【リンカーン マークⅧ】曲線美が優雅でモダンなパーソナルラグジュアリークーペ

1998 LINCOLN MARK Ⅷ

1998 LINCOLN MARK Ⅷ

THE 90’s STRIKES BACK ナインティーズの逆襲

アメリカンビッグクーペの最終章。その集大成としてエアロダイナミクスでモダンなフォルムで視線を釘づけにしたマークシリーズの最終モデル。贅を尽くしたラグジュアリーサルーンは、いま乗っても色褪せない魅力を放つ。

旧モデルから一転、直線から曲線基調に進化

パーソナルラグジュアリーカーの代表格としてキャデラックと共に長い歴史を刻んできたリンカーン・マークシリーズ。エルドラドやモンテカルロ、ビュイックのリーガルクーペなど、80年代後半から90年代にかけてはフルサイズクーペから少しシェイプされたミドルサイズクーペが多くリリースされており、ネオクラシックな位置づけでいうとマークⅧよりも、むしろスクエアなフォルムが際立つマークⅦの方が妥当である。

しかし2020年に突入した昨今、90年代後半に一世を風靡していったラグジュアリーシーンの立役者達たちも十分に懐かしく、そして今見るとヨーロピアンを意識しつつもアメ車らしさを色濃く残す味わい深い存在になってきた。ミドルサイズといえど全長は5mを超えており、ゆとりある後部座席は大人3人がゆったりと乗れる室内空間を確保。このサイズで2ドアであることがむしろ贅沢に感じるほどである。

1998 LINCOLN MARK Ⅷ

1998 LINCOLN MARK Ⅷ

撮影車両はグリルが独立してフェイス回りがスマートになった98年型の後期モデル。ラグジュアリーカスタムの全盛期を迎えた時代の定番であるクローム大口径22インチ履きに加え、ダークブルーに青いピンストライプのアクセントをほんのり添えた一台。純正エアーサスペンションシステムをストックしており、乗り心地は優雅そのものである。

インテリアはサイバーナビや地デジチューナーを完備しており、曲線美溢れるインテリアデザインは20年以上の時を経てもモダンでハイセンス。現状リアシートのみホワイトへ張り替えられており、フロントシートをホワイトに張り替えて合わせるかリアを純正に戻すか?どちらを選択しても良い感じにキマりそうな予感。現在ブルーリバーで販売中とのことなので、お探しの方はぜひ!

1998 LINCOLN MARK Ⅷ

全長5.3mの長さで2ドアクーペのボディは、トラックですら4枚ドア主流の現在では考えられない贅沢なフォルム。22インチクローム(245/30R22) のラグジュアリーなボトムスも当時らしくて好印象。

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1998 LINCOLN MARK Ⅷ

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角のない曲線美が際立つフォルム造形美は本国のみならず日本でも人気を博し、当時はディーラーモデルも多く販売されていた。テールレンズの点灯も実に個性的で、コンチネンタルキットの名残を感じさせるトランクデザインも実に味わい深い。

4.6ℓのV8 INTECHエンジンを搭載

4.6ℓのV8 INTECHエンジンを搭載しており、280hpと当時のスペックとしては中々優秀であり、4速ATをFR駆動で走らせる感覚は、実に軽快で直進安定性も申し分なし。現車はディーラーモデルなので整備も比較的しっかりと受けていた印象。走行92,000kmはまだまだ現役である。

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マーク7のスクエアなフォルムから一転したのはインテリアも同様。まるで運転席と助手席を包み込む様なラウンド形状のインパネ回りはモダンでハイセンス。サイバーナビ& 地デジETCも完備しており、あとはインテリアカスタムを完成させるか純正に戻すか? もしくは潔くそのまま乗るといったプランも悪くない。


【シボレーインパラSS】浮世離れしたサイズはもはやキングオブセダン

同じC4コルベットでも前期と後期では異なる魅力を放つ

次世代とは似ても似つかぬフェイスとスタイリングではあるが、ポニーカーとしての実力はかなりのもの


THANKS:BLUE RIVER
TEL:0725-56-6400


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

オリジナルのGT500をはるかに凌ぐ、ポテンシャルと存在感を実現する

2010 FORD MUSTANG SHELBY GT500

2010 FORD MUSTANG SHELBY GT500

アメ車で傾け -kabuke-

2010年型のGT500をベースに「めっちゃ速くて乗りやすい仕様にカスタムしてください♪」という、なかなかハードルの高いリクエストを受けたウイングオート。オーナーの要求の斜め上を行く答えが、このGT500だ。

スーパースネークを超える自分だけの仕様を追求!

免許を取得して、初めて所有したアメ車が2013年型のGT500と語る今回のオーナーさん。クルマに興味はあったそうだが、免許はAT限定。ゲームでGT500を操ったことがきっかけでのめり込み、GT500に乗るために限定解除。速さへの魅力に惹きつけられるようになったそう。諸般の事情でその2013年型は手放すことになったが、やはりシェルビーの魔力を一度味わってしまうと、もう普通のクルマでは満足できなくなってしまい、この2010年型のGT500を手にしたのは今から4年ほど前のこと。「当初はノーマルの540hpを590hpにアップしたプチチューニング仕様にしていましたが、やっぱり慣れてしまいますね。以前所有していた2013年型が662hpだったこともあって、乗りやすいけれど何だか物足りない。そこでウイングオートに『スーパースネークを作りたい』と相談したところ、逆に『それを超える仕様を作りましょう!』と言われ、カスタムが始まりました」とオーナーは語る。

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足掛け3年ほどの期間を掛けて完成したこのGT500。最大のポイントとなるのは、ケニーベルのスーパーチャージャーで、コンプレッサーの容量は3.6ℓをチョイス。ケニーベルでは2.3〜4.9までラインアップされており、最上級モデルを使用すれば1000hpも不可能ではない。だが、MAXパワーを追い求めても使う場所がないので、敢えて850hp仕様に留めているそうだ。もちろん大容量のエアーを送り込むので、それに合わせインテークからスロットルボディ、更にはインジェクターも専用品に一式交換。またエンジンフードの裏側を加工しているがそれでもスーパーチャージャーをインストールするスペースが確保できないため、何とエンジンマウントもワンオフして位置を下に下げているそうだ。

850hpへと進化を遂げたGT500。もちろん足回りも強化され、KWのクラブスポーツでロアリングを実施。またフロントブレーキはSTOPTECH製トロフィキットに変更し、リアにもSTOPTECH製ビッグローターキットをセット。もちろんバネ下重量の増加を極力抑えるために、HREのRB1をチョイスしている。

2010 FORD MUSTANG SHELBY GT500

2010 FORD MUSTANG SHELBY GT500

ちなみにフロントグリルやバンパーはワンオフで製作しており、実は彼女さんがデザインした物をウイングオートが立体化したもの。また赤が好きと言うことでエクステリアにはトリコロールのラインを施し、インテリアは赤を基調に大胆なイメージチェンジを実施。「GT500だけでなくマスタングもそうですが、意外とシャビーと言うかプラスチッキーですよね。それを払拭しつつ、車内は宇宙船みたいな雰囲気にしたかったので、赤×シルバーで統一しています」とも語る。

エンジンのポテンシャルはもちろんだが、足回りやブレーキまでバランスを重視した走りを実現。また大胆なアレンジを施した内外装は、まさにONE&ONLY。ボディサイドにあしらわれたSnake Eaterのロゴは、決して伊達ではない!

GT500をベースにするがすべての部分を刷新、スネークイーターという別の個体が誕生!

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フロントグリルは縦のスリットを施すことで、ノーマルの雰囲気を払拭。どことなくマセラティの様なオーラを漂わせる。またバンパー部分もフロントリップと一体型の造形となっており、いかにも付けましたという違和感も皆無。マフラーもワンオフで、さりげなく樹脂剥き出しの部分にもペイントを施す。

V8・5.4ℓのパワーユニットに3.6ℓのケニーベル製スーパーチャージャーを装着

V8・5.4ℓのパワーユニットに3.6ℓのケニーベル製スーパーチャージャーを装着。加速時には大量のエアーを必要とするので、エアクリーナーは一般的なサイズのおよそ倍。スロットルボディもそれに対応しており、ポテンシャルを最大限に発揮できるようセットアップされていると言えよう。

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インテリアは赤を基調。レカロシートも形状よりはカラーで選んだそうで、ドアトリムも全面赤に変更。インパネのデザインは変更していないが、内外装とも樹脂剥き出しの部分にペイントを施し、車格に見合った雰囲気を醸し出す。ちなみに、宇宙船をイメージした赤と銀にカラーリングとしたことで友人からは「何だかエロいな!」と言われたとか。トランスミッションは6MTとなっているが、6速に入れることはほとんど無い。

HREのRB1にミシュラン・パイロットスポーツを組み合わせ

HREのRB1にミシュラン・パイロットスポーツを組み合わせ_N6I5140

850hpを安心して走らせるためにブレーキの強化は欠かせないため、フロントにはSTOPTECH製トロフィキット、リアにもSTOPTECH製ビッグローターキットをセットしている。運動性能を重視し軽量&強靭なHREのRB1にミシュラン・パイロットスポーツを組み合わせ、エンジンパワーを余すことなく路面へと伝える。見た目のカスタムではなく、性能を重視したパーツがチョイスされている。

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サスペンションは車高調式のKWのクラブスポーツに変更。安定感はもちろんだが、日常での乗りやすさも考慮した仕様。ノーマルよりも少々ダウンしているが、快適性は損なっていないそうだ。オーナーさん自ら「フワッとしたリクエストしかしていないですが、ウイングオートはその上をいく回答をしてくれます」とご満悦の様だった。


マスタングオーナーたちをウイングオートがサポート

正規ディーラーでありつつ 様々なカスタムにも対応!

アメ車しかもマッスルカーを好む人々は自然とウイングオートに集結する

フォードはマスタングだけじゃない!様々なモデルを豊富にラインナップ中


Special Thanks:WINGAUTO
TEL:052-409-5434
URL:http://www.wingauto.co.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

スカイオート&ハマークラブ のんびりキャンプミーティング

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SKYAUTO & Hummer Club Restful Camp Meeting

全世界的に吹き荒れているコロナの嵐。しかし、心あるアメ車ユーザー・有志たちは、なんとか元気を出そうと、アウトドアでのイベントを盛んに行なっているようだ。本誌でもおなじみの「スカイオート」もそんな思いで、ユルーいイベントを企画してくれた!

オトナたちの時間はユルーく更けていくのであった

アメ車や欧州車、逆輸入車など、クルマ全般を扱うスペシャリティディーラー「スカイオート」だが、ハマーオーナーズクラブの事務局をつとめたり、取り扱いもSUV&ピックアップトラックが多かったり、アウトドア色の強いお店でもある。実際、キャンプなどが中心のH1ミーティングは毎年恒例になっているし、H1&Jeep&SUVのお客さんを集めてのオフロード走行会なども不定期に行なっていたりする。

ただ、今回のコロナ禍により、2020年は思うようにイベントも催すことができず…。

そんな中、コロナの状況も少し落ち着いた時期に開催されたのが、今回の“のんびりキャンプミーティング”だ。会場は富士山のふもと、朝霧高原。スカイオートの地元、埼玉をはじめ関東圏はもとより、関西圏からもハマー&SUVオーナーが集まってきた!もちろん検温、密を避けるなど感染防止対策は万全だ。

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印象的なのは、車種的にそうなのだろうが、オトナな参加者さんが多いこと。キャンプスタイルもセンスのいいアイテムを選んでいるなど、余裕のSUVライフがうかがえる。主催のスカイオートからは、なんとシャワールームも用意された!

さらに、もっと印象的だったのが夜の食事。基本的にはスカイオートからのサービスで、料理はスカイオート・スタッフの皆さんと、一部常連のお客様が担当したが、なんとステーキ、カレー、そしてウナギの蒲焼きまで!

コロナでなかなか出かけるのもはばかれる今日この頃。この時だけはと、参加者たちによるハマー談義、SUV談義も花が咲く。そうしてオトナたちの夜は、ユルーく更けていくのであった。

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大変な状況の中で、ようやく開催できたイベント。検温や密を避けるなど、感染防止対策も徹底されたのだった。

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スカイオートが輸入販売している、折りたたみ式のキャンピングトレーラー「ブラックシリーズ・ドミネイター」。オーストラリア製の“ 本物” は、やはりこんなシーンで使うと、その素晴らしさにあらためて気づくのだ。

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会場の朝霧アリーナは、シャワールームが遠かった。なので、なんとシャワールームを持ち込んでしまった!参加者たちは助かりました。

当日の夕食はスカイオートのスタッフさんたちが、工具を料理道具に持ち替えて担当。メニューは焼き肉あり、豚汁あり、そしてウナギの蒲焼きあり!アウトドアとは思えないほど、超豪華だったのだ!

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夕食後はそれぞれの仲間たちとともに語らいの夜。イベントとはいえ、集まることが第一の目的だったので、スケジュールにも縛られない、ユルーい時間が流れていたのだった。

'95 ハマーH1/松本英俊さん20 Jeep グラディエーター/細川真吾さん'17シボレー・シルバラード/原直樹さん

00 ハマーH1/片岡正樹さん

ハマーH1/藤本清治さん、大愛くん

シボレーC2500 /工藤浩伸さん、和伸くん


マニアに根強い人気のハマーH1 今こそゲットしたいハマーH2

女子ウケもバツグンのシルバラードにズームアップ!!

シェビーのミドルサイズトラック、シボレーコロラドは走りもサイズ感も絶妙


SKYAUTO
TEL:048-976-1235
URL:https://www.skyauto.co.jp


Report:Yoshinobu Kohsaka
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

オリジナルブランド「EMMA」も展開する、アメ車&逆輸入車のプロフェッショナル【デイブレイク】

デイブレイク、タンドラ、セコイア、EMMA

DAY BREAK【デイブレイク】

AMEMAG RECOMMEND PROFESSIONAL SHOP -アメマガリコメンド・プロショップ-

アメ車のみならず、逆輸入車のお店としても知られる、埼玉・熊谷の「デイブレイク」。2020年のオートサロンに初出展した同社だが、会場に展示されたセコイアと個性的なタンドラを紹介しよう。

すべてを凌駕するインパクト大なセコイアに大注目!!

アメ車や逆輸入車の空白地帯とも言うべき、埼玉県北部エリア。この地で長年に渡り車両販売からメンテナンスまで、全て自社でカバーする幅広いサービスを提供し続けている「デイブレイク」。新たにオリジナルブランド「EMMA(エンマ)」を立ち上げ、カスタマイズにも力を入れている。

2011 Toyota Sequoia

さて2020年のオートサロンにも展示されたのが、こちらのセコイア。片側4インチとなる非常にワイドなオーバーフェンダーを追加し、元々大きなボディを、さらにサイズアップ。約3インチのリフトアップ&スチール製のフロントバンパーに交換することで、非常にアグレッシブで都会からアウトドアまで、どんなシチュエーションにも似合うスタイルを実現している。

2015 Toyota Tundra

対するタンドラは、車高こそノーマルだが、グリルガードやチューブタイプのサイドステップを追加。フロントマスクはTRD PROの純正に交換。ブッシュワーカーのオーバーフェンダーを追加することでボディサイドの立体感を増すなど、バランスの取れたカスタムを具現化していると言える。

ちなみにセコイア用のアイテムをリリースした理由を訊ねてみると「敢えて他社が出していないという事が最大の理由ですね。タンドラと比較するとセコイアはレアですが、ユーザー層は確実にいますね」と、デイブレイクの大須賀さんは語る。カスタムしたいがパーツが少なく悩んでいる人は、デイブレイクに相談してみてはいかがだろう。その悩みをきっとブレイクスルーしてくれる事だろう。

2011 Toyota Sequoia

オリジナルブランド「EMMA」のオーバーフェンダー

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最大のポイントは、やはりオリジナルブランド「EMMA」のオーバーフェンダー。筋肉質な造形が特徴で、リフトアップだけでなくローダウンにもよく似合う。ワイド化された事でタイヤサイズは325/60R20に変更。ホイールはKMC XD811 Rockstar(10J×20、-24)をセット。メッキ部分をブラックアウトし、LEDのカスタムヘッドライトに変更。3インチリフトを行なうが、乗降性も考慮して電動格納式のサイドステップも装着する。

2015 Toyota Tundra

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ブッシュワーカーのフェンダーでプチワイドにし、ミッキートンプソン・BAJA MTZ(305/55R20) にMKW・MK66を組み合わせる。バレーボールほどの大きさとなるBULL HITCHIを装着するが、巨大なボディサイズとマッチしてちょうど良いとも言える。


Special Thanks:DAY BREAK【デイブレイク】
location:埼玉県熊谷市大字代1010-2
TEL:048-528-6511
HP:http://www.day-break.biz

デイブレイク

熊谷の北東を貫く国道17号線の深谷バイパス。それと国道407号線が交わる「代」交差点を真北に300mほど進むと、道の両サイドにデイブレイクが見えてくる。左側は新たに解説したショールームで、様々なパーツも展示。以前からある右側は、車両の展示とピットスペースとなり、車両の販売から整備・車検まで、一貫して任せられるプロショップだ。

デイブレイク

デイブレイクデイブレイクデイブレイク


Photo:浅井岳男
Text:空野 稜
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

“足”を極めて 劇的な走りを手に入れる!【CLATHLETE 2way サブタンク式車高調】

CLATHLETE 2way サブタンク式車高調

CLATHLETE 2way サブタンク式車高調

スポーツ走行・街乗りで大きなメリットがあるサブタンク式車高調

高品質の車両販売に加え、カスタムやチューニングを行なう埼玉のオールインポートが、オリジナルブランド「クラスリート」を立ち上げ、第1弾としてチャレンジャー&チャージャー用の高品質2wayサブタンク式車高調をリリース。今後はグランドチェロキー用が近日登場し、さらに2wayサブタンク式のエアサスも開発予定だ!

大容量サブタンクが最大の肝、スポーツ走行でも安定した性能を発揮する!

埼玉県のオールインポートが立ち上げたオリジナルブランド「クラスリート」。その第一弾として、同社が設計・開発したチャレンジャー&チャージャー用の2wayサブタンク式車高調をリリース。

CLATHLETE 2way サブタンク式車高調

車高調とは車高調整式サスペンションの略であり、車高を調整することが可能なサスペンション。調整機構により車高を調整でき、ローダウン時でも十分なストローク量を確保できるメリットがある。そして車高調の中でも、スポーツ走行などで使われるのが、通常シリンダーにサブタンクが設置されるタイプ。シリンダーの長さの全てを使ったストローク量を確保でき、メインシリンダーとサブタンクのオイル調整によって、圧縮時・伸長時の減衰力調整が出来る(2way)が特徴だ。

今回登場したクラスリート車高調は、単筒式2wayサブタンク式で、減衰力調整が24段。強化アッパーブッシュ、アルミ削り出しアップマウント、44mm大径ピストン、SAE規格の高耐久スチール製などを採用し、ハードな走行でも運動性能を安定させ、耐久性も高強度を誇る。街乗りメインでも、調整によって乗り味を細かくセッティングできる2way車高調は、劇的に走りを変えてくれることは間違いない。

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サブタンクが追加されていることにより、圧縮・伸長時の独立24段調減衰調整が可能。長く安定走行が可能な単筒式、フリクション低下を抑える正立式。強化ブッシュアッパー、高強度・防錆のアルミ削り出しアップマウント、SAE規格の高耐久スチール製スプリング、44mm大径ピストンを採用し、最適な運動性能を安定化。また、スポーツ走行から街乗り走行までを考慮した、最適な規格オイル&ガスを使用し、内部キャビテーションを抑制する。同ショップにてオーバーホールも対応。


CLATHLETE 2way サブタンク式車高調
チャレンジャー&チャージャー用
適応:2006 ~ 2010 年/ 2011~ 2014 年/ 2015 ~ 2020 年/ V6・V8 全グレード
¥398,000(税込)


カスタム界で注目のショップは、オーナーと長く付き合える“信頼”がウリ

マスタング・エコブースト専用チューニング「COBBチューニング」

キャロルシェルビー公認のリプロダクションモデル・MKⅢ


設計・開発・販売
ALLIMPORT【オールインポート】
所在地:埼玉県三郷市半田 1063-2
TEL:048-959-9419
URL:https://www.allimport.jp/
定休日:月曜日
営業時間:10:00-19:00


写真:古閑章郎
アメ車マガジン 2020年 6月号掲載

【SWAG スワッグ】最高の魅力あるショップには、最高のスタッフが必要だ

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業界トップは夢じゃなく 必ず目指すべき場所

最高の魅力あるショップには、最高のスタッフが必要だ
SWAG代表:早川義記 氏

クルマを売り、お金を得るだけでは満足できない。オーナーが、スタッフ達が、最高の人生を送ることに最高の喜びを感じることができる。だからSWAGは、単純にクルマを売るだけのショップは目指さない。

魅力ある人間にこそ人は多く集まる

高いお金を出してアメ車を買うことは、オーナーにとって人生の中で大きな転換期だ。しかし言葉は悪いが、販売するショップからしてみれば、在庫の一台を売ったにしか過ぎず、オーナーが購入後、どんな人生を送るかなどを考えるショップは数少ない。

SWAGは、オーナーがクルマを所有して、豊かな人生を送ることを最大の喜びとしている。そのためには、働くスタッフ達も豊かな人生を送っていることが必須として、人間としての魅力を高めることに日々努力は惜しまない。「人生を楽しんでいる人、生き方が格好いい人に、人は魅力を感じ多くの人が集まると思うんです。業界トップを取るという夢は、ありきたりなショップ運営では不可能。ショップとスタッフに飛び抜けた魅力がないと実現できない」と代表の早川氏は語る。人として魅力のあるスタッフが働く、格好いいショップでクルマを買う。同じクルマを買うにしても、所有する喜びは格段に違うのは間違いない。SWAGでクルマを購入することがブランド化していくことで、愛車を所有する優越感も増し、オーナーにとってはショップに出入りすることも誇りの一つになるだろう。

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2020年9月にオープンということで全国的には認知度はまだ低いものの、積極的な露出を展開し注目度は右肩上がりのSWAG。業界に大きな風を巻き起こす、まさに風雲児だ。

SWAG Featured Car
2018JEEP WRANGLER Unlimited Sport

2018JEEP WRANGLER Unlimited Sport

SWAGで現在販売している車両で注目なのが、2018年型のJKラングラーアンリミテッド・スポーツ。ボディカラーはJEEPマニアからは人気の高いコビクリアコート。3インチリフトを行ない、エクストリームJの20インチホイール(サテンブラック)と35サイズのM/Tタイヤを組み合わせる。前後バンパー、フェンダーを社外品に交換。ルーフには50インチのLEDバーライトを装着する。背面タイヤを外しUSAフラッグプレートがはめ込まれている。

2018JEEP WRANGLER Unlimited Sport

2018JEEP WRANGLER Unlimited Sport

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SWAG【スワッグ】
所在地:岐阜県可児市今渡1660-1
TEL:0574-40-8014
営業時間:9:00 ~19:00
定休日:水曜日

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STAFF「あかりの奮闘日記」YouTube 日々更新中!


Photo&Text:KAZUTAKE SOMA
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

本気でラプターが欲しいアナタに新旧&第3の選択肢を提案する

フォード F150 ラプター

FORD F-150 RAPTOR

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

アメ車はもちろん、世界最強(最凶?)のトラックといえば、やはりFORD RAPTORだと言えるだろう。ハイアウトプットなエンジンパフォーマンスだけでなく、本気でオフロードを攻められるFOXのサスペンションなど、まさにFORDの本気が随所に感じられる、特別な1台だ。

新旧のモデルだけでなく、ラプター仕様も在庫中!

JEEPやマッスルカーに加え、ピックアップも積極的に取り扱うトップスピード。なかでもラプターはとくに力を入れているモデルで、新車・中古車を問わず豊富に在庫を取り揃えている。トップスピードの宮本店長は「カッコ良さで言えば、断然現行型ですね!でも、長年アメ車に乗り続けて来た人は、V6や3.5ℓという排気量がネックになるのは事実。そういうベテランユーザーの方は、やはり初代ラプターの方がしっくりくるでしょう。大排気量特有のゆとりのある走りは『アメ車らしさ』を存分に味わえます」とのこと。もちろん価格面でもかなり違いがあるので、予算に限りがあるという人は、まずは初代ラプターを狙ってみるのが賢明だ。

2020 FORD F-150 RAPTOR

2012 FORD F-150 RAPTOR

とは言っても、そこはやっぱりラプター。タマ数は少ないし、旧型でもまだまだ高値を維持している。一般的には新旧の2モデルからチョイスすることになるが、カスタムを得意としているトップスピードでは、F-150をベースにした、ラプタースタイルへカスタムした車両も在庫中だ。

「ラプターのフロントマスクはたまらなく好きだけど、実際オフロードを走る予定はないなぁ…」とか「経済性が気になるけど、やっぱり一度は乗ってみたい!」という人にオススメしたい第3の選択肢がコレだ! 比べれば大きな違いはあるしFOXのサスペンションは反則技と思えるほど快適な乗り味だが、余程のマニアでない限り分からない。何より「カッコ良いトラックに乗りたい!」と思うなら、ラプタースタイルというのは十分アリと言えるだろう。

2020 FORD F-150 RAPTOR

2020 FORD F-150 RAPTOR

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先代モデルにも採用されているが、ラプターのテールゲートにはステップが内蔵される。ちなみにバンパーは前後ともスチール製で、ヘビーデューティーな走りにもしっかり対応する。なお、前後のフェンダーは、ブリスター化された上にオーバーフェンダーを追加しているのが外観上の違いだ。

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3.5ℓV6のエコブーストツインターボエンジンは、排気量から想像できない大パワーの450hpを発揮。510lb-ftの圧倒的なトルクに加え、10ATを組み合わせることでトラックとは思えない俊敏な走りを実現。

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前後ショックは先代モデルに引き続き、FOXのバイパスショックを採用。直径3インチ(75mm)という、本格的なオフロードレースマシンに採用される極太ショックを採用することで、非常にしなやかな乗り味と言える。

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標準モデルのF-150がコラムシフトを採用するのに対し、ラプターはフロアタイプの10ATを採用。そのため乗車定員は5名で、シートもホールド性を重視した形状となる。こちらの車両にはカーボンパッケージと呼ばれるオプションも装備され、よりスポーティな雰囲気が高められている。

2012 FORD F-150 RAPTOR

2012 FORD F-150 RAPTOR

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先代モデルとなったものの、今でも充分インパクトのある初代ラプター。6.2ℓV8ガソリンエンジンは極太のトルクを発生させるので、最新モデルにはないアメ車らしさが堪能できる。ノーマルでFOXのショックを採用しており、35インチのMTタイヤが難なく装着可能。センターコンソール部分に設けられたスイッチ類が、オーナーに特別感を抱かせてくれる。

豊富な純正オプションをチョイス可能!RAPTOR OPTION

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トップスピードでは、カーボンパッケージ以外にも純正オプションのチョイスが可能。一例としてこちらの2020年モデルには、リアフェンダーのステッカーや、本物の鍛造ビードロックホイールを装着。よりアグレッシブな走りを楽しみたい人には、見逃せない装備だ。

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ラプターが欲しいけど手が届かない…という人に提案したいのが、ラプタースタイルへのカスタム。フェイスリフトやオーバーフェンダーを追加し、らしさをアピール。リアルラプターとの価格差は正直言って大きいし、差額でさらにカスタムも可能。22インチのXDホイールやデューリー用のミラーも装着済みだ。


初夏を満喫するツーリング、海沿いBBQで和気あいあい。ガレージトップスピードツーリング


THANKS:TOPSPEED inc
TEL:058-322-7547
HP:https://www.garage-topspeed.com


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

【シボレーインパラSS】浮世離れしたサイズはもはやキングオブセダン

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1996 CHEVROLET IMPALA SS

THE 90’s STRIKES BACK ナインティーズの逆襲

セダンたるべきフォルムをそのまま膨張させた独特の造形美!

ここ最近のアメ車でいうと、GM系ならキャデラックCTS、MOPAR系なら300Cがセダンシーンを賑わせるが、アメリカンセダンといえば無駄にデカいフルサイズこそ醍醐味だった。中でもLT-1のハイパフォーマンス性まで共存するマッスルセダンのSSは別格!

40代に突入した筆者が免許を取得したばかりの若かりし頃に街で見かけて、その大きさに圧倒されたのが兄弟モデルのカプリスである。当時はアストロブームからの続編でカプリスやサバーバンが人気を博しており、アストロですら大きいと感じていた筆者にとって、信号待ちでフルサイズのカプリスワゴンの後ろについた時は、その幅の広さに圧倒されたほどだ。

90年代と言えば日本のカスタムカーカルチャーにおいてはVIPセダンなるものもトレンドの一つで、街にはセルシオやシーマといった国産セダンがエアロを纏い、ローダウンに17インチホイール、さらには爆音マフラーを轟かせて走らせる者も多かったが、そんなVIPセダンたちを嘲笑うかの様な風格と、「これぞアメリカ!」と言わんばかりのサイズ感はそれだけで注目を集めた。

1996 CHEVROLET IMPALA SS

1996 CHEVROLET IMPALA SS

紹介するインパラSSはフェイスこそ冒頭で述べたカプリスと瓜二つではあるが、中身はまったくの別物。特に最終モデルの96年型はコラムシフトからフロアシフトへ変更され、デジタルメーターからアナログメーターに変更を受けたスペシャルなモデルである。

また、エンジンは260hpのハイパフォーマンスを誇るコルベット御用達のLT‐1を搭載しており、カプリスよりも大容量のクーリングシステム、ミッションオイルクーラー、そしてボディ剛性を強化すべくヘビーデューティーフレームを採用してSSの名に相応しいスペックを持つ。

現車はオリジナルの良さを残しつつも同社ブランドホイールの3ピースリバース、20インチをフロント8J、リア9.5Jの絶妙なマッチングで履きこなす。オーディオはロックフォードウーファー×3アンプ、マルチモニターが搭載され音響カスタムも抜かりない。令和に残したい名車の一つとして、十分に推薦できるキング・オブ・セダンである。

1996 CHEVROLET IMPALA SS

1996 CHEVROLET IMPALA SS

無駄なボリュームを付けずとも、その全長、全幅の大きさだけで十分な風格を放つインパラSS。ここ最近主流の大きなラジエターグリルやツリ目のヘッドライト、ギラギラと煌びやかなテール周りとは無縁なスマートかつシンプルな表情は、今見ると逆に新鮮に映る。ノンスモークのクリアガラスも実に好印象である。

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VIPセダンを中心に当時トレンドだったディッシュホイールをアメ車に取り入れたブルーリバーのヒット作!3ピースリバースは当時の最先端だった。今見るとネオクラシックで新鮮に映る。

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コルベットC4や4thカマロのV8モデルにも搭載されるLT1ではあるが、ヘッドが専用設計となり鋳鉄を採用するインパラSS。全長5.4m、全幅2.0m弱、前高1.4mのボディサイズを微塵とも感じさせないトルクフルな走りは、このLT1ユニットの恩恵によるもので、260hpは当時のマッスルカーに匹敵するレベル。スポーティーセダンやマッスルセダンの異名を持つのも納得である。

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ベンチシートにコラムシフトこそアメ車の醍醐味とされていた時代、何故か96年の最終モデルのみ突如フロアシフトに変更。さらにデジタル化に逆行する形でアナログメーターに。しかしこれこそがスポーティーセダンであり、コラムATでは少々勝手が異なってくる。ベンチシートでは攻めた走りには役不足。SSを堪能するなら迷わず96年型をオススメしたい!


同じC4コルベットでも前期と後期では異なる魅力を放つ

次世代とは似ても似つかぬフェイスとスタイリングではあるが、ポニーカーとしての実力はかなりのもの


THANKS:BLUE RIVER
TEL:0725-56-6400


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

フルEVに続いて、今度はV8!!最強、最速ラングラー降臨

2021 Jeep(R) Wrangler Rubicon 392

NEW MODEL INFORMATION 2021 JEEP WRANGLER RUBICON 392

AMERICAN TRUCK & SUV ピックアップトラック&SUVの無限なる可能性

2025年までには、全車ハイブリッド化を進めると喧伝している「Jeep」。事実、2020年12月にはラングラーのハイブリッドモデル「4xe」もリリースされるが、一方、こんなハイパフォーマンスモデルも発表された。そう、6.4ℓV8搭載モデルなのだ!

470hp&65kg‐m!ラングラー初のV8モデル

全世界的なムーブメントになっている自動車のエコ化。我らがアメ車も近年はエコブーストだ、EVだと、かつての〝大排気量〟エンジンの面影は薄れる一方。あのJeepシリーズでさえ、2025年までには全車、EV化あるいはハイブリッド化を進めると発表されている。

たとえば人気のラングラー・シリーズも、クリーンディーゼル車や、この12月にはプラグインハイブリッドモデルである「4xe」もリリース。レネゲードにいたってはすでに日本国内でも4xeモデルがリリースされた。

2021 Jeep(R) Wrangler Rubicon 392

ところが、凄いニュースがアメリカから届けられた。なんと、ラングラーに392(6.4ℓ)V8 HEMIエンジンを搭載したモデルが追加された、というのだ。Jeepの目指すところはエコなのか?それともハイパフォーマンスなのか?それとも全車がハイブリッド化する前の打ち上げ花火なのか? 詳細ははっきりしないが、ともあれ、ラングラーにとっては悲願だったV8エンジン。直系JeepとしてはCJシリーズ以来の搭載だ。リリースは年明け早々、2021年1月とのこと。

V8搭載モデルは「RUBICON 392」と称される。4ドアロングのアンリミテッドに470hp&470lb‐ft(65kg‐m)の強烈なスペックの心臓を搭載。0→60マイルはわずか4.5秒、ゼロヨンも2トンオーバーの巨体をたったの13秒で走らせてしまう。こりゃ、とんでもないモンスターだ!

2021 Jeep(R) Wrangler Rubicon 392

ただ、RUBICONではあるものの、トランスファはフルタイム式のセレクトラック4WD(つまりローレンジギア比は2.72)、ファイナル比も3.73と、通常のルビコンより高めだ。フロントのスウェイバーディスコネクトと前後デフロックは装備されているが、このスペックなら、RUBICONではなく、いっそ〝SRT8〟という車名のほうが、しっくりくる気もするのだが。

インテリア装備は“上質” の一言。より進化したUconnect4Cシステムは8.4インチモニターを採用。ディスプレイも従来より一変している。シートはレザー地で、ブロンズのステッチ入り。ステアリング部分には8速ATのパドルシフトも搭載された。もちろん乗車定員は5名となっている。

2021 Jeep(R) Wrangler Rubicon 392

RUBICON 392では従来モデルとは異なるデザインのフードを採用。センターに大きなスクープを設けているが、これはエンジンの冷却効率を向上させるためのもの。もちろんここから採り入れられたエアは吸気されるわけではないので、ウェットコンディションを走る際も水を吸い込んでしまうことはない。

マフラーは左右、それぞれデュアル出しの、計4本テール。V8 HEMIということで、エキゾースト音はかなりイケてるのだが、少々ノイジー?そのため、スイッチで音量を変更できる“デュアルモード・エキゾースト”システムが採用されている。自宅周辺では静かに、爽快に走りたい時はV8サウンドを!

RUBICONとしてはギア比は従来型より相対的に高まっているが、そこは強烈な低速トルクで乗り切れ、ということか?もちろん前後デフロックやフロントのスウェイバー解除機能は備えているので、長大なサスペンションストロークを稼ぎながらのオフロード走破性は、シリーズ最強のレベルだ。

タイヤはBFグッドリッチA/TのLT285/70R17(33インチ)を採用。従来のRUBICON モデルと同様だ。オプションで同サイズのFALKEN M/T も選べる。このパワーならロードゴーイングなオンロードスポーツタイヤでもよかったかも……。ホイールは新デザインの専用タイプ。これはイカす!

ラングラーとしては初めての搭載となるV8。MOPARではおなじみのHEMIエンジンだが、最大排気量を持つ6.4ℓ(392)が採用された。8速ATとの組み合わせで470hp/6000rpm&470lbft(65.0kg-m)/4300rpmを発揮する。4WDシステムはSelec-Trac式、4WDオート/4WDハイ/4WDローのポジションを持つが、ローレンジは従来RUBICONの4.00に対し、ハイギアードな2.72という設定となる。

Rubicon 392 with Jeep Performance Parts

2021 Jeep(R) Wrangler Rubicon 392 with Jeep Performance Parts

RUBICON 392は実際、強烈なエンジンは搭載されるものの、4ドアモデルのみ、AT仕様のみ、ギア比も全体に高め……ということで、オフロードファンにはあまりアピールしないかも? むしろロードゴーイングなMOPARのスペシャルモデル「SRT8」の名を冠したほうがよかったのではないか?また日本に正規で販売されるのか、販売されるとしたら車両価格はいくらになるのか?気になるところではある。それと、JLオーナーであるレポーターには、ハーフドアの設定も興味深いものがある。


PHOTO:FCA
TEXT:高坂義信
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

アメ車が繋いだ深い親子の絆、親子と言うよりむしろ共通の趣味人

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2019 CHEVROLET CAMARO SS STYLING SPORT EDITION / 2017 CHEVROLET CORVETTE Z06

バラ色のアメ車人生
アメ車に乗れば必ずHAPPYになれる!

仕事も一緒で休日も一緒、二人のかすがいはアメ車!

若いオーナーにアメ車に乗るきっかけを聞くと「昔から親が乗っていた」というケースは良くある。ここで紹介する山田さん親子も確かにそうだが、今でも一緒に出かけるというほど仲が良いのは稀だろう。

親子でアメ車談義ができる山田家、それは非常に恵まれた環境と言える

母親と娘の仲が良いのは良くある話だが、父親と息子の仲が良いというのは滅多に聞かない。しかも同じ会社で働いており、休日も2台でドライブに行くと聞けば、なおさら驚かざるを得ない。今回は、そんな山田優さん・湧真さん親子を紹介しよう。

実は取材の前日に連絡があり「天気予報が雨だからクルマを濡らしたくないので時間を変更して欲しい…」とのこと。先入観で判断して非常に申し訳ないが「クルマを骨董品のように愛でるタイプかな…」と想像していた。ところがいざ話を伺うと、お二人は非常にアメ車に対して愛情を持っていることが伝わってきたのだ!

優さんはが初めて買ったアメ車は89年型のアストロ。85年にデビューしたのを雑誌で見て一目惚れし、一度は個人輸入も計画したほど。当時はアストロブームの直前で人の先を行くのが好きだったとか。そのアストロに14年乗り、一瞬だけ日本車にスイッチするが2005年に最終型を購入し2014年まで、ほぼ四半世紀に渡りアストロライフを過ごす。その後カマロを検討するが、音が気に入らなくてマスタングに浮気。

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「ちょうどその時から『クルマの販売だけでなく、購入後もユーザーをサポートする』というウイングオートの活動に共感して、ドライビングアカデミーに毎回参加させてもらっています。パワーのあるクルマを、どうすればうまく操れるのか、しかもサーキットという非日常の場所で、合法的に体験できるのも良いですね。基本的なブレーキの踏み方から教えてもらえるので、非常に勉強になりますし、そんなショップはほかにはないですね。そんな縁もあって、いつかはアメ車乗りの最終目標のというべきコルベットをウイングオートでオーダーして5月に乗り換えました」と優さんは熱っぽく語る。そんな優さんの想いを三人兄弟の長兄である湧真さんは、アメ車に対する熱意を一身に受け継いだと言っても過言ではない。

湧真さんは現在30歳。物心ついた時には既にアストロがあり、左ハンドルのクルマが日常の一部となっていた。キャンプなど遠出の時は広く快適で、それが普通と思っていたそうだ。高校生ぐらいまで具体的に乗りたいクルマはなかったが、キッカケは映画トランスフォーマー。「劇中でバンブルビーを見た瞬間『これだ!』と思いましたね」と、今にして思えば強烈な刷り込みがなされていたのだろう。社会人になるまでは自分のクルマを所有していなかったが、日本車を買って妥協したくない!

ということで、2011年型のカマロを5年前に手に入れる。

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クルマを購入する以前から、休日には二人でバイクツーリングに出かけていたそうだが、カマロが来てからはマスタングと2台で出かけるようになり、今ではお互いに助手席には奥さんを乗せて二組で出かけることもあるとか。湧真さんは2020年、全国20台限定のスタイリングスポーツエディションへとウイングオートにオーダーして乗り換えているが、やはり父親のマスタングがV8だったことも乗り換えた理由の1つ。「パワー、サウンド、ワクワク感がまるで違うので、ついに念願が叶いました」と、優さん同様、楽しげに語る。

今では2台揃ってウイングオートでメンテやカスタムを依頼しており、取材の時も今後の計画をスタッフと検討中。信頼できるショップと巡り合ったことで、二人のアメ車談義はより濃密なものとなっているようだ。

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優さんはサイドスカートの装着を検討しており、湧真さんは今後マフラーの交換や車高調の装着をしてみたいとか。だがマフラーには可変バルブが備わっており、サスペンションは標準でマグネチックライドを採用。それを聞いた瞬間に優さんから「モッタイナイ!」とダメ出しが。父親からNGが出るのは普通だが、その理由がまったく異なるところが面白い。

2019 CHEVROLET CAMARO SS STYLING SPORT EDITION

2019 CHEVROLET CAMARO SS STYLING SPORT EDITION

2019 CHEVROLET CAMARO SS STYLING SPORT EDITION

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以前乗っていた2011年型カマロがV6だったことや、父親のマスタングでV8の魅力を知ってしまったこともあり、今回は迷わずV8をチョイス。「一瞬コルベットも考えましたが…」と言った瞬間、その場にいた全員から「まだ早い!」と再びダメ出しされる一幕も。

湧真さんのカマロは、全国で20台限定販売された、スタイリングスポーツエディション。シャドウグレーというカラーだが、強い光が当たると濃紺に見える妖艶な色調。サイドデカールはDIYで製作。カマロに乗ったことで様々な年齢層のユーザーと知り合えたので、ある意味コミュニケーションツールだと語る。

2017 CHEVROLET CORVETTE Z06

2017 CHEVROLET CORVETTE Z06

2017 CHEVROLET CORVETTE Z06

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エクステリアはスポーティさをさらに引き上げるため、各部ダクトやスポイラー、ディフューザーにカーボンパーツを装着してメイク。以前乗っていたアストロはDIYでメンテナンスも行なっていたが、現在はすべてをウイングオートに任せているそうだ。

C8が発表されたが、優さんがC7を敢えて選んだ最大の理由は、正規輸入モデルが右ハンドルしかないことと、やはりコルベットはFRだと思うから。これまでの愛車も最終型を選ぶことが多く、デビュー直後のモデルよりも熟成された安心感があると語る。

現在58歳の優さん。本当はMT車が欲しかったそうだが、歳を取ってからではスポーツカーに乗れなくなるので一念発起してZ06を購入。6.2ℓにスーパーチャージャーの加速は圧倒的と大満足しているが、早くC7でドライビングアカデミーに参加したい様子だ。

ドライビングアカデミーがキッカケとなりウイングオートとの付き合いはより親密に

マッスルカーを購入しても、それをキチンと操って欲しい。そんな願いから開催されるウイングオートのドライビングアカデミー。プロドライバーによる座学と実践の両面から、安全運転の基礎を学べる。山田さん親子は、以前の愛車マスタングと先代カマロで参加しており、それが縁でウイングオートにカスタムやメンテを依頼するようになり、現愛車(コルベット&カマロ)の購入まで世話になっているとか。現在の愛車ではまだドライビングアカデミーに参加できておらず、開催を今か今かと待ち望んでいる状態だ。

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マスタングオーナーたちをウイングオートがサポート

アメ車のメンテナンスお任せください【WINGAUTO FACTORY】

正規ディーラーでありつつ 様々なカスタムにも対応!

アメ車しかもマッスルカーを好む人々は自然とウイングオートに集結する


Thanks:WINGAUTO
TEL:052-409-5434
HP:http://www.wingauto.co.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載