1/18ダイキャストにもトラックブーム到来!モンスタートラックのド迫力ハンパねぇ!!

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KINGS OF CRUNCH 1/18 MONSTER TRUCK SERIES

IJIRY’S ROOM:Recommend 1/18 scale Model

魅力的なアメ車のミニカーはたくさんリリースされているけど、これぞ「アメリカン」なモンスタートラックの1/18 スケールダイキャストシリーズの「キングス・オブ・クランチ」がグリーンライト社が展開開始!この迫力のアピアランスをご覧あれ!!

ビッグスケールでモデル化された「化物」トラック

今も昔もアメ車のミニカーのもっともポピュラーなのは1/18スケールのいわゆる「ビッグスケール」だろう。これまではモデル化のメインストリームは、マッスルカーやスポーツモデルだった。そんな中、今やアメリカのミニカーメーカー界の巨人:グリーンライト社が、モンスタートラックのシリーズ「キングス・オブ・クランチ」をスタートさせた。

2019年から展開されているシリーズだが、その第一弾として、モンスタートラックの元祖である「ビッグフット」が発売され、その後、数バリエーションがリリースされている。その魅力は、何と言っても、そのデカさとド迫力。これぞアメリカンなカテゴリーのダイキャストミニカーを堪能していただきたい。

1/18 GREENLiGHT:BIGFOOT #1 THE ORIGINAL MONSTER TRUCK
1974 FORD F-250

1/18 GREENLiGHT:BIGFOOT #1 THE ORIGINAL MONSTER TRUCK 1974 FORD F-250

1/18 GREENLiGHT:BIGFOOT #1 THE ORIGINAL MONSTER TRUCK 1974 FORD F-250

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オリジナルのモンスタートラックとなる「ビッグフット」。この伝説的なマシンが1/18スケールダイキャストとしてグリーンライトから登場。こちらの初期仕様は48インチタイヤを装着しているが、その後66インチ仕様もリリースされている。ギミックはボンネット、左右ドア、テールゲート。残念ながらサスペンション機構やステア機構は再現されていない。とはいえ、このド迫力は他に類をみないもので、超オススメのミニチュアだ。

1/18 GREENLiGHT:JEFF DANE’S KING KONG
1975 FORD F-250

1/18 GREENLiGHT:JEFF DANE'S KING KONG 1975 FORD F-250

1/18 GREENLiGHT:JEFF DANE'S KING KONG 1975 FORD F-250

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こちらは初の66インチタイヤを装着したモンスタートラックとして知られる「キングコング」。ギミックはビッグフットと同じだが、66インチタイヤ装着により、より巨大でド迫力となっているぞ!

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上の写真は、左が66インチタイヤ装着のキングコング、そして48インチタイヤ装着のビッグフット。その横には比較用に32年型フォードのストリートロッド、さらに1/18のフィギュアを並べたがモンスタートラックの巨大さが分かってもらえるだろう。

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上の写真は、通常の1/18 スケールのパッケージと「キングス・オブ・クランチ」の比較。ミニカーがデカいだけに、当然ながらパッケージもデカい! 価格もビッグに2万円前後を覚悟しておこう(汗)。

モンスタートラックってナンダ?!

オフロードマニアのボブ・チャンドラーが愛車の74年型F250をモディファイしてレースに参戦する中、市販されているパーツでは満足がいかず、自ら4駆専門のパフォーマンスセンターを開業。モディファイを重ねた愛車は、79年には軍用車の48インチ・タイヤを装着し、4WS機構を導入。超巨大なタイヤを装着したことから、“ ビッグフット” と命名。ここで世界初のモンスタートラックが誕生した。当初はトラクタープル(牽引レース)やカーショーに参加していたが、ふざけて廃車を踏み潰すシーンをビデオに収めてショップで流していたところ、それを見たイベントプロモーターが、イベントの余興として同等のパフォーマンスの披露を依頼。その圧倒的なパフォーマンスは爆発的な人気となり、一つのショーイベントに発展。現在ではモンスタージャムとしてメジャースポーツ並みの人気を誇っている。近年日本国内でも開催され、日本人ドライバーも誕生している。モンスタートラックのパイオニアが“ ビッグフット” なのに対して“ キングコング” は、初めて66インチ・タイヤを導入したマシンとしてモンスタートラック史上外せない存在なのである。

GREENLIGHT:www.greenlightcollectibles.com


※今回紹介しているミニカーには絶版品も含まれます。プライスも含め入手できるかどうかは「マリブホビーズ」に問い合わせてみよう。どんなレアモノでも世界中から探し出してくれるのでノープロブレムだ。

◆マリブホビーズ tel:0480-85-7306 http://www.malibuhobbys.com/


★ Photo: 古閑章郎
アメ車マガジン 2020年 5月号掲載

【JLラングラー】グレード間の違いを検証 先進・洗練・余裕か?標準・精悍・経済性か?

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ALL-NEW Jeep WRANGLER
VERIFICATION JL WRANGLER

あちらを立てれば、こちらが立たず…な検証

日本仕様のラングラーのグレードは、これまでどおりサハラとスポーツをベースに展開(スポーツにはロングとショート、やがてここにルビコン・ロングが加わる)。しかし、今回はパワートレインの違いが存在し、また、アッパークラスに採用される装備をサハラに設定したこともあり、選びづらさがある。

それもそのはず、サハラの仕立てはまさに先進性と洗練さを狙ったもので、ハードトップとオーバーフェンダーはボディ同色のほか、18インチアルミホイールとHTタイヤ、LEDを用いたランプ類を採用。インテリアはレザーシート(ローンチエディションの特別仕様装備)、サブウーハーを備えたプレミアムスピーカーまでが標準装備だ。

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一方スポーツは、ブラックのルーフ&オーバーフェンダーを特徴とし、17インチアルミホイールとATタイヤ、ランプ類はハロゲンだが、このアンリミテッドにのみ2.0ℓターボエンジンが搭載されている。

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また、リアシートも違う。シートの基本形状こそ変わらないが、サハラのリアシートセンターには引出し式のアームレストがあり、そこにカップホルダーを設置。一方スポーツはアームレストがなく、カップホルダーはセンターコンソール後方の足もとに。ここにサハラはUSBコネクターとAC電源、さらにスマホを置けそうなポケットまでが設置されていた。

ちなみに編集部的には、2.0ℓターボエンジンのパフォーマンスに打ちのめされ、ボディ非同色のブラックフェンダースタイルが好みであることからスポーツ一択…と思いきや、セカンドシートのアームレストやLEDランプの存在から、サハラも捨て切れないと嘆く。購入するなら2ドアと決めているレポーター・ヨシダはもはや選択の余地なし…。

安全性能についてはそれほど違いはないが、ブライドスポットモニター/リアクロスパスディテクションや前後の近接センサーを用いたアラートはサハラにだけ標準装備(スポーツはリアセンサーのみを搭載)。その他、リアバックアップカメラ、エレクトロニックロールミティゲーション付きESPなどは全車が採用だ。先述したとおり、イマドキの先進安全装備は未採用だが、本国ですでに発表された2019年モデルに、アクティブブレーキ(日本での表現は自動ブレーキ)やアダプティブクルーズコントロール(先行車追従型クルーズコントロール)などの採用もアナウンスされている。

コスト面で考えても選択の悩みは尽きず…追加登場予定のルビコンも含む検討をしてみて欲しい。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]SPORT

SAHARA

スポーツはフェンダーやルーフが樹脂ブラックであるのに対して、サハラはボディ同色を採用。またヘッドライト、デイライト、フォグランプ、テールランプといったあらゆるランプもスポーツがハロゲン、サハラがLEDと違う。また、フォグランプベゼルはスポーツがブラックだが、サハラはシルバーで存在感を強調。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]SAHARA

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SPORT

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エンジンが異なるのはすでに解説したとおりだが、それに合わせてメーター内のレッドゾーン表示が異なっている。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]SAHARA

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SPORT

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ジープブランド最新の第4世代Uconnectにも違いがある。スポーツはナビレスでモニターは7インチだが、サハラはテレビチューナー付ナビシステムに8.4インチモニターのユニットを標準装備。いずれもApple/CarPlay、Android/Android Autoと接続し、スマホを持ち込んだ使い方ができる。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]_N6I6198

Uconnect搭載により、電子ガジェットを使う機会は増えるため、インパネ、センタークラスターには接続用に、メディアハブと呼ばれるUSBとAUX端子を備えたスペースを設置。ちなみに、USBコネクターはもっとも一般的なAタイプに加えて、Cタイプも設定している。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]SAHARA

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ステッチ入りの手縫いのレザーパッドをインパネやドアトリムに採用し、プラチナクロームベゼルのアクセントなどをさりげなく追加したサハラに対して、スポーツは金属調の質感のインパネで、シルバー加飾は少なめ。なお、ラゲッジルームのサブウーハーもスポーツには未装備だ。また、撮影したサハラには純正アクセサリーのオールウェザーフロアマットが塔載されていた。

※一部の左ハンドル仕様は海外仕様の写真となります。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]SAHARA

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リアシートは形状こそ同じだが、フロントシート同様に表皮が異なる(レザーとファブリック)。さらにアームレストの有無や、それに付随するカップホルダーやUSBコネクター/AC電源の有無も異なる。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

編集部の最終決断

言葉にすると簡単だが、本記事で比較した箇所によって、全体の雰囲気はかなり変わっている両グレード。しかも、よく見ればフューエルカバーの有無という相違点もあった…。同じボディカラーで見たら、違いはより顕著だろう。そんなわけで、編集部としては「決断できず!」という回答。

ムリと思いつつ、希望だけは出してみたい!それは…アンリミテッドスポーツ搭載の2.0ℓターボエンジンと、採用したブラック外装、サハラのLEDランプ類と8.4インチモニタのテレビチューナー式ナビ、そしてアームレスト付きリアシートを備えたモデルが編集部の理想だ!と。読者諸兄も、悩んでみて欲しい。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]TEXT&PHOTO:編集部[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 3月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

JKラングラー×DIYカスタムはアウトドアでのカッコ良さの追求です!

JEEP女子、2013 ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ

2013 Jeep JK Wrangler Unlimited Sport owner : Zuu

AWESOME JEEP やっぱり「ジープ」がカッコイイ!

「街中で見た瞬間に、Jeepラングラーが欲しいって思いました(笑)」と素敵な笑顔で取材に応えてくれた21歳のずーさん。2013年型のジープ・ラングラーアンリミテッド(JK)のスポーツが彼女の今の愛車だ。

2013年モデルのコマンドグリーンにラブ♡

「大きくて四角ボディに丸いヘッドライト、それとコマンドグリーンのボディカラーが購入の決め手となりました。キャンプや釣りにスノーボードなど、アストドアが大好きなので、JKラングラーは私にとってベストな選択だと思っています」と話してくれたのは、2013年型ジープ・ラングラーアンリミテッドのスポーツに乗るずーさん。毎日の通勤のほかに、キャンプや釣りにスノーボードなどで大活躍していて、アウトドア好きな彼女の休日を楽しくする最高のクルマだ。

「スタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えるタイミングで、今のタイヤ&ホイールを購入しました。ホイールはMLJのXTREME‐J XJ04でタイヤはBFグッドリッチのオールテレーンT/A KO2。いろいろなタイヤとホイールを見て、一番気に入ったのがこの組み合わせでした。ほかにはDIYでのカスタムも行なっています。ハンドグリップはインスタでその装着方法を勉強しながら取り付けましたし、フューエルカバーとテールレンズガードの装着も自分でやりました。テールレンズガードは艶アリをマットブラックへとペイントして装着しています。塗装屋の友人に教わりながらスプレーで塗り直しました」。

2013 ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ

2013 ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ

カッコ良さの追求、その結果がJKラングラーという選択とその後のカスタムをずーさんが行なっている理由だ。しかし、維持は大変ではないのだろうか?「税金とガソリン代はかさみがちですが、大好きなクルマなので大きな問題ではないです。それよりも、気温が低くなるとなぜか繋がりが悪くなるブルートゥースのオーディオを何とかしたいです(笑)」。

今後もカスタムを続けていくとのことで、その様子は彼女のインスタグラム(_jeep_olllllllo_)で見ることができる。そしてもうひとつ、この9月にシボレー・C‐10に乗る旦那さんと入籍したばかり。ご結婚、おめでとうございます!

2013 ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ

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キャンプやスノーボードなどでも大活躍するというラゲッジには、ボディカラーとマッチさせたお気に入りのブランケットを敷く。ハンドグリップはフロントのみならず、しっかりリア側にも装着。これもインスタを見ながらずーさん自身で装着したもの。

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JEEP女子、2013 ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ

その装着には、テールレンズを外す必要のあるフューエルカバー。これも自ら装着したとのこと。テールレンズガードは、マットブラックのスプレー塗料を使い、友人に教わりながら塗ったそうだ。

MLJのXTREME-J XJ04とBFグッドリッチのオールテレーンT/A KO2

JEEP女子、2013 ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ

ホイールとタイヤはMLJのXTREME-J XJ04とBFグッドリッチのオールテレーンT/A KO2(LT285/70R17)を装着。あれこれ調べた後に、ワイルドなそのデザインに惹かれて購入を決意したとのこと。

2013 ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ

FRPトップゆえに夏は暑く冬は寒い傾向にあるが「それもジープだから体験できる魅力のひとつです」というずーさん。実は高校時代に全日本アマチュアボクシング大会で優勝経験を持つ!


JLズラリのWHAだから 安心して初アメ車に挑戦できた

大きなクルマに乗りたい。そんな彼女が選んだのは、可愛らしい雰囲気とは対局のJKラングラー。

四角いカタチをしたいわゆる四駆が好き ジープラングラーアンリミテッド RINA ☆ アメマガガール

純粋に見た目だけでラングラーアンリミテッド・ルビコンをセレクト。しかもサハラエディション!


THANKS:MLJ
TEL:03-5473-7588
HP:https://www.mljinc.co.jp


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原

アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

古き良き時代のアメリカを連想させるファームトラックスタイル

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1952 CHEVROLET 3100 Owner :TATSUYA

AMERICAN VINTAGE TRUCK OWNER’S VOICE

まだ20 代前半と若いが、惹かれるのはビンテージモデルばかり。彼をそうさせたのは中学生の頃に見た、映画「アメリカン・グラフィティ」。シーンに登場するフォード・デュースクーペやシボレー・210のカッコ良さに、大人になったら自分もと思いを馳せ、手に入れたのがシボレー・3100だった。

アメリカン・グラフィティがビンテージトラックへと導く

ハリウッド映画がアメ車に興味を抱いたキッカケだったという人は数多くいる。紹介するTATSUYAさんもその一人で、聞けば「アメリカン・グラフィティ」が強く印象に残っているという。劇中では主人公が乗る1932年型フォード・デュースクーペを筆頭に、若きハリソン・フォードが1955年型シボレー・210に乗り主人公とゼロヨン勝負をするといったシーンを見て衝撃を受けたそうだ。ちなみにそれを見たのはまだ中学生の頃。今は20代前半と若い彼だが、惹かれるのはビンテージモデルばかり。

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1952 CHEVROLET 3100

免許を取得する時点でアメ車を購入することを決めていたTATSUYAさんが最初に目を付けたのが1989年型フォード・F‐350。このクルマをセレクトしたのは、元々リフトアップが施されて迫力満点だったことと、バイク用のトランポとしても最適だと思ったこと。もちろん現車を確認しにいったその日に即決したのは言うまでもない。映画の背景からすると新しめではあるものの、初めて手にする愛車としては大満足。

そして、それから数年が経過したある日のこと、アメリカンクラシックスを訪れるとそこには真っ赤なビンテージトラックが並んでおり、それはFOR SALEとのこと。F‐350に乗りつつも、いずれはあの映画の世界観に触れられるクルマに乗りたいと思い続けていただけに、もはやこれは運命的な出会い。ショップもTATSUYAさんの想いを知っていたため、彼を見るなり〝SOLD OUT〟のボードを置いたというエピソードがニクい。オリジナルのエンジンでもバリバリ普段の足として使い倒している。

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V8に載せ替えられていることが多かったりもするが、この3100はオリジナルの直6エンジンを搭載したまま。「普段の足として問題なく乗れます!」と話していたが、やはりいずれはV8に載せ替えて“ 羊の皮を被った狼” 的仕様にしていきたいという思いを抱いている。

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できる限るオリジナルルックに近付けるためエクステリアをデチューン。ホイールは元々装着してあったものからショップに転がっていた鉄チンへと交換。リアバンパーやテールレンズのサビはそのまま生かしつつ、ベッドの木枠をDIYで新設して、ファームトラックっぽさを演出。

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インテリアもオリジナルに近付けるべく、元々装着してあったレカラのステアリングから純正に戻して、当時の雰囲気を体感しながらドライブできる仕様へ。

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リアウインドーに張ってあるこのステッカーは、この3100を所有していた前のオーナーが所属していたオーナーズクラブのもの。TATSUYAさんが自身のSNSにアップしたのを目にしたクラブメンバーからコンタクトがあり、彼らから3100にまつわる話を聞いてさらに大切にしようとの思いを深めた。


SHOP INFORMATION
AMERICAN CLASSICS【アメリカンクラシックス】
住所:神奈川県高座郡寒川町小谷4-1-41
TEL:0467-75-2221
HP:http://www.american-classics.com
定休日:木曜日(水曜日隔週休み)

アメリカンクラシックス


PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

ロッククロウリングで競い、常にブラッシュアップし進化するYJラングラー

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1991 Jeep Wrangler YJ with 5.9L Magnum V8

やっぱい乗るなら4WD・SUVでしょ!? Enjoi 4wd&SUV LIFE

OCJCのロッククロウリング競技会では、常にトップ争いをするアグレッシブな走りを見せるこのYJ。オーナーの強いこだわりと、ホールショットの高い技術が結実したマシンだ。

限りなく手間と時間をかけて常に進化させる。

このラングラーYJ、オーナーが手に入れてから既に15年が経つというが、全く古さを感じないどころか、独特のオーラをとき放っている。

常に進化をし続けて、ブラッシュアップした結果、「元から残っているのは、ボディとフレームくらい?」との事。

そんなYJとの出会いは、たまたま会社にあった地元紙の個人売買欄で見つけたそうだ。以前乗っていたランドクルーザーがディーゼル規制にひっかかる事もあり、乗り換えを決意。

1991 Jeep Wrangler YJ with 5.9L Magnum V8

ちょうどその頃、日本でもロッククロウリング大会が初めて行なわれ、以来ロックにハマり、ホールショットと共にアップデートを繰り返す日々。2009年にはグアムで催されたスモーキンホイールズのロック大会にもこのYJを持ち込んで参戦。さらにその後、奈良でバック転を決めてしまい、直すついでに現在の鮮やかなグリーンにオールペン。その後、たまたまドナーとなるデュランゴが出てきて、載っていたのが、R/Tと呼ばれる5.9ℓのマグナムV8だった事もありエンジンを換装してしまう。

オーナーにお気に入りの点を聞くと、「ミッキーグリル」。確かに角目ライトのYJにこの形状のグリルは珍しく、聞けばTJ用の流用ではなく、ベンダー職人がいくつものカーブのRを組み合わせ誂えたワンオフ品だそうだ。

このYJの走りは、OCJCのロッククロウリング大会で観れるので、一度、ぜひその脅威の走破性を、観て欲しい!

ダッジ・デュランゴに搭載されていたR/T 5.9ℓのマグナムV8エンジン

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一見純正のように綺麗にに納まっているエンジンは、実はダッジ・デュランゴに搭載されていたR/T 5.9ℓのマグナムV8エンジン。アメリカンV8ならではの豪快なサウンドを奏でる。合わせてミッションもデュランゴのものが移植されている。

1991 Jeep Wrangler YJ with 5.9L Magnum V8

1991 Jeep Wrangler YJ with 5.9L Magnum V8

ロールゲージやバケットシート&4点式シートベルトを装備するスパルタンなコクピットは、このYJがメインとするステージのロックセクションの過酷さを物語っている。またテールゲートは実用面でも便利なジープCJのドロップダウンテールゲートが移植される。

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レースラインのビードロックホイール「モンスター」

マキシス・トレパドール・コンペティション40x13.50R17

数々の戦歴を物語るキズが多数残る下回り。ロッククロウリングという競技の特性上、岩の上を這う様に走るのでガード類の装備は重要だ。ロアアームは超々ジュラルミン7075と呼ばれる素材で作られており、卓越した強度を誇る。またホイールはレースラインのビードロックホイール「モンスター」、タイヤはロッククロウリングでは最強の性能を誇るマキシス・トレパドール・コンペティション40×13.50R17を履く。


Hall Shot
TEL:0568-33-4900
URL:http://www.hallshot.jp


■写真&文:キサキデザイン
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

家庭用エアコンの出張分解洗浄業のサービスカーとして活躍するのがアストロだ

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1998 CHEVROLET ASTRO

AMERICAN VEHICLES FOR THE JOB/COMMERCIAL VEHICLE
アメリカ的“ 働くクルマ”がカッコいい!!

綺麗好きが高じてエアコンの分解洗浄を仕事に!

兵庫県全域を中心に家庭用エアコンの出張分解洗浄業を営むユウキさん。そのサービスカーとして活躍するのがアストロだ。出張先の駐車場でも困らないサイズ感と、道具+仮眠スペースまで確保できる室内空間はまさにベストチョイス!

ピースフルなペイントはイベントでも注目の的!

あいのりのラブワゴンや、南国リゾートのスキューバダイビング送迎車。第一印象はまさにそんな感じのアストロを初めて見たのは、2019年に行なわれた滝畑ダムでのミーティング。その時はノリで本国のそれっぽい演出を取り入れているのかと勝手にイメージしていたのだが、話を進めていくとコレ一台で高級住宅街から日本海沿岸、それに淡路島まで、兵庫県ならどこへでも出張エアコンクリーニングに出向いているとのこと。まさに今回の企画にピッタリだと連絡を取ると潔くOK。せっかくなら洗浄作業を撮影させて欲しいと筆者の自宅子供部屋のエアコン洗浄を依頼した次第。

エアコンクリーニングと聞くと半日は覚悟して挑んだのだが、作業時間はスタンダードなタイプで約1時間、おそうじ機能付きでも2時間程度とスピーディー。到着から10分足らずで手際よく分解、各部養生を済ませて洗浄ガンを片手に洗浄を始めると、5年ほど放置していた我が家のエアコンから褐色の汚れがみるみる落ちていく。外したパーツは風呂場やガレージのホースを借りて専用のアルカリ性洗浄液で汚れを落とし、乾燥後に再び組み立ててあっという間に完成。手順を文字にすると簡単そうに思えてくるが、分解一つにしても長年の経験や知識、作業効率向上の賜物であり、決して素人が真似できるものではない。

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また、興味を持ったらとことん追求する姿勢は仕事のみならずカーライフにも通じるものがあり、アメ車をこよなく愛する彼の家には自家用(バンデューラ)、妻用(PTクルーザー)そして仕事用のアストロと3台すべてアメ車で揃える徹底ぶり。

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1998 シボレー アストロ、1998 CHEVROLET ASTRO

1998 シボレー アストロ、1998 CHEVROLET ASTRO

1998 シボレー アストロ、1998 CHEVROLET ASTRO

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ヤナセ物のディーラーモデルをベースにタカラ塗料で刷毛塗り。ベースの青はクリーンなイメージにマッチしており、ファニーなトリコロールカラーのロゴももちろん自身が筆で描いた愛嬌溢れるペイントワーク。リアゲートに描いた兵庫県全域の地形をモチーフにした本国風のカバーエリアマップが粋!レンズ類はすべて新調しており、フェイス周りもスッキリした印象。

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出張する際はできるだけ渋滞する時間をさけて、効率よく移動を心がけているため、早朝に出発して約束の時間まで現地周辺で仮眠することも多い。その際、荷室に作られた仮眠スペースが大活躍。

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フィルターを取り外して掃除したり、市販のスプレー洗浄剤も多少の効果はあるものの、エアコン内部をしっかり洗浄しようとすると分解しなければ不可能。また、奥に潜むカビや菌を放置しておくと、室内に悪い空気を電気代を使って放っている様なもの。できれば毎年、少なくとも二年に一度は洗浄を行なった方がベター。


エアコンクリーニング専門店 LOVE JUNCTION
TEL:080-4649-7140
URL:https://love-junction-kawabata.crayonsite.com

兵庫県加古郡稲美町を拠点に淡路島から豊岡市までの兵庫県全域出張作業OKのエアコンクリーニング専門店「LOVE JUNCTION」。185cmの長身を生かしてかゆいところはもちろん、高いところにまで手が届く、綺麗好きで几帳面なオーナー自ら、汚れたエアコンを徹底洗浄!

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PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 5月号掲載

【JLラングラー】現代基準の補強・軽量のバランスを図り、伝統的本格派の機能をさらに熟成した

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ALL-NEW Jeep WRANGLER
MECHANISM JL WRANGLER

新世代のターボユニットを採用しつつ、熟成のパワーユニットも残して、8速AT化したトランスミッションを組み合わせる新型。もちろん本格派としてのハードウェアたる部分…ラダーフレーム+リジッド・サスは進化させつつ、今回、パートタイムモードを持つフルタイム4WDシステムを新採用したこともニュースのひとつ。どう走りに影響を与えるのか?[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

本質的な設計思想は不変しかし中身は大幅に進化

新型ラングラーは、ヘビーデューティモデルには必須のハードウェアである「ラダーフレーム・ボディ別体構造」「リジッドサスペンション」などをこれまでどおりに採用し、さらに制御を加えることで並みいるライバルと比べてもトップクラスのオフロード走破性を手に入れた。一方で、軽量化やチューニングの手法を用いて燃費・環境性能を高めたり、さらに日常、つまりオンロードにおける快適性を大きくブラッシュアップしていることもトピックだ。

新型ラングラーが採用するラダーフレーム・ボディ別体構造は、ボディ・オン・フレームとも呼ばれ、Jeepに求められる性能をシミュレートすることで可能な限り軽量に、なおかつできるだけ強固に仕立てられた。とくにフロントセクションの強度を上げたことで、ハンドリングに正確さや明確さを提供できるため、誰もが〝オンロード性能が高められた〟と体感できるようになっている。

ちなみに、フレームとボディを繋ぐボディマウントは、2ドアが8個、4ドアで10個。ボディには軽量化を狙ってアルミ素材を採用し(ドアやドアヒンジ、フェンダー、エンジンフード)、スイングゲートにはマグネシウム素材を用いていることもポイント。

なお、安全性能については、ブライドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、リアバックアップカメラ、エレクトロニックロールミティゲーション付きESPなどを採用。イマドキの先進安全装備は未採用だが、本国で発表された2019年型には、アクティブブレーキ(日本では自動ブレーキと表現されるもの)やアダプティブクルーズコントロール(先行車追従型クルーズコントロール)ほかの機能の採用がアナウンスされている。

さて注目のパワーユニットは、先代途中から採用されたV6/3.6ℓをリファインして搭載。2モードのバルブリフト量を与えたVVLを採用し、パワーを必要としない時にはローリフトモードに、いざパワーが必要な場合はハイリフトモードへ切り替えることで、ポンピングロスを低減。結果、燃費や環境性能も高まった。パワースペックは実は大きく変わっていないが、実際に試乗すると低回転域のトルクの太さや8速ATの存在も手伝って、トルクバンドが広がった印象だ。

新採用の直4/2.0ℓターボエンジンはV6より高トルクを発生させつつ、一方で経済性に優れるという相反する性能をバランスさせたユニット。同じ直4でも、2代目までのラングラーが採用していた経済性のみを重視した直4とはポジションが大きく異なっている。実際、エンジン自体の価格もV6エンジンより高く設定されている。ターボユニットゆえオフロードでのレスポンスは気になるところだが、タービンにツインスクロール低慣性タイプを採用し、電子制御式ウエストゲートを組み合わせることで、遅れを感じさせないレスポンスとターボならではのハイパワーを提供。のちほどのインプレッションでも触れるが、不満はまったくないのだ。

このユニットはグローバルミディアムエンジンアーキテクチャーファミリーに属している。つまりグループ内共用をベースにつくられており、その細部は異なるが日本ではアルファロメオ・ジュリアに搭載されたユニットと多くを共用。両ユニットとも使用燃料はレギュラーで、新たにアイドリングストップ機能が加えられた。

そこに組み合わせた8速ATは、ジェントルなシフトフィールとストレスを感じさせないシフトスピードを実現。さらにワイドかつクロスレシオであり、ラングラーの走りにパワフルさを与えながら快適性も提供する。

サスペンションは先代と変わらず前後共に5リンク式コイルリジッドを採用。ただし、バネレートやダンパー設定の見直し、さらにロールセンターを高くし重心高とのバランスを取ることで、しなやかに動くサスペンションフィールを手に入れた。つまり乗り心地を高めただけでなく、路面追従性も良くなり、オンロード/オフロード性能共に向上。引き上げられたハンドリング性能もフレームだけでなく、このサスペンションの性能アップによるところも大きい。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]_N6I3002

あらゆる本格派4WDでささやかれるように、デビュー前、新型ラングラーのサスペンションについても独立懸架式になるのでは? という噂もあった。だが、登場してみれば、これまで通りに5リンク式コイルリジッドを採用している。

同様に本格派モデルの証明であるラダーフレームは、ボディ・オン・フレームを採用。そのフレームの外側にアッパー2本、ロア2本の鍛造スチール製コントロールアームを配置して、横方向の位置決めを担うラテラルロッドを組み合わせる。

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ダンパーとボディマウントのチューニングにより、オンロードの快適性を大きく引き上げた。リアダンパーはバウンドの際にストレスなく動くように斜め向きに配置。

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これまでラングラーの4WDシステムはパートタイム式のみだったが、新型はパートタイムモードを持ったフルタイム式のセレクトレックフルタイム4×4を採用。この形式は、古くはXJ型チェロキーが採用したシステムで、簡単に言えば「基本はフルタイム4WDで、2WDモード/センターデフロックを備えたもの」と言える。

フルタイムモードは状況の変化に捉われずドライビングでき、2WDは経済性を求めた走りが可能。センターデフロックモードは悪路走破性を大いに期待できるし、もちろんローレンジも備えている。ただし、タフさの面ではパートタイム式に劣る面があるのも事実であり、日本仕様でのパートタイム式復活を願う声もなくはない。

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乗用車ベースのSUVでも採用しているヒルディセントコントロールを装備。坂道での停止時からの発進で、車両が後退しないように制動を与えてくれるヒルスタートアシストも同様に装備。

サブトランスファ 変速比
ラングラーサブトランスファ比
副変速比 高 1.000
副変速比 低 2.717
最終減速比 3.454

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新型では、太いトルクとジェントルな吹け上がりが魅力のV6/3.6ℓエンジンに加え、低燃費とターボならではのパワーフィールを特徴とする、直4/2.0ℓターボをエンジンとして設定。いずれも優劣つけがたいアドバンテージがあり、自らの好みで選ぶことをオススメしたい。もし、オフロードへ出掛ける機会が多いならば低回転域から高トルクを発生し、トルク変動も少ないV6がオススメだろう。一方、日本でのラングラーの乗り方に向くのは2.0ℓターボの方だが、現時点ではアンリミテッド スポーツとの組み合わせのみだ。

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いずれのユニットも、アイドリングストップシステムを採用。

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2.0-L TURBO I-4
最高出力 272ps/5250rpm
最大トルク 40.8kg-m/3000rpm

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3.6-L PENTASTAR
最高出力 284ps/6100rpm
最大トルク 35.4kg-m/4100rpm

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8AT

遊び心も描かれるシフトノブは、本格派としてグローブをしたままで握りやすい太い形状を採用し、ゲート式ではなくなった。日本仕様に合わせてシフトポジション表示は、しっかりとドライバー側の右側に表示される。

トランスミッションはATのみで、ギア数はこれまでの5速から一気に8速へと進化。ワイドかつクロスさせたギアレシオはもちろんのこと、6速は直結、7/8速をオーバードライブとしたことで低燃費性能を実現。また高速走行時におけるNVH(音振)を大幅に低減している。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

新型ラングラーの安全装備

今後の展開も気になるがこれまでは未採用だった装備を数多く塔載

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安全装備については、イマドキの最新鋭装備を纏った車両に比べるとまだ…な部分はあるが、オフロード4WDとしては十二分な装備を誇る。例えば右ページ上写真にある通りフロントのデュアルエアバッグ/サイドエアバッグを採用したり、さらにESP、速度感応式オートパワードアロックのほか、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション(サハラのみ)、リアバックアップカメラなども。近接センサーを用いたアラートはサハラについては前後に装備している(スポーツはリアのみ)。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]TEXT&PHOTO:編集部[/vc_column_text][vc_separator][vc_column_text]アメ車マガジン 2019年 3月号掲載[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

軽量化を伴ったカスタムを 施すエルフォード・JLラングラー

2019 Jeep WRANGLER ELFORD-OFFROAD 

ELFORD OFFROAD 2019 Jeep WRANGLER JL

やっぱい乗るなら4WD・SUVでしょ!? Enjoi 4wd&SUV LIFE

ワイルドさとともにスタイリッシュにハイセンスにラングラーをブラッシュアップ!

エルフォードのオリジナルホイールであるブラッドストック。そのファーストモデルの誕生から22年の時を経て耐久性と軽量化を両立・実現した「ブラッドストックワンピースSL」が登場。その注目の新ホイールを筆頭に、様々なスタイリッシュパーツを身にまとったJLラングラーに注目したい!

日本の高い技術力と優れたデザインセンスを投入し、オリジナルブランドであるエルフォードを中心に、SUV用のカスタマイズパーツを数多くリリースしている明和。2020年のオートサロンに展示したのは、エルフォードが培ってきた伝統に新たな革新を加えた、最新型のジープ・ラングラー(JL型)のデモカーであった。

2019 Jeep WRANGLER ELFORD-OFFROAD 

「ELFORD Light Weight SUV Style」という新たなカスタムコンセプトを取り入れ、ヘビーデューティなSUVカスタムに陥りがちな重くなるというネガティブ要素を払拭していることが特長。軽量化を伴ったカスタムメイクを施すことにより、スタイリッシュなエクステリアを手にすると同時に、走行性能や燃費の向上、さらには快適性の向上も期待できるのだ。「軽量化」というと軽い反面、堅牢性に疑問を抱きがちだが、SUVパーツメーカーとして培ってきた技術とノハウを投入し、タフという魅力を失うことなく、ライトウェイトを実現している。ジープ・ラングラー(JL型)では、具体的な数値も示されており、20インチのブラッドストック1P×3インチのトーヨーオープンカントリーというタイヤを履きながらも、ノーマルから70kg以上の軽量化に成功。

スタイリッシュなだけでなく、軽さから来る様々な好影響を期待できるカスタムが、エルフォードの新しい提案なのである。

2019 Jeep WRANGLER ELFORD-OFFROAD 

「ELFORD Light Weight SUV Style」へとカスタムされた、30mmの車高アップを施した新型ジープ・ラングラー(JL型)。フロントセクションでは、USルビコン仕様を彷彿させるフロントバンパーカウルとエアロボンネットが特長。サイドは片側25mmワイドとなるオーバーフェンダーを装着し、20インチ×7.5Jの「ブラッドストック1Pスーパーライト」ホイールに、トーヨーのオープンカントリーを履かせて収めている。リアセクションは、背面のスペアタイヤは外されスムージングパネルを装着ハイマウントストップランプをリアガラスに装着するという拘りも見せ、4本出しのウルトラマフラーもインストール。

エクストリームフロントバンパーカウル

USルビコン仕様よりも、さらにワイルドかつスタイリッシュな印象を与えるエクストリームフロントバンパーカウル。

FRP製のオーバーフェンダー

片側で25mmワイドとなるFRP製のオーバーフェンダー。灯火類の法に合致しているため、ヘッドライトを移設する必要はない。

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3.6ℓのV6エンジン用のウルトラパフォーマンスマフラー(4本出し・デュアルタイプ・タイプX)。保安基準適合品だ。

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スペアタイヤを外したテールゲートに装着するリアスムージンパネル。ハイマウントストップランプはリアガラスの内側へ移設することになる。

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6ホールのリボルバーデザインとして人気のBLOODSTOCK 1PIECE SUPER LIGHTアルミ(20int×7.5J)。

30mmのハブセントリックホイールスペーサー

よりワイドなエクステリアを演出するため、30mmのハブセントリックホイールスペーサーを装着している。

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30mmの車高アップを可能にしつつ、優れた走行安定性を提供する、オリジナルコイルスプリング。

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優れた操作性とメタルによる個性的なデザインが特長のビレットシフターセット(ガングリップタイプ)。

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スタイリッシュなデザインのリアルイタリアンレザーでスマートキーを保護する、本革スマートキーケース。

カスタムコンセプトを実現するための超軽量20インチホイールが登場!

ブラッドストック・ワンピースSL

今回新たに20インチのブラッドストック・ワンピースSLをリリース。SLとはスーパーライトの略語。4WDに要求される高い耐久性はそのままに、軽さという性能を実現するために、新たにフローフォーミング技術を採用。鍛造ホイールに迫る強度や軽さを実現しつつ、鋳造ホイール同様のデザイン性や価格を実現している。

さらに、ブラッドストック・ワンピースSLには、他のホイールにはない独特のシステムを採用。アンチリークシステムとインナーロックシステムと呼ばれるもので、タイヤと接するリム部分に突起を設け、エアー漏れやタイヤがホイールから脱落するビード落ちを防止。イメージとしてはOリングが入っているようなもので、オフロード走行時にエアーを落として走る機会が多いが、そういった場面で真価を発揮すると言えるだろう。

ちなみに20インチでありながら、国産鍛造ホイールと同等の11.5kgを実現。新世代のヨンクに乗るのなら、新世代のアイテムでカスタムも行ないたいものだ。

SPECIFICATIONS
ラングラーJL/ELFORD-OFFROAD SPEC.

●タイヤ&ホイール
OPEN COUNTRY M/T(30×12.50R20LT)
BloodStock One Piece SL(20×7.5J+45)
ELFORD ハブセントリックホイールスペーサー
●サスペンション
ELFORD 30㎜アップコイルスプリング
●エクステリア
ELFORD エクストリーム フロントバンパーカウル
ELFORD オーバーフェンダー F:25mm/ R:25mm
ELFORD エクストリーム ボンネット
ELFORD リアスムジーングパネル
●インテリア
ELFORD ビレットシフターセット
ELFORD スマートキーケース
●スープアップ
ELFORD ウルトラパフォーマンスマフラーtypeX
K&N エアクリーナー
ほか

※詳細はエルフォードのWEBなどをご確認下さい。


JeepスペシャリストによるJLラングラーのカタチ

JLラングラーをより一層スタイリッシュに!


ELFORD【エルフォード】
TEL:048-966-3551
URL:http://www.meiwa-net.com


写真:清野 央
文:マーク清原

アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

架装屋さんに断られて仲間と共にDIYで製作したフードトラック【インターナショナル4900】

1997 INTERNATIONAL 4900 × BIG HAPPY BURGER TRUCK

1997 INTERNATIONAL 4900 × BIG HAPPY BURGER TRUCK

アメリカ的“働くクルマ”がカッコイイ!! ‐COMMERCIAL VEHICLE-

幸せはビッグな方が良い!スケールの大きさは、その象徴!

大阪にヤバいフードトラックが存在しているとの情報を数年前からキャッチしていたにも関わらず、中々タイミングに恵まれず取材する機会を逃し続けて数年。やっと実現することができた規格外のモンスターフードトラック!そのスケールのデカさとボリューム感に迫る。

全長7.77m、全高3.85m、全幅2.5mと、10tダンプ級のモンスターフードトラックで全国各地のイベントに駆け付けるB・H BURGER。店名の由来は店主の中上幸大さんの幸(HAPPY) 大(BIG)からとったものだ。元々はステーキ屋さんをやっていたが、店舗が立ち退きになったことをキッカケに、子供の頃からずっと大好きなハンバーガー屋さんを一人でのんびりやろうと決意。6年前にB・Hバーガーをはじめ、その翌年には現在のインターナショナル4900を購入してフードトラック兼、店舗厨房としながら現在に至る。

実店舗と移動販売時の厨房を兼用しつつ、定休日以外はほぼ毎日このトラックの厨房でハンバーガーを焼いており、そんな珍しい経営スタイルが話題となって、ここ最近はSNSでの映えを狙った若い女の子も多数来店。ハンバーガーと聞くとジャンクフードなイメージではあるが、B・Hバーガーはすべて無添加のオーガニック食材を採用しており、ボリューミーなのにヘルシーなところも女性が好む理由の一つだ。実はハンバーガー屋さんをやるに当たって毎年渡米して20店舗以上のお店で味や食材を研究してきた幸大さん。流行っている店はすべてオーガニックを徹底しており、むしろ大規模チェーン店の方がジャンクだったことを知って、やるならとことん食材にこだわることを決意した。

もう一つ譲れない選択肢がベース車両である。「アメリカンなハンバーガーを売るのに国産車じゃつまらない。どうせなら飛び切りインパクトのあるクルマでやりたい!」と友人に相談したところ、茨城県にその筋のマニアが居て一台手放そうか悩んでいるとの情報をゲット。すぐさま茨城入りして即購入し、そのまま乗って帰るという思い切りの良さ。しかし、大阪へ持ち帰り厨房を作りたいと手当たり次第架装屋さんに問い合わせるも、すべて断られる始末。仲間と相談して自分たちでやってみようとDIY計画が実行された。

そこから軽量鉄骨で土台を作り、強度を出すためにフレームに直溶接するなど、カスタムビルダーさながらのハードワークを駆使して組み上げた厨房はDIYレベルを大幅に上回る仕上りとなった。手伝ってくれた仲間には本当に感謝していると語る。大きな幸せとはまさにそんな仲間たちに恵まれたことで、人を大切にすることこそもっとも大きな幸せである。スケールの大きさはハンバーガーのボリューム然り、フードトラック然り、そして幸大さんの大らかな器のデカさであり、彼の元へハンバーガーを食べに行けばビッグハッピーは意外と身近なところにあることを気づかせてくれるだろう。

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8.7ℓの直6ディーゼルエンジンを搭載するインターナショナル4900。内装は購入時にハイグレードなインテリアへ張り替え済でフロント2、リア4の6人乗り登録となる。ボディサイドとリアの死角は運転席上部のモニターにカメラで常時映し出してカバー。リアヒッチキャリアは両サイドに補強を入れて固定し、イベント出展時の足として所有するパンヘッドやジャイロを積んで遠征する。

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実際にフードトラックを開業する本人とその仲間で製作した厨房部分は、ゲートの開口位置や換気扇の場所、電源の位置まですべて理にかなった無駄のない仕立てとなり、早ければ現地へ到着して鉄板を熱しながら準備を進めて30分から40分で開店することも可能。お店のディスプレイなどは常連さんや仲間が持ち寄ってくれた思い出の品ばかりだ。

1954年型パンヘッド

1954年型パンヘッド

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アメリカンカルチャー全般が大好きな幸大さんがずっと探していた1954年型パンヘッド。以前はショベルFLHを愛用していたが最近乗り変えたばかりで、ピンストライプは入れたてホヤホヤ。このほか、アメ車はワゴニア、ランチェロ、ベルエアなど20台以上乗り継いでいることも、フードトラックがインターナショナルな理由と言える。

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臨時休業を除き、ほぼ毎日フードトラックをフル稼働するB.Hバーガー。実店舗で営業する際は電源をコンセントからとっているが、それ以外はプロパンガスなどほぼイベント出展時と同じスタイルで営業している。駐車場は3台用意しており、後ろに雨風を凌げる屋根付きの飲食スペースを完備。プレーンなハンバーガーで800 円からとリーズナブルな価格で販売しており、ドリンクは併設された自動販売機で購入可能。敷居の高いアメリカンダイナーと言うよりは、カジュアルだけど味や食材にとことんこだわった本格派な運営スタイルで人気のハンバーガー屋さんである。和泉中央のCOSTCOからも近いので買い物がてら寄ってみると良いだろう。


B.H BURGER TRUCK
住所:大阪府岸和田市池尻町384
TEL:072-444-0007/ 090-5881-0690
営業時間:月曜〜土曜11:30 〜14:00、18:00 〜21:00
日曜&祝日11:30 〜17:00(オーダーストップ16:00)
定休日:不定休 雨天・悪天候時閉店(臨時休業あり)
※イベントなどの情報はインスタグラムまたはフェイスブックをご覧ください。
Instagram:https://www.instagram.com/b.h.osakajapan
Facebook:https://www.facebook.com/BH-CafeBurger-1493122540937178

B.H BURGER TRUCK


★PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

迫力系カスタムのジープラングラーに乗るのはスノーボード好き女子!

2019 ラングラーアンリミテッドサハラ

2019 Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara

AWESOME JEEP やっぱり「ジープ」がカッコイイ!

迫力系のカスタムJeepに乗る。スノーボード好き女子!

「普通のクルマとはまったく異なる運転感覚や高い視線など、Jeepでしか味わえない雰囲気が満載なので、運転が本当に楽しいんです。その個性をもっと引き出すスタイルへカスタムしています」というJeep女子の登場だ!

ボディカラーとマッチしたXJ04がお気に入り!

「冬場は毎週のようにスノーボードへ行くことと、2018年の末に新型が登場したことで、前から乗りたいと思っていたJLラングラーのアンリミテッドを2019年に購入しました」と話してくれたのがTAMUさん。2019年型のジープ・ラングラーアンリミテッドのサハラ3.6は、購入してすぐにベストップのサンライダーを装着。「カリフォルニアのベストップ本社から直接購入して、納車と同時に装着してもらいました。サンライダーは手軽にルーフの開閉ができるので、天気の良い日は開けて走ることが多いです。ゲレンデにもこのジープで何度も行きましたが、雪がルーフに積もっても、サンライダーはまったく問題ありませんでした!」と教えてくれた。


JLズラリのWHAだから 安心して初アメ車に挑戦できた
大きなクルマに乗りたい。そんな彼女が選んだのは、可愛らしい雰囲気とは対局のJKラングラー。


JEEP女子、2019 ラングラーアンリミテッドサハラ

スノーボードの季節が終わり、夏タイヤの変更と同時に交換したのが、MLJのXTREME‐J XJ04ホイールとBFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3。「XJ04は、デザイン自体が気に入ったことはもちろんですが、ボディカラーのグラナイトクリスタルメタリックとマッチするカラーがあったことも選択した理由です。タイヤはデザイン重視で決めました。20インチのMTタイヤですが、街中で乗っていても不便なことはないですし、乗り心地や音も不満はないですよ(笑)」とTAMUさん。

2019 ラングラーアンリミテッドサハラ

ほかにも、エルフォードのサイドステップとルーフマーカーランプ、ジェップセンのタクティカルエキゾースト、リアガラスウェザーフード、14インチラバーアンテナ、キャルウイングのサイドバイザー、ドアステップヒンジ折り畳みラダーなども装着している。「マフラーは4本出しのスタイルで車検対応だったことが購入の決め手となりました。エルフォードのパーツは、名古屋で開催されたジープだけのイベント(JEEP AWD MEETING MID WEST) に出展されていたデモカーに付いているのを見て、その場で買っちゃいました(笑)。現状のカスタムでも十分に気に入っているのですが、今後はもう少し車高を上げたスタイルにも挑戦してみたいです」と言う彼女。ちなみに、TAMUさんとジープの様子は、インスタグラム(_jeep__jl.tamu)で見ることができる!

エルフォードのルーフマーカーランプを装着

JEEP女子、2019 ラングラーアンリミテッドサハラ

エルフォードのルーフマーカーランプを装着してアメリカンSUVらしい逞しさを漂わせつつ、ベストップの本社から直接購入したというサンライダーを装着することで、ラングラーらしいアクティブな雰囲気を取り入れる。

JEPPESENのタクティカルエキゾーストマフラー

アンテナもJEPPESEN

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左右4本出しの迫力あるリアビューと、車検対応が決め手となり装着したというJEPPESENのタクティカルエキゾーストマフラー。アンテナもJEPPESENを選択し、14インチというショートタイプを装着。フロントバンパー裏のカバーはJEPPESENのフォグハーネスカバーではなく、DIYで製作したカバーで配線などを隠している。

BFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3(LT285/55R20) はDIYでホワイトレターに。ホイールはMLJのXTREME-J XJ04

サイドステップはELFORDのスチール製76.3φ

BFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3(LT285/55R20) はDIYでホワイトレターに。ホイールはMLJのXTREME-J XJ04で、迫力を重視して20インチを選択。サイドステップはELFORDのスチール製76.3φで、これをボディにもっとも近い位置にセット。

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スノーボードのほかにも、キャンプなどもこのJLラングラーで楽しんでいるというTAMUさんのラゲッジには、アウトドアアイテムが積んである。そんなアウトドアで大活躍するのが、リアハッチの内側に装着したテーブル。TAMUさんが装着した社外パーツの中で、もっとも便利なものがこのテーブルとのこと。

JEEP女子、2019 ラングラーアンリミテッドサハラ

owner : TAMU


四角いカタチをしたいわゆる四駆が好き ジープラングラーアンリミテッド
純粋に見た目だけでラングラーアンリミテッド・ルビコンをセレクト。しかもサハラエディション!


THANKS:MLJ
TEL:03-5473-7588
HP:https://www.mljinc.co.jp

THANKS:TUS JAPAN
TEL:042-520-8720
HP:https://jeppesen.jp

THANKS:ELFORD
TEL:048-966-3551
HP:https://www.elford.co.jp


PHOTO:清野央
TEXT:マーク清原

アメ車マガジン 2020年 12月号掲載