本場を知るレーストラックだからこそなし得た、2インダウンに35タイヤの組み合わせ!

2007 FORD F150 HARLEY-DAVIDSON

2007 FORD F150 HARLEY-DAVIDSON

アメ車で傾け -kabuke-

構想10年のプレランナー計画!憧れのスタイルへ猛進!

車両は10年間探し続け、パーツも自分で輸入するなど、憧れのプレランナースタイルに向けて少しずつ歩み続けるオーナーの瀬間さん。本場アメリカのデザートレース経験もあるレーストラックが車両製作を行なうことで、その夢は劇的に前進していく。

本気で走るために本気のフェンダー加工

アメリカでダートを走るプレランナーを見て「いつかは俺も」と、プレランナー仕様の愛車を所有することを夢見たオーナーの瀬間さん。予算内で車両候補は幾つかあったものの、希望する性能を持つ車両との出会いは訪れず、気がつけば10年の歳月が過ぎた。しかし3年前、中古車サイトに出ていた07年型F150・ハーレーダビッドソンのサリーンスーパーチャージャー搭載モデルに釘付け。「実は昔、ネットで一度見たことがあったんですが、予算オーバーで悩んでいたらすぐ消えてしまった。凄く後悔したんですが、今度見たら値段も安くなっていて、即決しました」と、購入の経緯を語る瀬間さん。車両購入後、プレランナー仕様を目指し、10cmワイドのアドバンズド・ファイバーグラスコンセプトのフェンダーなどを、自らアメリカから取り寄せ。ホイールもワイドフェンダーに合わせてオーダーメイド。

2007 FORD F150 HARLEY-DAVIDSON

2007 FORD F150 HARLEY-DAVIDSON

ただ、パーツ持ち込みであること、ホイール装着のフェンダー加工など難工事があるため、ショップ選びで苦労したようだが、本場アメリカのデザートレース経験もあり、日本でプレランナーモデルの製作も手掛けるレーストラックが快諾。35×12.5/17のオールテレーンタイヤを履いて、ダート走行でフルカウンターを当てても干渉しないようにフェンダー加工を実施するなど、地味で目立たない部分だが、見た目のこだわりだけでなく、機能面でもレーストラックの本気度が伺える。

今後はFOXサスペンションを導入し、いつかはダート走行を目指すという瀬間さん。ダートでスーパーチャージャーを唸らせる日はもう少し先となる。

138

34

47

89

車両購入と同時に、アメリカから10cmワイドとなるアドバンズド・ファイバーグラス・コンセプトのフェンダーをアメリカから取り寄せ。フェンダーに装着するサイドスクープは同メーカーのオプションパーツで、SVTのロゴも入る。フェンダーの装着には後付け感が出ないように細かい鈑金加工を行なって装着され、フェンダー幅とボディラインが合うようにフロントバンパーは縮小加工もされている。リアフェンダーのオーバーハング部分はカチアゲ加工を行ない、パイプバンパー装着を想定したデザインとなっている。

スペーサーを入れず極厚ホイールを装着!

57

116

ホイールはオーナーの瀬間さんが某メーカーにオーダーして製作した鍛造3ピースの17インチ。スペーサーを使用せずにフェンダーとツライチにしたオフセットがこだわりだ。タイヤはBFグッドリッチ・オールテレーンで、サイズは35×12.5/17。この極厚タイヤを履き、フルカウンターを当ててもインナーに干渉しないように、エアクリーナーケースなどの移設も行なってクリアランスを確保し、インナーフェンダーを全製作するなど多くの加工が施されている。通常プレランナー仕様ではリフトアップが常識となるが、まさかの2インチローダウンが施され、ここに35インチタイヤを履き、街乗りも不自由なくできる仕様にする加工技術とこだわりこそが、レーストラックの奥深さだ。

156

169

86

フロントヘッドレストをリア用と交換し、リアシートからの前方視界を大幅に確保した部分も、瀬間さんの自慢ポイントだ。自分の体の大きさに合わせて32Φのモトリハンドルに変更している。同年代型のF150ハーレーダビッドソンエディションでは、オプションでサリーン・スーパーチャージャーを搭載したモデルがあり、今回のモデルがまさにそれ。5.4ℓV8エンジンで、450hpを発揮する。

14

瀬間さんはハーレーダビッドソン・スポーツスターを所有し、フラットドラッグで走行を楽しむ。四輪では、タコマでダート走行の経験があり、いつかはF150で走行を楽しむ予定だとか。


トノカバーに乗ってお昼寝するのが大好きなんです フォードF150

マグナムボディキット“KIBA”がワイド化に進化を遂げる!

2018年型ダッジ・デュランゴは3列シートを備えた世界最速モデル

アメリカントラックでドリフト参戦 走る楽しさをもっと味わおうぜ!

レーストラック流の味付けで90年代モデルの魅力をブラッシュアップ


Special Thanks:JAPAN RACETRACK TRENDS
TEL:03-5661-3836
URL:http://www.racetruck-trends.co.jp


Photo:古閑章郎
Text:相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

南国リゾート感漂う爽やかさを手に入れた生粋のオフローダー

2017 JEEP WRANGLER UNLIMITED

2017 JEEP WRANGLER UNLIMITED

アメ車で傾け -kabuke-

生粋のオフローダーだけにどうしても泥臭さが付いて回っていたラングラー。だが今はそんなイメージから脱却し、スタイルアップして魅せるのが流行り。まさにそれを具現化して見せる好例がここに!

まさに本場さながらのスタイルを構築

純白のボディカラーのラングラー・アンリミテッドに、ボトムスから存在感を主張する24インチのエメラルドグリーンのホイール。しかもリム幅は14Jという極深なスタンスは、まさに時流に乗ったアプローチで攻めている。そのブランドは、訳せば燃料を意味する言葉が与えられたフューエル・オフロード・ホイールで、オフロードカスタムシーンではズバ抜けて支持を集めている人気ブランド。その数多くのラインナップの中からセレクトしたのがフォージドシリーズのFF70。渦巻き型のディスクが個性的なのはもちろんだが、南国の海をイメージさせるエメラルドグリーンがとにかく鮮烈。

そんなボトムスをセットするために、サスペンションはラフカントリーの4インチリフトアップキットにFOXのオフロードショック&ステアリングダンパーをプラスして構築。しかも各部にホイールと同じカラーリングを施すというアクセントを施して、さり気なくも魅せる足回りに仕立てているのもポイントだ。

どうしても足もとばかりに目が行きがちだが、ボディに目を移すとこれまた一点の曇りもない純白カラー。しかし細部をよく見ると極わずかなエメラルドグリーンをブレンドしたホワイトで塗り分けるといったこだわりも。さらにボディは睨みを利かせたグリルを筆頭に、アグレッシブな前後バンパー、ワンオフのパイプフェンダー、LEDライトバーなどを組み合わせてルックスの向上にも抜かりなしといった様子。まさにストリート映え間違いなしの形がここに!

DSC_6684

DSC_6716

DSC_6714

DSC_6711

DSC_6729

グリルの7スロットをデコレートするドレスアップアイテムは以前からあったものの、今はグリル全体に加飾を施したタイプをあしらうのが主流とあって、GIギアのアングリーグリルで睨みを利かし、同ブランドのルビコンスタイルフードをセット。フロントウインドー上部にはリジッドインダストリーのLEDライトバー、VPRフロントバンパー&リアバンパー、サイドロッカーガード、そしてワンオフマフラーをあしらって、まさに“ 映える”メイクを完成させている。

フューエルオフロードホイールのフォージドFF70

フューエルオフロードホイールのフォージドFF70。サイズは24×14J。カラーはCortez Tealで、光が当たるとエメラルドグリーンがひと際輝く。タイヤはトーヨー・オープンカントリーM/Tで、サイズは37×13.50R24をセット。それを覆うのはワンオフで形成したパイプフェンダー。ちなみにカラーはホワイトに見えるが、ホイールカラーをブレンドしている。

サスペンションはラフカントリーのリフトアップキットをインストールして4インチアップを実施するとともにFOXオフロードショック&ステアリングダンパーを装着。さらに各部はホイールカラーとの同色化を図り、ビジュアルにもこだわりを見せる。

DSC_6751

ロックフォードのオーディオシステムを構築したラゲッジ。音響面も抜かりなく強化。


このマスタングのオーナーさんが出した答えはコンバー×ワイドボディ化だった。

旬のトレンドアイテムにて現行型ラムをアップデート


Special Thanks:CENTRAL
TEL:0274-24-4541
URL:http://www.automobile-central.com


★ Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

ロッド&カスタムシーンの最重要イベント「グランドナショナルロードスターショー」

DSC_0653

GRAND NATIONAL ROADSTER SHOW

2020 JANUARY 24-26 Pomona, CA

アメリカのカーカルチャーの殿堂にして金字塔、世界一長い歴史を誇るインドアカーショーGNRS

ロッド&カスタムにおける世界一の栄冠を競い合うミスユニバース級の美の祭典が「グランドナショナルロードスターショー」だ。本イベントは、世界一長い歴史を持つインドアカーショーとして知られているが、アメリカズ・モースト・ビューティフル・ロードスター(AMBR) 賞のノミネート車を筆頭に、全米屈指のショーカーがポモナに集結したので、レポートしよう!

ホットロッドやカスタムは、日本の感覚では、改造車としてネガティブなイメージがあったりするが、アメリカでは、数ある自動車趣味のジャンルの中でも、ある意味頂点的な存在となっている。そもそもホットロッドとは、ストリートなどので速さを競う違法な遊びを、安全性と娯楽性を確保して、NHRAやNASCARといったアメリカを代表するモータースポーツへと発展させた。

また、見た目の格好良さや美しさを自慢する上では、ダイナーでのクルーズや、カークラブでのミーティングなどが、カーショーに発展し、長年にわたり、全米を網羅する大規模なナショナルイベントに成長したり、クラッシックカー・コンテストの世界的に最も権威ある、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスにおいても、ホットロッドやカスタムのカテゴリーが設定されるに至っている。

頂点を極めるような個体に投入される予算も、億単位も珍しくないほどで、自宅ガレージでコツコツとバックヤードビルドする庶民から、大規模なプロジェクトとしてチーム体制で取り組むセレブまで、様々な人達が、同じフィールドで、同じ温度で楽しんでいるのが印象的。

ここでフィーチャーする「グランド・ナショナル・ロードスターショー」は、アメリカ西海岸では最も権威あるロッド&カスタムの祭典として、71年の歴史を誇る。アメリカで最も美しいロードスターに送られる名誉ある賞、A.M.B.R.( アメリカズ・モースト・ビューティフル・ロードスター)を筆頭に、様々なスタイルやカテゴリーごとにアワードが用意され、受賞を目指す、アメリカ国内だけにとどまらず、海外からも、業界屈指の秀作が大集結するのだ!

ビルダーのセンスと技術力が問われる、ホットロッダーの頂点がここに集結!

ストリートロッドにおける頂点は、速さと美しさを兼ね備える、ロードスターというのがお約束。“ ホットロッダー” の語源には、ホットなロードスターという説もあるほど。そのため、グランドナショナルロードスターショーでは、最も美しいロードスターを選定するA.M.B.R.( アメリカズ・モースト・ビューティフル・ロードスター) がハイライトとなっている。

そこでは、セオリーを重んじるトラディショナルなスタイルが主流で、一見すると、同じように見えたとしても、細部に最新の技術が盛り込むなどして、オリジナリティをアピールするケースが多い。中には、一見ストック風に見えても、ほぼ全てを独自にワンオフしたパーツで形成するといった、メーカーのコンセプトカーをも凌ぐ領域で構築。些細なディテールにこそ、トリッキーなアレンジが隠れているため、その素晴らしさは、現車を実際に見ないと伝わりにくかったりする。

感覚的には、洋服に置き換えると、プレタポルテではなく、完全特注のオートクチュール。それは、まさに、富裕層しか所有できなかった戦前のコーチビルドカー同様のスタイル。そこではビルダーのセンスや技術力が大きく貢献している。また、出展者にも常連が多く、中でもエリック・クラプトンは、トラディショナルなストリートロッドにおける名門とも言えるロイ・ブリジオに依頼して毎年のように新たに制作した個体を出展。同じように、メタリカのジェームス・ヘッドフィールドも、リック・ドラによるカスタム・コーチビルドカーをほぼ毎年制作し出展している。


日本からはデュースファクトリーがエントリー!

K’s Roadster 1932 Ford Roadster

K’s Roadster 1932 Ford Roadster

K’s Roadster 1932 Ford Roadster

0S7A3414

IMG_9964

IMG_9902

なんと今回は、2019年の横浜Hot Rod Custom Show(HCS)で、数年ぶりにベスト・オブ・ショーを獲得した、“K’s Roadster”こと1932年型フォード・ロードスターが、日本からはるばるA.M.B.R.への出展を成し遂げた。本場のショーへの出展も念頭に入れて、部品集めからプロジェクトが開始されてのが90年代初頭、妥協せずにゆっくりと丁寧に進行していたが、オーナーのMr.ケンが2015年に他界してしまった。しかし、ケンの夢を実現すべく、友人たちや、当初より協力してきたショップであるデュースファクトリー、そして、アンディーズも加わって、2019年末に完成。国内でのHCS出展後には、1月のグランドナショナル・ロードスターショーに向けて船で出荷。USAムーンアイズの協力を経て、無事ショーへの出展を果たした!アワードの獲得には至らなかったが、オーセンティックな手法で丁寧に仕立てた“K’s Roadster”は、錚々たる個体がひしめくA.M.B.R.のブースでも、誇らしげだった!


1933 Willys pickup

DSC_0638

2020年はどういうわけか、希少なウィリスの出展数が多かった。メインの40~41年型だけでなく、マニアックな33 年型も。何にしても、ドラッグレースでの活躍が人気に直結したモデルなだけに、ドラッグアプローチでモディファイするのがお約束。設計そのものは目新しくはないが、その仕上げのクオリティの高さには、呆れてしまうほど超絶レベル!

1940 Ford Tudor Sedan

1940 Ford Tudor Sedan

世界最速のストリートロッドとして有名な個体。オールスチールボディによるストリートリーガル車にして、900hpのYENKO製BBCエンジンを搭載し、1/4マイル、9.35秒という実力。しかも85年の時点でのこと。長年保持されているのも素晴らしい。

1970 Chevy Chevelle

1970 Chevy Chevelle

ストライプ、内装、タイヤのリボンをブルーで統一したレストモッドな個体。627hpのLSX454を搭載。全く同じアプローチのC2も同時展示とはまいっちゃいます。

1972 Chevy Vega GT

1972 Chevy Vega GT

オーナーが高校3年生だった74年に、初めての愛車として購入して以来、46年間所有してきた個体。数年前に現代版プロストリートとしてリニューアル。

1972 Chevy C10

1972 Chevy C10

クラッシックトラックをベースにマッスルカーにおけるプロツーリング的アプローチでアレンジするケースも増加中。この個体はゲージ類をカマロ用を投入している。

1947 Ford COE Truck

1947 Ford COE Truck

COEはミニカーで頻繁にリリースされるほど大人気。セレブなストリートロッダーが余裕でプロジェクトするケースが殆どで、素晴らしいクオリティ!

1955 Ford Thunderbird

1955 Ford Thunderbird

ストックのままではお世辞にもホットとはいえないベビーバードに、なんとSOHC427モーターを投入!疾走感のあるプロポーションも魅力的だ!

1933 Ford Tudor Sedan

1933 Ford Tudor Sedan

バンパーも含めて外観はストックを保持する、いわゆるレストロッドの正統派といった印象しか受けないが、搭載エンジンで撃沈!なんと、ダン・ガーニー率いるオールアメリカンレーサーズによるINDY用エンジン!8スタックにしろ、白く塗られたへダースが意味ありげで素敵。

1941 Willys coupe

1941 Willys coupe

ドラッグレースと同義語なほどウィリスといえばドラッグマシンとしてアレンジするのがセオリー。スキニーなフロントに、ファットなリアタイヤで、低く構えるプロストリートなプロポーションが抜群によく似合う。それと同時に、巨大なルーツブロアーで武装した、過激なほどのエンジンパフォーマンスも重要。セオリーに則ってハイクオリティな仕上がりだけど、モダンなヘッドライトは賛否が割れる。

1962 Chevy Impala

1962 Chevy Impala

この時代のインパラといえば、ビーチボーイズの名曲にもなったフォーオーナイン(409ci) エンジンがポイント。509にインチアップしたW エンジンを搭載!

1962 Lincoln Continental

1962 Lincoln Continental

観音ドアが特徴の4thのコンチネンタルの人気も上昇中で、会場内だけでも5台ほど出展されていた。この個体のようなレストモッド的なスタイルが主流。

1929 Ford Model A roadster

1929 Ford Model A roadster

レポーターが個人的に大好物なモデルAのロードスターは、デュースフレームを持つこんなハイボーイが理想的。90’sハイテック的な仕上げも素敵。

1965 Chevy Chevelle

1965 Chevy Chevelle

クラシックなマッスル系のモデルによるハイテックコンバージョンは、一つのスタイルとして成立するほど、年々新たな個体が誕生しているアメリカはいろんな意味で凄い!最新のメカニズムを導入する手法は同じでも、ディテールのアレンジセンスが現れる。

“After Shock” by Rick Dore

"After Shock" by Rick Dore

"After Shock" by Rick Dore

ライトには37年型フォードのパーツが採用されているものの、基本的には独自のスタイリングによるコーチビルドカスタム。制作は、近年、メタリカのジェームス・ヘッドフィールドがひいきにしている巨匠、リック・ドラ。アートモリソン製のカスタムシャシーに、独自に制作したボディを乗せる、まさに往年のコーチビルドカーと同じ手法。流れるようなフォルムの美しさ、クオリティの高さはアートの域。

1965 Pontiac Catalina 2+2

1965 Pontiac Catalina 2+2

1965 Pontiac Catalina 2+2

一見するとストックを美しくレストアした程度にも思えるが、純正のデザインのホイールは、ビッグインチ化されCNC で掘削したワンオフ。搭載されたエンジンは、船舶での需要がメインのマーキュリーレーシング社による7ℓ 32バルブDOHCアルミV8のSB4!750hpのパワーは6速マニュアルで伝達。インテリアもストックを基調としながらも、エアコンの吹き出し口までアルミビレットによるワンオフ製作。

1937 Ford Phaeton

1937 Ford Phaeton

本来は4ドアのコンバーチブルであるフェートンを2ドア化した90’sハイテック。色調やグラフィックがいかにもで、今見ると新鮮!

1956 Plymouth Wagon

1956 Plymouth Wagon

ワゴンのなかでも2ドアは、スタイリッシュなルックスが魅力。この個体は、ピラーを前傾させてハードトップ風にアレンジ中。製作は、あの有名なハリウッドホットロッドなのだ!

1973 Dodge Challenger

1973 Dodge Challenger

PGAツアーイベントの勝者に贈られる懸賞品として特別に仕立てた個体。制作を担当したのは、映画『ワイルドスピード』の劇中車の政策でもおなじみのピュアビジョン。4ヶ月という短い作業時間でコンプリートさせるとは流石。ディテールにはMoparファンなら思わずニヤける要素が盛り込まれている。

1932 Ford highboy roadster

DSC__0653

2020年のAMBRの受賞車。9フィートのトロフィーと$12,500の小切手が贈られるが、AMBRの受賞にはそんなことが霞むほどの名誉があるのだ。

1963 Chevy Impalamino

1963 Chevy Impalamino

1963 Chevy Impalamino

シボレーのセダンピックアップとして59年にデビューしたエルカミーノは、61~63の3年間は空白となっている。そんなわけで、もしも63年型のエルカミーのが存在したら、きっとこうなっていたのではないか?といったアプローチの1台。ベッド部の内側や、トップの処理など、いかにもファクトリーオリジナルと思わせる処理が見事。好みを超えて評価できるクオリティ。

1975 AMC Gremlin

1975 AMC Gremlin

大幅にロングホイールベース化してドラッグスター的に変貌を遂げたグレムリン!ボディはストックでも魅力的だと思うのですが?!

1932 Ford 3Window Coupe

1932 Ford 3Window Coupe

トライファンなビレットホイールがよく似合う90’sハイテックな個体。いろんな形で90’sに注目が集まっている。制作は名門ロイ・ブリジオ。

1970 Dodge Challenger

1970 Dodge Challenger

ロー&ワイドなチャレンジャーのプロポーションが際立つスーパーロースタンスの個体。ハイテックコンバージョンとしてのモダンさと、戦闘機的なディテールを融合した独自のスタイル。

1962 Dodge D-100 4-Door

1962 Dodge D-100 4-Door

COEはミニカーで頻繁にリリースされるほど大人気。セレブなストリートロッダーが余裕でプロジェクトするケースが殆どで、素晴らしいクオリティ!

1932 Ford 5Window Coupe

1932 Ford 5Window Coupe

近年のトレンドを感じさせるトラディショナルなアプローチでまとめた秀作。わずかなチョップトップとフェンダーレス、時代に見合うサイドバルブエンジンや細身のタイヤサイズなど、絶妙なバランス。地味ではあるが、超絶クオリティーの素晴らしいフィニッシュ。

Funny Car

Funny Car

70年にカテゴリーとして成立したファニーカーは、ドラッグレースでの花形。旧車ベースによる現代版のノスタルジック・ファニーという新カテゴリーも存在する!

MOONEYES Dragster

MOONEYES Dragster

今回は、Drag RacingThen & Nowのタイトルで、新旧の有名なレースカーが展示された。日本でもおなじみのムーンアイズのドラッグスターもエントリー!

1932 Ford 5Window Coupe

1932 Ford 5Window Coupe

2.5インチのチョップトップと、ヘッドライトを下部に移設、バンパーの撤去といった程度のアレンジながらも、タイヤのサイズ、ディメンション、車高プロポーションが絶妙で魅力全開のお手本的な個体。クラシカルなゴールドのペイントとクロームのコントラストも素敵。

1933 Ford 3Window Coupe

1933 Ford 3Window Coupe

ホットロッド創世記の雰囲気を再現する個体では、艶のない塗装や、サフェーサーの状態でフィニッシュというスタイルも有りに。それだけに、そうしたアプローチの個体に絞ったスエード・エリアも設置されている。この個体は、パティーな状態のやさぐれた外装ながら、バランスの良いチョップトップでプロポーションが決まっていると思ったら、巨匠ブリジオ製作でオーナーはエリック・クラプトン様でした。


Special Thanks ◆ Deuce Factory


Text ◆ Hideki Ishibashi
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

エミッションとハイパフォーマンスが両立した愛すべき90’sのアメ車たち

DSC_0861

THE 90’s STRIKES BACK ナインティーズの逆襲

愛すべきナインティーズ

それまでの時代よりもルックスもメカニズムも一段とモダンにアップグレードし、インジェクション技術も熟成したことで、エミッションとハイパフォーマンスが両立した90年代のアメ車たち。今回は、デジタルならではの精度の高さに、アナログ時代の味わいも感じ取れる、いわば「いいとこ取り」の90’s アメリカンの魅力に迫ることにしよう。

自動車は工業製品として保安基準に則って設計されるため、その年毎の時代性がダイレクトに反映される。同時に、ホビーのフィールドにおいても、ファンションやサブカルチャーとシンクロして、その時代特有のスタイルが誕生する。50’s~80’sと10年単位で確立したそれぞれのスタイルは、時間の経過で魅力がフォーカスされリバイバルされることもある。

近年では、30年が経過したことで90’sのスタイルやモデルの魅力が再認識されている。80’sに比べて、ルックスもメカニズムも一段とモダンにアップグレードし、インジェクション技術も熟成したことで、エミッションとハイパフォーマンスが両立。そのため、アメリカンV8 によるハイパフォーマンスモデルの魅力が一段と増した。アナログからデジタルに移行する過度期とあって、デジタルならではの精度の高さに、アナログ時代の味わいも感じ取れる点で、今こそ90’sのモデルの魅力が際立つのだ。ホビーのフィールドでは、デジタル化が進む中、CNC掘削機によるアルミ・ビレット製ホイールやパーツを駆使したハイテックスタイルがブームとなった。

商業車としてのニーズがメインのアストロバンやC1500をベースに、ホットロッド界の巨匠、Boydsのプロデュースによるハイテック・パッケージがGMCディーラーでラインナップされたほど。アメリカ車に対して何かとハードルの高いイメージが浸透した日本国内においても、フレンドリーかつ信頼性が高い90’sのモデルは、アメリカ車デビューのきっかけとしても普及している。魅力が再認識された現在では、セールスの割に現存数は少ないため、コレクタブルな存在になりつつあるのが90年代のアメ車だ。


【GMCサバーバン2500】オフロードでも心置きなく遊ぶ為にリジットアクスルの足回りを移植。
F150をベースにモディファイされた、マッスルトラック「ライトニング」
洗練されたスタイリングに生まれ変わった、グローバルスポーツカーのC4コルベット
世界水準のスーパースポーツでありながら、居住性や乗り心地をも両立したC5コルベット
初代タホならではの2ドアモデルが 引き締まったプロポーションでステキ過ぎる
曲線基調のしなやかなフォルムのカプリス
【ファイヤーバード・トランザム】4th前期モデルでコンバーチブル、しかも6MTは希少
ブロンコの第4世代は今が狙い時!
【97年型シボレー・タホ】新車で購入して22年一途な思いを貫く
【リンカーン マークⅧ】曲線美が優雅でモダンなパーソナルラグジュアリークーペ
歴代ファイヤーバードにおいて3世代目は最もポピューラーな存在
1963から1991まで29年間販売された長寿モデルのグランドワゴニア
同じC4コルベットでも前期と後期では異なる魅力を放つ
【シボレーインパラSS】浮世離れしたサイズはもはやキングオブセダン
【フォードF-150】90年代らしさを残した、正統派リフトアップ!
1/18スケールに凝縮された、90’sイズムを堪能する。
【GMC タイフーン】モンスターSUVの異名を誇る、90年代を代表するプレミアムカー!
次世代とは似ても似つかぬフェイスとスタイリングではあるが、ポニーカーとしての実力はかなりのもの
フルエアロスタイルが、一世風靡した4thカマロ!


アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

50mmワイドフェンダーにジャストフィットするホイール【SKY off-road ホイール】

JEEP WRANGLER RUBICON / JEEP WRANGLER SPORT

JEEP WRANGLER RUBICON / JEEP WRANGLER SPORT

アメ車で傾け -kabuke-

個々のユーザーの好みに合わせ、様々なスタイルにアレンジ可能!

近頃のアウトドアブームに復活に後押しされる形で、JLラングラーの勢いは益々ヒートアップ中。USパーツも確かに魅力的だが、ライオンハートでは日本の法規を遵守したオリジナルパーツのリリースを開始した。

車検対応のオリジナルパーツ!

世界中のオフロード系4WDがどんどん乗用車化される中で、ジープの本質を見失わず、それを更に突き進めたと言えるJLラングラー。ジープらしさを色濃く残しているが、内装などの快適性や装備関係は非常に充実しており、世界中でヒットするのも至極当然と言えるだろう。

日本国内を見てみると、JKラングラーよりも火がつくのが早く感じられる。そんな背景をしっかり感じ取り、ライオンハートでは車両の販売だけでなく、カスタマイズにもしっかりと対応中。USパーツの輸入はもちろんだが、日本の車検制度に対応した、オリジナルパーツを続々と開発中だ。その第一弾となる、アズールモータリングと共同開発したアルミホイールを装着する北米モデルのSPORT、そしてUS純正部品などを使用してモディファイした、国内仕様のルビコンを紹介しよう。

左右どちらの仕様にもしっかりと対応可能!

ライオンハートは、左ハンドルのUSモデルはもちろん、右ハンドルの正規ディーラー車も取り揃える。まずはSPORT、搭載エンジンは2.0ℓターボで、駆動方式は日本に設定されないパートタイム4WD。ラフカントリーのサスペンションキットで2.5インチリフトアップを行ない、35インチのMTタイヤを装着。前後バンパーはXRCをチョイスし、サイドシルガードはスミッティビルドを装着。フェアリーデザインの50mmワイドフェンダーとツライチに設定した、同ショップとアズールモータリングが共同開発のSKY・オフロード17インチホイールを履き、フェンダー内側のクリアランスを拡大する事で、より大きなタイヤを装着してもインナーに干渉することはない。

SKY off-road ホイール17×8.5j

アズールモータリング&ライオンハート共同開発!SKY off-road ホイール17×8.5j 登場!

対するは、国内仕様ルビコンをベースにしたモデル。衝撃的な発言が許されるなら、国内仕様のルビコンは、US仕様と比較するとデチューンされているのか?と思うような変更が数多くなされている。それをさり気なく、でもワイルドにアレンジするためにフロントバンパーは強靭なスチール製のUSバンパーに交換。国内仕様はリヤナンバーが中央にセットされるが、これもUSナンバーに変更しオフロードでヒットしない位置にナンバーを移動。僅かな変更だが、これだけでオフロードでの安心感は格段に上がる。もちろん、右ハンドルのメリットは多く、運転に不慣れな人も安心して走らせられる。ライオンハートなら、US/国内のいずれの仕様も、問題なく対応可能だ。

JEEP WRANGLER SPORT
オフロードスタイルを楽しみたい方におススメ!

JEEP WRANGLER SPORT

JEEP WRANGLER SPORT

_N6I4678

SKY off-road ホイール17×8.5j

フェアリーデザインの片側50mmワイドのオーバーフェンダーに変更。アズールモータリングと共同で販売するSKY off-roadホイールは、このフェンダーを装着した際にツライチとなるサイズで設定(17×8.5J)。言うなればセットでの装着を強くオススメしたい。タイヤはジオランダーM/T G003(35×12.5R17)に変更し、荒々しい雰囲気を演出してくれる。

_N6I4668

ノーマルフェンダーよりも50mm広いが、車検にキチンと適合するのもポイント。取り付け位置の変更はないが、フェンダー内側のクリアランスを拡大するする事で、より大きなタイヤが装着可能となる。

_N6I4780

_N6I4623

_N6I4648

_N6I4708

前後バンパーに加え、サイドシルガードも金属タイプに変更。JEEPらしさを強調できるのはもちろんだが、実際少々オフロードで引っ掛けてもダメージを車体に残さない。サスペンションはラフカントリーのキットを使用して2.5インチリフトアップを実施。フェンダーの内側には保護パネルを追加し、エンジンルームを泥などからガードしてくれる。

JEEP WRANGLER RUBICON
乗りやすさを重視しさり気ないカスタムも実施

JEEP WRANGLER RUBICON

JEEP WRANGLER RUBICON

サハラやSPORTと異なり、オフロードでのポテンシャルを重視したのがルビコンで、ファイナルギアやトランスファーのギア比が専用となる。また運転席からスイッチ1つでスタビライザーの解除も可能。リヤバンパーを変更し、ナンバーを国内標準の中央から左に移設しているのでスッキリして見える。

サスペンションはルビコン専用のリフトアップ仕様で、他のアンリミテッドモデルより1インチほど車高がアップ。ルビコンのイメージカラーと合わせるため、ショックのシェルケースは赤を採用し、特別感を演出する。ノーマルでBFグッドリッチKM2(255/75R17)を装着。ヘビーデューティなバンパーなら、オフロード走行も安心できると言えよう。

_N6I4862_N6I4916_N6I4941


本格的な走破性に快適性を備えた、アンリミテッドをよりワイルドに

パッケージを基準に提案する ライオンハート流のJKラングラーカスタム

ライオンハート流スタンダード、ここから始めるJKラングラーカスタム

キャンプでトコトン遊びつくす最強のファミリーカー!2005y ハマーH2

話題のワークスモデルを“ 百式” 強化武装!2009y ダッジ チャレンジャーR/T


Special Thanks:LIONHEART
TEL:0586-67-1711
URL:http://www.lionheart2005.com


Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

いまチャレンジャーに乗るなら色にたかぶるベシ!

ガレージトップスピード

GET THE CRAZY RIDE TOPSPEED.inc

日本人の気質として、白/黒/銀のクルマを選びがち。でも派手なハイインパクトカラーが設定されているんだから、一度は乗ろうぜ!とTOPSPEEDの宮本店長は語る。こちらでチラ見せしたチャレンジャーが、日本に上陸したので今回はそれを紹介しよう。

ハイインパクトカラーなら色でも個性を強調できる!

アメ車を選んだ理由で読者の皆さんが真っ先に挙げるのは「人とカブらないクルマだから」という理由。それなのに、いざボディカラーを選ぶとなると、どういう訳か控え目な色が多い気がする。ダッジのラインナップにないのなら仕方ないが、本国のHPを見てみると、ヤバいカラーがいっぱいあるじゃないか!ならば、クルマの形だけでなく、色でも個性を出すべきでしょ!と声を大にして語るのは、岐阜で車両販売からカスタムまで取り扱う、TOPSPEEDの宮本店長。

トップスピードでは、SUVに力を入れているイメージが強いが、実はチャレンジャーも得意としており、宮本店長は大のチャレンジャーマニア。自分の大好きなチャレンジャーに、1人でも多く乗ってもらおうと日々啓蒙(布教?)活動を展開中で、取材時には13台ものチャレンジャーを在庫。もちろん白・黒もラインナップするが、その中でも宮本さんが強くオススメするのは、日本に1台しか存在しないワイドボディのサブライムグリーンだ。

「カスタムするのは確かに楽しいですが、マッスルカーはそのままでも充分楽しいですよ。しかも自分しか乗っていない色なら、注目度はバツグン! 大勢の視線に耐えられる強いハートが必要ですが、慣れてしまえばむしろ快感に思えるでしょう♪」とも。

激レアカラーなだけに、今逃したら次はいつ入荷するかまったく不明というか、もう手に入らない可能性は大。あの時買っておけば…と後悔したくないのなら、今ズグTOPSPEEDに連絡してみよう。お金のことを考えるのは、それからでも間に合うハズだ。

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK392

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK392

_N6l0200

_N6l0237

色もさることながら、メーカーが「プラムクレイジー」と名付けてしまうところにむしろセンスを感じてしまう。ワイドボディはオラオラ感が強くて…という人に、シンプルな標準ボディがオススメ。それでもブレーキはブレンボを標準で装備しており、パフォーマンスには徹底的にこだわる。

2018 DODGE CHALLENGER R/T SHAKER

2018 DODGE CHALLENGER R/T SHAKER

_N6l0166

_N6l0187

345HEMIのエンブレムがついてるのでオヤ?と思ったが、要は5.7ℓのHEMI。インテークがボンネットフードから飛び出しているシェイカーフードは、やっぱりインパクトが絶大。オプションでサンルーフや8.2インチモニターも装備されており、装備面も充実した1台だ。

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK392 WIDEBODY

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK392 WIDEBODY

_N6l0122

_N6l0093

日本でも人気沸騰中のB5ブルーと、日本でワイドボディはこの1台しか存在しないサブライムグリーン。店長のイチ押しは、やはり激レアなサブライムグリーンで、走行距離はわずか300km。基本的に2台とも同じ392スキャットパックだが、B5にはレーダークルーズを装備。

2018 DODGE CHALLENGER SXT+ wide custom

2018 DODGE CHALLENGER SXT+ wide custom

2018 DODGE CHALLENGER SXT+ wide custom

_N6l0263

乗るならやっぱりワイドボディ! でも価格や維持費がネックなんだよなぁ。そんな人のために、トップスピードでは3.6ℓのSXT PLUSをベースに、ワイドボディ化したモデルも販売中。オーバーフェンダーやバンパー、ボンネットまで一式交換することで、本来設定のないワイドが誕生。


株式会社ガレージトップスピード
住所:岐阜県瑞穂市十九条239
電話:058-322-7547
営業時間:10:00-20:00
定休日:月曜日
HP:https://www.garage-topspeed.com


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

【ハマーH2】往年の定番カスタムメニューに最新アイテムでアップデート!

2003 HUMMER H2

2003 HUMMER H2

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

近年のSUVブームの影響で、カスタムにも変化が生まれている。例えばH2の場合、エアロ&ローダウンスタイルが一世を風靡したが、最近はリフトアップ派が増加中。その流れをいち早く取り入れたのが、コンフィデントのH2だ。

王道メッキカスタムに加え、色という要素で個性を追求

かつてH2が新車で販売されていた時はメッキパーツをふんだんに使用し、偏平の大径タイヤを装着するカスタムが王道というべきスタイル。言葉は悪いが「オラオラ系」な雰囲気が強く、メッキパーツと相まってギラギラした雰囲気が強かったように思える。

さて時は流れ、世間ではSUVが大きなムーブメントを湧き起こしており、カスタムの手法にも少なからぬ影響を与えていると言えるだろう。その最たるものはカスタムの要であり、クルマの方向性を位置付ける重要な役割と言えるタイヤ&ホイール。ほんの数年前まではマットブラックが全盛期であったが、それもすでに過去のものとなっており、敢えて色で個性を追求するのがイマドキのスタイルだ。

2003 HUMMER H2

ここで紹介するH2は、定番と言えるメッキパーツやフェンダーやバンパーなどのブラックアウトを施すが、もっとも注目したいのは左右で色が異なるHIGH FORGEDのアルミホイール。運転席側はオーソドックスなクロームで、非常にまとまりの良さを感じさせるが、助手席側は一際鮮やかなキャンディーレッドをチョイス。少々気恥ずかしさを感じるかもしれないが、イエローのボディカラーに負けない存在感を放っており、個人的にはキャンディーの方がイマドキなスタイルだと思える。

足回りはリアのみスプリングを交換し、チョイアゲスタイルに変更。わずかなリフトアップでも37インチタイヤが装着可能で、H2の本質をよりグレードアップしている。

_N6I2490

_N6I2520

_N6I2485

_N6I2525

_N6I2534

_N6I2497

ノーマルよりも一回り大きなグリルガードはワンオフで製作。各部にメッキパーツを追加するスタイルは、H2の王道的カスタム。リアバンパーは左右4本出しマフラーと干渉しない独特なデザインを採用。フロントからサイドステップ、さらにはリアへと繋がるラインを形成する。フロントのメンバーダウンなどは行なわず、フロントはトーションバーの調整。リアはスプリングを交換し、約2インチリフトアップし、SUV感を強調する。

HAOU WHEELのHIGH FORGEDに、NITTOのトレイルグラップラー(37×13.5R22)を組み合わせる

HAOU WHEELのHIGH FORGEDに、NITTOのトレイルグラップラー(37×13.5R22)を組み合わせる

HAOU WHEELのHIGH FORGEDに、NITTOのトレイルグラップラー(37×13.5R22)を組み合わせる。左右の色を変えることでまったく異なる印象を生み出す。クロームは安心感のある定番スタイルだが、個人の感想ではあるが、キャンディーレッドの鮮やかさに惹かれる。

Custom Bumper for Jeep JL WRANGLER
純正フォグやセンサーが移植できLEDバーも内臓可能

Custom Bumper for Jeep JL WRANGLER

Custom Bumper for Jeep JL WRANGLER

Custom Bumper for Jeep JL WRANGLER

_N6I2588

_N6I2607

_N6I2602

_N6I2599

コンフィデントではラングラー用のオリジナルバンパーやサイドステップを鋭意製作中。写真はJL型用だが、JK型用も鋭意開発中。素材はスチールで4.5mm厚を採用することで、十二分な強度も確保。バンパー自体の厚みを減らすことでクリアランスも拡大し、オフロードでの走破性も高めている。ちなみにプロトタイプを製作したのは、2020年10月号で女性JEEPオーナーとして登場した佐々木麻衣さん。正直言って、クオリティ高いです!


最新型の新車からフルカスタム車まで、自信を持ってオススメできるアメ車を!!

普通免許で運転可能なモーターホームは、アメ車ファンにとって究極の夢のクルマ!

初代F-150ラプターの中でも、レアなスーパーキャブを紹介!

SUVからバン、パッセンジャーまで幅広いラインアップを誇る、札幌のコンフィデント。

コンフィデントが手掛けたニッサン・タイタン。オールシーズンで楽しめる最高の相棒


コンフィデント
TEL:011-799-0321
HP:https://www.confidentsapporo.com


Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

グランドチェロキー中期型を後期フェイスへ

SENS CUSTOM BRAND BCD Jeep Grand Cherokee

SENS CUSTOM BRAND BCD Jeep Grand Cherokee

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

グランドチェロキー用のエアロパーツを展開するカスタムブランドBCD。今秋、新たに登場したのが、中期型を後期仕様へ変化させるBCD後期ルックグリルだ。

さりげなく違いを演出するBCDのこだわり

ラングラー人気と共にジープブランドに注目が集まり、フラッグシップのグランドチェロキーは都会派SUVとして人気が上昇傾向にある。しかしながら、ラングラーと比べると圧倒的なアフターバーツの少なさもあって、個性を引き出したいユーザーには物足りなさもあった。そこで注目なのが、グランドチェロキー用エアロパーツを販売するカスタムブランドBCDだ。

BCDは、オフロード色が強いグランドチェロキーのアフターバーツとは真逆のアーバンスタイルを目指す。大きな違いを生み出しながらも、過度な演出をしない絶妙なデザインが特徴で、細かいデザインが異なる中期型(2014~2016)、後期型(2017~2020)にも対応するラインナップを揃える。また、単体パーツでの装着も違和感なくフィットすることを想定している。

_MG_6258

そして2020秋、新たに発売が始まったのがBCD後期ルックグリル(¥86,600 税別)だ。中期型モデルのセブンスロットグリルは直線的かつ平面的な印象がある一方、後期型は立体的でデザインに動きがあることから、力強さと先進性が感じられる。このデザインを中期型に反映すべく、中期型グリルを加工無しで後期フェイスへ変化させるグリルを開発したのである。

現在BCDは、グランドチェロキーの新たなグレードに装着できる新パーツを開発中とのことで、オーナーは今後も要チェックだ!

グランドチェロキー中期型をベースにBCDフルキットを装着し、新登場したBCD後期ルックグリルを装着

BCD後期ルックグリルを装着

BCD後期ルックグリルを装着していない中期型モデル。

BCD後期ルックグリル装着無

グランドチェロキー中期型をベースにBCDフルキットを装着し、新登場したBCD後期ルックグリルを装着する(左の写真)。取り付けは加工不要。見た目のデザインを後期型にしたいというオーナーの声も製品化のキッカケだ。右の写真はBCD後期ルックグリルを装着していない中期型モデル。

_MG_6294

_MG_6270

中期型グランドチェロキー(2014 ~ 2016) BCDフルボディキット装着。フロントバンパー・¥179,000 /サイドスカート・¥75,000 /リアバンパー・¥153,000 /オーバーフェンダー/¥83,000 /リアゲートスポイラー・¥48,000 /ローダウン(エアサス装着車)・¥60,000/ワンオフ4本出しマフラー・¥150,000 ※価格はすべて税別です。


オトナのシャープなグラチェロカスタムは、オーバーフェンダーレスもキマる

使用シーンを問わずにキマる。グランドチェロキー+BCDボディキット

グランドチェロキーをより華麗にさせるBCDエアロの魅力

ワイドな3連スリットが特徴的なフロントバンパー


SENS CENTURION GROUP
所在地:愛知県名古屋市中川区荒子2-14-1
TEL:052-363-1100
定休日:水曜日
営業時間:10:00 ~19:00
HP:http://sens.centurionworld.jp


写真&文/ KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

トイ・ストーリーなどのピクサー系ホビーも充実する大阪の新スポット!【SOJIJI BASE】

SOJIJI BASE & GARAGE

SOJIJI BASE & GARAGE

AMERICAN 雑貨探訪

ネット販売が主流の昨今、実店舗を構えるアメリカン雑貨屋は減少傾向と言われているが、大阪北摂地域にはまだまだ未開拓のお店が沢山。なかでも2017年に誕生した茨木市のSOJIJI BASEはアメリカン雑貨のみならず多彩なホビーとアパレルが充実!

子供も一緒に宝探し気分を味わえる豊富な品揃え!

ちょっとした日用品からタイヤ&ホイールのセットまで何でもネットで購入できる時代。スピーディーな物流のおかげで早ければ頼んで翌日には届く便利な世の中だが、アメリカン雑貨やアンティーク家具、珍しい玩具などはやっぱりその眼で見て吟味を重ねて買いたいものである。またネットサーフィンでは味わえない宝探しな気分は、小銭を握りしめて駄菓子屋で品定めをしていた幼少期の様なワクワク感に似たものがある。

DSC_6673

DSC_6692

DSC_6656

そんな幼心を思い出させてくれるのが紹介する「SOJIJI BASE」。大阪の江坂にあるアパレルショップ・ラバーソウルが母体となり、2017年にオープンした新スポットだ。特筆すべきは多彩なラインナップ。入口付近には子供が喜ぶキーホルダーやペン、消しゴムなどの文房具も取り揃え、奥へ進むにつれてキッチン用品やマグカップ、ネオンサインとディープさを増していき、レジの奥にはガレージ雑貨をはじめ、ヴィンテージ物のサイン、ジュークボックス、本場のガソリンスタンドなど本格的なオブジェも盛りだくさん。二階はスタンダードなカジュアルウェアのアパレルショップとなり、ファミリーで来店してもみんなで楽しめるスケールの大きさは実に魅力的。大阪へお越しの際はぜひ足を運んでみて欲しい!

Character
1,000円でお釣りがくるリーズナブルなディズニー、ピクサーカーズも多数!

DSC_6793DSC_6874

DSC_6634

常時100台以上の品数を取り揃えるディズニーピクサーカーズ。なかでも約50cmのビッグサイズを誇るマックイーンをはじめ、特大ダイキャストなど、小さな男の子から大人まで喜びそうなお宝がズラリ。ミニカーやカーズが大好きな子供たちが思わず目を奪われるコーナー。アウトレット品も揃えており、セールなどで期間限定特価になっている商品もあるので、じっくりと吟味してコレクションの新入りを探すのも面白い。

Interior
ガレージのアクセントに取り入れたくなるチェアやサインプレートも豊富!

DSC_6885

DSC_6797

DSC_6783

DSC_6778

DSC_6887

DSC_6775

DSC_6750

DSC_6865

ガレージのアクセントとしてはもちろん、アウトドアへ持ち出しても絵になるミリタリーテイストなスチールチェアは6,800円(税別)。その他、当時物のサインプレートやマイル表示のサインなど、アメリカンガレージ作りには欠かせないアイテムも数多く取り揃えている。また、ポップなキッチン用品やマグカップにウッドラック、ダストボックスなど、奥さんや彼女を連れて来ても一緒になって楽しめる多彩なラインナップは、カップルやファミリー層にも嬉しい。

Apparel
2Fのスタンダードなカジュアルウェアはメンズ中心のラインアップ!

DSC_6707DSC_6722

DSC_6712

DSC_6708

DSC_6720

DSC_6715

DSC_6725

アメ車乗りたちには嬉しいSTPのコラボウェアをはじめ、BILLVANのネルシャツやワークウェア、スウェットなど、スタンダードなアメカジ系ファッションから万人ウケするアイテムまで多数。古着の販売も行なっており、厳選されたユーズドTシャツは一点1,000円から販売。大きな試着室も完備しており小さな子供連れでも一緒に入れるので目を離す心配もなく安心してショッピングを楽しめる。ちなみに一階のトイ・ストーリーコーナーではキッズ&レディース向けのトイ・ストーリーTシャツも各種各サイズ大量に在庫しているのでファミリーでお揃いの品を探すって選択肢もあり!

Antique
アメリカンダイナーみたいなリビングを目指す人にお勧めの逸品!

DSC_6781DSC_6782

コカコーラの大型サインプレートやジュークボックス、本国のガソリンスタンドのガスポンプなど、アメリカンダイナーの店舗ディスプレイさながらの大型アイテムも取り揃える。ネット販売のみのアメリカン雑貨なら送料も桁違いに高額になるが、お店に展示しているものをクルマに積んで帰れるのが実店舗の強み。本格的にアメリカンな自宅を目指す人はぜひSOJIJI BASEで実物を吟味してみてはいかがだろう。

Neon Sign & Sign Plate

DSC_6759

DSC_6776

ネオンサインやサインプレートも豊富な品揃えを誇っており、どれも本国から仕入れた一点物ばかり。ちょっとした文字の擦れや角の錆びなども味として楽しめる逸品。スピードリミットやEXITのプレートは味気ないガレージのアクセントとしてはもちろん、エントランスや階段の踊り場、廊下に飾っても手っ取り早くUSテイスト溢れるインテリアを演出してくれるマストアイテムだ。

m&m's チョコディスペンサーm&m's アメフトチョコディスペンサー

m&m's コレクションTOY STORY4トーキング& アクションフィギュア

トレーラー型ツールセット

トレーラー型ツールセット

モーターオイルドライバー& ツールセット

モーターオイルドライバー& ツールセット

星条旗柄ハンマーラットフィンク ボビングヘッド


SOJIJI BASE & GARAGE
ADDRESS ★ 大阪府茨木市総持寺駅前町1-31
TEL ★ 072-665-7593
URL ★ http://www.rubbersoulinc.com/sojijibase
OPEN ★ 11:00 ~20:00 CLOSE ★ 水曜日

2017年に江坂のアパレルショップ・ラバーソウルが母体となってOPENしたアメリカン雑貨の新スポット「SOJIJI BASE」。m&m’sにスポンジボブやトイ・ストーリー、カーズといった定番のキャラクターものから、ドラゴンボール、北斗の拳、ウルトラマンにDr スランプアラレちゃんまで、大人が幼少期にハマったアニメキャラクターのホビーも盛りだくさん。アメリカン雑貨やアパレルアイテムはもちろん、レア物も多数取り扱っているので、宝探し的な気分で訪れてみても楽しめる。ユーズド品など一点物も多いので欲しい物と出会った時は迷わず購入をオススメしたい。

DSC_6809

DSC_6755DSC_6930DSC_6762


★Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

アメリカが世界に誇る、最高性能AGMバッテリー

9A78DTのコピー

Deka INTIMIDATOR AGM BATTERY

アメ車乗りにとってメンテナンスは必須事項。中でもバッテリートラブルはこれからの季節多くなりがち。そんな時にはぜひアメリカ製のバッテリー「デカ」を採用してほしい!!

アメ車にはやっぱりアメリカ製のバッテリー

クルマを走らせるためには何が必要だろう?エンジン?タイヤ?ガソリン?クルマを構成するパーツなどを挙げ出したらキリがないのだが、まずはエンジンが始動しなければ何も始まらない。そこで出番となるのがバッテリー。バッテリーの存在は決してクルマに詳しくなくても知っているハズ。免許を取得する際には教習所で必ず教えられるから。「バッテリー上がりには気を付けましょう」と。

ちなみに読者諸兄は何を基準にバッテリーを選んでいるのだろう? メジャーどころで言えばACデルコやオプティマ、ボッシュなど数多くのブランドがある。それぞれにどんな特徴があるのかはここでは省略するが、大抵は性能はさておき価格で選んでいる人が多いのではと思う。支出はできるだけ抑えたいというのが本音だったりするわけで…。しかし、バッテリーも決して安いパーツというわけではないため、できることなら性能面もしっかりと把握した上で選びたいところである。

そこでオススメするのが、メイドインアメリカのバッテリー「デカ」。初めて聞くブランドだという人もいるかもしれないが、デカはアメリカ製だけに自国での認知度はもちろん高く、多くの自動車メーカーが純正採用する信頼性の高いブランドなのだ。デカが用いているドライバッテリーは完全密封されているため液漏れやガスが発生することもない。そのため端子が錆びるなんていう心配もない。さらに独自技術を採用した高い性能は各方面で実証済み。バッテリーでお悩みの方はぜひお試しを!

高性能・高品質を生み出す技術
バッテリーの性能及び寿命を大幅に延ばすデカAGM バッテリーならではの独自技術

03 battery

デカAGM バッテリーの内部は「パテント鉛合金極板」と「グラスファイバーマット」を交互に重ね合わせ、このグラスファイバーマットに「超純水電解液」を吸収させ、それを「プレミアム密封バルブ」で完全密封した構造となっている。中でも「パテント鉛合金極板」は特許を取得している特殊極板で優れた電導効率と長寿命化を実現。電気を1点に集めて放出するためエネルギー密度が高く、高出力を生み出している。「グラスファイバーマット」は特殊なスポンジ形状となっており、これが極板を包むことで走行時の振動や衝撃から保護するだけでなく、電解液を吸収しているため傾けたり倒しても液が漏れることがない。デカAGMバッテリーにはこれらの高い独自技術が詰め込まれている。

採用実績:各種に純正採用
レーシングマシンを筆頭に各モデルで純正採用

lexus-b

FN-1

TOM’S1

BMW Z4

スーパーフォーミュラやF3、スーパーGTに参戦するレーシングマシンにデカAGM バッテリーが採用されているだけでなく、ここでの実績によって数多くの自動車メーカーの車両にも同バッテリーが純正採用されている。またクルマに限らずマリーン分野でもラグジュアリーヨットに採用されるなど、多方面で高い実績を誇っている。

採用実績:南極昭和基地
極寒の地・南極、- 60℃でもエンジンの始動が可能

南極1

02南極Dekaバッテリー

01南極Dekaバッテリー

いよいよウインターシーズンに突入した日本。寒さが身にしみるこの季節は人間だけでなく、クルマにも、そしてバッテリーにも与える影響が大きい。冬場はバッテリーに蓄えていた電力が放電してしまってエンジンが始動できない、いわゆるバッテリー上がりが多いからだ。しかし、日本よりもさらに寒い極寒の地である南極で、デカAGMバッテリーが採用されているのだ。-60℃という環境下でもその性能の高さを証明している。

9A78DT

9A75DT

9A94R9A48

0002

70年以上の歴史を持つEast-Penn(イーストペン)社

1946年にアメリカのペンシルベニア州にて創業した「East-Penn(イーストペン)社」。創業当時の敷地は50 坪で一日の生産量はわずかだったものの、現在の敷地面積は100万坪以上となり、業界では最大の規模を有する老舗バッテリーメーカーへと発展。工場内には鉛を精製する溶鉱炉、プラスチック製造プラント、希硫酸を精製する設備が整えられており、増え続ける高性能製品への要求に応えている。また敷地内にはリサイクル施設も有しており、最大で1日2万個のバッテリーをリサイクルして環境保護にも努めている。East-Penn社のこだわりは、バッテリーの製造に必要な部品はすべて自社で一貫して製造していることにあり、それが高性能、高品質を生み出しているのである。

Deka 会社全体写真


問い合わせ:東洋システム
TEL:0561‐63‐7727
HP:https://www.deka.co.jp


アメ車マガジン 2021年 2月号掲載