【Gran Seeker DMX】ピアスボルトの存在がマッシブ感をさらに強調する

Gran Seeker DMX × EDGE CUSTOMS CHALLENGER S-LINE

Gran Seeker DMX × EDGE CUSTOMS CHALLENGER S-LINE

THE BOTTOMS

1ピースや2ピースホイールは、シンプルでエレガントな雰囲気を醸し出す。だが、もう少し力強さや逞しさを強調したい人もいるだろう。そんなユーザーに提案したいのが、3ピース構造のGran Seeker DMXだ。

こちらのページのチャレンジャーと同じく、ラグジのSラインを装着したチャレンジャー。フェンダー部分を敢えてマットブラックにペイントしており、スポーティさよりワイルドさを強調したスタイル。そのスタイルングに合わせてボトムスにチョイスしたのは、どことなくクラシカルな雰囲気が漂い、スタンス系のカスタムユーザーにとっては御用達と言える、グランシーカーDMXだ。

Gran Seeker DMX × EDGE CUSTOMS CHALLENGER S-LINE

グランシーカーDMXは3ピース構造を採用しており、ホイールの表面にあしらわれるピアスボルトが、Sラインのフェンダーデザインと絶妙にマッチ。こちらのT5R 2Pは車両とのトータルコーディネイトを提案しているのに対し、このグランシーカーDMXは、デザインもさることながらその特徴的なカラーも相まって、否応なしにその存在が目に飛び込んでくるほど強烈なインパクトと存在感を醸し出している。アグレッシブさを感じさせるマットブラックのフェンダーと相性も良く、マッスルカーでありながらどことなくラギットな雰囲気を漂わせているのも特徴的。ラグジのチャレンジャーとはまた違ったスタイルを提案している。

前述しているとおり3ピース構造なので、インセット&リムの深さは自由自在。まさにカスタム道を極める者のためのアイテムと言っても、決して過言ではない。ディスクだけでなく、リムやピアスボルトも好みの色が選択可能。まさに、自分の愛車のために一切妥協することなく望むとおりの仕様を作り上げることが可能。オンリーワンなチャレンジャーを目指したいのなら、グランシーカーDMXはマストアイテムだと断言したい。T5R 2Pで渋くまとめるか、グランシーカーDMXで存在感をアピールするか、まさにワークなら、自由自在にカスタム可能だ。

Gran Seeker DMX × EDGE CUSTOMS CHALLENGER S-LINE

今回は、単体で見ると控えめだがブラックのボディと組み合わせることでさりげなく足もとの存在感を強調するマットカーボンをチョイス。ほかにも標準色は4色、鮮やかなカラリズムは6色、カラリズムクリアは3色、アステリズムは2色をラインナップしており、合計15タイプものカラーバリエーションを誇るので、ブラックやホワイトだけでなく、ハイインパクトカラーのチャレンジャーにマッチすること間違いなし!

ボディカラーに合わせるも良いし、敢えて違うカラーを組み合わせてリムを強調するのもアリ。まさにチャレンジャーのためのボトムスだと断言しよう。

カスタムオーダープランのゴールド×ブロンズリムの組み合わせて製作したWork Gran Seeker DMX

カスタムオーダープランのゴールド×ブロンズリムの組み合わせて製作したWork Gran Seeker DMX

カスタムオーダープランのゴールド×ブロンズリムの組み合わせて製作したWork Gran Seeker DMX

カスタムオーダープランのゴールド×ブロンズリムの組み合わせて製作したGran Seeker DMX。ボディと異なる色を組み合わせることで、車両全体の中でホイールを1番目立たせることに成功。一番外側のスポークに敢えて角度をつけることで、疾走感や躍動感を与えることが可能だ。また、ディスク外周部と中央部で異なるデザインを採用することで、独創的なスタイルを確立する。ピアスボルトはゴールドとの相性の良さからブラックをチョイスするが、ほかにもシルバー/チタン/ゴールドを選択可能。もちろんディスクやリムのカラーも自由に選択できるので、フルカスタムメイドが可能だ。

★装着ホイール:Gran Seeker DMX
★装着ホイールカラー:カスタムオーダープラン/ゴールドディスク&ブロンズアルマイトリム
★マッチングサイズ(F):20×10J 5H-115 (R):20×12J 5H-115
★マッチングタイヤ:NITTO NT555 G2(F:275/35ZR20 R:315/35ZR20)

Gran Seeker DMX × EDGE CUSTOMS CHALLENGER S-LINE


アメ車で アソぼう!アメ車と行くアウトドアフィールド

世界を狙うラグジとWORKのチャレンジャーSRTデーモンカスタムプロジェクトが発動!

LAXスタイルチェロキーの足もとに奢られるのは、WORKの2ピースホイール

【ワークエモーションCR 3P】カスタムの求道者なら3 ピース以外の選択肢はない!


WORK【株式会社ワーク】
所在地:〒577-0016 大阪府東大阪市長田西4-1-13
TEL:06-6746-2859(西日本コールセンター)
TEL:052-777-4512(中日本コールセンター)
TEL:048-688-7555(東日本コールセンター)
URL:https://www.work-wheels.co.jp


PRODUCED by LUXZ【ラグジ】
所在地:〒500-8228 岐阜県岐阜市長森本町2-1-4
TEL:058-259-3922
URL:https://luxz.jp


PHOTO ★浅井岳男
TEXT ★空野稜
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

【レストアパーツ.com】パーツの悩みをスッキリ解消!旧車パーツに強いWEBサイト

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RESTORE PARTS

インターネットの普及、SNSの活性化で気軽に世界へアクセスできる昨今ではあるが、いざお目当ての代物を購入しようとしても関税や送料など注意すべきポイントがある。でも、国内でレストアに必要なパーツを揃えることができたら……。その助けとなるのが、レストアパーツ.comだ。

サイトにアップしきれないパーツが豊富にある!

旧車にお乗りの方はご存じの通り、アメリカは日本以上に旧車のレストアパーツが豊富に存在しており、未だに70年代の純正パーツが手軽に手に入るお国柄。一方日本の旧車シーンを見てみると、絶版車になってしばらくすると各メーカーからのパーツ供給が困難になる。旧車と一括りにしても欧州車やイタリア車を含め、各国の事情に左右されるのが世の常であり、レストアが容易な車種もあればパーツの手配に苦労してしまうモデルも存在する。そんな中、比較的旧車のレストアパーツが豊富なアメリカのマッスルカーGT社とタッグを組み、日本の正規代理店として機能するのが、ここで紹介するレストアパーツドットコムだ。

元々は代表自身のAE86をレストアして乗り続けたいとの想いで始まったもので、大半は国産旧車のハコスカ、ケンメリを含むメジャーな日本国内モデル中心のラインナップで展開してきたが、アメ車の旧車事情を知るにつれて何か手助けできないものか? と動き出したのがキッカケである。マッスルカーGT社と言えば莫大な量のパーツ供給が可能な旧車パーツメーカーであり、そこでラインナップされるすべてのパーツが、日本のショップで購入できる図式は、幾度となく慣れない英語で本国のメーカーとやり取りした経験を持つ旧車オーナーならその恩恵がどれほどのものか容易に想像がつくはず。とくに写真の様なボディシェル一式を個人で本国からデリバリーするとなると送料だけでも非現実的な価格となり、ドル換算で安く見えてもそれを日本に持ち込むとなると、総額は想像を絶する金額となってしまうだけに、レストアパーツドットコムの存在は、大いに歓迎すべきと言える。

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ちなみに日本におけるレストアのセオリーは板金や純正品の再生であるが、本国では新しい純正同等品への換装が主流とあって、ボンネットやドアなどの大型アイテム、ドアヒンジやエンブレムなど細かいパーツまで各アイテムが豊富に存在する。現在レストアパーツドットコムの取扱商品はまだまだ日本の旧車が主流となってはいるものの、正規代理店なのでマッスルカーGT社に取扱いのある商品はどんなものでも販売可能。パーツのことでお困りの際はぜひ利用してみるといいだろう。

ヴィンテージカーを支える匠に聞く!

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従来の倉庫だけではスペース的に厳しくなり、現在金型加工業を営む倉庫の半分を新たに間借りする形で規模を拡大し営業中のレストアパーツ.com。電話やメール対応のみならず、商談ルームで直接打ち合わせの上でオーダーする事も可能となっている。

同じ悩みを抱えた人にできることを尽くしたい

岐阜県各務原市に倉庫を2つ設けて旧車のレストアパーツを提供しつづけるレストアパーツドットコム。まんさく自動車が新たに展開するパーツ事業だ。設立のキッカケは代表の井上氏の愛車である。18歳で免許を取得してすぐに、当時井上氏の姉が所有していたAE86を継承。その後、現在に至るまで30年間愛用し続けており、走れる限り乗り続けたいと大切に所有し続けている。ナンバーは当時物の二桁ナンバーのままで、姉が新車で購入した後に受け継いだ2オーナー車となる。

アメ車マガジンなのに日本の旧車の話で気が引けるが、旧車を愛する想いに製造国は関係ない。むしろ日本の旧車はアメリカ本国でも人気を博しており、ある意味アメリカから見た日本のレストアパーツは、日本人が探し求める本国のソレに近いものがあるのだ。実はこの事業を始めたきっかけと言うのが、自身のAE86のレストアプロジェクトの一貫を兼ねており、年々メーカーのパーツ供給が絶版、終了を迎える中、30年後、40年後を見据えてできることから準備を進めるべく、台湾をはじめとするOEMパーツの生産や開発に着手。そこで出会ったマッスルカーGT社と正規日本代理店契約を結んだことで大きく進展を果たすことに。元々は国産車部門をメインにAE86をはじめトレノやハコスカ、ケンメリなどのレストアパーツを主軸としてきたが、本国で膨大な量のパーツラインナップを有するマッスルカーGTのパーツが日本国内で取り寄せ、販売が可能というせっかくのメリットを生かす機会がなかった。

同じ旧車乗りとして、アメリカンヴィンテージカーのカスタマーもパーツの取り寄せや手配で困っている方が多いのでは? ということで新たに輸入車部門を設けたわけだ。アメ車の場合独自ルートで本国からパーツを取り寄せるショップも多く、イーベーなどのサイトを通じて個人で輸入される方も多いようだが、実際のプライスは安く見えても、いざ送料となるとボンネットやドアなどのかさばるものや重いものは想像以上にコストがかかってしまう。何度かそんな経験をした人ならお察しの通り、パーツの購入は税金や送料を含めたトータルで検討していないと後から痛い目を見る羽目になるケースも多いのだ。

その点、日本国内のサプライヤーからパーツを購入できるとなればもはやメリットしかない。慣れない英字で翻訳機能を使いながら四苦八苦して注文に手間取っている暇があれば、サクッとレストアパーツドットコムへ問い合わせてみるといい。日本語が通じて送料が安く、おまけに何か手違いがあった場合の対応もスムーズ。旧車のレストアにおいて心強い味方になってくれるはずだ。

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同社のWeb サイトは国産の旧車がメインとなっているが、現在、アメリカンビンテージカーのパーツも随時アップしている。その他にも様々なパーツを取り扱っているので困ったことがあったら相談してみよう。

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車種別のパーツリストからの検索はもちろん、マッスルカーGTの商品であればWEBで検索して商品名を伝えるだけでもOK! どんなパーツでも提供可能。正規販売代理店なので取引もスムーズ。送料も個人輸入よりも安価で確実にお求めのパーツを手配することができるから安心。

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ボディシェルのほか、エレノア用のボンネットやルーフ、60年代のC-10サイドステップなど、着々と日本の在庫を増やしているとのこと。大きいアイテムほど送料などで日本の正規代理店ならではの恩恵を受けられるとのこと。


ビンテージカーユーザー御用達のレストアパーツ専門サプライヤー【レストアパーツ.com】


Shop Info
Restore-Parts.com【レストアパーツドットコム・Manbloom 株式会社】
所在地:岐阜県各務原市蘇原古市場町1-7
電話:058-374-9010
Mail:info@restore-parts.com


写真&文/編集部
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

ワイドボディを纏わぬC3コルベット / ワイドボディはC3コルベットの王道スタイル

CHEVROLET CORVETTE C3

CHEVROLET CORVETTE C3

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力

長きに渡りワイドボディやハイパフォーマンスチューニングを施すC3と向き合い続ける大阪の「ファースト」。別冊のカバーカーにも採用されたバリ物の個体や、東京オートサロンで度肝を抜くトリプルフレイムスを纏ったC3をプロデュースするなど、その実績と経験は周知のとおり。そんな同社がここ数年、オリジナル志向の濃い個体の保護に力を注ぐ。まるで絶滅危惧種を保護する様な言い回しではあるが、オリジナルボディの優雅で洗練されたフォルムはワイドボディとはまた異なり、どちらも甲乙付けがたい魅力を放つ。年々その個体も減少傾向だからこそ、大切に保護する意義があると言える。


コルベットC3をオリジナルボディで魅せる、優雅なコークボトルライン!

インジェクション式の唯一のC3コルベット【1982 Chevy C3 Corvette】


ビンテージカーのカスタム車両と聞くと、何かと我慢を強いられる仕様でそれなりの覚悟が必要とされるイメージを抱きがちではあるが、その道のプロにしっかりと対策を講じてもらえば快適に乗れるもの。その代表作といえる存在がこの73年型C3である。片側約6cmのワイドフォルムに、現在で言うディープリムな履きこなしで、サイド出しマフラーの王道スタイルながら、ファーストでチューニングを施したLS‐5、454換装にアルミラジエーターや電動ファンを追加して熱対策を徹底。我慢を強いられながら乗ると言うよりも、いつまでも運転席でアクセルを踏みたくなる仕様へ仕立てられている。

希少なディーラー車はオリジナルの雰囲気で乗りこなす

1979 Chevrolet Corvette

1979 Chevrolet Corvette

こちらのページで紹介され、アメ車マガジン2020年8月号の表紙を飾ったF.A.S.TのC3。ワイドボディを纏わぬオリジナル志向の高い個体。これこそが人々を魅了する秘訣。

当時のC3は高嶺の花だからこそ、オリジナル志向で作り上げる

C3の中でもアニバーサリーイヤーと言われるのが78年モデル。紹介する車輛はその一年後に当たる79年式ではあるが、実は玄人にしてみるとこの79年モデルこそ大きな転換期。翌年80年式よりアイドリング時にコンピュータ制御機能が追加され、デスビやキャブ、O2センサーに電子制御がかかる事になった為、正真正銘リアルなキャブ車で言うと、79年式はキャブの最終モデルと呼べる個体。電子制御に左右されない解放感とダイレクトなドライビングフィールは、一度味わうと病みつきになる。

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エンジンはオリジナルの350 V8。様々なエンジンチューンや、エンジン換装の経験を持つF.A.S.Tからすれば、ハイパフォーマンス化や快適装備の追加も容易いが、オリジナルの綺麗な個体が減少する昨今、あえてオリジナルをグッドコンディションで保つ事も使命。

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レッド基調のインテリアは当時物をグッドコンディションで維持。ひび割れや破れもなく張り替えられた形跡もないオリジナルシートが、40年の時を経てもクォリティーを保っている点も特筆物、屋内保管を徹底していたおかげで炎天下の太陽光による至芸線の影響を受けてこなかったこともコンディションを保てた理由の一つだ。

王道のハイパフォーマンス、チューニングで他を圧倒させる

1973 Chevrolet Corvette

1973 Chevrolet Corvette

フッカーサイド出しマフラーにアメリカンレーシング×ホワイトレターのラジアルタイヤをリア太めで履きこなすワイドボディはC3の王道スタイル。エンジンも徹底的に仕上げられた1台である。

C3王道スタイルを我慢して乗るのではなく、市街地からハイウェイまでを快適に堪能

72年を最後にC3アイアンからウレタンバンパーへと移り変わる転換期。撮影車両の73年型はリアのみアイアンバンパーの名残りがあるモデルとなる。リアから見た印象はアイアンそのものなのに、前から見るとC3後期のウレタンバンパーと言うレアなキャラクターがC3マニアたちを虜にして止まない。ちなみに、各モデルイヤーで微妙に表情を変化させており、ナンバーポケットの両サイドに衝突防止の突起が存在しないところが識別のポイントとなる。

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片側約6cm、両側で12cmのワイドフォルムに、ワイルドなフッカー製サイド出しマフラーが魅せる迫力のスタイリングはC3カスタムの王道。アメリカンレーシングのディープリムホイールにホワイトレターのラジアルタイヤも当時らしいカスタムとなり、時代背景に沿ったモディファイとアイアンバンパーが醸し出す、荒々しさと洗練された独特のフォルム造型美も特筆物。

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LECARRAステアリングへの換装やボウタイ型のルームミラー、ビレットペダルなど当時物のギミックを色濃く感じさせる。ツィンターボボンネット越しの極上なエンジンルームは眺めるだけでも満足度大!

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ファーストが独自にチューニングを加えたLS-5、454エンジンに換装しており、アルミラジエターや電動ファンの追加によって熱対策を徹底。炎天下や渋滞時でも心配なく快適に走らせる事が可能。オリジナルエンジンとはまた異なるチューンドエンジンならではの面白さがあり、白黒甲乙付けがたい魅力を放つ。


大胆メイクでヴィンテージマッスルカーの新境地を開拓! その名は「キャノンボール」CHEVROLET CORVETTE C3
【1976y シボレーコルベット スティングレイ】絶妙なクビレがSEXYなC3

取材協力:F.A.S.T

HP:https://fast1976.jp


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

インパラのニュースタンダードに着目せよ!/シェベルSSのバッチは付かずとも、SSを上回る

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1965 Chevrolet Impala / 1970 Chevrolet Chevelle

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力

フロント18インチ、リア20インチのビレットスペシャリティーズを、絶妙なロワード具合で履きこなす65年型インパラ。リアフェンダーが大きくビレットに被るシルエットは、その筋のショーでも注目の的。しかし、見た目とは裏腹に非常に乗りやすいところがこの車両の魅力。ZZ4エンジンにTH350ATの組み合わせで3速ではあるが、トルクフルでストレスフリーに街中からハイウェイまでを制覇。クラシックオートエアーの恩恵を受けて真夏でも寒いくらい冷えるエアコンや、前後ウィルウッド14インチローター&フロント6ポッド、リア4ポッドブレーキキャリパーのお蔭でブレーキのタッチはもはや欧州車レベルだ。

そしてもう一方は、350エンジンにヘッドチューンを施し、3速ATから強化700R4ATへ変更。ノンスリデフに強化アクスルシャフト、550hpに対応するアルミ強化プロペラシャフトを導入。デトロイトスピードアーム、スピンドル、スウェイバーのフロントに対してリアにライドテックアームを採用しハイパフォーマンス化によって伴う不安要素を見事払拭する70年型シェベル。14インチウィルウッドブレーキローターや6ポッドキャリパーもインストール済みで、走る、止まる、曲がるのすべてにおいて一切の妥協を辞さない姿勢が肝となる。ブループリント社の455hp、383エンジンへは、近日中に積み替え予定とのこと。

1965 Chevrolet Impala
魅惑のロワードフォルム、終始安定した走りの理想形

1965 Chevrolet Impala

1965 Chevrolet Impala

古いクルマゆえに何かと不安が付きまとうイメージが強いヴィンテージカー。しかしそんな不安や緊張感を払拭し、終始快適仕様に徹した欲張りな仕様が、ここで紹介するインパラだ。

フルオリジナルでもローライダーでもないインパラのニュースタンダードに着目せよ!

1958年にベルエアの上級グレードとして誕生したインパラ。1965年型はボディサイドモールディングやリアカバートリム、3連ユニットテールが装着され、モダンで斬新なデザインへと変更を受けており、年間販売台数記録80万台を超えたベストセラーモデル。また同年から4ドアのカプリスパッケージが登場し、大きな転換期を迎えている。翌年66年にはカプリスクーペが登場したことでフルサイズクーペの選択肢が増した。現在でも根強いファンが多いアメリカンビンテージカーである。

ZZ4エンジンを搭載しTH350のオートマティックトランスミッションで駆動するインパラ

ZZ4エンジンを搭載しTH350のオートマティックトランスミッションで駆動するインパラ。ヴィンテージエアーではなく、クラシックオートエアーのエアコンシステムを搭載しており、撮影時の炎天下でも寒いくらい良く冷える快適な空調システムへとアップデート。

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トレンドに左右されないトラディッショナルな5スポークデザインのビレットスペシャリティーホイールはフロント18インチ、リア20インチ。リアフェンダーがホイールを覆う勢いで潔くロワードフォルムに徹することで65インパラのフォルム造型美を際立たせる。走りに特化した姿勢は制動力強化も抜かりなく、ウィルウッドのブレーキシステムを導入済み。

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ステアリングはバドニックを採用。ブラックレザーのベンチはフカフカで柔らかい当時らしい座り心地で硬めの足を良い意味で補う。ビレットスペシャリティーズトゥルートラックやアルミラジエターなど、見た目にも美しい。

1970 Chevrolet Chevelle
アウトローでワイルドなシェベル丸目4灯の最終モデル

1970 Chevrolet Chevelle

1970 Chevrolet Chevelle

「いつかはシェベル!」を掲げるビンテージフリークは多く、マッスルカーシーンにおいては王道的存在感を放つシェベル。その中でも丸目4灯最終モデルの70年型は格別の味わいを持つ。

SSのバッチは付かずとも、SSを上回るハイパフォーマンスで魅了するスパルタン仕様

1963年に64年モデルとして誕生したシェベル。以降67年型まで初代モデルがリリースされ68年型から第二世代へ。70年型よりリアウィンドーとピラー形状の変更を受けて後方視界を改善。その後71年型にはアイコンだった丸目4灯から丸目2灯となる。劇中車としても度々登場しており、アウトローではトム・クルーズが、そしてワイルドスピードのドミニクが愛用していたことも記憶に新しく、それぞれ70年型の丸目4灯を起用しており、いかに70年型が特別な存在だったかを物語る。

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350エンジンをベースにヘッドチューンを施してホーリーキャブレターへ換装、強化700R4ATを導入するシェベル。ビンテージエアーフロントランナーにビークールアルミラジエターなどクーリング対策も万全となり、ヘダースからサイド出しのワンオフマフラーが奏でるド迫力サウンドが唸る。現在マフラーは少し控え目な物へと作り変えているとか。

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デトロイトスピードアーム、スピンドル、スウェイバー、リアのライドテックアーム、アルミ強化プロペラシャフトに強化アクスルシャフト、ノンスリデフなど走りに徹した足回り。リムエンドのみクロームを残したビレットスペシャリティーズ18インチによる赤×黒とクロームのアクセントによるコントラストも刺激的。

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スパルコのバケットシートやB&Mシフター、ビレットスペシャリティーズのステアリングなどインテリアの造りこみもスパルタンに徹する。キッカーオーディオをスマートにインストールしている点も特筆物だ。


世代によって個性が異なる、シボレーのピックアップ

エルカミーノの魅力は何よりもそのリアフォルム。

4ドアのコロネットを絶妙にアレンジ、マッスルカー的なアプローチの秀作

カスタムVANのムーブメントのけん引役、ダッジが放つメーカー純正カスタムVAN


取材協力:ナオキモータービルド
HP:http://www.naoki-mb.co.jp/


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

2021年6月20日(日)アメマガキャラバン in 山梨 開催!!

アメマガキャラバン in 山梨は終了しました。
ご来場頂いた皆様ありがとうございました。

アメマガキャラバン in 山梨の様子はこちらから


【アメマガキャラバン in 山梨 開催順延のお知らせ】

緊急事態宣言延長の為、6月20日(日)開催予定であった「アメマガキャラバン in 山梨」を順延させていただく事となりました。

順延日時は7月11日(日)となります。

急なご案内となり申し訳ございませんが、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
参加者の皆様に、楽しくイベントにご参加いただけるように、開催に向けて準備していきたいと思います。

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2021年6月20日(日)「アメマガキャラバン in 山梨」開催!

会場は「ふじてんスノーリゾート」
参加無料

会場で配布されるアンケート用紙に記入して、その場で愛車と一緒にスナップ撮影。撮影された写真は、アメ車マガジン本誌に掲載。

「アメマガキャラバン」はアメ車マガジン主催による愛車撮影会です。当日は編集部員とカメラマンが、ご参加いただきましたみなさんの愛車を撮影させていただき、アメ車マガジン本誌に掲載します。アメ車であれば車種も新旧もカスタムの有無も問いません。

撮影ご希望の方は当日お配りするアンケート用紙にご記入いただきまして、スタッフにお声をかけてください。ご記入済みのアンケート用紙と引き換えに愛車を撮影させていただきます。ご不明な点は、会場内に設置しますアメ車マガジンの本部テントまでお問い合わせください。


★★感染症対策について★★
会場のふじてんスノーリゾートは、山梨県の感染症対策”やまなしグリーン・ゾーン認証”を受けた施設です。
やまなしグリーン・ゾーン認証に準拠した上で、新型コロナウイルス感染予防対策を徹底して運営してまいります。

●マスク着用必須
●アルコール消毒の徹底
●体調についてのアンケート記入必須
●入場口での検温、体温37.5度以上の方の入場は不可
●接触確認アプリ「COCOA」の導入必須
●大声での発声、近接した距離での会話NG
●発熱や咳など風邪や新型コロナウイルスが疑われる症状のある方の参加はご遠慮いただきます。

ご参加の皆様には、感染予防対策にご協力いただいた上でのご参加をお願い致します。

今後の状況次第では、政府、自治体などからの要請により、直前の中止、再延期の可能性もあることをご了承ください。


アメマガキャラバンの情報は、
アメ車マガジン公式ホームページ
SNS(フェイスブック / インスタグラム / ツイッター)、
アメ車マガジン誌面をチェック!


日時
2021年6月20日(日)
10:00~15:00(雨天決行)※時間内は出入自由です。
場所
ふじてんスノーリゾート駐車場
山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1
http://www.fujiten.net/

入場料・参加料・駐車場代 無料
※駐車場内は舗装済です。

飲食・トイレ
ふじてんスノーリゾート・センターハウス内の施設をご利用ください。

注意事項
1.個別の撮影をご希望の方は開催時間中(10:00~15:00)においでください。
2.駐停車中のアイドリングストップ、大音量等の行為は迷惑になりますのでご遠慮ください。
3.施設内は駐車場も含めて禁煙です。指定の喫煙所をご利用ください。
4.火気の使用、危険物の持ち込みは禁止です。BBQ等の調理も禁止です。
5.ゴミは指定のゴミ箱に捨てるか、お持ち帰りください。
6.事故、盗難、車両損害等について主催者および施設提供者は責任を負いません。
マナーを守って、皆さんで楽しいキャラバンプラスを目指しましょう!

主催
アメ車マガジン編集部

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アメ車マガジン2021年6月号 絶賛発売中!

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「アメ車生活を始める」

肩ひじ張らずにアメ車生活を始めてみませんか?カタチから入ったとしても何ら問題はありません!すでにアメ車生活を始めている人たちの中にだってカタチから始めたという人は数多くいますから。とにかくアメ車が気になるのであれば、まずは乗ってみることで新たな世界が開けるはず!なので今回は「アメ車生活を始める」ということをテーマとして様々な視点から考察し、その魅力をお伝えしていきます。

さらに、その他にも最新デモカーや編集部オススメの新旧車両紹介、アメリカンカルチャーをテーマとしたコラムなどを網羅しているので今月号もお見逃しなく!

最新号はこちらから

初めての愛車がこのマスタングしっかり乗りこなしてみせます!

2002 FORD MUSTANG GT

2002 FORD MUSTANG GT OWNER:中尾完聖さん

アメ車で傾け -kabuke-

初めて手に入れた自分のクルマは乗りこなせるか心配なじゃじゃ馬

アメ車のカスタムと言うと、とかく大径ホイールやガルウイング、きらびやかなネオンといった、見た目重視が圧倒的に多い。確かにカッコ良いかも知れないが、全てのアメ車専門店がそうだとは限らない。アメ車でも走りにこだわるのが、広島のCARBOXだ。

過給機や足回りなど走りに特化したアメ車!

23歳の若さにして、2019年の夏に初めてのマイカーとしてこのマスタングを手に入れた中尾さん。実はこの車両、長らく広島県のCARBOXのデモカーとして活躍していたモデル。一時は2020年5月号で紹介した同ショップユーザーの片岡さんが所有していたが、中尾さんが継承したと言う訳だ。

2002 FORD MUSTANG GT

2002 FORD MUSTANG GT

CARBOXと言えば、数あるアメ車専門店の中でも走りを重視することが特に有名で、このマスタングのカスタム内容もその例に漏れずなかなかホットな内容を誇る。具体的にその内容を見てみると、エンジンはボーテックのスーパーチャージャーを追加し、低回転からのトルクをアップ。マグナフローのマフラーに交換し、スムーズな加速を実現する。エクステリアはコブラの純正バンパーに交換し、スプリッターを追加。車高調を組み込むだけでなくホチキスのアーム類に交換し、約1.5インチローダウンを実施。バネ下重量を抑制するためにHREのホイールをセレクトし、グリップ性能を重視してピレリ・P‐ZEROの組み合わせる辺りは、流石はCARBOXと思わざるを得ない。

ちなみにオーナーの中尾さん、マスタングに乗るようになってから特に中年男性に声を掛けられることが増えたそう。ほとんどの人が「イジってるねぇ〜」といってくるそうだが、当の中尾さんはまだ乗り始めて間もないこともあり、その凄さがイマイチ実感出来ていないとか。もちろんキチンと乗りこなせるようになり、個々のパーツを選んだ意味が理解できるようになりたいと語ってくれた。

見掛け倒しのドレスアップでなく機能性を追求したチューニング!

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前後のバンパーはコブラの純正に交換。フロントにはスプリッターを追加し、リヤはブラックとボディ色で塗り分けを実施。ちなみに真っ赤なボディカラーは一度も補修を行なっておらず、製造当時のオリジナルペイントのママだ。トランクには小型のスポイラーを追加し、ブラックにペイントすることで統一感と引き締まった雰囲気を感じさせてくれる。

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フロントシートは2脚ともレカロに交換。ワンオフのシートレールを制作し、シート全体で角度の調整を可能とし、ベストなポジションが得られる。ボンネットにはゴールドのHREエンブレムを描き、スポーティな雰囲気を強調する。

タイヤはピレリP-ZEROで、ホイールは鍛造3ピースのHRE・クラシックシリーズ305

タイヤはピレリP-ZEROで、ホイールは鍛造3ピースのHRE・クラシックシリーズ305を組み合わせる。フロントタイヤは265/35R18で、リヤは295/35R19を組み合わせる。ちなみにブレーキシステムはブレンボに変更済みだ。

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4.6ℓのV8がベースで、これにボーテックのスーパーチャージャーを追加し、暴力的な加速を実現する。排気系ももちろん手が加えられており、マグナフローのマフラーを装着し、独特なエンジンサウンドを奏でてくれる。パイピングも非常に美しく仕上げられている。

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キチンと調教されたように見えつつ、アクセルという鞭で野性が目覚める 2015y フォード マスタング

恐らく日本で一番多くのエレノアマスタングが並ぶのは広島のカーボックス

ノーマルのマスタングで納車されると思ってたら、旦那様が内緒でカスタム実行!

波乱万丈のマスタングライフは、すべて笑顔で乗り切る!

アメ車が気になりだし、カーボックスで見たマスタング・エレノアに一目惚れして即決


Special Thanks:CARBOX
TEL:0826-52-3052
URL:http://www.bs-carbox.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

見た目は70年型だが 中身は最新モデル!?【ダッジチャレンジャー】

1970 DODGE challenger

1970 DODGE challenger

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力

オープン以来、マッスルカーを中心にアメリカから様々なビンテージカーを自社輸入するKG BASE。ここで紹介する2台は、一見しただけではストックカーに見えるが、まったく異なるアプローチでカスタムを施している。

このチャレンジャーは美しくレストアされたように思えるが、エアスクープの横にある6.1HEMIエンブレムを見て、もしや…という予感が走る。そう、見た目こそ1970年型のチャレンジャーではあるが、中身はまるで別物に生まれ変わっているのだ。パワーユニットはSRTに搭載される6.1ℓのHEMIで、足回りはエアサスに変更。メーター類もクラシカルなテイストを残しているがすべてデジタル信号化されており、もはや現行車と言っても差し支えのないレベル。ビンテージアメリカンに乗りたいけれど、現代のクルマのように気兼ねなく乗りたい。そんな人に最適なレストモッドスタイルだ。

1970 DODGE challenger
好調なセールスを続けながらレースへの参戦により走りのイメージを確立

1970 DODGE challenger

1969年の秋に1970年モデルとして登場したチャレンジャー。ポニーカー市場の中では後発で、代表格のマスタングと比べると少数ではあるものの、それでも1974年までの間に16万台をセールス。市販モデルの他に様々なレースのホモロゲーションを取得するために製作されたT/Aモデルも販売され、走りのイメージを確立した。現行型は初代モデルのリバイバルと言うべきスタイルで、絶大な人気を誇るのは言うまでもないだろう。

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心臓部はSRTなどに搭載される6.1ℓのHEMIに変更。エアコンやパワステも流用し、快適性を現代のレベルにアップ。違和感なく収まっており、エンジンルームを覗くまでその存在に気づかないほど自然な仕上がりだ。

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エンジンだけでなく、サスペンションもエアサスに変更。1970年には存在しない技術で、各部をグレードアップ。マフラーはフルステンのワンオフ。

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インテリアは徹底してオリジナルテイストをキープ。メーター類はクラシカルなタイプだが、デジタル信号に変更し信頼性を格段に向上させている。シートはレカロに変更。当時の雰囲気を崩さぬよう、ブラックレザーをチョイス。

1969 Plymouth ROADRUNNER

1969 Plymouth ROADRUNNER

1969 Plymouth ROADRUNNER

チャレンジャーとは対照的に、こちらはオリジナルの味を残したレストアを実施。若者に手が届くマッスルカーとして販売された背景があり、装備は簡素だが走りを重視し、スタンダードモデルでも383エンジンを搭載する。エンジンは383のV8を搭載。エアクリーナーやヘッドカバーにはmoparのロゴも入る。4speedのMTで、HURSTのノブに変更。フロントはベンチシートを採用するので、実は6人乗りとなっている。プリマスは映画会社のワーナーと契約を結び、マスコットにアニメキャラの「ロードランナー」を採用。クラクションは独特の鳴き声となっており、ボディ各部にステッカーもあしらわれる。

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稀少なチャレンジャーコンバーチブルに440 6PACKを搭載

ワイルドスピード8に登場した、あのマシンが遂に日本に上陸!アイスチャージャー

新車当時の生産台数が167台だけというレア車のダッジチャレンジャー・コンバーチブル

フレームオフレストアにより、美しく生まれ変わったインパラ・クーペ


取材協力:KG BASE
HP:http://kg-base.com/


Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

【71年型チャレンジャー】グラフィックが際立つMOPARマッスル

1971 DODGE Challenger

1971 DODGE Challenger

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力

MOPARマッスルのチャームポイントであるグラフィックが際立つ71年型。マスキー法によってマッスル氷河期に突入したタイミングの車両なだけに、現在では激レアな存在の71年型ダッジ・チャレンジャーといえる。

ダッジが放ったポニーカーのチャレンジャー!トランザムレース参戦を目指して投入された。

08年に復活し、現在でもラインナップ中の3代目チャレンジャーのスタイリングの元になった初代Eボディのチャレンジャーは、同世代の他社モデルと比較しても、とりわけロー&ワイドに特化したシャープなシルエットが魅力的。初代70年型に対し、細かなディテールの違いでマイナーチェンジを受ける71年型は、単純にエンジンパワーが低下している点で、マッスルカーとしてはポイントが落ちるため、70年型が総合的に頂点とされている。

マイナーチェンジでアレンジされたグリルやテールにしろ、追加されたダミーダクトなど、70年型よりも厚化粧な感じ。グラフィックのデザインもよりインパクトが高いのがポイントだが、それこそが71年型ならではの魅力であり、マッスルカーらしい色気を感じるし、激レア車としてのステイタスも味わえる。この個体はそんな魅力にハマった若干22歳のオーナーのリクエストに応じて、ダイレクトイグニッションがアメリカから輸入~国内新規登録している。

1971 DODGE Challenger

SCCAのTrans-Amレース参戦に向けて70年に投入したダッジ初のポニーカー。マスタングやカマロの対抗馬として完全なる新設計されたEボディは、プリマス・バラクーダの姉妹車であり、ローアンドワイドに特化したプロポーションの美しさで高い人気を誇る。Trans-Amレースのホモロゲーションモデルとしては、Trans-Amの頭文字からT/Aのネーミングが与えられた。他のMOPAR同様に、搭載エンジンは、スタンダードV8の318ciをメインに、340、383、440、そして最強の426HEMIまで選択可能。マッスルカーとしても人気も高かったが、GM、Fordに対して、MOPARはマイナーな存在だったうえ、マスキー法制定によってハイパフォーマンスカーが低迷する中、74年をもって潔く生産中止となった。

1971 DODGE Challenger

内外装は基本的にオリジナルのスタイルなだけに、純正のラリーホイールがお約束だが、ポリッシュのアメリカンレーシング5スポークにアレンジすることでカジュアルな雰囲気で好感度が高い。

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公道からレースまで(ロード&トラック)を意味するR/Tをよりアピールした71年型特有のグラフィックは大きな魅力。フードとサイドストライプとで、R/Tのフォントが独自のフォントでデザインされている。

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R/T=ビッグブロックではあるが、この個体はスモールブロック最強の340ciを搭載する。ハイパフォーマンスな4バレルによる275hp仕様。トランスミッションは、3速ATのTF727。

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インテリアは、ウッド調の化粧パネル&4連装ゲージによる“ラリーダッシュ”とセンターコンソールのオプションを装備。ステアリングや茶色の内装色とのコントラストが時代性が現れて雰囲気が良い。

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ボディラインの美しさを強調したサイドストライプは、70年型T/Aに通じるいかにもMOPARらしいデザイン。71年型特有のストライプだったが、3rdにおいて復活採用された。ダミーダクトはハイパフォーマンス専用のパーツ。


取材協力::ダイレクト イグニッション
TEL:011-776-0001


Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

色んなクルマに乗るけどアストロだけは常に一緒

2001 CHEVROLET ASTRO & 2011 CADILLAC ESCALADE EXT

2001 CHEVROLET ASTRO & 2011 CADILLAC ESCALADE EXT OWNER: 池内さん

アメ車で傾け -kabuke-

クルマもジェットスキーもカスタム熱が止まらない!

これまで数多くのクルマを所有してきたオーナーの池内さん。だが唯一変わらないのが、常にアストロだけは所有していること。そして、カスタム熱が一向に止まらないことだ。遊びの相棒であるジェットスキーもカスタムしてしまった!

ピットインアクツの存在がアメ車ライフを後押し

鈑金・塗装の職人として、大のアストロ好きとしても知られる埼玉県のピットインアクツ。同ショップ阿久津社長から「ずっとアストロを所有して、もう一台もアメ車、ジェットスキーもカスタムしているオーナーがいる」と、猛烈なアピール情報をもらった。昔と比べると、アストロを所有するオーナーが減るなかで、1995年に新車のアストロ・スタークラフトを購入し、それから幾つかのアストロを乗り換えながらも乗り続けるオーナーの池内さんは、阿久津社長にとって特別な存在なのだろう。池内さんも「アストロを愛するピットインアクツの存在が、アストロを乗り続ける支えになった」と感謝を述べる。現在は01年型アストロに加え、02年型エスカレード・EXTを所有し、趣味であるジェットスキーもカスタムまでする熱中ぶりだ。

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それぞれの愛車にジェットスキーを牽引して登場してくれた池内さん。2台のジェットは、友人たちを乗せて遊ぶタイプと、競技レベルまでチューニングしたモデルがある。

アストロ以外は結構乗り換えてます

これまで様々なタイプのクルマを所有し、常に複数台を手元に置くのが池内さんのカーライフ。だが複数台といっても、必ず一台はアストロで、乗り換えを繰り返しながらアストロだけは所有。「仕事や遊びでも、荷物を積めるアストロは外せない。好きな理由?もう長く乗り過ぎて特にないですね(笑)」と、一緒に居るのが当たり前の存在。いつも新車状態で居たいからと、メンテナンスは常に行なっているのもこだわりだ。カスタムは、色々なスタイルを取り入れてきたが、現在はジェットスキーをするためにオフロードスタイル。リフトアップを施し、15インチホイールにビートロックリング(マットグリーンペイント)を取り付け、M/Tタイヤを装着。他にCKバンパー加工取り付け、LEDライト付きラック、日産ローレルのサイドマーカーを設置。

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欲しいと思ったら買い換える、もう一台の車両枠は、牽引のためにピックアップトラックが欲しくなり、11年型エスカレード・EXTを購入。ローダウンを施し、ジオバンナ26インチホイール、グレーのセンターライン入り艶ありトノカバー、ワンオフ制作した91年型キャデラック・ブロアム風テールレンズを装着する。

しかしアストロやエスカレードのカスタムだけでは物足りなくなり、ジェットスキーもオールペンや、ローダーのホイール交換までされている。「アクツさんのおかげで、カスタムが止まりませんね(笑)」。池内さんの楽しいカーライフには、ピットインアクツが欠かせないのだ。

アストロ歴25年、僕のカーライフには欠かせない相棒

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リフトアップ、CKバンパー加工取り付け、フェンダーアーチマットブラック、LEDバーライト、ラック&ラダーマットグリーン、15インチホイール、ビートロックリングマットグリーン、M/Tタイヤ(235/75/15)、日産ローレル用サイドマーカー、縞板オリジナルサイドステップなどがカスタムメニューだ。仕事で商品を運ぶため、清潔感があるホワイトのフローリングを敷き詰める。荷崩れでガラスが割れないように、窓はステンレスパイプで補強されている。友人でも乗れるタイプとして所有するカワサキ・STX15F。ヤマハのブルーが好きということで、ピットインアクツでオールペン。こちらのトレーラーもホイール変更。

2011 CADILLAC ESCALADE EXT

2011 CADILLAC ESCALADE EXT

興味があるクルマをその都度買い換える現在のファーストカーは、2011年型エスカレード・EXT。ローダウン、ジオバンナの26インチホイール、キャデラック・ブロアム風ワンオフテールレンズ、グレーのセンターライン入り艶ありトノカバーに変更されている。RIVIレーシングコンプリート仕様で、最速135km/hを出すことができるヤマハ・GP1800。トレーラーのホイールも変更し、タイヤは345/35/15と極太サイズ。

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一度諦めたアストロライフ、満を持してカスタムに没頭する

旦那様からサプライズ、誕生日プレゼントでリンカーンナビゲーターゲット!

アメ車らしさを現代に甦らせるオリジナルボディペイント GMCサバーバン

人気上昇中の旧マスク・アストロを レトロポップに乗りこなす!

絶対に浮気なんてしませんよ! 嫌いになる理由がないですから!20年間アストロに乗り続けています!


Special Thanks:PIT IN AKUTSU
TEL:048-421-1787
URL:http://www.pitin-akutsu.com


Photo:古閑章郎
Text:相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載