トレイルボス×Z71のコンビネーション 最強のオフロードマシンをチョイス!

2019 CHEVROLET SILVERADO LT TRAIL BOSS Z71

2019 CHEVROLET SILVERADO LT TRAIL BOSS Z71

ジェット最優先のライフスタイルなのでピックアップ以外の選択肢はないですね!

建設関係の会社を経営しつつ、ジェットスキープロライダーとして活躍する船戸さん。「ジェットの大会に参戦するために仕事を頑張れる!」と豪語するが、船戸さんの活躍に欠かせないのが、マシンをトランポするピックアップトラック。まさに「No Pick UP No LIFE!」を地でいくそのライフスタイルを、ご紹介しよう!

2019 CHEVROLET SILVERADO LT TRAIL BOSS Z71

25歳の頃に友人に誘われてジェットスキーを始めた船戸さん。単なるレジャーではなくレースに参加していたこともあって、船戸さんものめり込み様々な大会に参加。着実にレベルアップを果たし、今ではプロライダーとしても活躍中で、2019年には毎年年末にタイ・パタヤで開催されるジェットスキーのワールドカップにも出場。速さを競うプロ・ランナバウトGPに参戦し、その腕前はまさにワールドクラスだ。

2019 CHEVROLET SILVERADO LT TRAIL BOSS Z71

そんな船戸さんのジェットスキーライフを支える相棒は、やはりピックアップトラック。ジェットスキーをトランポするために必要不可欠なクルマと言えるだろう。最初に選んだ愛車はアバランチで、次にタンドラをチョイス。車検のタイミングと友人から譲って欲しいと言われるが「ピックアップがなくちゃジェットに出かけられない!」と言うことで、新たなクルマを探すことになったそうだ。実は船戸さんとウイングオートの中野氏は高校時代からの友人であり、常日頃からクルマの良きアドバイザーとして頼りにしている関係なので、今回も迷うことなく相談。すると中野氏は「こんなのがあるよ〜」と提案してくれたのが、シルバラード・LTトレイルボスZ71だ。

実はシルバラードを最初から指名した訳ではなく、船戸さんがウイングオートを訪れた際に、たまたまワインレッドのシルバラードが入庫。それを見た瞬間「俺もこれがイイ!」と即決!アメリカから取り寄せてもらうことになったが、黒/白/シルバーはありきたりなので、人とは違う色でRed Hotを選んだそうだ。

2019 CHEVROLET SILVERADO LT TRAIL BOSS Z71

ご存知の方も多いと思うが、ジェットスキーを降ろす際に、車高が低いとクルマが水没してしまうことがある。そこでノーマルの状態でリフトアップされているオフロード向けのグレード「トレイルボス」をチョイス。ほかのグレードはボディ同色バンパーとなるが、トレイルボスはバンパーとグリルがすべてブラックアウトされているのが外観上の特徴。これにランチョのショックやリアのLSD、ヒルディセントコントロール、赤い牽引フックといったオフロードシーンで頼もしいZ71パッケージも追加しており、まさにシルバラードの中で最強のオフロードモデルと言っても過言ではない。

ちなみにトーイングが当たり前なアメリカンピックアップには、電磁ブレーキやトーイングヒッチはもちろん標準装備。バックカメラにはクローズアップ機能やトレーラーの進む軌跡を表示できるようになっており、一昔前よりも遥かに扱いやすくなっているのがポイント。今後の予定としては、ジェットスキー用のカスタマイズパーツを製作するクレージーハウスに、シルバラードのオーバーフェンダーを依頼しようと計画中とのこと。今でも十分個性的だが、今以上にオリジナルなスタイルへと進化を遂げる予定だそうだ。

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エクステリアはシボレーの純正オプションを装備。金属製のステップ兼サイドシルガードも、Z71パッケージに含まれる。スポーツバーはウェットスーツなどを干すことも可能なので、中野氏から「便利だし、カッコいいから付いてて損はないよ!」と提案されたもの。

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トレイルボスを選択すると、ノーマルより約1.5インチリフトアップ。これにZ71を加えると、ランチョのショックやグッドイヤーのデュラトラック(275/65R18)などの装備が追加され、パフォーマンスを引き出す。ラゲッジは汚れを気にせずガシガシ使い倒している。

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エンジンは5.3ℓのV8ガソリンを搭載。Z71の装備に含まれるが、オフロードなどで砂埃などをしっかり取り除く高効率のエアフィルターが標準装備される。一般的なエアクリーナーケースは中が見えないが、敢えてクリアとすることで、さりげなくハイパフォーマンスをアピールしている。

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大型のセンターコンソールが設けられ、乗車定員は5名。トーイングシステムが標準装備されており、本文でも述べたがカメラには拡大機能も備わるので、トレーラーを繋ぐ際に有用と言える。

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日本に正規輸入されていないが、アメリカ本国には魅力的なクルマが数多く発売されている。今回のシルバラードのように、ウイングオートでは車両探しから輸入、さらには国内で登録できるように改善も実施可能なので、個性的なアメ車が欲しい人は一度相談してみよう。

SEA-DOO FUNATO SPECIAL

SEA-DOOのTシリーズをベースにしているが、ハル(船体)などはカーボン製でフルカスタムを施して230kgまで軽量化。搭載エンジンは1630ccのターボで、500psを発揮。最高速は140km/hにも達するそうだ。

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ミッドサイズピックアップトラックのフォードレンジャーをウイングオート流にメイク

試乗車で体験してほしい、アメ車は「意外と乗りやすい」

アメ車のメンテナンスお任せください【WINGAUTO FACTORY】

3台のアメ車×1台のハーレー男のロマンを実現したガレージハウスに迫る


Thanks:WINGAUTO(シボレー名岐)
TEL:052-409-5434
HP:http://www.wingauto.co.jp


★ PHOTO:浅井岳男
★ TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載

史上初の200mph超えを果たした伝説の「快鳥」【プリマ ス・スーパーバード】

1970 PLYMOUTH SUPERBIRD

1970 PLYMOUTH SUPERBIRD

過激に挑め!! MUSCLE WARS

すべてを制するための「最強の翼」

60年代後半のNASCARでの最高速度が年々高まる中、エンジン出力に加えて、よりダウンフォースを得るための空力特性が重要視されるようになった当時。67年にはそれまでコロネットで参戦していたダッジは、ハッチスタイルでより空力特性に優れるチャージャーにスイッチ。対してプリマスは、それまでのベルベディアよりも、空力特性を加味して新設計したロードランナーを68年にデビューさせた。とは言えこの時点では、ストックカーレースでは、その名のとおり、市販車をベースとしており、当時のトレンドを反映した武骨な箱形車に過ぎず、現在の考えからすると、空力を意識しているとはとても思えないレベルだった。

そんな中、ダッジはチャージャーをベースに、NASCARウォリアーとしてホモロゲカーをリリースする。特徴的なダックテールを囲うようにアレンジした専用リアガラスと、彫りの深いグリルには、68年型コロネット用を装着し、空力特性を高めたチャージャー500をリリース。強敵フォードも、同等の手法による新型車を導入し対抗する中、NASCARのオーバルトラックでは最大となるタラテガ・スーパースピードウェイが建設され、高速化に拍車がかかった。既に時速190マイル(時速約305km)に達していただけに、時速200マイル(時速約321km)超えを想定し、協力なダウンフォースを得るべく、延長ノーズコーンと巨大なリアウイングで武装した、チャージャー500のスペシャルバージョンの「デイトナ」を69年型としてリリース。そして、70年には、プリマスからもロードランナーをベースにしたウイングカーの「スーパーバード」が登場した。70年のNASCARにおいては、圧倒的な速さを誇り、史上初の時速200マイル超えを達成したのである。

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ダッジ・デイトナは、専用リアガラスなどで空力特性を高めたチャージャー500にノーズコーン&リアウィングを追加したのに対し、兄弟車のプリマス・スーパーバードは、ロードランナーをベースにしながらも、専用のリアガラスにアレンジしたうえで、フロントフェンダーは、なんと、70年型ダッジ・コロネット用を採用している。追加されたノーズコーン&リアウィングもデイトナとは別物で、それぞれ専用設計されている。巨大なリアウイングの高さは、風洞実験によって、ルーフと同じ高さで十分目的を果たせることが判断できたが、トランクを開けることを考慮して、ルーフよりも高くされたのだった。

ちなみに、リアウイングの高さは、デイトナよりもスーパーバードの方がより高く、傾斜角もあるため、ウイング単体で見ても、どちらの物か判断できるほど明確な違いがあるのだ。69年度のホモロゲモデルに課せられた量産義務台数500台に対応して、デイトナは実売503台でクリアしたが、70年度では規定が1000台に倍増されたスーパーバードは、意外にも1935台を難なくクリア。

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追加されたノーズは、運転席からではほぼ見えないうえに、内装は基本的にロードランナーと共通ではあるが、フェンダーのベントや、サイドミラーにチラっと映るリアウィングによって、スーパーバードであることが確認できる。オリジナルスペックに則ってリビルトされた426HEMIは、オートマチックとの組み合せながらも、ファイナルレシオはヘビーな4.10:1とあって、加速力はハンパじゃない!点火システムも含め、ストックをキープしているだけに、HEMI本来のポテンシャルが、いかにパワフルでシャープであったかが確認できたのだった。

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レース仕様のHEMI(A864)は、NASCARのレギュレーションに則ったシングル4 バレルだが、ストリートHEMI(A102)はシングル4バレル2機による8バレル。トランスミッションは、トルクフライト727(3 速AT)。スーパーバードのHEMI カーにしてコラムシフトという渋い組み合せ。ちなみに、スーパーバードでは、HEMI、440・6バレルは元より、4バレル440 車であってもエアコンの設定はない。

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1970 PLYMOUTH SUPERBIRD

1970 PLYMOUTH SUPERBIRD

ロードランナーに対して19インチほど延長されたため、全長は221インチ(5613mm)とフルサイズ級のスーパーバード。専用のリアガラスの装着に伴って、バイナルルーフが標準となる。ロードランナーがヘルメットを持ったマーク&Plymouthデカール、空力を加味したAピラーのカバー、フェンダーのベント、フードピンも標準装備なのだ。

アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

和テイストの69カマロ。本質的な部分は、やはり「走り」だ。

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過激に挑め!! MUSCLE WARS

走りは本気仕様、見た目は超個性的な和テイスト仕様

こちらのページの、和テイストの69カマロ。モデルのけいさんがルーフに乗ったそのカットは、色々な意味で話題を提供し一部のビンテージマニアは卒倒したかも。自由気ままなカスタムを施すが、このカマロの本質的な部分は、やはり「走り」だ。

サーキット走行を重視、安定性と信頼性を確保する

シボレーのファクトリーからラインオフし、すでに半世紀以上が経過している1969年型のこのカマロ。昨年までは赤いカラーリングにホワイトのレーシングストライプが入った、ありがちなスタイリングだった。だがその後カーズの細井さんが懇意にしている和テイストのアーティスト「遊鷹」氏によるペイントが施された事で、単なるビンテージカマロとは全く異なる世界観を生み出している。

赤いボディカラーということもあり、選んだ絵柄は桜。日本の国花でもあり、和みさえも感じさせるスタイリングを醸し出している。

だが、そこは東海カーズ。中身がノーマル…なんて訳がない!

安定してサーキットを走ることができる様に、というのがコンセプトで、MAXパワーというよりも安定性や信頼性を追求しているのだ。エンジンルームを覗いてみるとアルミラジエターに換装し、電動ファンも追加している。ブレーキマスターシリンダーも一部新品に交換しリフレッシュするが、今後さらにグレードアップをするとか。

キャブ車は車体が傾むくだけで燃料の供給が不安定になりがち。そこでショックはビルシュタインに変更し極力ロールを抑えているが、それに加え燃料ラインにレギュレターを設けることでインジェクターのクルマと同様、常に安定して走れる様に改善している。

桜と鯉ののほほんとした雰囲気とは裏腹に、見えない所には手を加える。人もクルマも見た目じゃないぞ! とさり気ないメッセージが、実は隠されているのだ。

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グレードはSSで、基本的なスタイリングはノーマルをキープ…というものの、川を遡上する鯉と舞い散る桜の花びらという、大胆なボディペインティングでまるで別のクルマというイメージ。ビレットグリルを追加し、精悍な雰囲気も醸し出す。

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半世紀以上前のクルマなので、ノーマルのメーターはアテになるはずがない。そこで最適なシフトタイミングを把握できる様に大型のオートメーターを追加する。ミッションはHURSTの5MTにコンバージョン。フロアの穴が切りっぱなしで御構いなし、というのもカーズらしい所。走りに関係ないところはどーでも良いらしい。ヒール&トゥがしやすい様に、ブレーキペダルを大型化し、アクセルペダルとツライチに。走りに関わる機能的な部分は特にこだわる。

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グローブボックスがパカパカ開いたり、内装の剥がれはテープで補修。さらにトランク部分はガッツリ穴が空いた状態。「走りに関係ないからこれで十分だし、燃料系のトラブルが発生したらすぐに修理できる」と前向き発言が連発(爆)!

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シートはレカロのフルバケに変更し、サーキット走行でもしっかり体をホールド。フロアマットやリヤシートなど、不要なものは撤去。ちなみに予備のベルトがさりげなく車内に置いていたりする。

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スペックは以下の通り。engine:Chevy DZ302,crankshaft:forgedsteel,connecting rods :forged-steel,forged piston 11.0:1 compression,2.02intake 1.60inch cylinder heads,Crower custom camshaft,Crower lifters,Crower pushrods,Edelbrock victor intake manifold,Mildon oil pan &oil pump,Pete Jackson gear drive,Holley carborator,MSD ignition,Hooker headers


C1500が小さく見えるほどの巨体!フルサイズボディも難なく積載可能

アーリー60’sのMOPARの主力車 独特のスタイリングが眩しいポラーラ

クルマは走ってナンボ!ビンテージカーだって快適・快速がイイ

ファイヤーバードと出会うべくして出会う キャブ車の走りがたまらなく好き!!

426HEMI搭載のワイルドなプリマスベルベディア


SHOP DATA:TOKAI CARS
TEL:0533-86-8890
Mail:info@car-s-mm.com


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

ホットウィールと、シボレーがコラボしたモデル。カマロ・ホットウィールエディションだ。

2013y CHEVROLET CAMARO Hot Wheels EDITION

2013y CHEVROLET CAMARO Hot Wheels EDITION

THE PICK UP TEST DRIVE

Hot Wheelsを実車化!本国ではプレミア状態になっている!?

世界中にマニアなコレクターが存在するHot Wheels(ホットウィール)と、シボレーがコラボしたモデルが存在する。それが、カマロ・ホットウィールエディションだ。日本では10台限定で正規販売されたプレミアモデルを試乗レポート!

本国のみで限定販売されたV8モデルは今ではプレミア価格

ダッジ・チャレンジャー、チャージャー、フォード・マスタングに若干遅れをとったものの、映画「トランスフォーマー」で登場したコンセプトモデルを採用するカタチで、2009年にシボレーもレトロデザインを取り入れた5世代目カマロを復活させた。すぐさま日本正規販売も開始され、映画の影響もあり、初めてのアメ車としてカマロデビューを果たしたオーナーも多かった。2016年には第6世代に移り、その後マイナーチェンジを行ない現在に至っている。

中古市場では第6世代カマロも多く出回っているが、ブラッシュアップしたデザインや、新設定された直4エンジンといった新機構を求めないのなら、手頃な価格になりつつある09~15年型の5世代が狙い目だ。一世代古いとはいえ、カマロはシボレーのベンチマーク的なモデルだけにデザインも洗練されているので、見た目で古さを感じることは一切ない。

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そこで注目なのが、ガレージダイバンで販売中の、13年型カマロ・ホットウィール・エディションだ。国内で10台限定(V6モデル)で正規販売されたモデルで、本国アメリカではV8モデルが今なおプレミア状態という人気モデル。内外装共に専用装備・設定がされ、古さどころか遊び心タップリの特別感が味わえる。走行距離も3.7万kmと少なく、間違いなく大注目な一台となっている。

IMPRESSIONS
V6だから遅いは感じられずアイドリングは静かで加速抜群!

2013y CHEVROLET CAMARO Hot Wheels EDITION

V6に不満がありV8に乗り換えるオーナーの話も聞くが、一般道を試乗した限りではV6で不満に感じることは一切ない。そもそも327hpは十分なパワーだし、加速レスポンスも物足りなさは感じない。確かに比べてしまえばV8の加速力には劣るが、競争相手を意識しなければV6で不満はない。短い試乗だっただけに足回りの判断は難しいが、明らかに「固い」「柔らかい」という印象は受けなかった。一昔前のアメ車に乗っている身からすると、これはこれで驚きだ。とにかくアイドリングは静か。

ノーマル派もカスタム派も十分ターゲットになる特別モデル!

ホットウィールマニアには間違いなく刺さるホットウィール・エディション。日本では10台しかいない限定モデルだけに、同じカマロ乗りからも注目を浴びることになる。走行距離も3.7万kmと少なく、状態も折り紙付き!

様々な特別モデルがカマロにはある

カマロに限ったことではないが、アメ車にはイヤーモデルによって特別限定車が多く存在する。特に第5世代となった09年から数年は、何かしらの特別モデルが登場していた。周年記念モデル、トランスフォーマーエディション、ジオバンナエディション…。そして、発表と同時に業界がザワついたのが、アメリカのダイキャストカーブランド「ホットウィール」とコラボしたホットウィール・エディションだ。ダイキャストを1/1サイズで実車化という、個人ビルダーがやりそうなことを、まさかのシボレーが公式販売。本国ではホットウィールの認知度は非常に高く、マニアもかなり多いのは事実。前項で触れたように、V8の同モデルはプレミア化しているという。

2013y CHEVROLET CAMARO Hot Wheels EDITION

2013y CHEVROLET CAMARO Hot Wheels EDITION

日本では13年型として10台限定でホットウィール・エディションが正規発売。ボディカラーは専用カラーのキネティックブルーメタリックを採用し、専用デカールストライプ、ブラックペイント20インチホイール、専用リアスポイラーを装備し、エンジンカバーはブラックペイントを施す。また、ホットウィールの刺繍が入ったレザーシート、スカッフプレートや、プレミアムフロアマットを装着する。

特殊な限定モデルの中古車に出会えることはそうそうあることではないので、出会いはまさに一期一会。このタイミングを逃さないように!

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エンジンは、ベーシックグレードのLT RSと同じのV6 DOHC 3.6ℓを搭載する。最高出力は327hp/6800rpm、最大トルクは38.4kg-m/4800rpmを発揮。エンジンカバーも専用でブラックペイントがされている。本国ではホットウィール・エディションのV8モデルも存在する。ホイールは専用のブラックペイント20インチ。

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ボディカラーは、通常の純正色にはないキネティックブルーメタリックで、センターにはブラックストライプ、リアボディサイドにはデカールが入る。またリアスポイラーも専用タイプとなっている。基本的にホットウィール・エディションのままを保つが、唯一リアテールランプだけは社外品に交換されている。

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インパネにはホットウィール専用の設定はされていない。13年型モデルは5世代目の初期モデルとは違いデザインが変更されているので、より現行モデルに近い仕様となる。水温計や油温計などを表示する四連メーターはドライバーに走りを意識させる。

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ホットウィールの刺繍が入る専用ブラックレザーシート。レッドのステッチも大きなアクセントになっている。スカッフプレートにもホットウィールのロゴ入り。フロントのフロアマットも専用のプレミアムマットが付属する。シートを含め、インテリア全体は非常にキレイな状態で、傷やヘタりは見当たらない。


SPEC
全長×全幅×全高●4840×1920×1380mm ホイールベース●2860mm エンジン●V6 排気量●3.6ℓ最高出力●327hp/6800rpm 最大トルク●38.4kg-m/4800rpm トランスミッション●6AT

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試乗SHOP:GARAGE DAIBAN【ガレージダイバン東京本店】
所在地:東京都江戸川区一之江8-4-5
TEL:03-5607-3344
URL:http://www.daiban.com/
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日

GDファクトリー千葉店
所在地:千葉県千葉市稲毛区長沼町208-1
TEL:043-215-3344

東京都江戸川区に車両販売を行なう本店があり、千葉県千葉市に整備&パーツ販売を行なうGDファクトリーがあるガレージダイバン。様々な車種を販売していくなかで、マスタングの販売&カスタムでは多くのユーザーから支持を受けている。マスタングの在庫ラインナップは常に充実しているが、それ以外に店頭に並ぶモデルは個性的だ。高年式の特別モデルから、ヴィンテージモデルまでバリエーションは豊富。

ガレージダイバン


写真&文/相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載

力強いクロススポークと魅せるカラーで彩る【XTREME-J XJ04】

XTREME-J XJ04【エクストリームジェイ エックスジェイ ゼロヨン】

XTREME-J XJ04【エクストリームジェイ エックスジェイ ゼロヨン】

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

力強いクロススポークと魅せるカラーで彩る

XTREAM-Jシリーズの中でもひときわ特徴的なデザインを与えられたのがXJ-04だ。エッジを効かせた極太のクロススポークは力強さと同時に上質さも表現しており、JKシリーズのみならずJLシリーズにも抜群のマッチングを見せてくれる。スポーク中央の起点に内外へと落ち込むデザインも絶妙で、他にはない立体感を足もとに与えてくれる。こだわりはリムにも及び、リムフランジの精巧なアウターフランジアンダーカット加工やステンレス製フランジボルトにより、リアルに魅せるビードロックリングのテイストを実現している。新色のグロスブラックマシーン/スモーククリアはマシンポリッシュにスモーククリアをペイントし金属の質感とワイルドが際立つカラーだ。

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装着ホイール:XTREME-J XJ04(17×7.0J インセット35) マットブロンズ ブラックリム 装着タイヤ:BFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3(LT285/70R17)


XTREME-J XJ04

サイズ:17×7.0J/インセット35
カラー:サテンブラック/グロスブラックマシーン スモーククリア/マットブロンズ ブラックリム
構 造:鋳造1ピース構造
規 格:JWL及びJWL-T(一部サイズを除く)/VIA
付属品:センターキャップ、エアーバルブ

XTREME-J XJ04【エクストリームジェイ エックスジェイ ゼロヨン】

マットブロンズ ブラックリム

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サテンブラック

MLJ X04

グロスブラックマシーン スモーククリア


お問い合わせ:MLJ【エムエルジェイ】
TEL:03-5473-7588
HP:http://www.mljinc.co.jp


アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

サゲの雄「ジェットシティ」がアゲラングラーカスタム

2013 JEEP WRANGLER SPORT

2013 JEEP WRANGLER SPORT

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」

サゲの雄「ジェットシティ」がアゲラングラーのカスタムを始動

長年に渡り、様々な車種でエアサス&ローダウンカスタムを提案し続けてきたジェットシティ。昨今のSUVブームは全国的に浸透しており、もはや看過できない勢い。そこで、新たにリフトアップスタイルのをスタートした。

カスタムで豹変する!それがラングラーの魅力

オフローダーの代名詞というか、最右翼の名を堅持し続けるジープラングラー。TJラングラーまでは3ドアモデルしか存在しなかったため、一部のマニアに愛されるコアなクルマとしてのイメージが強い。その状況が一変したのは、このJKラングラーに5ドアが投入されたことに尽きる。オフロードカーとしてのスタイルはそのままに、ワゴン車としてもファミリーカーとしても使える利便性は、世界中でヒット。ゆえに、現行型のJLラングラーがキープコンセプトなのも、至極当然だ。

2013 JEEP WRANGLER SPORT

さて、ユーザーの数が増えれば、自ずとカスタムのスタイルも多様化するもの。これまでジープのカスタムパーツと言えば、機能や実用性を優先したものがほとんど。それに対しそのテイストは損なわず、スタイリッシュさも追求したのがカリフォルニアマッドスターの製品群だと言えるだろう。

以前からローダウン&エアサスのカスタムを得意としてきた広島のジェットシティでは、最近のSUVムーブメントを見過ごさず、遂にJKラングラーのカスタムを実施。目指したのはゴリゴリのスタイルではなく、ストリートによく似合う仕様。カリフォルニアマッドスターのアイテムを多用したカスタムは、中国・四国エリアとしては初と言えるもので、今後ジェットシティではラングラーカスタムも積極的に展開するそうだ。

ノーマルで満足する人も多いだろうが、ラングラーほどカスタムしがいのあるクルマは今では希少。まさに自分の色や個性が出せるONLY ONEな存在だ。

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フロントバンパーとサイドステップは、カリフォルニアマッドスター製。ショートバンパーに、スティンガー風のグリルガードが一体になったモデルをチョイス。中央にセットされる2インチ角のLEDランプも一式付属する。サイドステップは3本のチューブを組み合わせた形状で、ワイルドさを強調。ステップとしてだけでなく、オフロードエリアではサイドシルガードとしても役立つ。

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スペアタイヤをレスにし、リヤバンパーもカリフォルニアマッドスターのショートタイプスチールバンパーに変更。中央部分を下げることで、ステップ的な使い方も可能。ナンバー移設や、リヤベントカバーの装着ももちろん実施。マフラーはギブソンで、敢えてマットブラックで目立たせない。ヒッチアダプターの装着で、キャリングギアを追加することも可能だ。カスタムしつつ、機能性も向上できるのがラングラーの魅力とも言える。

ゴリゴリでもストリートで映えるバランス感覚に見応えあり!

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端の部分を盛り上げ、パイプフェンダー風のデザインを採用したフラットフェンダーに変更。素材はFRPだがフェンダーの裏側もしっかり作り込まれており、ノーマルと同水準のクオリティを誇る。

37×13.5R22のMTタイヤに22×14JのDROPSTARS

37×13.5R22のMTタイヤに22×14JのDROPSTARSを組み込む。大径タイヤに大口径ホイールをセットするのがイマドキのスタイル。

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サスペンションはラフカントリーの4インチリフトアップキットを使用。ショックやコイルスプリングだけでなく、リヤラテラルロッドのスペーサーも付属。直進安定性を高めるために、ステアリングダンパーも装着する。


アンリミテッドだから似合うカイザー顔ジープ【クワドロペット】

老舗のタイガーオートならではの気配りでジープライフを後押しする

JLラングラーの走行性能を損なわない総合的なスタイルアップ【エルフォード】

日米を融合させたジープスタイルを提案【トップランカー】


Special Thanks:JETCITY
URL:http://carshop-jetcity.com
TEL:082-820-0377


Photo ★浅井岳男 Text ★空野稜
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

幻と言われた右ハンドルマスタングの新車を販売

マスタング、右ハンドル

過激に挑め!! MUSCLE WARS

2016年に日本から撤退したフォード・ジャパン。以来、日本で右ハンドルのフォードは買えない…と思っている人は多いことだろう。だが、フォード岐阜を展開するFLCでは、今でも購入可能!その理由を探るべく、早速お店にお邪魔した。


右ハンドル最新マスタングを直輸入しているのは、FLCというディーラーグループ。

現行マスタングをベースに往年のスタイルを再現。右ハンドルのブリットエディション


右ハンドルの扱いやすさと新車の安心感が最大の魅力

若い人は知らないと思うが、かつて日本ではマツダと提携していたフォード。当時からフォード岐阜は40年近くにわたり、正規ディーラーとして展開してきた。ショールームには鮮やかなグリーンのマスタングが展示してあり、V8のロゴが燦然と輝く。

さらにインテリアを覗くと、何とステアリングが右!日本で正規販売される予定だった右ハンドルのV8がナゼ? と困惑していたところ、フォード岐阜の黒田さんが歩み寄り「実はこのマスタングも、表に展示してある車両も、当社が輸入したイギリス仕様です」と語る。だから右ハンドルなのかと、ようやく合点がいった。

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黒田さんは「これまでフォードを専門に扱ってきた自負やノウハウを考え、日本から撤退しても引き続き積極的に取り扱おうということで、特にイギリス仕様を中心にラインアップしています」とも。

とはいえ正規輸入されていないとアフターサービスが心配では?もちろんそんな不安は杞憂で、新車は走行距離無制限で1年間の保証が自動付帯。さらに7万7000円で1年間の延長プログラムも設定。ロードサービスも24時間365日対応しており、当然のことながら日本全国どこの地域でも車検が取れるのは言うまでもない。

新車の安心感はもちろん、扱いやすい右ハンドル。幻と言われたマスタングを、フォード岐阜なら現実に所有することが可能だ!

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店舗にはサービス工場が併設されており、オイル交換など迅速に対応可能。フォードの新車が欲しい!という人は一度相談してみよう。グループ店のフォード松阪やフォード四日市でも絶賛取り扱い中だ。


2019 FORD MUSTANG GT FASTBACK

2019 FORD MUSTANG GT FASTBACK

2019 FORD MUSTANG GT FASTBACK

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日本ではもちろん、アメリカでもなかなか見かけないグリーンのマスタング。イギリス仕様と聞くと確かに欧州車的な雰囲気が漂ってくる。エンジンはV8 5ℓで、10ATを組み合わせる。シートはセミバケットのレザーとなっており、ホールド性も抜群。APLLE CAR PLAYにも対応しているので、スマートフォンのマップアプリがそのまま表示可能だ。

2017 FORD MUSTANG EcoBoost Convertible

2017 FORD MUSTANG EcoBoost Convertible

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マスタングと言えばコンバーチブル! そんな人にオススメなのがこちらのモデル。搭載エンジンは2.3ℓのエコブーストだが、必要にして十分すぎるほどのパフォーマンスを発揮。落ち着いたガンメタリックのカラーとは対照的に、シートは見られることを意識したレッド&ブラック。トランスミッションは6ATを採用。経済性も重視したい人にオススメしたい。

2015 FORD MUSTANG GT Premium

2015 FORD MUSTANG GT Premium

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フォード岐阜では、新車はもちろん中古車の販売も実施中。6代目マスタングとしては後期型となるこちらの車両はV8 5ℓを搭載するGTクーペプレミアム。走りのポテンシャルは追求したいけど、かといって予算が…という人には打って付けの1台。走行距離も27,000kmと年数を考慮すれば少な目。憧れのマッスルカーを手にする又とないチャンスだ。


右ハンドルの国であるイギリスからマスタングを直輸入
右ハンドルのマスタングで、妻と楽しむ最高のクルマ!

SHOP DATA:FORD GIFU
住所:岐阜県岐阜市西河渡2-5
TEL:058-254-0330
HP:https://www.f-l-c.jp
フォード松阪
住所:三重県松阪市市場庄町1148-1
TEL:0598-56-5220
フォード四日市
住所:三重県四日市市日永4-2-7
TEL:059-346-5322

正規ディーラーを思わせる、清潔感漂う広々としたショールーム。カーライフアドバイザーの黒田翔太さんは「唯一無二の存在、それがマスタングです」と語る。ちなみに奥のエクスプローラーは2.3ℓの4WDモデル。「あったらいいな」とユーザーが思うクルマを多数ラインアップする。


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

【コンフィデント】厳選仕入れのAWDで雪道も楽しいアメ車を提供

コンフィデント、CONFIDENT

コンフィデント

AMEMAG RECOMMEND SHOP

札幌ドームにほど近い、国道36号線沿いに位置するアメ車専門店がコンフィデント。新車・中古車を問わず、カリフォリニアを主軸に厳選した車両の直接仕入れも行なっているところだ。このコンフィデントがよく分かり、充実した動画が楽しめるYouTubeの「CONFIDENT SAPPORO」もぜひ見て欲しいチャンネルである。

万全の整備体制と信頼で全国に顧客を拡大中!

良質な個体の国内仕入れのみならず、厳選した車両をUSから直接輸入販売しているのがコンフィデントだ。正規輸入車には存在しない稀少なモデルやグレードをUSで直接買い付けることが可能なため、とくに4WDモデルに強い。それは人気のSUVモデルに留まらず、チャレンジャーやチャージャー、マグナムなどの人気モデルにも及ぶ。ゆえに降雪地方でアメ車を楽しみたいというユーザーには、必見の価値があるストック車両を用意していることが特長だ。

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そしてもうひとつの大きな特長が、充実した整備体制だ。設備も人材も一流を揃えた自社工場は幅広いカスタマイズにも対応している。また納車前の点検・整備および試運転を徹底的に行ない、納納車後の走行3000kmまたは3カ月を経過したどちらか早い方に、車両点検を含めたオイル交換の無料のサービスも行なっている(初回のみ)。

また、消耗品など数多くのパーツをストックしていることも、アフターサービスに力を入れていることの証。国内にパーツがない場合でも、毎週1回、空輸便でパーツの輸入も行なっているため、素早い対応を可能としている。

厳選仕入れと万全のアフターサービスという体制で、北海道のみならず全国に顧客を持つほど、多くのユーザーから信頼を得ている。また、アメ車に乗る女性スタッフが多いこともコンフィデントの特長で、それゆえ、女性ユーザーにも親身な対応をしてくれるという特長も持っている。

DODGE CHALLENGER GT AWD BLACKTOP PACKAGE ★STAFF:三浦菜摘(@natsumi.miura1130)

DODGE CHALLENGER GT AWD BLACKTOP PACKAGE

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ダッジ チャレンジャーGT AWDの2019年モデル。限定のB5ブルーカラーに、ブラックカラーの内装で統一されたブラックトップパッケージで、さらにサンルーフ付きの稀少車。走行は約1.5万km(走行証明付)、マグナフローの新品マフラー付きで、車両本体価格は528万円。

CHRYSLER 300C AWD ★STAFF:大谷輝

CHRYSLER 300C AWD

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コンフィデントのスタッフである大谷輝さんの愛車が、2005年型のクライスラー300C 5.7 HEMI AWD。高校生からの憧れだったこのクルマを同社で探し、2021年の1月からオーナーとなる。稀少なAWDモデルは雪道も難なくこなすため、ほぼ毎日のように乗り、毎日洗車に励んでいるとのこと。とくにHEMIユニットが奏でる排気音と怒濤の加速がお気に入りで、車高調サスペンションキット、Borlaのエキゾーストマフラーなどのカスタムを実施。


CONFIDENT【コンフィデント】
住所:〒004-0861 北海道札幌市清田区北野1条2丁目11-80
TEL:011-799-0321
HP:https://www.confidentsapporo.com
営業時間:10:00 ~18:30
定休日:月曜


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

サテンジェイド×ファントムトップの300C

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2005 CHRYSLER 300C OWNER:K-BOYA(Instagram&Twitter:@k_boya247)

EXTREME CUSTOMS 「自分色に染め上げる」それがカスタムの醍醐味

サテンジェイド×ファントムトップ、さらに26インチのビッグリムで強烈に自己主張してみせる

ラグジュアリーシーンを賑わせたエスカレードやH2に代わってシーンを揺るがす猛者が登場。それが300C。カスタムベースとしての懐の深さから絶大なる支持を集めたこのクルマを用いて独自のメイクを貫くオーナーのスタイルを垣間見る。

強いカルチャー愛あってこそ、それを愛車に落とし込める

キャデラック・エスカレードやハマー・H2の登場によってラグジュアリーシーンが脚光を浴びた2000年代初頭。その次世代を担うがごとくクラシカルなスタイルで一躍時のクルマとなったのがクライスラー・300C。これまでにない独特の風貌からシーンを席巻したのが記憶に新しい。

2005 CHRYSLER 300C

一時期に比べると台数が減った様にも見受けられるが、300Cはカスタムのベースモデルとしては極めて高いポテンシャルを秘めているため、アレンジ次第で無限のスタイルが構築できると睨んだオーナーのK‐BOYA氏は希少色のサテンジェイドに目を付けた。シルバーでもなく、グリーンでもない、絶妙なニュアンスのカラーがカスタム心を高ぶらせ、そしてアイデンティティと言うべきフロントフェイスには、そのデザインをさらに強調するメッシュグリルを組み合せるとともに、ルーフをタンカラーのファントムトップにしてカラーコーデを楽しむ。

もちろんそのボトムスには、スタイルを構築するためには欠かすことのできないビッグリムをインストール。チョイスしたのは26インチのDUB WHEELS・DAZR。サスペンションはストックのままでこのサイズを飲み込む懐の深さは、ラグジュアリーシーンの第一線を走り抜いてきた300Cだからこそ成せる業。オーナー曰くこの仕上がりは「下品よりの超上品」と表現する。

26インチのDUB WHEELS・DAZR

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ボトムスには26インチのDUB WHEELS・DAZRをインストール。若干の加工はされているが車高はストックのままで飲み込み、フェンダーを皮一枚でかわす。そしてこだわったサテンジェイドのボディカラーにメッシュグリルを装着し、ルーフにはファントムトップをあしらって独自のスタイルを構築。

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オーナーのK-BOYA氏の本業はグラフィックデザイナーということで、デザインワークはお手の物。自身でデザインした柄をプリントして製作したロングTシャツをはじめ、写真の加工も得意分野。彼のSNSには映える写真が数多くアップされている。

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カスタムの最先端は、ホイールナットで遊ぶ!トゥルースパイク・ラグナット

MSTに集う若きアメ車オーナーたち コルベット&H2

DODGE MAGNUM RT × SAVINI WHEELS

4枚ドアをガルウイング化しLEDで夜間は妖しい光を放つ!2008y CHRYSLER 300C


M.S.T AUTOMOTIVE
TEL:03-5851-8701
HP:https://www.mst-automotive.com


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載

土煙を巻き上げて疾走する、トロフィートラックに魅せられて…タンドラをベースに一から製作

Pre Runner 2007 TOYOTA TUNDRA LIMITED

Pre Runner 2007 TOYOTA TUNDRA LIMITED

EXTREME CUSTOMS 「自分色に染め上げる」それがカスタムの醍醐味

土煙を巻き上げて疾走する、トロフィートラックに魅せられて…

荒れた大地を土煙を巻き上げながらハイスピードで爆走するオフロードレース。そのレースで活躍するトロフィートラックの圧巻の走りっぷりは度肝を抜く。まさにそんな姿に魅せられてしまったオトコがタンドラをベースに一から製作。まだ完成形ではないと言うが、その姿はまさに砂漠を爆走しそうな佇まいだ。

本格派を目指してパーツはオリジナルで製作

F150にシルバラード、ラムといったアメリカンピックアップに負けず劣らずの迫力あるスタイルで真向勝負を挑み、アメリカ人たちを魅了したトヨタ・タンドラ。その流れが派生して日本でも逆輸入車ブームが巻き起こったのは記憶に新しい。Tファクトリーの代表である多並氏もそのブームの影響を受けてタンドラに魅了された内のひとり。早々にも手に入れたかったそうなのだが、諸事情あり7年我慢してようやく手に入れた愛機だという。

当初はタンドラでは定番のリフトアップスタイルで乗ろうと軽い気持ちでいたそうなのだが、ある時たまたま目にした動画が多並氏の思いを一変させたのである。それは、オフロードレーサーのBJバルドウインがトロフィートラックを駆り猛烈な勢いで走り回っているものだった。そして彼がドライブするマシンに釘付けとなり、これがカスタムの方向性を決定づけた。だが、あくまでも動画で使用しているマシンはレースモデルということで、オフロードレースのコースをデモランするプレランナー目指すこととした。

Pre Runner 2007 TOYOTA TUNDRA LIMITED

そのスタイルを構成する一番の肝は、やはりブリスターフェンダー。アメリカ本国にはこの手のフェンダーを製作するアフターメーカーが多く存在するが、多並氏はそれらから取り寄せて装着するのではなくあくまでもオリジナルにこだわり、純正フェンダーを流用加工してオリジナルを作り上げた。そのため市販品とは異なるデザインであることはもちろんのこと、細かなチリ合わせも完璧に仕上げられている。さらにフロントにはスキッドプレートと4灯フォグを装備したオリジナルのチューブバンパーを装着し、リアも同じくオリジナルのチューブバンパーを装備するとともに、ベッドにもオリジナルのロールバーをセット。さらにリアゲートを取り外してネットを装着することでプレランナーらしさを体現した。

トラック&SUVのカスタムではオフロードスタイルが昨今の流行りだが、実際にオフロードを走る機会もそうそうないため、どちらかといえばストリート寄り。しかし、このタンドラはより本格派を目指して、まだまだ進化を止める気配はない。

Pre Runner 2007 TOYOTA TUNDRA LIMITED

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プレランナースタイルを体現させるべく、既存のバンパーを取り払ってチューブバンパーを前後に装着。フロントはKCの4灯フォグランプにスキッドプレートを備えるとともに、鋭角に切り上げることでアプローチアングルの確保。リアも同様でディパーチャーアングルを確保しつつ、リアゲートを取り外してネットとすることでスタイルアップ。さらにベッドにもロールバーが装着されているが、これもオリジナル。シートはsparcoのフルバケに交換。オーディオはKICKERで、リアシート裏の小スペースにウマいことセットしている。

METHOD RACE WHEELS 301

MAXXIS RAZR MT 40×13.5

ホイールはレースシーンでも実績の高いMETHOD RACE WHEELSの301でサイズは20×9J。タイヤはできるだけ大きいサイズをということでMAXXIS RAZR MTの40×13.5をチョイスし、ボディカラーに合わせたイエローレターを施す。スポークの間からは特注仕様のブレンボのブレーキシステム(F/6pot & 405rotor R/4pot & 385rotor)が顔を覗かせる。

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フロントサスペンションは、TOTAL CHAOSのアッパーアームを採用するとともにFOXのリザーバー付きの2.5シリーズコイルオーバーショックを装着し、リアにもFOXショックを採用。上げ幅はフロント3、リア1.5。

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前後とも左右に大きく張り出したフェンダーは、アフターパーツメーカー品ではなく、純正を流用加工してオリジナルで製作した逸品。フォルムはフロントからツリ上げたデザインとすることで高さを強調している。また、その見た目から出幅は相当に感じるが、車検に適合する様に全幅は225㎝に抑えられている。


AutoStage T.FACTORY

TEL:0480-53-7353


★PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載