たった一度の人生、妥協せずに好きなクルマに乗れ【SWAG】

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SWAG【スワッグ】

オーナーのたった一度の人生を、最高に送ってもらいたい。カーショップでありながら、クルマと人との関わり以上に、人と人との関わりを重視するスワッグ。誰にでも自慢できる、魅力あるショップとスタッフに囲まれてこそ、最高のカーライフがスタートする。

クルマという商品を通して購入後の人生まで考える

クルマを購入する上で、何を買うかで迷うことはあっても、購入するショップまで深く考える人は少ない。人生で二番目に高いとされるクルマの購入では、例え新車であったとしても「どこで買う」かは、かなり重要な要素。ショップの大きさなどは関係なく、いかに信頼と魅力あるスタッフがいるショップと出会えるかが、後のカーライフに大きく影響してくるといえる。

SWAGは、クルマを売って利益を追求するだけでは本当の喜びを得られないと悟り、オーナーのたった一度の人生で、クルマを所有して最高に豊かなカーライフを送ってもらうことを最大の喜びとしている。代表の早川氏を始めスタッフは、「楽しく豊かな人生を送っているからこそ、同じく楽しく豊かな人生をサポートできる」として、個人の魅力を高めるために自分磨きを怠らず、自らも最高の人生を送ることを確かな目標としている。

クルマという商品を通して、後の人生まで考えてくれるスタッフ達に信頼を寄せないオーナーはいないだろう。SWAGというショップの一番の売りは、クルマではなくスタッフなのかもしれない。何を買うかではなく、どこで買うかを、今一度熟考すべきだ。

SWAG Featured Car 2018 CHEVROLET CAMARO SS

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今回SWAGの注目車両としてピックアップしたのは、ディーラー車の2018年型シボレー・カマロSS。走行距離は4000km。可変バルブマフラー、アップルカープレイといった最新システムが標準装備する新型モデルだ。


【SWAG スワッグ】最高の魅力あるショップには、最高のスタッフが必要だ

岐阜県のジラードが、店舗移転&店名を変えてSWAGとして生まれ変わった。


SWAG
所在地:岐阜県可児市今渡1660-1
TEL:0574-40-8014
営業時間:9:00 ~19:00
定休日:水曜日

SWAG 代表 早川義記

SWAG 営業 鎌倉裕一

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SWAG 営業 厚海寿幸

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SWAG 広報 二村明里

「あかりの奮闘日記」YouTube 日々更新中!

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Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

C1500の中でも激レアなモデルが454エンジンを搭載した「454SS」だ。

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1990 CHEVROLET C-1500 454SS × BIG BLOCK JUNKIE Owner:ジョニー

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

ビッグブロックが面白過ぎてこれ以下には戻れない

26年前に1996年型のカプリスセダンから始まったアメ車生活。現在に至るまでに数台乗り換えているが、そのすべてがアメ車。ドップリとアメ車に魅了されたベテランが辿り着いたのは、ビッグブロックエンジンを搭載する454SSだった。

26年のアメ車生活を送るベテランが選んだ激レア車

シボレー・C1500。C/Kシリーズのフォースジェネレーションとしてデビューしたのが1987年(1988年モデル)。日本でもアメ車ブームとなった90年代には爆発的に人気を博したモデルである。ちなみに現在もリバイバルヒットしていて、入手困難な状態だったりする。さらにC1500の中でも激レアなモデルが存在する。それが何かと言うと、454(7.4ℓ)エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「454SS」だ。SSはスーパースポーツの頭文字。しかも製造していた期間は90~93年の4年間のみということで、これもまたレア度を高めている要因だったりする。アメリカンクラシックスの武藤代表に相談してみると「454SSに乗るオーナーさんがいるよ!」とのことで紹介してもらったのがジョニーさんだ。

1990 CHEVROLET C-1500 454SS × BIG BLOCK JUNKIE

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早速話を伺ってみると、購入したのは約3年前で、その前は2000年型のF150に6年乗っていたそうだ。気になったのでさらに遍歴を深掘りしていくと、1972年型シェベルワゴンに8年乗り、1987年型エルカミーノは2年、1996年型カプリスセダンは7年所有していたということで、合計すると約26年をアメ車とともに過ごしてきたこととなり、もはやアメ車のない生活は考えられないと言う。

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少しそれてしまったが本題の454SSの話に戻そう。実はこの454SSは前オーナーが所有している時から気になっていたそうで、アメリカンクラシックスを訪れるたびに羨望の眼差しで見ていたとか。そんなジョニーさんの想いを知っていた武藤代表が「下取りで入ってきたよ」と連絡すると、すぐさま駆け付けてその場で乗り換えたのは言うまでもない。「いつかはビッグブロックに乗ってみたいという思いがあったので、その思いが叶いました。それしてもビッグブロックのグイグイ押し出す感じがたまりません。もう病み付きになってしまって、これより低い排気量のは乗れないかもしれません」

ドップリと454SSの魅力に取りつかれてしまったジョニーさん。これ以上となるとSRT10とかですかね~(笑)。

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搭載するエンジンは454(7.4ℓ)V8。モデルイヤーは90年ということで、カタログ的には最高出力は230hp(翌年から255hp)。組み合すミッションは3速AT(翌年から4速AT)。納車時に調子の悪かった箇所をしっかりと直しているため、これまでノントラブルだと言う。

DSC_0834バセットホイール(15インチ)にBFグッドリッチ・ラジアルT/A(235/70R15) を組み合わせ

ボトムスはバセットホイール(15インチ)にBFグッドリッチ・ラジアルT/A(235/70R15) を組み合わせて、往年のアメ車らしいスタイルを形成。マフラーは納車時にステンで換装しており、エンドはリアタイヤ前から出してサイド出しに。

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ドアを開けると、まさしくこれぞ“ザ・アメ車”と言わんばかりの雰囲気が漂うインテリア。レッド(ガーネット)を基調にダッシュパネルを始め、ドアパネルにピラー、シートにカーペットまで、インテリアを構成するすべてを同色で仕立て上げられている。それにしても30年が経過しているというのに状態の良さがスバラシイ!


古き良き時代のアメリカを連想させるファームトラックスタイル

レトロスタイルで映える、魅力溢れるシェビーバン


Thanks:AMERICAN CLASSICS
TEL:0467-75-2221
HP:http://www.american-classics.com


Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

【シボレーアバランチ】リアルアメリカのトラックカスタム、驚異の18インチリフト!

2007 CHEVROLET AVALANCHE

2007 CHEVROLET AVALANCHE

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

これまで300Cやチャージャーなど、セダン系のカスタムが目立っていたエクスカーズだが、SUV&トラックでも弩級のカスタムマシンを製作する。本場アメリカのカスタムを知り尽くす、最先端のトラックカスタムがこのアバランチだ!

ワンオフ加工はエクスカーズの十八番

数々のカスタムショーでアワードを獲得する岡山のエクスカーズ。その代表作は300C、チャージャーといったLX系モデルたちが並ぶ。それ故、エクスカーズではSUV&トラックカスタムは不毛なのかと思いがちだが、決してそんなことはない。圧倒的にLX系が多いのは確かだが、眼を見張る圧巻のSUV&トラックカスタムも次々と製作している。それがこの07年型アバランチだ。もちろん、リフトアップキットを装着するだけで完結ならば、正直どのショップでもできる。エクスカーズの売りは、本場アメリカの最先端カスタムを積極的に取り入れることにある。

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当初8インチキットだけを予定していたが、上げ幅に納得がいかず、ワンオフで強度計算を行なったボディリフトキットを製作。さらにバネ下加工といった足回りにも手が加えられ、トータルで18インチアップという驚異の高さを実現。そこに合わせるタイヤは37×13.5R24。ホイールはアメリカンフォースの24×14J。ハイリフトで扁平マッドテレーンタイヤにリム深ホイールを組み合わせるスタイルは、アメリカのリフトアップカスタムではもはや定番。そのトレンドを取り入れ、ワンオフパイプフェンダーなどを作り込みオリジナリティを見せる。足回りしかり、こうしたワンオフ製作もエクスカーズの十八番だ。派手さのなかに、こうした高い技術が織り込まれることで、オンリーワンのカスタムが仕上がっていく。ハイリフトだけじゃなく、実は細かい部分に見どころが満載の一台だ。

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タイヤは37×13.5R24、ホイールはアメリカンフォースの24×14J。見事なまでに車体からはみ出るその上部には、ワンオフで製作したパイプフェンダーを装着する。Bulletproofの8インチリフトアップキット、ワンオフボディリフトキット、ワンオフ足回り加工、ユニバーサルエアバックを使い、トータルで18インチものリフトが実現。ホイールナットはTRUE SPIKE LUG NUTS、LEDはxkglowを使用する。

マフラー取り回しをワンオフで改良し、マフラーチップにはsinisterdieselを組み込む。

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チャージャーのスポーティさを、ボディカラーと新しいペイント手法で表現する

300Cにマグナムフェイスをスワップし 24インチを収める究極加工

チャレンジャーには負けないチャージャーカスタムの面白さ

エクスカーズはトータルでオーナーをサポートする。抜群のカスタムセンスは必見!


Produce:EXCARS
TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com


写真:高原義卓
文:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

元祖アメリカンSUVとして人気を博すK-5ブレイザー

1985 CHEVROLET K5 BLAZER × LIFT UP

1985 CHEVROLET K5 BLAZER × LIFT UP Owner:Zさん

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

子育てが一段落したところで迎え入れたセカンドカーライフの相棒

2ドアのショートトラックの荷台にシェルを乗せてSUVへと進化していった過程を知るうえで、そのシルエットを鮮明に映し出す元祖アメリカンSUVとして人気を博すK-5ブレイザー。しかし子育て世代に2ドアは何かと不便。乗りたいクルマに乗れるのはある意味、人生のご褒美である。

7インチ超えの上げ幅でも快適安心して乗れる!

これまでエクスプレスやサバナなど、主にフルサイズバンを愛車にしてきたというZさん。3人の育ちざかりな子供たちと一緒に旅行をしたり、習い事へ送迎したり、雨の日は迎えに行って自転車を積んで帰宅したりと、フルサイズバンじゃなければならない理由があった。だが、そんな子供たちも成人してそれぞれが愛車を持つ様になると妻と二人で出かけることが多くなり、そろそろ二人で乗ってちょうど良いアメ車に乗り変えても良いのではと選んだのが85年型のK5ブレイザーだった。

4年前にフルオリジナルのツートンカラー、しかも純正のルーフレールまで付いた個体を見つけて購入。しばらくはオリジナルを楽しんでいたものの、リフトアップした友人のK10を見る内に上げたい衝動に駆られてバルフォーエスに相談。それなりの年齢なので過剰にリフトアップするのではなく、車検対応の大人なスタイルでとオファー。

1985 CHEVROLET K5 BLAZER × LIFT UP

1985 CHEVROLET K5 BLAZER × LIFT UP

かつて筆者の愛車GMCジミーで散々無理難題を突き付けられてソレをカタチにしてきたバルフォーエスのビルダー岡野氏にとってK5のカスタムはお手の物であり、ラフ&カントリーの6インチアップを軸に各部マウント製作や位置関係の補正パーツを自作して、アメリカ仕立ての大雑把な箇所を日本の職人魂で一寸の狂いもない具合に端整した。また、K5には珍しくAMP電動ステップが装着されている点も特筆物で、ヘッドライトはバンパー下のフォグに移設、リアバンパー下には追突防止バーをナチュラルな造形美で製作するなど、道路交通法を順守した大人のリフトアップスタイルは、子育てを終えて第二のアメ車ライフを歩み始めたZさんにとって最高の相棒である。

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ダークブラウン×クリームのエクステリアにマッチするベージュインテリアももちろんフルオリジナル。モデルイヤーの割には綺麗なカーペットに、ヘタリや破れのないシートはまさにグッドコンディション。メーターはダコタデジタルをスマートにインストールしており、オリジナルストックのステアリングとの相性も抜群。

装着するタイヤは37×12.5R17のBF-Goodrichオールテレーン

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ラフ&カントリーの6インチアップキットはそのままポン付けとはいかず、完璧主義の岡野ビルダーがココは補正を加えておくべき、ここはマウントで位置関係を修正しておくべきといった箇所を一つ一つ払拭してインストール。装着するタイヤは37×12.5R17のBF-Goodrichオールテレーンで、ホイールのリム幅は純正フェンダーで収まる様に控えめなサイズを選択。

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タイヤ外径分も含めると8インチにも及ぶリフトアップは死角も凄まじい。その対策としてフロントナンバー下やサイドミラーにカメラを仕込んで常に確認できる様にモニターを追加する。乗降性の確保で電動ステップを追加することも大事だが、走らせている時の死角をクリアすることはもっと重要であり、この辺りの作業がジェントルに乗るリフトアップの醍醐味と言えるだろう。


アバランチなのにシエラ!? 究極のスラムドで魅せる シボレーアバランチ

年に一度のお客様感謝祭「バルフォーエス BBQ」


Thanks:Bal.FOUR S
TEL:072-805-4444
HP:https://www.bal-fours.jp


Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

趣味のアウトドアに合う様、GMCサバーバンを染めていく

1990 GMC SUBURBAN × WOODY

1990 GMC SUBURBAN × WOODY Owner:Rihito Yamatoさん

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

ワイド&ロングボディはヒップアップフォルムで個性的に

ブラックボディに見えて実は濃いめのブラウンカラーのGMC・サバーバン。インテリアは車中泊を見据えてホームセンターで揃えた木材を自ら敷き詰めてDIY。定番のカスタムに縛られることなく自由なアイデアで自分色に染める、若きオーナーのフルサイズSUVライフに迫る!

現在21歳の若きオーナーRihitoさんがこのGMC・サバーバンを手に入れたのは約半年前。その前は何と10代の若さでランクル60に乗っていたという生粋のヴィンテージSUVフリークだ。免許を取得してすぐに乗り出したランクルで車中泊やアウトドアに目覚め、時間を見つけては海や山、川へとクルマを走らせるのが日課になっていたと言う。

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そんな彼がGMC・サバーバンへと乗り変えるきっかけとなったのが、ランクル60を大きく上回るフルサイズボディだ。2mを超えるワイドな幅と超ロングボディ、そして観音開きの独特なテールゲートの雰囲気に魅了されて2020年の4月に乗り変えたばかり。2WDのフロントローダウンによって前下がりなフォルムがどことなくバニングっぽくもあり、デイトナの無骨なワークトラック風のボトムスやダークブラウンが醸し出す濃いめのアースカラーなど、そのどれもが彼の好みで、巨体を図太いV8サウンドでズッシリと転がす感覚が乗っていて楽しいと語る。

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ちなみに彼の本職はトラックの架装業とあって、ウッドインテリアはすべてDIY。バーナーで焼きを入れてエイジング加工を施して雰囲気を中和させたり、ウーファーボックスを囲ってインテリアの雰囲気に馴染ませたりとアレンジしつつ、溶接を駆使して自作の超小径ステアリングを製作するなど、概念にとらわれない自由なカスタムも特筆物。

30年前のクルマが21歳の若きオーナーの手によって、彼のイメージする90年代カスタムへと手を加えていく姿は実に感慨深い。かつて我々が70年代に憧れた様に、ミレニアム世代にとっては90年代こそヴィンテージの大本命になってきたと言っても過言ではない。

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フロントベンチシートも1ナンバーなのでヘッドレストを取り払いサドルマンのシートカバーで淡いブルーのインテリアにマッチ。ステアリングは自身で溶接して製作したもので、スカルのコラムシフトを含め尖ったセンスが光る。

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3列目シートは1ナンバー登録のため不要となり、広大なラゲッジスペースにはホームセンターで購入したウッドを敷き詰めてDIYで架装。その際ウーファーボックスも纏めて化粧プレートとしてウッド材を採用してバーナーで焼きを入れ、風合いを出すことでモデルイヤー相応の雰囲気にマッチさせている。設置されたエアタンクはホーンクラクション用ではあるが、夏場のビーチでゴムボートを膨らませたりと便利なアイテムの一つだ。

1990 GMC SUBURBAN × WOODY

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アメ車乗りでありバイク仲間でもある友人のピンストライパーに描いてもらったリアゲートを筆頭に、光の強弱でブラウンカラーが際立つ独特の色味やこの年代のサバー独特のヴィンテージなパネルライン、そして観音開きから小ぶりなテールへと繋がるシルエットが一番のお気に入り。思い付きで製作した即席ウィンドーテーブルなど、アイデアが浮かぶとすぐにカタチにする性格が功を奏して、購入からわずか半年でGMC・サバーバンをしっかりと自分色へ染めている。


カスタムよりも荷台をどう活かすかに情熱を注ぐ究極のアウトドアスタイル!【アバランチ Z71】

いかにも!なフルサイズトラックとは異なるリアリティーで選ぶタイタン

強烈なインパクトを放つシエラとシルバラードをロックオン!

元祖アメリカンSUVとして人気を博すK-5ブレイザー


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

【アメ車ちょこっとミーティング in 浜名湖】皆んな元気でやってる?皆んなで浜松に集まろう!

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2020.11.22
アメ車ちょこっとミーティング in 浜名湖

台数なんて関係ないやっぱり皆んなで集まるのは最高だ!

コロナの影響でイベントやミーティングが減少する中、静岡県浜松市のオーナーが音頭を取り、密にならないように配慮し、台数を限定してミーティングを開催した!

例年ならば、秋になればミーティングやイベントが多く開催される時期だが、2020年ばかりは状況が違う。イベントで会うことを楽しみにしている仲間とも会うことができず、悶々とした日々を送っているオーナーも多いだろう。

そうしたなか、静岡県浜松市のオーナーが近隣のオーナーに声をかけプチミーティングの開催を計画。コロナの影響を考慮して、台数を制限し、なるべく近場のオーナーのみで行なうということで、11月22日(日)に開催となった。開催場所は東名高速・舘山寺スマートICからほど近い、浜名湖の麓にあるドライブイン「ユミーズ舘山寺」。浜名湖名物の鰻も食べられるレストランやドッグランも併設され、旅の休憩スポットとしてはもってこいの場所。

集まった台数は21台。多くは浜松市内のオーナーだが、中にはどうしても行きたいという理由から遠出してきたオーナーもいるなど、皆が久しぶりのミーティングを楽しみにしていたのが伝わってきた。まだまだコロナの影響は油断できないが、少しでもこうしたオーナー有志のミーティングをレポートするのが、アメマガが今できることの一つ。ともあれ、鰻、ご馳走さまでした!

開催場所:Yumi’s KANZAIJ(I ユミーズ館山寺)

浜名湖の麓にあるドライブイン「ユミーズ舘山寺」。浜名湖名物の鰻や浜松産黒豚生姜焼きといった料理を堪能できる、めし処SAKURA、室内&屋外のドッグランがあるドッグラン・トマト、豊富なメニューが並ぶ、さくらクレープ・ボヌールといった店舗が入る複合施設だ。

住所:静岡県浜松市西区舘山寺町1746-1
TEL:053-401-3959
HP:https://yumi-s.com


写真&レポート:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

人と違う希少車が好きな上に収集癖があり、まさかの4ドアを2台所有するマニア!【ヴェルヴェディア&コロネット】

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1970 Plymouth Belvedere 440 4Door Sedan Street Fighter ”FOUR FIGHTERS” / 1973 Dodge Coronet 318 4Door Sedan Japanese Dealer Car “FOURONET”

幼い頃からクルマが好きで、言葉を話す前から絵本でなくクルマ中古車情報誌を愛読?していた浅利さん。中学生の頃にオリジナル版のバニシングポイントを見たことでアメ車熱が灯り、25歳にしてアメ車を手に入れる。だが、彼が手に入れたのは、まさかの4ドアだった。

使いやすく個性的でしかもリーズナブルな4ドア!

今から遡ること5年前、当時25歳だった浅利さんは「絶対にロードランナーかクーダを購入する!」という堅い決意を秘めて、モパーマッスルの専門店に赴いた。だが、既に2ドアマッスルの価格は高騰をし始めており(それでも今よりは安かったのだが…)、やむなく断念。とは言ってもアメ車への熱意は捨てきれず、手に入れたのが1970年型の4ドアのヴェルヴェディア。それなりにヤレており、レストア前提の個体であったが、エンジンは440にコンバージョンされており、足回りもしっかり補強済み。ドラッグレースにも数回出場していた模様で、走れるビンテージということが判明した。

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ピカピカのビンテージカーが速いのは珍しくもないし、どうせならラットスタイルだけど「速い!」という、ある意味奇をてらった方向性でレストアを開始。温暖な地域ならサビサビボディのままでも問題ないかもしれないが、過酷な北海道の環境や車両のコンディションを考慮し、敢えてクリアを厚めに塗布。ラットなのにスベスベボディという、ほかには見たことがない、個性的なスタイリングに仕上げられている。

ショーネームはバンドのフーファイターズに4ドアのストリートファイターを組み合わせ、フォーファイターズと命名。やれたボディとは裏腹に、暴力的な加速を味わえるヴェルヴェディアに、浅利さんは大満足。だが決して現時点で満足してはおらず、将来的にはMTへの換装やさらなるチューニングも目論んでいる模様。

さてそんな浅利さんだが、実はかなりのコレクター。実車だけでなくプラモデルにも熱を入れており、作っていない物が家に4000個はあるとか。当然クルマも1台だけで満足せず、TPOに合わせて複数台を所有。そんな彼の目に留まったのが、1973年型のコロネットだった。マッスルカー&SUVといった、キャラが異なるクルマを所有するなら分かるが、何故4ドアを複数台所有するかは理解に苦しむが、「希少車」という響きが浅利さんの心を揺すぶったのは間違いない。ちなみにコロネットを増車したのは夏の終わり頃だそうで、納車して発覚したが、まさかの正規ディーラー車。修復歴はなく、ボディは一度同色ペイントが施されている模様。5桁メーターなので断定はできないが、おそらくわずか84000kmという極上車と巡り合った。普通のアメ車好きならスルーしそうな個体だが、適材適所というべきか出会うべくして出会ったオーナーとクルマだと言える。

ヴェルヴェディアは色々とトラブルはあったそうだが、コロネットは通勤にも使える快適仕様。エアコン&ヒーターも快調で、しかも燃費は7〜9km/ℓと申し分ないレベル。ベンコラなので乗車定員も6人と、使い勝手も抜群。今では2ドアマッスルを手に入れることは不可能なぐらい高騰してしまった昨今、予算を抑えて快適に乗れる4ドアマッスルをチョイスするのは、賢い選択肢だ。

1973 Dodge Coronet 318 4Door Sedan Japanese Dealer Car “FOURONET”

プリマスヴェルヴェディア

プリマスヴェルヴェディア

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ブラックのバイナルトップ、マットブラックのボンネット、グロスブラックのボディと、トリプルブラックが見事なエクステリア。その独特なカラーに加え丸目4灯のヘッドライトがワルなイメージを強調する。なお、ラジオアンテナはトランク部分に移設される。

基本的にはオリジナルだが、サスペンションは往年のスタイルでカスタムを実施。フロントはチョイローダウンし、リアが上がった前傾姿勢に変更。ホイールはエンケイで、BFグッドリッチのラジアルT/A(225/60R15)を組み合わせる。

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エンジンはオリジナルの318を搭載。エアコン、パワステも装備して毎日の通勤でも苦にならない快適仕様。ハイブリッド車と比較するのはナンセンスだが、燃費も決して悪くなくお財布にも優しい。

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シートはほつれ、ダッシュボードも一部は割れているものの、オリジナルの状態をキープ。渋いトリプルブラックのエクステリアとは対照的で、車内のトリムは鮮やかなブルー。独特な色遣いもビンテージの魅力と言える。

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ダッジコロネット

ダッジコロネット

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濃いめのグレーにボディ色は変更。最低限のサビは落としているが、直しすぎず適度なラット感を演出。とはいえ、北海道の過酷な冬の気候を考慮して、クリアを厚めに塗装。ラットなのにスベスベした肌ざわりは今まで体験したことがなく、異質な感覚すら覚える。

フロントタイヤはグッドイヤーのEAGLE GTⅡ(235/60R15)をチョイス。暴力的な加速をしっかり受け止め路面に伝えられるよう、リアサスペンションはしっかり強化済み。さらなるチューニングを施しても、これなら十分対応できそうだ。

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人畜無害的な4ドアでありながら、搭載エンジンはまさかの440!見た目はボロでも走りはピカイチ!というスタイルで、見た目で判断するうと痛い目に合いそうだが、燃費もかなりシビれるレベルだ。

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エクステリアはリペイントを施すが、敢えて開口部は元色のまま。ベースカラーは明るいクリーム色で無骨さを強調。車内は基本的にはオリジナルだが、ドラッグレースの名残りで、オートメーターや電圧計&水温計を装備する。


撮影協力:ダイレクトイグニッション
TEL:011-776-0001
HP:http://d-ignition.xyz


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

メンテナンスはまさに百利あって一害なし!

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MAINTENANCE of CHEVROLET CAMARO

2017年にデビューした現行型のカマロも、気づけば丸3年が経過。そろそろ最初の車検を迎える車両が出始めるが、それに先立って、ウイングオートでカマロのチェックを実施。2000年以降のアメ車は壊れない!とよく耳にするが、車検時に検査するポイントでチェックしてみよう。

今のアメ車はまず壊れない、だがそれも乗り方次第だ!

今回チェックしたカマロは、2017年12月登録車で、走行距離はまだ8000km。正直言って何のトラブルもなく、油脂類も透き通ったままで新車同然と言っても差し支えないレベル。じゃあ、カマロは壊れないからメンテナンスはしなくてOK!?と思うのは大間違いだ。

クルマはただの鉄の塊ではなく、その中には冷却や潤滑を司る油や水が各部に使われている。これらは走行距離や時間の経過で着実に劣化するが、それを定期的に交換することで愛車のコンディションを良好に保つことができる。また保管場所や乗り方次第でコンディションは大きな差がつくので、車庫保管がやはりベスト。だからと言って乗らな過ぎるのも問題で、適度な洗車&走行が重要といえる。また細かな部分で言えば、ステアリングを目一杯まで切らないとか、切り返しの際にクルマが完全に停止するまでシフトを切り替えないなど、ちょっとした気遣いも後々に影響を与えることとなる。

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ちなみにディーラーの車検が高額なイメージを持つ人が多いが、ウイングオートでは事前に相談してから行なうので、金額面での不安もない。また、同時に修理や修復、さらにカスタムの提案も行なってくれるのは非常にありがたい。また、半年ごとに点検やオイル交換を実施するメンテナンスパックも新たにスタート。個別に行なうよりも50%リーズナブルで、まめに点検を行なえば車検費用を抑えることも可能。一度にまとめて行なわず、こまめにメンテナンスを行なうのが、愛車のコンディションを良好に保つ秘訣だ。

MAINTENANCE of CAMARO #01 DIAGNOSIS TESTER
目に見える部分だけでなく奥の奥までしっかりチェック

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今のクルマには複数のコンピュータはもちろん、様々なセンサーが各部に配置されている。それらが正常に機能しているか、ウイングオートではGM の純正テスターを使用してしっかりチェック。インパネに警告灯が表示されていなくても、細かなエラーの履歴がしっかり残されているので、それらを車検時にしっかりチェック&クリアするのも重要である。「クルマを長く気持ちよく乗って頂きたいので、細部までしっかりチェックを行ないます」とのこと。

MAINTENANCE of CAMARO #02 ENGINE OIL & COOLANT
水と油はクルマにとって血液にも等しい大切な部品!

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その重要性をいまさら説明するまでもないが、エンジンオイルや冷却水はエンジンを保護する重要な部品の1つ。定期的な交換を怠ると性能の低下はもちろん、最悪の場合はエンジンブローに繋がる。また、それが高速道路を走行しているときに起こったら、大事故にも繋がりかねない。痛みやトラブルが他に伝染しないよう、定期的な交換が必須。なおウイングオートではメーカー指定の5W-30を推奨するが、サーキット走行が多い人には粘度指数の高いオイルも提案してくれる。通り一辺倒のメンテナンスではなく、ユーザー1人1人の乗り方、使い方に合わせたメンテナンスメニューを設定するのは、非常に心強い。

MAINTENANCE of CAMARO #3 AIR CLEANER
走るコンディションによって変わるがエアクリーナーも定期的に交換すべし

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エンジンルーム内のメンテナンスで、DIYで手軽にできるメンテナンスといえば、エアクリーナーの交換。だが、現行型カマロのクリーナーBOXはネジで固定されており、メーカーとしては「触ってくれるな!」的なスタンスを感じるが、DIYでできない訳ではない。ちなみに8000km走行した程度では、まだまだ新品同様。なお、走行距離は交換サイクルの1バロメーターにすぎず、埃っぽいところを走る機会が多い人は、少し短めに交換した方が賢明だと言える。

MAINTENANCE of CAMARO #04 BATTERY
前後の重量バランスを考慮してかバッテリー本体はトランクに設置

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スポーツカーによくあるケースだが、意外にも重量があるバッテリーは、トランクルームの右側にある。メンテナンスカバーを外せば端子は見えるが、交換するとなると内張を外す必要がある。つまり、車庫に停めっぱなしでバッテリーが上がってしまったら、意外と大変なことになる訳だ。これを防ぐには充電器を繋ぐのもありだが、やはり定期的な走行がもっとも手っ取り早い。またタイヤを始めとするゴム部品の劣化を防ぐためにも、適度な走行は欠かせないと言える。

MAINTENANCE of CAMARO #05 SUSPENSION
大径ホイールを装着しているならとくに注意すべきポイント

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JEEPなどの4WDなら骨太なサスペンションを採用するが、乗用車のそれは意外なほど細かったりする。これらの耐久性は、当然ノーマルのタイヤ&ホイールで設計されているので、より太く、重い物に交換すれば、当然負担がかかってくる。もちろんある程度の安全マージンは持たされているが、確実に寿命は短くなることを理解しておいて欲しい。また、サーキット走行などを頻繁に行なう人の場合、ショックやスプリングだけでなく、各リンク部分のブッシュにも注意が必要。余談だが、走行距離が伸びた車両で乗り心地を改善したいからといってサスペンションを交換するのではなく、まずはブッシュの交換がオススメ。これだけで乗り心地が劇的に改善されるので、メンテを行なってからカスタムすべきだ。

MAINTENANCE of CAMARO #06 BRAKE
パッドやローターのチェックに加えフルードの色にも注意しよう!

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現行型のカマロはブレーキのコーティングが改善され、以前のモデルよりも遥かにサビにくくなっている。だからと言って、錆びない訳ではないし、ブレーキダストがホイールに付いたままだとサビの原因にもなりかねない。また各部にはラバーシールが多用されており、動かさないことが劣化に繋がるので、適度な走行が欠かせない。なお、ブレーキは重要保安部品なのでDIYでの作業はご法度。パッドの交換といったメンテナンスは、ウイングオートに依頼しよう。

MAINTENANCE of CAMARO #07 DIFFERENTIAL
駆動力がかかり続けるリアデフは定期的なオイル交換がマスト

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エンジンからの駆動力を左右のタイヤに振り分け、なおかつスムーズな旋回も司るリアデファレンシャルギア。新車に組まれたままのギアはアタリが出ていないこともあり、最初は鉄粉が出やすい。熱による劣化はもちろんだが、鉄粉を除去するために定期的な交換が欠かせないと言える。サーキット走行ではとくに大きな負担が掛かる部分でもあるので、走行する前に新しいオイルに交換するのを強くオススメする。

MAINTENANCE of CAMARO #08 CLEAN AIR FILTER
グローブBOXからアクセスできるようになりトラブルが激減!

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先代モデルはワイパーカバーの下からエアコンフィルターにアクセスしていたが、新型ではグローブボックスからに変更。以前はここから雨漏りするトラブルが多かったが、新型ではそんなトラブルともオサラバ。ちなみに汚れは走行距離に比例するが、アレルギーがある人はマメに交換した方が良いだろう。


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PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜

アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

カスタムよりも荷台をどう活かすかに情熱を注ぐ究極のアウトドアスタイル!【アバランチ Z71】

2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71

2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71 OWNER : 7upkaz

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

スラムドスタイルかリフトアップかの二極化が進む一方で、フルオリジナルをこよなく愛するオーナーも一定数存在する。その中で荷台部分を駆使して自分のやりたいことをとことん詰め込んだ、トラックのトラックらしい使い方を地で行くオーナーに密着!

奇跡の実走行1.5万kmに出会って乗り換えを決意!

2020年の夏に行なわれた淡路島のトラックミーティング&ツーリングで、カスタムトラッキンたちに紛れてひと際異彩を放っていたアバランチがどうしても気になって連絡を取ったのが紹介する7upkazさん。当時はラジオフライヤーをトノカバー上に載せて、今の様なトラック・オン・カヌーではなかったが、それでもほかのトラックオーナーとは一線を画す個性が際立つ存在だった。あれからたった数カ月でDIYカヌーラックを製作し、ルーフバックを逆付けして積載性をアップするなど、さらに工夫を凝らして進化。

2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71

2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71

彼がアバランチに乗るきっかけは二人目の誕生である。それまではB2200を愛車に妻と長女の3人でトラッキンライフを謳歌してきたが、次女が産まれてさすがに厳しくなったところで新たなトラックを物色していたと言う。そんなタイミングで行きつけのショップに舞い込んできたのが実走行1.5万kmというかなり貴重なアバランチだった。聞くとスーパーカーなど複数台所有するオーナーが遊び用にと購入したものの、あまり出番がなく室内保管されたまま眠っていた個体で、エンジンルームも10年以上経過しているとは思えないクリーンな状態をキープ。これはもう運命とばかりに即決で購入を決めたそうだ。

普通ならこの極上状態を保ちたいと思うかもしれないが、彼の場合はトラックらしく河原へ突っ込んだり林道で擦ったりしてもまったく気にしない。「そもそもこのツートンボディは腰下をワイルドに使って下さいとばかりに塗り分けてあるのでは?」と説得力のある返事で細かい傷は味として嗜む。

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アバランチの魅力と言えば4枚ドアで後部座席の折り畳みが可能な点。実はベッド部分と連結させることもでき、マットレスで荷物との境界線を作って車中泊仕様へとアレンジすることも可能。この空間は主に愛娘のセリカちゃんとソアラちゃんや愛犬ウージー(雄)とローリン(雌)の休憩スペースとして活躍している。

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けん引ロープの赤いアクセントを追加する程度でオリジナル志向の高いZ71オフロードパッケージ。純正のアルミホイールもお気に入りで、エンジンルームは低走行らしくクリーンな状態をキープ。インテリアも10年以上前とは思えないグッドコンディションを保っている。ちなみに2006年モデルは初代の最終型で、この顔に惚れ込んだのも購入理由の一つだ。

2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71

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大きなカヌーの存在感が強すぎるが、アバランチのベッドスペースには従来愛用してきたアウトドアギアもすべて完備しており、行き先も決めずに出かけては即席でキャンプやBBQを行なうことも。行き当たりばったりでも道具に困らない様に常備していれば安心。純正車高だとちょうど良い高さで即席BBQも簡単にレイアウト!

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大まかな寸法を測り、ホームセンターの木材を購入してDIYで仕上げたカヌー用のラック。一人で積み下ろしができる様に高さや位置関係を工夫し、ラッシングを駆使して設置。本来は荷台部分に荷物を満載するべきではだが、できる限り車中泊スペースを確保すべくラックとトノカバーの隙間部分にできたデッドスペースを有効活用する目的でYAKIMAのルーフバックを逆付けするなど志向を凝らしたアイデアが満載!


Thanks:MDS Custom Factory
TEL:06-6747-0101


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

【シボレーC10】半世紀に渡る自然な経年劣化を味方につけるパティーナスタイル

1968 CHEVROLET C10 × SLAMMED

1968 CHEVROLET C10 × SLAMMED Owner:HIDEさん

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

特殊な塗装で人工的に錆びや腐食を表現するエイジング加工ではなく、あるがままに歴史を刻むかの如く色褪せて所々に錆が際立つボディに魅せられ、思い描くスラムドスタイルへと自らの手でスラムドさせるHIDEさん。本国のビルダーたちをも唸らせる巧みなフレームワークとそのセンスに迫る!

ストックフロアでの着地はフレームワークによる賜物

京都のとある場所で仲間と共にカスタムトラッキンライフを謳歌するHIDEさん。息子やその友人も含めた二世代の仲間たちが、どこからともなく集まってきては日没を過ぎてもカスタムに没頭する姿は、まるでアメリカ郊外のカスタムファクトリーそのものだ。

そんな彼の愛車は68年型C10。仲間内の中古車販売店に入庫したものの、レストアするにはかなりのお金がかかるからと困っていた個体を引き取ったのが今から約10年前。このC10のモデルイヤー相応の経年劣化を見た時には既にパティーナスタイルのイメージが頭の中にあったそうで、オリジナル車高をベースにわずか1年で現在のスラムドスタイルへと仕上げた。

1968 CHEVROLET C10 × SLAMMED

1968 CHEVROLET C10 × SLAMMED

特筆すべきはその手法で、本来サイドシルカットの完全着地となるとストックフロアでは難しく、大抵はチャネリングを施してフロアを上方向へ詰めるが、この車両は巧みなフレームワークでチャネリングなしでの完全着地を実現。アキュエアーのライドハイトセンサーによってスラムドフォルムのままハイウェイを走る姿、そして良い意味でショーカーらしからぬパティーナ特有のぬけ感が本国のトラッキンライフとリンク。

そんな姿がSNSや本国の友人伝いにアメリカのトラッキン事情通たちの間でも話題となり、装着するレースラインのホイールをスポンサーに付けるまでの有名車輛となる。RELAXEDJAPANとして向こうのリアルなトラッキンライフを日本で再現し、その第一人者として活躍するHIDEさんとその仲間たちの様子は、まだまだ未開拓で濃いネタが盛りだくさん。また別の機会を設けてぜひ本誌でも紹介していきたい。

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度々渡米しては現地ビルダーのファクトリーを訪れて技術を吸収し、日本で仲間たちが乗るトラックのフレームを多数手掛けて数をこなしてきたHIDEさん。スラムドすることで干渉する部分の巧みなかわしと、アーティスティックなレイアウトは特筆物。パティーナスタイルでのサイドシルカットストックフロア完全着地はもはや芸術。レースラインバンディッドのアイボリー特注カラー、バックスペースは、絶妙な履きこなしを見据えたオーダーメイドだ。

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フロント245/35R20、リア255/35R20と控えめな低扁平タイヤでリア側を引っ張り気味にセットするボトムスはバンプ時のフェンダーとの接触をかわすためのもの。

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ルーフキャリアは自作し、C-10と同年代となる60年代後半モデルのヴィンテージ物のコカコーラクーラーボックスを常備。リアゲート下はヒッチメンバーを貫通させてストレートにマフラーをレイアウトしており、いずれこのヒッチで隣にストックしてあるキャンピングトレーラーをスラムドして引っ張る予定。ステアリングは64年型インパラ用の細くて径の大きなものが気分だ。

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PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載