統派のレストアではなく、異端児的にアレンジ!

カサカサボディなのに超快調! そのギャップが肝

約3年前、2017年に不動の状態で発掘してきたエルカミーノSS396。69年型エルカミーノ自体現存する個体がそんなに多くないため、買い取りの連絡が入って車両の詳細を聞いた時に「もしかして昔見掛けたあのエルカミか?」の予感が見事に的中。

買い取り時にオーナーに話を聞くと、エルカミーノはスターターモーターの不良などで不動となり、いくつか近所の修理工場にお願いしてみたものの、どこも手を付けられず断念。その当時ナオキモータービルドが存在していたなら、また歴史が変わっていたのかもしれないが…。そのまま数十年間眠り続けるも、このまま朽ち果てるのは可哀想だと。できるのであれば、また元気に走らせてあげて欲しいと、前オーナーがナオキモータービルドに余生を委ねたのだ。

さいわいフレームやボディに致命的なダメージはなかったが、ネジを含め各部の劣化や錆が侵食しており、思い切って交換が必要なパーツはすべて新品へとアップグレード品に。レンズ類も一新してパリッと仕立てつつも、カサカサのボディはそのままストック。オリジナルの396エンジンはオーバーホールを施し、ハイカム、ハイコンプピストン、ローラーロッカーアーム、さらにはホーリースナイパーのインジェクション化によってすこぶる絶好調に!

ナオキモータービルドの核となる足回りのフルチューンも施工済みで、撮影時には間に合わなかったが、既にヴィンテージエアーエアコンキット&フロントランナーも発注済。王道のレストアも悪くないが、カサカサボディにインジェクションという異端児的なアレンジも、実に味わい深い。「見た目より中身だよ!」とはよく言ったものだが、まさにそのとおりの仕様である。

DSC_7696

DSC_7704DSC_7777

朽ち果てる一歩手前と言えるぐらい見事な錆びっぷりのボンネットやリアゲートを“ 味”として楽しむのが今回のプロジェクト。このカサカサボディには似つかわしくない新品のヘッドライトやテールレンズも、ある意味個性である。左右のフェンダーで艶感がまるで異なるのは、補修しないと厳しい部分のみリペイントを施した証であり、このアンバランス感がまた、魅力的に映える。

DSC_7723

DSC_7799 DSC_7807DSC_7812

前後cppチューブアーム&スウェイバーに、HOTCHIKISコイルスプリング、UMIモノチューブショックアブソーバーを皮切りに、フロントドロップスピンドルでがっつりロワードスタイルに。YukonGearポジトラクションやMoserアクスルシャフト、14:1レシオステアリングボックスの換装も相まって驚くほど乗りやすい足回りへ一新。ブレーキはWilwoodブレーキマスターシリンダーにフロント6ポッド、リア4ポッドディスクブレーキ化して、パフォーマンスに見合った制動力強化も抜かりなし。

DSC_7731

DSC_7738DSC_7724

カーペットを総張り替えして3連オートメーターの追加、GRANT GTステアリングの換装済みのインテリア。長年放置されていた割には程度の良いシートはそのままストックしつつ、炎天下でも快適にツーリングできる様にヴィンテージエアーを近々装着予定。手を加えるべき所と残す所の“ 足し算引き算”を熟知しているからこそ成せる技である。

DSC_7713

TH400トランスミッションに2800ハイストールコンバーターを組み合わせ、オーバーホール済みの396オリジナルエンジンを搭載。ハイカムやハイコンプピストン、ローラーロッカーアームに、holley Sniperのインジェクションシステムを導入。キャブ車を愛する同社では珍しいインジェクター仕様と新たな挑戦も特筆物。カサカサのボディ越しの極上エンジンが、妙に色っぽく見える!


エルカミーノの魅力は何よりもそのリアフォルム。

カスタムVANのムーブメントのけん引役、ダッジが放つメーカー純正カスタムVAN

今こそゲットしたいアストロ!!【1994 Chevy Astro】

世代によって個性が異なる、シボレーのピックアップ


SHOP DATA:NAOKI MOTOR BUILD
TEL:072-236-7300
HP:https://naoki-mb.co.jp


Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

パワフルな2×7スポークのアメリカンボディスタイル【NITRO POWER GRENADE】

NITRO POWER GRENADE【ナイトロパワー グレネード】

NITRO POWER GRENADE【ナイトロパワー グレネード】

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

アメリカン2×7ボディスタイルがデビュー!

マルカサービスのMIDブランド「NITROPOWER(ナイトロパワー)」は、機能系ヘビーデューティ車の足もとを先進のデザインとタフなスペックで提供することを目的に誕生したブランド。新作「GRENADE(グレネード)」は、パワフルな2×7スポークで表現し、1ピース構造ながら、スポークを含むすべての要素が別体パーツで構成されているようなデザイン、そして本格ビードロックテイストのリム形状を特徴とする。本物志向のデザインとビードロックを主張するために、あえてリムから突出させた大型のヘキサゴンタイプのダミーボルトを使用したほか、リム形状自体も、リムアンダーカットなどの造り込みで立体感を強調する。センターには、細部の立体感と別体パーツ感を自然に調和させるデザインの2ピース構造のパッケージを設定した。

1C9J1560

1C9J1562

スポーク自体は5段回に折れる多面的なパワースポークにより、マッシブさを立体的に表現した。また、センターとのボリューム感やバランス取りに配慮し、一体感をあるところもこのグレネードのデザイン的特徴だ。

NITRO POWER GRENADE【ナイトロパワー グレネード】

装着ホイール:NITRO POWER GRENADE(17x7.0J インセット40) セミグロスブラック+リムヴァーティカルポリッシュ センターパッケージ:シルバー 装着タイヤ:BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 LT285/70R17 撮影協力:タイガーオート(http://www.tigerauto.com)


NITRO POWER GRENADE

サイズ:17×7.0J/インセット40/10H/P.C.D.114.3
カラー:セミグロスブラック+リムヴァーティカルポリッシュ/セミグロスブラック+フランジディスクポリッシュ
構造:鋳造1ピースホイール
規格:5H/114.3 JWL(690KG)・5H/127 JWL(730KG)
付属品:センターパッケージセット、バルブ
オプション:センターパッケージ(レッド/ブルー/オレンジ)

NITRO POWER GRENADE【ナイトロパワー グレネード】

NITRO POWER GRENADE【ナイトロパワー グレネード】

NITRO POWER GRENADE【ナイトロパワー グレネード】

NITRO POWER GRENADE【ナイトロパワー グレネード】

1C9J1563


●お問い合わせ:マルカサービス・MID
TEL:052-746-7000
URL:http://www.mid-wheels.com


アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

理想のスタイルと走りを 実現したオンリーワン!【amZ2020 AWARD 1st PRIZE 2015 FORD MUSTANG】

_N6I7839

AWARD 1st PRIZE
2015 FORD MUSTANG 本間淳一さん

amZ2020の栄えある1位に輝いたのは、2015年型のマスタングに乗る本間純一さん。2019年に続いて2年連続で参加してくれたが、実は本間さんのお住まいは北海道!フェリー&自走で、2020年も函館から駆けつけてくれました!もちろん愛車への熱意も伝わったからこそ、今回の栄誉を手にしたと言えよう!

エッジカスタムズでシェルビー並みの存在感!

北海道の函館から、片道約900kmをかけてamZに参加してくれた本間さん。2年連続で来てくれたことに、まずは感謝したい。

さて、本間さんの愛馬は、2015年型のマスタング50周年アニバーサリーモデル。エクステリアは本誌でお馴染みのラグジ・エッジカスタムズのエアロパーツを装着し、毒蛇に食ってかかろうとする獰猛なスタイルにアレンジ。随所にあしらわれた、爪痕もマスタングの雰囲気にマッチしている。また2枚のドアはガルウイング化されており、これはもう野生馬と言うよりも暴れ馬と表現した方が正しいかもしれない。

_N6I7948

事実、心臓部を見てみると、2.3ℓのエコブーストでありながら、インテークパイプの変更やCOBBのコンピュータチューニングを施すことで、397hp&410lb‐ftまでポテンシャルを引き上げている。足もとは軽さと強靭さを追求し、ワークのエキップE05をチョイスし、見た目だけでなく機能も追求。マッスルカーとしての真髄を、決してスポイルしていないところも魅力と言える。

ちなみに本間さんの今後の目標は、スーパーチャージャーを追加し次回のamZに参加することだとか。前人未踏の連覇を果たすのか?そしてそれを阻むのは誰なのか?次回のamZは、もうまっているとも言えるのだ。

_N6I7802

_N6I7669_N6I7694

_N6I7762

_N6I7674

_N6I7704

エアロパーツはすべてラグジのエッジカスタムズをチョイス。車高の調整はエアフォースのエアサスを使用。ホイールはWORKのEQUIP E05でフロント11J、リア13Jを装着。マフラーはBorla をチョイスしており、なかなかの爆音を奏でる。ちなみに構造変更は取得しており、胸を張って公道を走れる仕様だ。

_N6I7712

_N6I7718

_N6I7722

2.3ℓのエコブーストエンジンをベースとし、アルミ製のインテークパイプに交換することでアクセルレスポンスを向上させる。またCOBBのコンピュータチューニングを実施することで、パワーが25%、トルクは30%近くアップ。排気量からは想像もできないほどのハイパフォーマンスを実現しているので、下手に挑発などすると返り討ちに遭うこと間違いなしだ。

3M7A1340

3M7A1305

3M7A1323

表彰式の会場に現れたマスタングと本間さん。ガルウイングを上げて登場したら、そりゃ喝采が沸き起こるってもんですよ!C-STYLE のお2人から記念品を受け取り写真撮影となったが、いささかキンチョーしてましたな。ちなみに1位に輝いた方は、次回のamZに強制的に参加することになるとかならないとか…。覚悟はしておいて下さいね(笑)。


AWARD 2nd PRIZE
FORD ROADSTER アルドゥールさん

_N6I6771

3M7A1291

_N6I6784

_N6I6787

特徴的なラインと流れを感じさせるペイントが魅力的

1933年型のロードスターがベースで、いかにもクラシックカー的な雰囲気を払拭し、ノーフェンダー、チョップドトップを施す。フラットヘッドに換装し4MTを組み合わせており、博物館級のクオリティでありながら、街乗りも可能なところが驚嘆。

AWARD 3rd PRIZE
FORD MUSTANG SHELBY GT500 永ちゃんさん

_N6I5719

3M7A1266

_N6I5724_N6I5729

シェルビーエンブレムに恥じぬ走りを極めたカスタム

永ちゃんさんのGT500の真髄は、まさに中身にあり!サスペンションはアラゴスタで、エアクリーナーだけでなくスロットブロディも大径化しポテンシャルをアップ。もちろんブレーキも6ポッドに強化し、走る・曲がる・止まるを追求する。

AWARD BF Goodrich PRIZE
FORD MUSTANG 福田充さん

3M7A1169

3M7A1172

3M7A12263M7A1190

BFグッドリッチ担当者が見初めたマスタング

amZ2020のメインスポンサーである「BFグッドリッチ」賞を獲得したのは、福田さん。聞けば購入してからまだ日が浅いとのこと。BFグッドリッチの成瀬さんに選出した理由を伺うと「開催中ずっと愛車を磨いていて、手入れに余念がなかったことが印象に残ったから」とのこと。おめでとう!


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

昔ながらのレトロなフォルムを継承するTJラングラーの雰囲気に一目惚れ!

TJ WRANGLER、TJラングラー

TJ WRANGLER OWNER:AI KATAOKA

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

山が多く、森林率全国1位を記録する高知県。そんな自然が広がる豊かな土地でTJラングラーを愛車とする“四駆女子”。スケボー女子、カメラ女子でもあり、おまけにアウトドアにイラストレーターなど、多趣味な彼女にとってTJはそのすべてを受け入れてくれる最高のパートナー!

TJラングラーに乗り出してから世界観が広がった!

ジープ特集を組むにあたり、編集部でも様々な検索ワードを使ってオーナーを検索。♯ジープ女子、♯四駆女子など、とにかくジープに乗って人生を謳歌しているオーナーは居ないかとSNSを駆使して発掘したのが、紹介する愛ちゃんだ。高知県在住で2019年2月にTJラングラーを購入後、友達とアウトドアを楽しむ様子がたくさんアップされており、直接メッセージを送って取材要請すると潔くOKをいただき、早速高知県へ直行。

TJ WRANGLER、TJラングラー

TJ WRANGLER、TJラングラー

到着するとジムニー乗りの友達も一緒だったので話を伺うと、四国の女の子は比較的四駆率が高いとか。山が多いからか、四駆の似合うロケーションが多いからなのかは定かではないが、キャンプやアウトドアを楽しむのに最適な場所がたくさんあるのは事実だ。

そんなアウトドアライフに似合うクルマと言えばジープ!国産ミニバンの方が荷物を積めて人もたくさん乗れて便利かもしれないが、実用性よりも走破性、経済性よりも絵になるか否かの方が大切であることを知る女の子は、本誌にとっても嬉しい限りである。

DSC_8543

納車されてからは高速に乗らず、下道で遠回りして目的地へ向かったり、何気ない風景をジープ越しに切り取って写真を撮ったり、とにかく一緒に出掛けることが楽し過ぎて、ジープと過ごす時間が至福の時となった。最近は仕事の一環としてイラストレーターを駆使し、ジープをモチーフにしたステッカー作りにも夢中。ジープを通じて世界観が広がり、輪が広がる。いつの間にかライフスタイルの中心となったTJは、もはや彼氏以上の存在なのかもしれない。

DSC_8505

DSC_8516DSC_8515

4ℓで176hpを発揮させる必要にして充分なパフォーマンス、そしてジープ伝統にして普遍の7スロットグリル、今でこそ4枚ドアが主流ではあるがジープの歴史を辿ると2ドアこそ正統派であり、まずはTJを味わってからいずれは本国モデルの左ハンドル仕様のJKやJLに乗ってみたいと語る愛ちゃん。ホワイトレターのオールテレーンタイヤもお気に入りの様子。

DSC_8520

DSC_8529

DSC_8524

上級グレードサハラのベージュ×グリーンによるアースカラーなインテリアは、ワイルドになり過ぎず、適度に清潔感が溢れており、ガールズオーナーにもよく似合う。ハイ・ロー切り替え式の四輪駆動は購入してすぐに操作方法を覚え、撮影当日の様なシーンでは事前に四駆へ切り替えを忘れないところもジープに乗り慣れている証。

IMG_2818

愛ちゃんがイラストレーターで初めて製作したジープのステッカーがコチラ!SNSに上げるや否や「僕のも! 私のも!!」と制作依頼が殺到中。

DSC_8585DSC_8581

撮影当日一緒に現場入りしてくれたのは友達のMinamiちゃん。1週間ほど前にジムニーが納車されたばかりで、この日初めて愛ちゃんのジープとコラボしたとのこと。撮影の合間を縫いながら二人で撮影会が始まり、この後も二人でお互いの愛車を被写体に撮影会が続いたとか。女の子がありきたりなスイーツやカフェの話じゃなくて、四駆の話で盛り上がる姿は実に微笑ましい!

TJ WRANGLER、TJラングラー


スタイリッシュにジープTJラングラーをブラッシュアップ!!

純粋に見た目だけでラングラーアンリミテッド・ルビコンをセレクト。しかもサハラエディション!

JKラングラー×DIYカスタムはアウトドアでのカッコ良さの追求です!

迫力系のカスタムJeepに乗る。21歳のスノーボード好き女子!


★ Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

世界に1つだけのオリジナルサインプレートが製作可能!【KPS PLATE】

KPSのオリジナルプレート

KPS PLATE

AMEMAG TOPICS

アメ車に乗っていて、唯一不満があるとしたら…どうにも外すことができない日本のナンバープレート。漢字やひらがなが悪いとは思わないけれど、アメ車の雰囲気を台無しにしているのは間違いない。そんな不満を解消するのが、KPSのオリジナルプレートだ。

大小3サイズの文字があり、自由に組み合わせが可能!

せっかくアメ車に乗っているのに、オフ会やイベントで車両を展示する時、よく見ると日本のナンバープレートがむき出しになっている人は意外と多い。決してダメではないけれど、ここに一つアイテムを加えるだけで、ガラリと雰囲気を変えられる。それがKPSのオリジナルプレートだ。

また最近では、SNSの普及で愛車の写真を撮影する機会も非常に増えていることだろう。そんな時にKPSのプレートをナンバープレート部分に追加するだけで、まさに気分は西海岸に早変わり!また自分たちのクラブのメンバーでプレートを製作するのもアリだし、ガレージの入り口や自宅の郵便ポストに掲げるという人も多いそう。中にはペットの名前をあしらい、ケージに掲げるという人もおり、使い方は自分次第というワケだ。

KPSでラインナップしているプレートは、USナンバーサイズ/ユーロナンバーサイズ/日本のバイクナンバーサイズの3種類。ベースカラーにラッピングが施されており、専用の特殊工具でエンボスを施すというもの。使用可能な文字はアルファベット26文字と数字、さらに絵文字も使用可能。またUSナンバーサイズだけの設定だが、好きな写真や柄に文字を入れた全面プリント仕様も製作可能。エンボスの場合は文字の書体が決まっているが、プリントの場合は好みの書体が使用可能だ。

まさにその可能性は無限大で、効果も抜群! アメリカンテイストを強調したいなら、マストバイアイテムだ!

_N6I3650

_N6I3653

_N6I3656

_N6I3659

_N6I3662

_N6I3665

まずはベースプレートのサイズと色を決める。ユーロタイプのプレートの場合、枠の色が文字の色となる。これにエンボス加工を行ないたい文字をセット。プレートを上下から挟むように文字をセットし、専用工具で打刻する。浮き上がった文字の表面に貼られているラッピングを剥がすと、文字が浮かび上がる。ユーロタイプは1列だが、USタイプは最大3段で文字を打刻する事が可能。ちなみにKPSでは「USタイプは文字が埋まっている方がそれらしく見えますね。またダッシュボードに挟見たいなら、一番下の文字は見えなくなるので、敢えて空けておく方が良いでしょう」と、教えてくれた。

_N6I3711_N6I3753_N6I3697_N6I3715

IMG_20200121_110551_44120190922_112031_27120191209_104107IMG_20200202_143036

エンボスタイプはサイズや文字の数にかかわらず、いずれも税込4,000円。また、プリントタイプは税込5,000 円となる。店舗で相談しながら製作してもらうことはもちろんだが、遠方の場合は通販にも対応してくれる。HPには色のサンプルが掲載されているので、それを見てイメージしてから依頼するのがベターだろう。愛車の名前やモデルイヤーはもちろん、家族やペットの名前をあしらうのもアリ。既製品でとりあえず納得するのではなく、ONE&ONLYなアイテムを作ってみてはいかがだろうか?


アメ車を眺められる至福のコーヒータイム!

_N6I3511

_N6I3797

KPSの隣では、代表・桑原さんの妹さんが営む「アロハコーヒー」が2020年の3月から営業中。地元のお客さんと密着したスタイルなので、キッズスペースもあり、幅広い年齢層が楽しめる。最大のポイントは自走可能なナイト2000やロス市警の2008年型クラウンビクトリアを展示していることで、遠方からでも足を運ぶマニアの来店も非常に多い

_N6I3598

_N6I3608_N6I3612

_N6I3528

_N6I3543_N6I3546

_N6I3531

_N6I3535

ナイト2000はノーズのスキャナーはもちろん、車内の各スイッチ類もしっかり点灯。50歳前後の世代だと、間違いなく脳内でテーマソングが再生されるだろう。また、2008年型クラウインビクトリアは、銃火器を除いてほぼ現役時代の装備で展示中。リアシートの座面はプラスチックで、窓には格子を装着。後席にインナードアハンドルはあるが、もちろん中から開閉は不可能。パトランプ類もしっかり点灯可能で、イベントでは注目の的となるそうだ。

ALOHA Coffee
住所:愛知県春日井市東野新町1-8-4
営業時間:9:00〜17:00
定休日:土・日・祝

_N6I3617


KPS PLATE
住所:愛知県春日井市東野新町1-8-4
TEL:0568-83-5939
HP:http://kpsplate.com
営業時間:9:30 ~19:00
定休日:木曜日

_N6I3630

KPSではバイクの保管とレンタルも実施中!

オリジナルプレートを製作するだけでなく、バイクの保管やレンタル、さらにはライブハウスと多彩な展開を行なうKPS。プレートだけでなくアメリカンガレージやアメリカンフェンスの販売も展開中。家もクルマもアメリカンだけど、その周りが…と悩んでいる人は、一度KPSに相談してみよう。自分が想い描いた通りの空間を、演出してくれるハズだ。

_N6I376920191206_170254


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

80年代バンらしいホワイト×ネイビーデザインのツートンボディのシェビーバン

1981 CHEVROLET CHEVY VAN G20

1981 CHEVROLET CHEVY VAN G20 OWNER:TAMIYA

Wonderful VAN Life -素晴らしきバン生活-

国産ミニバン感覚で足代わりにサラッと乗るカジュアルなバンライフ!

C10をはじめ、マニアックで乗車定員数の少ない2ドアばかりを複数台所有する和歌山県の田宮さんが、家族や友人たちと外食したりする時に愛用するのが紹介するシェビーバン。あまりに飾り気のないサラッとした乗りこなしが、バンライフのあるべき姿だ。

「うどん号!」と名付け家族や仲間に親しまれる

以前ガレージ特集でダッジコロネット&C10と共に誌面に登場した和歌山県の田宮さん。その際控えめに載っていたのが今回紹介するシェビーバンだ。80年代バンらしいホワイト×ネイビーデザインのツートンボディが実に味わい深い一台である。どことなく80年のみ採用されたC10の角目に近い印象のフロントグリル&ヘッドライトベゼルは、この年代ならではの表情でどことなくファニー。81年型にこだわったポイントでもある。

1981 CHEVROLET CHEVY VAN G20

90年代のシェビーバンは比較的まだまだ程度の良い個体が現存しているが40年近く前のモデルとなるとかなり貴重。そんな絶滅危惧種寸前の名車ではあるが、彼の乗り方は至ってカジュアル。むしろバンは乗り倒してナンボと言わんばかりに豪華なトリムや内装を剥ぐところから始まった。しかし、さすがに天井が鉄板むき出しでは夏は酷暑で冬は極寒。〝男は黙って空調レスの防寒着!〟と言いたいところではあるが、小さな子供たちを乗せる機会もあるため内装はちゃんとしておこうと、友人の中岡氏をはじめ仲間内でサロペを裁断して内装を仕上げた。その際汎用の吊り下げ式クーラーを後部座席用に追加し、シートは高年式のロングスライドレール付きのエスティマ用を移植。横方向にもスライドするのでウォークスルーまで可能な国産ミニバンさながらのシートレイアウトとなった。

1981 CHEVROLET CHEVY VAN G20

ちなみにエスティマの場合キャビンギリギリまでシートが来るが横幅のあるシェビーバンなら両サイドにもゆとりができており、即席でボックスを製作して小物入れやサイドテーブルとしてゆったりとした後部座席へとアレンジする。一方エクステリアは愛用するC10からのお下がりで前後サイドマーカーや装着していたホイールを移植。C10を綺麗にする目的で交換して余ったパーツを移植するといったルーティンが、時系列に沿った全体的なヤレ感にマッチして、思っていた以上にしっくりきたところでひとまず完成形となった。

ちなみにこのシェビーバン、全長はアストロとほぼ同じ。むしろちょっと短いくらいで小回りが効き、駐車場で困ることもない。観音開きのリアゲートを開けて荷物を積みたい時はセカンド&サードをロングスライドで前にすればラゲッジスペースを拡張可能。ノリで「うどん号」と名付けた割には出番が多く、メインカーへ昇格しても申し分ないスペックである。

DSC_1945

DSC_1951

DSC_2012

同形状の角目二灯が縦にレイアウトされるモデルとは異なり、ヘッドライトとウィンカーの形状が異なるヘッドライトベゼルはこの年代特有の個性的な顔付き。ホイールはコレクションの中の一台であるC10に装着していたモノを継承し、その際サイドマーカーなども一緒に移植。リアルーバーも80’sバニングらしいアクセント。

DSC_2047DSC_2033

305エンジンを搭載する81年型シェビーバン。TH350の3速ATはハイウェイこそ多少の唸りがあるが、街中を走らせる分にはむしろ心地よいフィーリング。インマニ、キャブレターをエーデルブロック化してMSD のデスビに交換、冷却効果を高めるべくラムエアチューンを施すなどコンディション向上やパフォーマンスアップにも余念がない。

DSC_1974

DSC_2028

DSC_1982

DSC_1970

DSC_1985

DSC_1972

DSC_1994DSC_1971

内装は固定概念にとらわれないアイデア勝負な印象で、偶然ピッタリ収まったオートメーターのダッシュインストールやハーストのシフトノブ、青いラメカラーのグラント製ステアリングにドラッグレース用のアクセルペダルを流用加工して取り付けたフットペダル、そして極め付きは当時らしいムートンマットで当時らしさを絶妙に再現する。


レトロスタイルで映える、魅力溢れるシェビーバン

アメリカ西海岸の70’sバニングを彷彿させるダッジトレーズマン

バンのカスタマイズを語る上で、絶対に外せない“バニング”を現代に復活!


THANKS:Naoki Motor Build
TEL:072-236-7300
HP:http://naoki-mb.co.jp


★PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載

ラングラーのボディに力負けしない足元を演出【TEAM DAYTONA FDX-F7】

TEAM DAYTONA FDX-F7【チームデイトナエフディーエックスエフセブン】

TEAM DAYTONA FDX-F7【チームデイトナエフディーエックスエフセブン】

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

ラングラーのボディに力負けしない足元を演出

軽さ・強さだけでなく、オフロードホイールとしての使用を念頭に入れた、耐久性においても配慮したTEAM DAYTONAシリーズ。デザインは、「抑揚を持たせるコンケイブデザインと圧倒的なリム深度からなる3次元立体造形」「様々な切削加工によるアクセント」「オンロード/オフロードどちらにも似合うフォルム」を特徴とする。「FDX F7」にも、それは十分反映されている。RAYSと刻まれたフラットセンターキャップ(ダイヤモンドカット処理で細いラインが入る)。スポークはホイールのセンターを始点に、リムに向けて伸び上がるようなコンケイブデザインが採られている。ボリュームのあるそれは骨太な印象を与え、さらに先端を二つに分かつことで、高い安定感を得ている。

TEAM DAYTONA FDX-F7【チームデイトナエフディーエックスエフセブン】

骨太な7本のスポークがリム部からセンター部にかけて沈み込んでいくようなコンケイブデザイン。スポークエンドに配したプレート調のフランジ処理は、1ピース構造でありながた小さなブロックをつなぎ合わせたような“パーツ感”を演出。ファスナー部分にはより力感をイメージさせるピアスドリルドも施されている。

TEAM DAYTONA FDX-F7【チームデイトナエフディーエックスエフセブン】


TEAM DAYTONA FDX-F7

サイズ:17x7.0J/インセット40/5H/P.C.D.127
カラー:セミグロスブラック
構造:鋳造1ピース構造
規格:JWL+R スペック1
付属品:センターキャップ、エアバルブ

FDX-F7FDX-F7-3


お問い合わせ:レイズ
TEL:06-6787-0019
URL:https://www.rayswheels.co.jp/


アメ車マガジン 2020年 7月号掲載