四輪駆動車専門を貫き通す神戸の老舗「モトレージ」

Jeep JK Wrangler Unlimited Sport

Jeep JK Wrangler Unlimited Sport

ジープといつまでも!~Stand by me forever~

四輪駆動車としてのスペックを格上げしつつスタイルを向上

1982年の創業以来、四輪駆動車専門を貫き通す神戸の老舗「モトレージ」。国内外のラリー、トライアル競技への参戦経験も豊富で、その経験や体験に基づいて製品開発へとフィードバック。シビアな足の動きを敏感に察知して、誰も思いつかないような改善策を見い出すなど、同社が展開するアフターパーツはどれもがビジュアルだけの装飾品ではなく、全てが意味を成す逸品だ。

紹介するラングラーは今最も旬なJLではなくJK。理由は「長く親しみ、愛用できる四駆作り」からである。トレンドに乗っかって売れるアイテムをリリース…ではなく、あくまでも愛好家が欲しがる「痒いところに手が届く」パーツ開発を行なう。大人が街中を走らせてもサマになる正統派オフローダーとして、3.5インチのリフトアップに295/70R17のマッドテレーンKM3に加え、乗降性や乗り心地の改善策を施す。流行り廃りで見切るのではなく、1台1台とことん向き合い突き詰めていく姿勢こそ、モトレージが多くの四駆愛好者から親しまれ、頼りにされ続ける理由なのだ。

Jeep JK Wrangler Unlimited Sport

4枚ドアであるJKアンリミテッド特有のフォルムを崩すことなく、TERRAサスペンションキットで約3.5インチのリフトアップを施し、レイズFD‐X‐7の17インチにBFグッドリッチマッドテレーン(295/70R17)で足元をストイックに追求。2~3インチアップ用と4~5インチアップ用のランチョ9000番をモトレージではストックしている。

また、ベストなドライバーズポジションを可能にすべくアクセルペダル延長キットを開発して座席をユッタリ後方へスライドさせてステアリングする際、窮屈にならないように配慮するなど、ビジュアル云々とは一線を画す、ドライバー目線で「何を欲しているのか?」「どうすればパフォーマンスを上げられるか?」を追及するのがモトレージの魅力。これがオフロードでの走破性と普段乗りにおける快適性を両立する鍵となる。

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過激なオフロードシーンでもアプローチアングルを確保するグリルガード一体式のフロントバンパー。TERRAサスペンションキットで約3.5インチリフトアップを施し、295/70R17のBFグッドリッチマットテレーンをインナーフェンダーの加工無でスマートに履きこなす。上げたことで生じる乗降性確保のため、足が滑らないように工夫を凝らした縞板採用のステッププレートを装着する。

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ブラック、シルバーの二色展開となるブレーキペダルにアクセルペダル延長キットを組み合わせることで、シートスライドを少し後方気味でゆったりとしたドライバーズポジションを取りながらもしっかりアクセルワークが可能に。こうした痒いところに手が届くパーツ開発も特筆物だ。

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TERRAサスペンションキットで約3.5インチリフトアップ。上げ幅としては控えめながらオフロードの走破性、そして街乗りでの快適性を考慮したセッティング。地面からフロアまでの距離感は大人が乗り降りするのに不便を感じさせない上げ幅となっている。


MOTORAGE【モトレージ】

TEL.078-811-2884
URL:https://www.moto-rage.co.jp


アメ車マガジン 2022年 1月号掲載

X‐FANGの魅力はドライバーが普段乗る上で「あったら良いな!」をカタチする。

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara

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右ハンドルのディーラー車向けに独自開発したパーツの魅力

メーカー担当者自らが開発車両を所有し、実際にプライベートから仕事の足としても乗りこなして欠点や改善点をあぶり出す。それをフィードバックしてより良い物作りへ励む。X‐FANGはデモカーであるデリカも自家用車として開発担当者が普段フィッシングやアウトドアに使用しており、紹介するラングラーも若きオーナーが自らの足としてファミリーユースとして愛用している。

実はここが一番の肝で、いくら有名所のパーツサプライヤーでも、実際に乗っている人が感じる部分と、在庫車両もしくは開発車両として展示しているだけのクルマを軸にパーツ開発するのでは雲泥の差。同社定番アイテムのビレットシフターの握り易さやドリンクホルダーの絶妙なフィッティング、さらには荷崩れを効果的に防ぎ、ビジュアルもアグレッシブかつスポーティーなSPYCEレーシングネット。そしてステアリングフィールが格段に心地良くなるサスペンションからステアリングダンパーまで、ドライバーが普段乗る上で「あったら良いな!」をカタチするスタンスがX‐FANGの魅力であり、理に適ったアイテムを続々とリリースするようだ。

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara

ここ数年タイヤ外径の肥大化は如実で、37インチ履き、39インチ、さらには40オーバーも珍しくなくなってきた。しかし、過剰なリフトアップと腰下重量の増加は車両に負担を掛けてしまうということで、現実的なサイズ感としては35インチあたりが一番バランスが良いのではとX‐FANGでは考えている。

この辺りのバランスを考慮して上げ幅をフロント2.5インチ、リア2インチの設定でコイルスプリングをリリース。ソレに合わせてスタビライザーリンクやアジャスタブルトラックバーも開発。さらにはFOX製ステアリングダンパーにXF延長キットを採用して右ハンドル用へセッティングするなど、上げたことでスポイルするステアリングフィールを見事に改善。我慢を強いられることなく、普通に快適に乗れるリフトアップの理想形を実現させた。

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電子制御スロットル特有のレスポンスの鈍さを解消するレスポンスブースターは、JEEPシフトプログラムに最適化した専用設定。装着はアクセルセンサーへのカプラーオンのみの手軽さながら、エコ、オート、スポーツ、パワープラスの4モード設定を基本(スポーツ、オートモードはさらに細かな設定が可能)とし、ドライバーの好みや乗車シチュエーションに応じたベストな乗り味をセッティングできる画期的なアイテム。

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パークセンサー移設キット組み込み済のMOPERフロントスチールバンパーに、スキットプレート、バンパーカバーがコンプリートされたフロントバンパーキットにLEDバーキットを合わせて表情を引き締める。

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FIA公認レーシングネットサプライヤーの「SPYCE」によるユーティリティーネット。JL専用のサイジングと、フック/バックルの付属により、さらなる積載性能の拡張を果たし、積載物を確実に固定。レーシングイメージ溢れるビジュアルアップにも効果覿面!

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25mm厚ジュラルミンブロック全面切削による、エッジの効いたフォルムと造形美がコクピットをワイルドに演出するビレットシフター。ガンメタル×ブラックの他、レッド×ブラックの二色をラインナップ。独特のパネルレイアウトでA/C噴出口への設置を実現させたビレットドリンクホルダー、熱伝導性に優れたアルミブロックでドリンクの温度を長時間保持できる優れもの。

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しなやかで心地良い乗り心地で定評のあるFOX製ショックとステアリングダンパーを採用。本国モデル用は左ハンドル向けに開発されていることもあって、日本のディーラーモデルには適合しない。それを可能にするべくXF延長キットを介して右ハンドル用にリセッティングすることで、ディーラー車への装着を可能にした。


X-Fang

TEL.06-6311-9000
URL:https://www.tgs-at.jp


アメ車マガジン 2022年 1月号掲載

ラングラーを主軸にあらゆるJeepカスタムも請け負うショップ「ジョイント」

Jeep JK Wrangler Unlimited Sport

Jeep JK Wrangler Unlimited Sport

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米国のオフローダーたちが、愛する洒脱なパーツ選び

静岡県三島市に店を構える4×4プロショップ「ジョイント」。ラングラーを主軸にあらゆるJeepカスタムも請け負うところであり、本格的なオフロードカスタムに関しては高い定評を得ている。

このJKラングラーアンリミテッドのオーナーであるO氏が、オフロード走行における技術の向上とともに、より走破性を高めるモディファイを行ないたいという要望に応える形でジョイントが手助けを行なっている。

元々そのスタイリングに魅了されて購入したというO氏のJKラングラーアンリミテッドは、ジョイントのオフロード走行会に参加したことから、カスタムの方向性は走破性を重視したものとなる。

かつては35インチだったタイヤは現在40インチへと大径化し、かつしなやかでよく動く足により、ロックセクションも走破できるJKへと進化。これと同時に、ジョイントも新たなパーツやその装着方法などを熟考するなど、ユーザーのみならずジョイントの技術力向上にも一役買っているというJKなのである。

Jeep JK Wrangler Unlimited Sport

オーナーのドライビングスキルの向上と同時に進化を遂げているわけだが、その過程で大きな機転となったのがKINGのコイルオーバーキットの採用だ。これを装着したことにより、よりハードなロックセクションなども走破可能な足回りへと進化を遂げたのだが、それを可能にするまでにはインストール技術とセッティングというジョイントならではのノウハウが注ぎ込まれているからこそ。

例えば、このショックアブソーバーを装着するためには、正確なマウトン装着が必須であり、かつタイロッドやホイーシングの強化、調整式のロングアームを使うといったことも実施している。実はコイルスプリグンの選択からして、ジョイントならではの知識が持ち込まれているなど、現在も進化し続けている1台なのだ。

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ホーシングは前後ともG2へと変更し、ファイナルダウンと前後エアロッカーを装備。ROCKHARDのアンダーガード類も装着済みだ。サスペンションはシナジーMFGのロングアームキットがベース。これにロッククローラー&テラフレックスのアーム&ロッド類を使用している。コイルオーバー式を採用したスプリングはEVOで、KINGのショックアブソーバー&バンプストップを使う。ハイステアキットなどの補正パーツも装着されており、その乗り味はロックセクションであっても驚くほどしなやかによく動くセッティングとなっている。

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オフ走行で外す必要がなく、装着したままでよく伸びよく縮む足を提供するROCKJOCKのアンチロック。「付けるところが無かった」ということでナックル上部に装着したKCランプは、ロックライトとしても使用。

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ルーフやピラー回りだけでなく、フロントシートの後方までも回り込み、剰員保護とボディの補強というふたつの役目を担うROCK HARD SPORT CAGE。ジョイントのビードロックホイールにミッキートンプソンのBAJA PRO XSという組み合わせ。タイヤサイズは40インチ×13.5! 空気圧の低圧時にはリアルビードロックホイールが効果的な働きをする。


JOINT【ジョイント】

TEL:055-984-4919
URL:http://www.joint-offroad.com


アメ車マガジン 2022年 1月号掲載

40インチのオープンカントリーM/Tを装着したJLラングラー

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara

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40インチのMTタイヤを装着し、圧巻のアメリカンスタイルを提案

2021年でオープンから15年目を迎えたSCT XWD。今でこそラングラーの大きな波が到来しているが、創業当初はJKがブレイクする寸前。代表の六田さんはその波が押し寄せる以前からXJチェロキーやTJラングラー、さらにはUSトヨタを積極的に扱っており、これまで生み出してきたカスタムはどことなくアメリカンな雰囲気を感じさせるものが非常に多い。

さてJKのブレイク、その勢いをそのまま受け継いだJLはデビューと同時に大ヒット中なのは、オーナーの皆さんが身をもって感じているだろう。だが現時点でのカスタムは、ノーマル+αで、まだまだライトな仕様が大多数。だがモデルの後半にもなると、JKがそうであったように、かなり激しいスタイルが増加するのは十分予想できる。そこでSCT XWDでは、数年後の未来を見据えデモカーを製作。意外と思うかもしれないが、リフトアップ量は2インチに留めつつ、40インチのオープンカントリーMTを装着したスタイルを早くも実現している!

Jeep JL Wrangler Unlimited Sahara

ノーマルよりも一回り以上大きく見せながらも、車高は2.1m以下としており、立体駐車場にも問題なく入場可能なのだ。オリジナリティをただ追求するのではなく、実用性を損なわないカスタムが、SCT XWDの目指すところでもある。

最大のポイントは、何と言ってもサスペンション。SCT XWDはアメリカ・シナジー社が認定する日本唯一のストッキングディーラーで、様々なパーツを常時在庫中。前後共ストロークをアップさせるためアームを交換するが、安定感を損なわない様にオフロードに適したスタビラーザーに変更。

2インチリフトで40インチタイヤが装着できる秘訣は、タイガーオートのハイラインフェンダーのおかげによる物。ノーマルよりややワイドで、USのルビコン同様フェンダー内側のクリアランスが拡大されているので、この姿が実現できるという訳だ。

ボンネットもUSルビコン用を装着。エアクリーナーはaFeに変更。実は2.0Lのターボモデルであるのだが、40インチタイヤを装着していても、走り出しの鈍さは全く感じない。スタイルも機能も、さらにはパフォーマンスも妥協しない、そんな珠玉の1台だと言えるだろう。

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前後のバンパーはVKSの製品をチョイス。素材はスチールだが、艶のあるシルバーにペイントすることで、アルミ風に仕上げている。また、濃色が多い中で、ワンポイントアクセントとしても非常に効果的だ。

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ノーマルより圧倒的に大きな40インチのオープンカントリーM/Tを装着。ホイールはレースラインのRT231モンスタービードロックで、本気のロッククローリングもできるほど。もちろんスペアタイアも強化ブラケットを使用して、同サイズを装着する。タイガーオートのハイラインフェンダーを装着。その名の通り、フェンダーの位置がアップし、さらにワイド化されているので、大径タイヤへの変更を考えている人に特にオススメ。先端部には非常に薄いLEDウインカーも装備する。

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シナジー2インチリフトコイルをベースに ロアアームや、スタビ延長その他必要な部品をSCTでチョイス。ショックアブソーバーはFOXのELITE SERIES 2.5リザーバーショックを組み合わせることで、ノーマルより遥かに重い40インチタイヤをしっかり押さえ込み、高い安定感を実現する。シナジーを選ぶ理由は、JKの時代から右ハンドル用を設定しており、その商品の精度、信頼性からJLも同様にユーザーに勧めている。フロントスタビはRJに交換し、オフロード走行時のストロークを阻害しない様に考慮。オンロードの快適性と、オフロードの走破性を見事に両立している。

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USのルビコン用ボンネットに変更。見た目だけのパーツではなく、低速時でもエンジンルーム内の熱を排出してくれる機能部品でもある。SCT XWDの六田さん的にこちらのほうが好みだそう。ファンネルタイプのエアクリーナーをBOXの中に組み込み、エンジンルーム内の熱の影響を極力防ぐaFeのインテークシステム。よりスポーティな走りが楽しめる。


SCT XWD

TEL:092-503-0009
URL:http://www.sct-xwd.com


アメ車マガジン 2022年 1月号掲載

様々な四輪駆動車を手掛ける四駆専門ショップ「ブレインストーム」

Jeep JL Wrangler Unlimited Sport / Jeep JL Wrangler Unlimited SAHARA / Jeep JL Wrangler Unlimited WILLYS

Jeep JL Wrangler Unlimited Sport / Jeep JL Wrangler Unlimited SAHARA / Jeep JL Wrangler Unlimited WILLYS

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ライトカスタムから、ヘビー級まで網羅

デリカにランクルなど、様々な四輪駆動車を手掛ける四駆専門ショップ「ブレインストーム」。オリジナルパーツも多数ラインナップしてはいるが、お客様にそれを強いる姿勢ではなく、必要とするならばアメリカ本国パーツはもちろん、他社オリジナルのアフターパーツ製品をミックスしたオーナー独自のセンスでクルマを仕上げていくことも得意である。

紹介する3台はそれぞれ家族構成から職業、そして方向性と三者三様であり、それがカスタムにも如実に表れている。ざっくり言えば、限定車のWILLYSは素材の良さを生かしつつライトカスタム、SPORTはバランス良く整えた正統派リフトアップスタイル、SAHARAが個性溢れるハードカスタムといった雰囲気で、どれがマストであるかをジャッジするのではなく、そのどれもが正解。

これだけ個性が異なる3台が同じお店に出入りしているのは全国的に見ても珍しい。ラングラーに限った話ではないが専門店にはそれぞれの色があり、このジャンルのカスタムはあのお店という漠然としたイメージを抱きがちではあるが、長年業界で活躍し続ける老舗からすれば、どんな要望にも応えるだけの経験値と技術力こそプロの証。お店の色は無色透明で良い。オーナーがそこに色を添えてくれるのだから。


Jeep JL Wrangler Unlimited WILLYS

Jeep JL Wrangler Unlimited WILLYS

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限定モデルと言う素材の良さを崩すことなく、スタイリングの向上に徹したお手本的存在。中でもブラッククロームのグリルを生かした存在感溢れるバグガードがハイセンス。グロスブラックの17インチホイールはそのままに、ジオランダーX-AT(LT285/70R17)でボトムスを整える。足回りはBATTLEZのキットで無理なく余力を残して285サイズのタイヤを履ける高さへと補正。3.6ℓのエギゾーストサウンドを堪能すべくJEPPESENの左右4本出しマフラーをインストール。存在感のあるマフラーエンドが好印象。


Jeep JL Wrangler Unlimited SAHARA

Jeep JL Wrangler Unlimited SAHARA

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WARN M8000 RVウィンチ付のカリフォルニアマッドスターバンパー。タフ&ワイルドな印象をより一層強調させる。FUELのASSAULT D570は10J×20インチにBFグッドリッチオールテレーンKO2の最大サイズである37インチをセット。大きく張り出したオーバーフェンダーに組み合わせることで存在感をより高める。ソト遊び専用のクルマがコンセプトだけに、ギアをフル積載できるようにとルーフラックスチール×背面タイヤ上ラックで積載力を大幅にアップ!ボディサイドまで極太スチールパイプで覆うタフネスな装いも特筆物。


Jeep JL Wrangler Unlimited Sport

Jeep JL Wrangler Unlimited Sport

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白と黒のコントラストが映えるリフトアップスタイルに、あえてブロンズカラーと言う色の組み合わせがボトムスの存在感を高める。37インチでも履ける上げ幅ではあるが、あえてフェンダークリアランスを大きめにゆとり履きに徹した潔さも特筆物だ。純正車高でも35インチタイヤ装着が可能との噂も多いJLラングラーではあるが、ビジュアル重視ならともかく本格的にオフロードを走るとなれば厳しいのが現実。35インチ履きに対してしかるべきフェンダークリアランス。そして腰下重量増加による足捌きを可能にすべくラフ&カントリー3.5インチリフトアップキットをインストール。


BRAIN STORM【ブレインストーム】

TEL:0742-50-6788
URL:http://www.brainstorm.jp


アメ車マガジン 2022年 1月号掲載

リフトアップ&ワイドフェンダーでJTグラディエーターをバランス良く仕上げる

Jeep JT GLADIATOR RUBICON

Jeep JT GLADIATOR RUBICON

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リフトアップ&ワイドフェンダーでJTをバランス良く仕上げる

日本の4WDカスタムの黎明期から、多くのユーザーを支え続ける「ステージ・フォー」。旬の4WDをいち早く扱うが、とりわけJeepはブームとは関係なく、常に継続して取り扱ってきている。特筆すべきは新製品などのリサーチ力で、常にアメリカでリリースされている最新のアイテムをいち早く取り寄せ、しっかり吟味した上でユーザーに提案してくれる頼もしいお店と言える。

そんなステージ・フォーの集大成と言えるのが、このJTグラディエイター。JLラングラーアンリミテッドのキャビンにベッドを繋いだようなスタイルなので、やや細長い印象が禁じ得ない。またノーマルタイヤのままでは車高が低く見えがちなので、リフトアップしワイドフェンダーを追加。これにより37インチタイヤの装着を実現し、Jeepらしいワイルドさを強調している。

AピラーやフェンダーベントにLEDを追加し、リアバンパーにはバックフォグを加工して装着。格納式のサイドステップや手軽にオープンエアーを味わえるサンライダーも装着しており、スタイルだけでなく快適性やワクワクさせるアイテムも随所に装備しており、とにかく乗って楽しい1台に仕上げられている。

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最大のポイントは、何と言ってもサスペンションに尽きる。ノーマルよりもはるかに長いKINGの3インチショックに変更。リザーバータンクも2.5インチサイズとしており、37インチタイヤを装着しているにも関わらず、バタつくことなくしっかり押さえ込んでくれている。またリアの4リンク化も効果的で、不快な横揺れがほぼ皆無になっている。全体的な印象としては、非常にマイルドだがそれでいてしっかりコシもある。

他にはこれほど多くのランプを装着しながらも、エンジンルーム内に設置したBantamXのスイッチシステムを使用する事で、配線の集約化に成功。しかも各ランプを無段階で調光することが可能となっているのがポイントだ。

3インチリフトと聞くと、そんな大幅なカスタムをしていない様に感じるかもしれないが、その中身を見たらその考えはきっと改まる事だろう。まさに名より実なカスタムだと断言したい。

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フロントイバンパーにはWARN ZEON10Sやグリルガードチューブを装着。ライセンスプレートは跳ね上げ可能で、その奥にウインチのフェアリードが隠れている。

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オーストラリアのDouble Black Offroad社のオーバーフェンダー。純正フェンダーを延長した様な形状で、徂徠はFRPを採用。ラバーフェンダーよりも遥かにしっかりしている。Fuel Off roadのD693 Blitz(20X9J) にNITTOトレイルグラップラー(37X13.50R20)をセット。ここまでボディサイズが大きいと、20インチを装着しないと却って足元が貧弱に見えてしまう。

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運転席の上だけオープンにできる、BESTOPのサンライダー。純正のルーフよりも簡単に開閉できるのが最大のメリット。リアバンパーのコーナー部分にはLEDのバックフォグを装着。加工してバンパーに内蔵し、あたかも純正の様に見せている。

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サスペンションはRock Krawler社のキットで3インチリフトアップ。No Limitsサスペンションシステムと名付けられており、オフロードでの高いストローク量を実現。特筆すべきはリヤのラテラルロッドを排除して4リンク化している事で、ラテラルロッドによる不快な横揺れがなくなっている。メインショックは3インチ、リザーバータンクも2.5インチを採用する事で、37インチタイヤを装着してもしっかり衝撃を吸収し、確実にタイヤを抑えてくれるのでバタツキも感じられない。

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ランプをたくさん装着したい人にオススメなのが、BantamXスイッチシステム。エンジンルーム内のメインボックスには最大8灯のランプが接続可能で、車内へはメインケーブルを1本通すだけで完了。車内のタッチスクリーンでON/OFFはもちろん、個々のランプを調光することも可能なのだ。


STAGE FOUR【ステージフォー】

TEL:052-774-3100
URL:https://www.stage-four.com


アメ車マガジン 2022年 1月号掲

F‐150をベースに、ラプターマスクにチェンジ!

FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM

FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM

フォードで駆けろ!輝きを放つブルーオーバル

カッコ良くてリーズナブル!ラプタースタイルという選択

フルサイズボディに専用エンジンやサスペンションを奢り、圧倒的なパフォーマンスを誇るF-150ラプター。でも、正直言ってお値段はなかなかで手が届きにくい。そこでその雰囲気を手軽に楽しめるようにしたのが、このラプタースタイルだ。

フェイスリフトするだけで強烈な押し出し感を実現!

働くクルマのピックアップなのに、エンジンやサスペンションチューンを施して、もはやレーシングマシンさながらなF-150ラプター。その圧倒的なポテンシャルは、バハ1000などのオフロードレースのためであると言っても過言ではない。モデル名は同じF‐150を名乗ってはいるが、そもそもの目的が全く異なるので、まるで別のクルマと言えるだろう。

そんな魅力的溢れるラプターだが、それが簡単に購入できるなら誰も苦労はしない。新車はもちろん、1世代前となった2代目ラプターでもまだまだ中古相場は高止まりしたままだ。そこで岐阜のトップスピードが提案するのは、F‐150をベースに、ラプターマスクにチェンジしよう! と言うスタイルだ。ベースに選んだのは1世代前の13代目モデルだが、その押し出し感の強さはまだまだ現行型と比較しても遜色はない。

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もちろん、サスペンション構造やリアフェンダーの形状など、ラプターとの違いは分かるが、そこは大らかな気持ちで目をつぶろう。パワーユニットはモデルイヤーによって異なるが3.3Lか3.5Lのエコブーストエンジンで、必要にして十分どころかこれでも持て余すほど。もちろんスペックを比較するとラプターに軍配が上がるが、車内の広さやピックアップとして重要なベッド部分の積載能力は同一なのでユーティリティ性に大きな違いはない。

FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM

FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM

フロントマスクの変更だけでなく、車高もユーザーの使い方や好みに応じて変更が可能。今回ブラックのモデルはスペーサーを使用してリフトアップしているが、ホワイトのモデルは敢えてノーマル車高のままとなっている。ほかにも、取材時にはレアなロングベッドモデルも在庫しており、こちらをラプタールックにすることも可能。ラプターのロングベッドは実在しないが、ないからこそ作ってしまうのもカスタムの醍醐味と言える部分だ。

ノーマルにこだわらず、自由な発想で生み出されたラプタースタイル。オリジナル派には理解しがたいだろうが、大らかな気持ちにさせてくれるアメ車にピッタリなカスタムと言えそうだ。


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FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM

フロントマスクをラプタースタイルに変更。オーバーフェンダーも追加することで、ボディサイドに立体感を与える。ドアミラーはデューリータイプに交換。鏡面が大きく横方向への張り出しも大きいので、サイドの確認がしやすくオススメのアイテムだそう。

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ボディカラーとマッチさせた、22インチのMOTOMETALに、COMFORSER CF3000(33×12.5R22)をセット。コイルスペーサーでリフトアップも行ない、ノーマルより大きなサイズを装着。ボディの塗色に合わせ、インテリアもブラックを基調とする。ベンチシート&コラムシフトなので、乗車定員は6名となる。

FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM

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ヘッドライトの縁を取り囲むようなスモールランプが特徴的。ブラックのモデルと同様にフロントマスクを変更。オーバーフェンダーはボルトをあしらったデザインで、ワイルドな雰囲気を醸し出す。スチール製のサイドステップも追加し、乗降性も改善する。

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ホイールはFUELをチョイス。タイヤはブラックと同じCOMFORSER CF3000だが、サイズは20インチとなる。車高はノーマルのままではあるが、むしろこの方がバランスは良いと言える。白いボディカラーとは対照的な、鮮やかなレッドのシートを装着。サイドブレーキが電気式になった後期モデルがベース。


スタンダードより20cm長いレアモデル

F-150でありながら、F-250と同じ長さのベットを備えるロングモデル。

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TOPSPEED.inc

TEL:058-322-7547
HP:https://www.garage-topspeed.com


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜

アメ車マガジン 2022年6月号掲載

テックフォーが行うJeepカスタムの特長は、スタイリッシュでオンもオフも快適

Jeep JL Wrangler Unlimited RUBICON

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オンもオフも快適にする、足回りのカスタムテクニック

神奈川県小田原市に位置する腕利きの4×4プロショップであるテックフォー。同社が手掛けた最新のデモカーが、ルビコンアンリミテッドをベースにした2020年モデルのJLだ。

テックフォーが行うJeepカスタムの特長は、スタイリッシュでオンもオフもしっかり走ること。それを踏まえて今回のデモカーで注目する部分は、サイズはあまり大きくないものの、スタイリッシュな前後のオーバーフェンダーだ。JCRのオーバーフェンダーフレアーという名称のこれは、先端がシャープなデザインとなっており、特長的なデイライトも撤去している。これにより、フロント回りのスタイリングに大きな変化と迫力を持たせたものとなる。また、VKSのショートバンパーと相まって、37インチのNITTOグラップラーをより大きく見せることにも繋がっている。

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今回は開発中のパイプフェンダーを未装着の状態で撮影(公道外にて)しているため、本場アメリカのカスタムJeepのような佇まいを見せている。現在、JCRのオーバーフェンダーフレアー装着を法規制に合致させるべく、パイプフェンダーとウインカーを開発しており、近日中には発売になる予定だ。この注目のニューパーツを狙っている人はテックフォーのウェブサイトをマメにチェックしておこう。

テックフォーが得意とするサスペンションカスタム。最新のJLデモカーでは、KINGのショックアブソーバーも付属するEVOの2.5インチアップキットをベースに、オリジナルのパーツチョイスをプラスしている。その特長的な部分がシナジーのロワコントロールアームの採用だ。調整式となるこれを採用することで、車高アップに伴うアライメントやジオメトリー変化の過多を、正常な状態にセットすることが可能になる。

またKINGのショックアブソーバーは、減衰力の調整機構も備わっており、これを車両にベストな状態でセットしてくれる。加えて大容量のリザーバータンクが備わることもKINGのショックアブソーバーの特長で、これによりハードな走行が長時間続けられる性能が与えられている。

これらにより長期に渡り優れた減衰性能を維持し、オンもオフもしなやかな乗り味となるセッティングを可能にしている。

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特長的なデザインのJCRフェンダーフレアーを前後に装着。法規制に合致させるための、ウインカー&パイプフェンダーを近日発売予定。前後のタイヤハウス内をカバーするのは、JCRのインナーフェンダー。JCRのフェンダーフレアーにマッチする形状ゆえ、スタイリッシュな見た目となっている。

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前後バンパーはショートタイプのVKS。アプローチアングルおよびデパーチャアングルが大きくなることに加え、ハッキリとタイヤが見えるようになることで、迫力あるスタイリングも得られる。ルーフには軽量なEVOのトレイルルーフラックを装着。ルーフサイドレールでガッチリと固定するタイプで加工を施す必要はない。またこれは、リアドア上方から後方に掛けて載せるタイプで、優れた積載性に加えて見た目のスタイリッシュさも魅力。また、フロントのFRPトップの開閉を邪魔することがないことも特筆すべきポイント。

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大容量&空冷機能を持つリザーブタンク付きのショックアブソーバーは前後ともKINGで、オンもオフもしなやか乗り味を提供する。ステアリングダンパーもKINGだ。EVOの2.5インチUPキットをベースに、SYNERGYの調整式ロワコントロールアームへ変更。より幅広いセッティングを行うことが可能になっている。


TECH FOUR【テックフォー】

TEL:0465-49-1449
URL:http://www.real-g.com


アメ車マガジン 2022年 1月号掲

Jeepラングラーを中心に、あらゆるクルマをカスタムするプロショップ【クワドロペット】

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Jeep JL Wrangler Unlimited Sport

ジープといつまでも!~Stand by me forever~

卓越したセンスで確立したクワドロスタイル

クワドロペットはJeepラングラーを中心に、あらゆるクルマをカスタムするプロショップであり、そのセンスの良さは海外からも注目を浴びるほど。そんなクワドロペットが製作した最新のデモカーは、JL型のラングラー・アンリミテッドがベース。

スタイリング面の特長は、まず前後に装着したクワドロペットオリジナルのバンパー。フロントはショートデザインとしたことで、40インチという巨大なタイヤをより大きく見せている。リアも両サイドを大胆にカットした様なデザインとし、背面タイヤレスとしたことで、よりバンパーが強調されるスタイルとした。この前後バンパーは堅牢な鋳鉄製で、スタイリングに優れるだけでなく、コンペティションシーンでも使用可能な強度を持っている。サイドはワイドな前後のフラットフェンダーが特長。このワイド感に負けないハイト感を40インチのタイヤが提供。合法のハイト&ワイドなスタイルとしつつ、フリーハンドペイントでセンス良くオリジリティを主張するクワドロスタイルがこれだ。

Jeep JL Wrangler Unlimited Sport

足回りの特長は、クワドロペットのコイルオーバーキットを装着していること。コイルスプリングをショックアブソーバーにセットすることで、減衰力とスプリング反力を、効果的に発揮することが可能になる。また、コイルスプリングはバリアブルレートを採用することで、突き上げ感がないのに腰のある乗り味を提供する。このコイルオーバーキットは、約6〜8インチ程度の車高アップが可能で、任意の高さにセットできることも特長だ。

快適な乗り味と優れた操縦安定性の両立を可能にしたこのコイルオーバーキット、オリジナルのロングアームも用意されており、補正に関する対策も万全なものとなっている。ラインナップはスタンダード仕様のほか、ハイスペック仕様も用意している。

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前後バンパーはクワドロペットオリジナル。シャープでコンパクト。堅牢な鋳鉄製で、フロントにはシンセティックロープを使用しているウインチをショートバンパー内に設置。ウインチはパワフルなWARNのVR12S EVO。アウトドア派なら装備しておきたいアイテムだ。また前後ともに、ダブルでリカバリポイントを追加。リアにはLEDランプ、純正バックソナーも装備。背面のスペヤタイヤレスとしたリアビュー。ナンバーステー&ナンバー灯をセンターに移動し、同時に純正のリアカメラの位置もここに移されている。

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FRPトップはノーマルのままで、Aピラーに専用ステーで装着するKCのLEDランプ。黄色いKCロゴが入る特長的なカバーが備わり、フロント上部のファッションアクセントにもなっている。

ホイールはKMCのKM545TREKの17インチ、、タイヤはYOKOHAMAのジオランダーM/T G003

ホイールはKMCのKM545TREKの17インチ、(マットブロンズ&ブラックリップ)、タイヤはYOKOHAMAのジオランダーM/T G003(40×13.50R17LT)を履く。40インチのタイヤを覆う前後のワイドなフラットフェンダー。クワドロペットオリジナルで、公認済みのアイテム。

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車高アップとコイルオーバーキットのインストールに合わせてロングアームなど補正パーツも追加済み。前後のデフにG2のデフカバーをインストールしている。6〜8インチの車高調整が可能で、かつオンもオフもしなやかな乗り味を提供する、クワドロペットオリジナルのコイルオーバーキット。ダンパー本来が持つ性能を引き出すことができる。


QUADRUPED【クワドロペット】

TEL:046-890-6332
URL:https://www.quadruped.jp


アメ車マガジン 2022年 1月号掲

町ですれ違った厳ついフェイスのグランドチェロキーに一目惚れ

2018 JEEP GRANDCHEROKEE

2018 JEEP GRAND CHEROKEE

彼女たち流のアメ車との付き合い方
#アメ車女子のライフスタイル

大きなSUVに乗ってドライブに行くのが夢でした

クルマ&ドライブが好きで国産ディーラーに就職した千加子さん。だけど本当に好きなクルマは大きなSUV。そんな時に、町ですれ違った厳ついフェイスのSUVに一目惚れ。夢の大きなSUVを手に入れるべく、勇気を出してアメ車ショップへ!

オイル交換とか自分でやってみたい!

ドライブをすることが好き。常にクルマと接することができる職業ってなんだろう?そう思った千加子さんは、某国産ディーラのサポートスタッフとして働くことを決める。大好きなクルマに囲まれ、時にはクルマの下回りをチェックする仕事も任されたが、それも「普段見れない場所だしワクワクした」と、積極的に仕事をこなしていった。当然愛車も、職場のメーカー車両を手にしてお気に入りのクルマだったが、時間の経過とともにクルマの知識も増えていき心境も変化。「正直、職場には好みのクルマがあんまりないなぁって思うようになって…」。

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そんな時に町ですれ違ったのが、厳ついフェイスのSUV。「確かジープだと思って調べたらグランドチェロキー。私、本当は大きいSUVに乗るのが夢で、いつかは乗りたいと思っていたんです。それで車検と同時にSUVに乗り換えようと、グランドチェロキーを第一候補にして色々検討したんです」。アメ車に限らず様々なSUVを比較した結果、グランドチェロキーのフェイスに勝るクルマはなく、車内の高級感にも惹かれて購入を決意する。だが問題はアメ車の評判。「壊れるとか聞くし、知識がないと乗れないのかなって思って最初は躊躇したんですけど、カッコ良かったし、どうにかなるでしょって(笑)」。どうやら千加子さん、これと決めたらやっちゃうタイプだ。

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知人にグランドチェロキー購入を相談すると「クルマを探してくれるアメ車ショップがあるから紹介してあげる」と言われ、向った先がアズールモータリング・アメリカンショールーム。だが、コルベットやエスカレードなどの高級モデルがズラリと並ぶ景観に恐れをなして、ショップに入れずスルー。「ヤバいお店を紹介されちゃったって思いましたよ(笑)。私なんかが来る場所じゃないって。でも、勇気を出してスタッフさんとお話しすると、とても優しくて親身になって相談を聞いてくれる。すぐに希望のグランドチェロキーを探してくれたんです」。

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そして2021年9月、念願のグランドチェロキーを手に入れた千加子さん。友達と長距離ドライブに出かけたり、キャンプもチャレンジしてみたい。でもテントは張らず、寝る場所はクルマ。そんな楽しい夢も語るが、驚くことにオイル交換やタイヤ交換も自分でできるアメ車女子になりたいと言う。「ツナギを買わないといけないですね(笑)」。これと決めたら行動する千加子さんだけに、ツナギを着てオイルまみれになる日も近いかも?

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白×黒が好きということで、ボディは白を購入希望に挙げ、エンブレムや純正ホイールをブラックアウトすることも千加子さんがオーダーした。インテリアには女性らしい可愛らしさを取り入れるのは好みではなく、逆に「絶対したくない」とも。

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グランドチェロキーを購入して初めて向った先は、インスタで映える写真スポット。これからも沢山、そうしたスポットに行って愛車を撮影したいとか。友達とのドライブも「絶対にハンドルは渡しません!」と、運転することが本当に大好きな千加子さん。「でもハンドル握っても性格は変わりませんよ。いつも安全運転ですから」

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owner : CHIKAKO


Thanks:AZZURRE MOTORING アメリカンショールーム

TEL:0562-95-1118
HP:http://azzurre-motoring.com


PHOTO&TEXT:相馬一丈

アメ車マガジン 2022年 2月号掲載